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地底
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霧雨 魔理沙:
地獄の底に近づいているせいか……、
ものっすごく暑いな……。
文の声:
お二人のご様子を見てると私まで暑い気がして、
焼き鳥になっちゃいそう……あれ……?
文の声:
あれ? 交信の調子が……きこえ……ます……?
もしも……、もしもーし……!?
霧雨 魔理沙:
……ん? 交信が切れたのか?
地獄の奥深くまで来たからかな?
博麗 霊夢:
変ね。前は、こんなことなかったのに……。
河城 にとり:
そこの黒いのと赤いの! 止まりなさーい!
博麗 霊夢:
再上映は、前と少しだけ違うんだったわよね?
これじゃ全然違うじゃないの。
霧雨 魔理沙:
たしかに、この二人は地底にいなかったよな……。
なんで、今回はいるんだ?
パチュリー・ノーレッジ:
……今回? なんの話?
河城 にとり:
私は、超高温を半恒久的に生み出すっていう、
核融合エネルギーに興味があってね。
河城 にとり:
計画に協力すれば、その力を使わせてくれるって
ある人に言われてさ。それで来たんだ。
パチュリー・ノーレッジ:
私も、協力すれば面白いことがあるって
聞いたの。なかなか魅力的な計画なのよね。
河城 にとり:
なー。アンタら、核融合を止めに来たんだろ?
なら私たちが、ぎったんぎったんにしてやる!
霧雨 魔理沙:
……計画? ともかく、下で誰かが神の力を
暴走させているってことは変わらないみたいだな。
博麗 霊夢:
めんどくさいわねえ……。
早く済ませるわよ。
霧雨 魔理沙:
よし、いっくぜー!