博麗 霊夢:
そんな……。幻想郷が、崩壊していく……!
……うわああっ!?
霧雨 魔理沙:
危ない、霊夢! くそ、足場がどんどん……!
私たち、ここまでなのかよ……!?
:
……
:
…………
:
………………!!
八雲 紫:
これは……、ユメミタマ?
八雲 紫:
……ふふ。ここに映っているのは、
楽しそうな、いつもの幻想郷の風景ね。
八雲 紫:
もしかして、これは……。貴方なの?
八雲 紫:
彷徨月の向こう……。
今も緞帳の奥から、幻想郷を見守っている……。
八雲 紫:
……貴方の想いが、ユメミタマになったのなら。
これを、ダンマクカグラで浄化すれば……!
八雲 紫:
心象断片は、純粋な力の結晶。
貴方の想いが、今ここに形となる……。
八雲 紫:
私の知らない、5つ目。
八雲 紫:
『愛念のフラグメント』
すなわち……、『幻想郷への想い』のかたち。
八雲 紫:
貴方の気持ち、受け取ったわ。
……しっかりとね。
八雲 紫:
みんな! あと少しだけ頑張って!
幻想郷を救うために、協力してちょうだい!
博麗 霊夢:
なんか手があるのね!? わかったわ。
そっちの私も、いっしょにやってくれる?
博麗 霊夢?:
ええ、もちろん。
みんなが落ちてしまう前に、幻想郷を救うわよ!
八雲 紫:
幻想郷を想う気持ちがあれば、幻想郷を憎む
久遠妄執に、必ず太刀打ちできるはず。
八雲 紫:
この想いを乗せたダンマクカグラなら……、
あの妄執を浄化することも、叶うはずよ!
八雲 紫:
これなる儀式は……、
八雲 紫:
御魂鎮めし、清浄なる神楽。
さあ……、始めましょう!