-------------- 妖怪の山 -------------- 河城にとり：きゅうぅ……。やられた～。博麗霊夢：それじゃ、先に進みましょ。さーて、お次は誰が出てくるかな？？？？：あややや。ここまで侵入を許すとは……。射命丸文：どうやら、私がお相手するしかなさそうね。霧雨魔理沙：ま、おまえが出てくると思っていたよ。天狗のブン屋。博麗霊夢：そこどいて。あんたに用事はないのよ。守矢神社の連中に、ちょーっと話があるだけで。射命丸文：嘘はいけないわ。すでに報告は受けているのよ。射命丸文：博麗神社が、私たちの守矢神社をつぶすために襲撃してきたってね。博麗霊夢：私たちの……ね。どうやら、あんたもずいぶん守矢神社に入れ込んでいるみたいじゃない。霧雨魔理沙：さっき会った河童もそうだったが、おまえたち、いったいどうしたんだ？射命丸文：妖怪だって、神様を信じてもいいじゃない。すがるものがあってもいいじゃない？射命丸文：我らが心の支えを奪わんとする博麗の巫女よ！追い返してあげるから、全力でかかって来なさい！博麗霊夢： ……テキトー言って、はぐらかしたわね。いいわ。やってやろうじゃないの！射命丸文：ここは、一度ひいた方がよさそうね。私たちの神様に、お知らせしなくては……！博麗霊夢：あっ、ちょ、ちょっと！待ちなさいよ！霧雨魔理沙： ……さすが、最速の鴉天狗。あっという間に見えなくなったな。霧雨魔理沙：しかし、ユメミタマの影響なんだとしても、妖怪たちが、あんなに神様に入れ込むとはなぁ。霧雨魔理沙：守矢の神様って言ったら、あれだろ？八坂神奈子と、洩矢諏訪子。博麗霊夢：あの二人、いったいどうやって、こんなに妖怪たちの信仰を集めているのかしら……。博麗霊夢：べ、別に真似しようってんじゃないのよ？ない……、ないけど……。博麗霊夢： ……少しくらい、参考にしてもいいわよね？霧雨魔理沙：はいはい。とにかく会いに行こうじゃないか。山頂の守矢神社は、もうすぐそこだぜ。