-------------- 冥界 -------------- アリス・マーガトロイド: あら? 珍しい組み合わせね。 しかも、こんな所で……。 霧雨 魔理沙: なんだ、アリスか。まさか、お前まで 春を集めてる、なんて言わないよな? アリス・マーガトロイド: そのまさかよ。私も春を集めてるわ。 ところであんたたち、この先へ進むつもり? 霧雨 魔理沙: そうだけど……って、おい! やっぱり、集めてんのかよ。 アリス・マーガトロイド: そうだってば。あんたたちが先に進むんなら、 止めるしかないわね。ついでに、春も貰うから。 十六夜 咲夜: 貴方まで幽々子に協力してるの? いったい、なんのために? アリス・マーガトロイド: そういう約束だから、とだけ言っておくわ。 白玉楼へ行くには、私を倒すしかないわよ。 霧雨 魔理沙: こっちは急いでるっていうのに……。 どうやら、やるしかないみたいだな。 アリス・マーガトロイド: 私の負けみたいね。どうぞ、先に進むといいわ。 それじゃあね。 霧雨 魔理沙: 待て、聞いときたいことがある。 西行妖を最後に見た時、どのくらい咲いていた? アリス・マーガトロイド: えっ、急に何よ。……西行妖? そうねぇ、五分咲きくらいだったかしら。 十六夜 咲夜: 五分咲き……。もうそんなに咲いてるなんて。 やっぱり、この再上映では満開になるのかしら。 霧雨 魔理沙: とにかく、早く白玉楼へ行こうぜ。 ここで悩んでたって、しょうがない。 十六夜 咲夜: ……ええ、そうね。行きましょう。 アリス・マーガトロイド: 二人とも、いったいどうしたのかしら? ……私もそろそろ行かなくちゃ。