-------------- 永遠亭 永い廊下 -------------- 霧雨 魔理沙: もう少し行けば、次は二匹目の兎だな! 霧雨 魔理沙: さっきのてゐと違って、鈴仙は月の兎だったか。 てゐよりは手強いかもな。 博麗 霊夢: また、あの変な能力を使われるのかしら。 気持ち悪いから、勘弁してほしいわ……。 霧雨 魔理沙: おー! やっぱり、現れた! 鈴仙・優曇華院・イナバ: あんたたち、地上の人間ね。 厄介なのが入ってきちゃったわ。 鈴仙・優曇華院・イナバ: 師匠に言われた手前、 誰にも姫を連れ出させたりしない! 博麗 霊夢: あ~はいはい。 悪いけど私たち、姫に用はないのよ。 霧雨 魔理沙: もしも輝夜が再上映の核だってんなら、 ブッ倒すしかないかもだけどな! 鈴仙・優曇華院・イナバ: 姫を倒すだと!?  そんなことは私が絶対にさせない!! 博麗 霊夢: やっぱり使ってきたわね、 鈴仙の、波長を狂わせる能力……。 霧雨 魔理沙: 幻覚が見えてホント鬱陶しいんだよな。 これだけは、わかってても避けられないし……。 霧雨 魔理沙: でもま、この私に同じ手は通用しないぜ! とっとと倒して次へ行こう! 博麗 霊夢: さすがに一度は倒しているからか、 なんてことなかったわね。 霧雨 魔理沙: だな! それにしても鈴仙のやつ、 前より本気で向かってきていなかったか? 霧雨 魔理沙: 師匠に言われたからって、 ただの人間に、あそこまでやるかよ……。 博麗 霊夢: それだけ永琳が慕われているからってことね。 美しい師弟愛ですこと。 博麗 霊夢: まあ、姫である輝夜を護りたいから、 ってことも大きいでしょうけど……。 霧雨 魔理沙: 輝夜か……。その前に永琳がいるな。 よーし! 先を急ごうぜ!!