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霧の湖
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チルノ:
へっへーん! ユメミタマなんか怖くないね!
湖の妖精:
チルノちゃん、さっすがー!!
またユメミタマを浄化してくれたんだね!
チルノ:
えへへ! これくらい、どうってことないよ!
助けてほしいときは、あたいを呼ぶことだね!
湖の妖精:
また浄化してくれたんだね!
チルノちゃん、すごい! ありがとう!!
チルノ:
えっへへへ……。そうでしょ!
すごいんだから、あたいって!!
湖の妖精:
ありがとう、チルノちゃん! 本当にえらい!
チルノ:
そうそう! もっと褒めて! もっと褒めて!
あたいのおかげで助かってんだから!
湖の妖精:
チ、チルノちゃん……?
チルノ:
いーや、チルノ様と呼べ!!
この湖が平和なのは、あたいのおかげだ!!
チルノ:
だからみんなは、あたいの言うことを
ちゃーんと聞いてさえいればいいんだー!!
湖の妖精:
もー耐えられない!
そんなこと言うのは、友達じゃないよ!
湖の妖精:
私たち出ていくからねっ!
チルノ:
ああ、出てけ出てけ! あたいに逆らうやつは、
みんな、出てけばいいんだー!!
チルノ:
へへっ! やっぱし、あたいって最強!!
チルノ:
でも、正直ちょっと暇かも……。
ユメミタマは全然手応えないし……。
チルノ:
みんな、本当にどっか行くことないじゃん……。
チルノ:
わっ! ユ、ユメミタマ!!
チルノ:
よ、よーし、すぐに浄化してやる!
チルノ:
あれ? 浄化できない!? 避けられた……?
よ、よし! もう一回!
チルノ:
だ、だめだ!! 動きが速くて、浄化できない!
うわーっ! こっちに来る!!
チルノ:
た、たすけてええ!!!!
チルノ:
み、みんな!? 出てったんじゃ……?
湖の妖精:
チルノちゃんが心配で、戻ってきたの!
そしたら、本当に危なそうだったから……。
湖の妖精:
さ、チルノちゃん! 私たちがユメミタマを
引き付けておくから、一気に浄化しちゃって!
チルノ:
おっけー!! よぉーし!
こいつを浄化して、あたいたちの湖を守ろう!
湖の妖精:
やったねー! チルノちゃん!
チルノ:
へっへーん!
これも、ぜ~んぶ、あたいのおかげ……、
チルノ:
……じゃない。みんな、ごめん!
みんなのこと、えらそうに邪魔者扱いして……。
湖の妖精:
いいんだよ。チルノちゃん!
これからも頼りにしてるからね!
チルノ:
みんな……。
チルノ:
よーし! これからも、
この湖のことは、あたいに任せといて!!