レイ 第5話
レイに呼ばれ修行へ向かった{player}が目にしたのは、海で釣りをするレイの姿だった。のんびりと会話する二人を魔物が襲い、釣りはお開きとなるが、二人は戦いの中でお互いの必要性を感じた。
-------------- situation:
波打ち際の休息
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
レイに呼ばれて、{player}は海までやって来た。
voice: vo_adv_1003005_000
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
よく来てくれたね。
【chara 100311 face 2 (joy)】
じゃあ、さっそく始めようか。
voice: vo_adv_1003005_001
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……?
剣なんて構えて、どうしたの?
voice: vo_adv_1003005_002
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
ほら。キミの分の釣竿も用意してあるから、早く準備して。
voice: vo_adv_1003005_003
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
【chara 100311 face 4 (sad)】
……もちろん、釣りに来たんだけど……?
【chara 100311 face 6 (surprised)】
もしかして、修行かと思った?
voice: vo_adv_1003005_004
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
私だって、時には休息が欲しいと思うこともあるよ。
キミもそうだろう?
voice: vo_adv_1003005_005
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
今日だけは、修行のことは忘れてのんびりしよう。
たまにはこういう日も必要だよ。
voice: vo_adv_1003005_006
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
釣りの準備は終わったね。
【chara 100311 face 3 (anger)】
あとは魚が食いつくのを待つだけだ。
voice: vo_adv_1003005_007
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1003005_008
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
……一人の時は、待っている間何もしないでいいんだけど。
【chara 100311 face 1 (normal)】
今日はせっかく一緒に来たんだ。何か話をしてくれない?
Choice: (1) むかし、むかし、あるところに……
Choice: (2) いい天気だね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1003005_009
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
そういう話じゃないよ。
【chara 100311 face 3 (anger)】
キミ、分かっててわざとやってるだろう?
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1003005_010
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
ああ、たしかにいい天気だ。
voice: vo_adv_1003005_011
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
…………話が終わってしまったよ?
【chara 100311 face 3 (anger)】
もっと長い話をしよう。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1003005_012
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
そうだ。キミの話を聞かせてくれない?
私といない時は、どんなことをしてるの?
voice: vo_adv_1003005_013
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
……あの山を越えた?
一人で!?
voice: vo_adv_1003005_014
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
仕事で用があったから……【chara 100311 face 3 (anger)】
だとしてもすごいね。
あの山は魔物も出るのに、【chara 100311 face 4 (sad)】
平気だったの?
Choice: (4) 修行のおかげでなんとか。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1003005_015
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
そうか……
私との修行が役に立ったなら、よかったよ。
voice: vo_adv_1003005_016
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
あの山を越えられたなら、
魔物を駆除する依頼も一人で受けられるようになったんじゃない?
voice: vo_adv_1003005_017
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
キミはどんどん強く成長しているね。
教えている身としては、うれしい限りだよ。
voice: vo_adv_1003005_018
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
これは、そろそろ私もお役御免かな?
Choice: (5) そんなことない。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1003005_019
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
──え!?
【chara 100311 face 5 (shy)】
いや、その……そんなマジメに返されても……
voice: vo_adv_1003005_020
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
す、すまない。軽い冗談のつもりだったんだ。
もちろん、これからもキミのそばにいるよ。
【chara 100311 face 1 (normal)】
だから──
voice: vo_adv_1003005_021
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
って、キミ!
竿が引いているよ!
【chara 100311 face 2 (joy)】
すごいしなりだ、きっと大物だな!
voice: vo_adv_1003005_022
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
一人では厳しい……一緒に引き上げよう!
慎重に、タイミングを計って──【chara 100311 face 6 (surprised)】
今だっ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1003005_023
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
な!? 魔物が釣れた!?
voice: vo_adv_1003005_024
レイ:
【chara 100311 face 3 (anger)】
まさか魔物が出てくるなんて……
私たちで倒してしまおう!
voice: vo_adv_1003005_025
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
私が注意を引きつける。
キミは隙を見てトドメをっ!
せいっ、やぁ!
voice: vo_adv_1003005_026
レイ:
【chara 100312 face 3 (anger)】
敵がひるんだよ!
今のうちに!
Choice: (6) 死角から攻撃する。
----- Tag 6 -----
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1003005_027
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
いい感じだったね。
キミの動きも、だいぶ良くなっているよ。
voice: vo_adv_1003005_028
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
……でも、今日の釣りは終わりにするしかないね。
魔物がいたのなら、しばらくここに魚は寄りつかないよ。
voice: vo_adv_1003005_029
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
まだ一匹も釣れてなかったのに……
voice: vo_adv_1003005_030
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
まあ、こういう日があるのも、【chara 100311 face 1 (normal)】
釣りの醍醐味だね。
voice: vo_adv_1003005_031
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
とりあえず街まで戻るとしよう。
【chara 100311 face 2 (joy)】
そうだ、いい時間だし食事にでも行かない?
voice: vo_adv_1003005_032
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
あ、あと、さっきの話の続きだけど……
【chara 100311 face 2 (joy)】
ほら、お役御免じゃないって、言ってくれたこと。
voice: vo_adv_1003005_033
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
誰かに必要とされることを、
あんなにうれしく感じたのは、初めてだったよ……
voice: vo_adv_1003005_034
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
だから、ありがとう。
voice: vo_adv_1003005_035
レイ:
【chara 100311 face 5 (shy)】
えっと……その……
【chara 100311 face 1 (normal)】
私にとっても、キミが必要だよ。
voice: vo_adv_1003005_036
レイ:
【chara 100311 face 5 (shy)】
そ、それだけ伝えておきたかったんだ!
【chara 100311 face 3 (anger)】
ほら、早く街に帰るよ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
帰り道で、レイは真っ赤になった顔を見せないように、
ずっと前を歩き続けるのだった。