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聖輦船・甲板
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聖 白蓮:
私の封印を解いたのは、あなたですね?
ありがとう。再び外の世界へと出られました。
村紗 水蜜:
礼など必要ありません。主の復活は我が喜び。
お姿が見られただけでも、私は嬉しいのです。
聖 白蓮:
では、そこにいる人間たちも、あなたが用意を?
復活祝いの食事に三人とは、豪勢ですね。
博麗 霊夢:
ずいぶん変わったじゃない?
妖怪と人間の共存は、どうしちゃったのよ?
聖 白蓮:
妖怪と人間の共存? 面白いことを言いますね。
あり得ません。妖怪が人間に手を差し伸べるなど。
聖 白蓮:
私は人であった頃、若返りを求めて、
弱い妖怪の力を利用してしまった。
聖 白蓮:
ですが、その時、妖怪たちの中にも、
静かに生きようとする者がいると知りました。
霧雨 魔理沙:
ここまでは、私も聞いたことがあるが……。
聖 白蓮:
私は反省するとともに、疑問を持ちました。
優れた力を持つ妖怪が、なぜ虐げられているのか。
聖 白蓮:
妖怪こそ、畏れ敬われるべき存在ではないか。
人間は、妖怪にその身を差し出すべきでは、と。
博麗 霊夢:
確かに、人間にもよくない人はいる。
でも、すべての人間を家畜にするのは違う!
博麗 霊夢:
これではっきりした。
あんたが再上映の核なら、ここで浄化する!
村紗 水蜜:
主に手を出すなら、黙ってはいられん!
東風谷 早苗:
ダンマクカグラの邪魔はさせませんよ!
霧雨 魔理沙:
悪いな漆黒船長! あんたのイカリは
上げさせないぜ! 後は任せたぞ、霊夢!
聖 白蓮:
私たちに敵対しようと言うのですね。
いいでしょう、この私……。
聖 白蓮:
魔性の黒雪月花、ダークロータスが相手です!
いざ、南無三!
博麗 霊夢:
あんたもか……。
そのダサい名前ごと、元に戻してやるわ!