茨木 華扇:
……とまあ、ユメミタマに憑かれた貴方たちが
湖をこの有様にしてしまったわけですが。
比那名居 天子:
私が? まさか!
そんなわけないよ。だって……
天子たち:
こんな荒らし方、高貴な天人のやることじゃない。
この贋物が一人でやったに決まってるわ!
比那名居 天子:
……真似するな。
比那名居 天子?:
そっちこそ。天人の中の天人たる私と
似てるからって、威張り散らすのは恥ずかしいぞ。
比那名居 天子:
自分こそが本物だとでも言うつもりか?
やれやれ、もっと謙虚な心を持った方がいいな。
霧雨 魔理沙:
おい、言い合いは、その辺にしとけよ。
それより、こっちの話を聞いてほしいんだが……
天子たち:
もはや我慢の限界だ!
おまえのような贋物、顔も見たくない!
博麗 霊夢:
あ、ちょっと!
博麗 霊夢:
……行っちゃった。
贋物について、いろいろ聞きたかったのに。
霧雨 魔理沙:
仕方ない、他を当たろう。
あちこちで騒動が起きてるんだったよな。
茨木 華扇:
え、ええ。ここから近いのは……
村紗 水蜜:
ここにいたのね、博麗の巫女!
村紗 水蜜:
お願い、ちょっと手を貸して!
聖輦船が大変なんです!