ユキ 第7話
貴族に結婚を迫られたユキは、自分が男であり{player}と性別を超え愛し合っていると言う。貴族はユキの言葉に衝撃を受け、結婚をあきらめる。二人の絆がまた強くなり、ユキは上機嫌になる。


-------------- situation:
ウェディング・オア・ダイ
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 とある日、
{player}とユキが一緒に出かけていると……

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ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 {player}さん、次はどこに行こうか?

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 ……あれ?
あの人、どうしたんだろ?
【chara 100811 face 4 (sad)】 まっすぐ、こっちに向かってくるけど……?

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使者:
【chara 1011 face 1 (normal)】 失礼いたします。
ユキ様でよろしかったでしょうか?

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 え? ……【chara 100811 face 1 (normal)】 うん、ボクがユキだけど?

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使者:
【chara 1011 face 1 (normal)】 我が主が、あなた様の噂を耳にしまして……
とても美しい女性がいる、と。
【chara 1011 face 2 (joy)】 主は、あなた様を妻として迎えたいとおっしゃっております。

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ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 えー、妻かぁ……
どうしようかな?

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使者:
【chara 1011 face 4 (sad)】 どうか、お願いいたします。
我が主は、この一帯でも有数の貴族。
【chara 1011 face 3 (anger)】 不自由はさせません。

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 へぇ、貴族……
【chara 100811 face 1 (normal)】 でも止めておこうかな。
ボク、まだ結婚する気はないし。

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使者:
【chara 1011 face 4 (sad)】 そうですか……
──【chara 1011 face 3 (anger)】 では、力ずくで連れていきます!

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 え!?
うわぁ~! なにするの!?
【chara 100811 face 3 (anger)】 {player}さん、助けて~!

Choice: (1) 追いかける。
----- Tag 1 -----
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貴族:
【chara 911 face 1 (normal)】 ほう……あなたがユキか。
噂通り──いや、【chara 911 face 2 (joy)】 噂以上の美女ではないか。
さぁ、私の妻になると誓いなさい。

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ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 だから、嫌だって言ってるでしょ。
ボク、あなたと結婚する気なんてないから。

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貴族:
【chara 911 face 1 (normal)】 何か不満かな?
【chara 911 face 2 (joy)】 私の妻になれば、なんでも買ってやるし、
贅沢もし放題だぞ?

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ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 そういう問題じゃないんだけどなぁ……

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使者:
【chara 1011 face 3 (anger)】 こ、こら! 無礼者!
ここをどこだと思っている!?

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貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 なんだ、騒がしいぞ!?
貴様は誰だ!?

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 {player}さん!
【chara 100811 face 2 (joy)】 助けに来てくれたの!?

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貴族:
【chara 911 face 6 (surprised)】 あなたの友人か? 連れ戻しにきたようだな。
【chara 911 face 3 (anger)】 悪いが、ユキは私の妻になると決まった。
諦めて帰るのだな。

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ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 だから、妻になんてならないって……
【chara 100811 face 4 (sad)】 それにボク、男だよ?

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貴族:
【chara 911 face 2 (joy)】 ……ハハハ! 何を言うかと思えば!
いくら結婚が嫌でも、もっとマシな嘘をつくんだな。
【chara 911 face 3 (anger)】 そんな嘘に引っかかるわけがないだろう?

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ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 えー……嘘じゃないのに……

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貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 貴様は、さっさと帰るといい。
それ以上近づくようなら、
不法侵入者として切り殺すことになるぞ?

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 そ、そんな!?
【chara 100811 face 4 (sad)】 ボクは大丈夫だから帰ったほうがいいよ……
{player}さんが切られるところなんて見たくないし……

Choice: (2) 前に進む。
----- Tag 2 -----
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貴族:
【chara 911 face 4 (sad)】 そうか……それが貴様の答えか。
【chara 911 face 3 (anger)】 ならば、ここで死ね!

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ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 {player}さん!
危ないっ!!

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ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 ──あうっ!?

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貴族:
【chara 911 face 6 (surprised)】 なっ!?
まさか……その男をかばうなんて!?
【chara 911 face 4 (sad)】 なぜ、そんなことを……?

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ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 だって……【chara 100811 face 3 (anger)】 ボクたちは恋人同士だから!

Choice: (3) ……はい?
Choice: (4) うん、恋人です。
----- Tag 3 -----
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ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 ボクたち……恋人……
そうでしょ?

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ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ほら{player}さんも、うなずいてる。

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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1008007_030
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ふふん、やっぱり……{player}さん、
【chara 100811 face 5 (shy)】 キミもそう思っていたのは、知っていたよ。

----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1008007_031
ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 ボクたちは真剣に付き合ってるの!
【chara 100811 face 4 (sad)】 だから、妻にするのは諦めてよ。

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貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 ふん、恋人など知るか!
ユキは私のものにすると決めたのだ!

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ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 これでもダメなの……
じゃあ、仕方ないね。
ボクの本当の性別をわからせてあげるよ。

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貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 また、男だなどと嘘を言うのか?
そんな話を信じるはずがない。

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ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 じゃあ、触って調べてみてよ。

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貴族:
【chara 911 face 6 (surprised)】 さ、触る……だと!?
【chara 911 face 4 (sad)】 いや、それは……しかし……

voice: vo_adv_1008007_037
貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 おい、そこのメイド!
貴様が調べろ!

voice: vo_adv_1008007_038
メイド:
【chara 411 face 6 (surprised)】 え? わ、【chara 411 face 4 (sad)】 私が……ですか?

voice: vo_adv_1008007_039
貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 いいから早く調べるんだ!

voice: vo_adv_1008007_040
メイド:
【chara 411 face 4 (sad)】 か、かしこまりました。
【chara 411 face 3 (anger)】 ……では、失礼いたします。

voice: vo_adv_1008007_041
メイド:
【chara 100811 face 1 (normal)】 【chara 411 face 6 (surprised)】 ……っ!? き、きゃあ!
【chara 411 face 4 (sad)】 こ、この方は男性ですっ!

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貴族:
【chara 911 face 6 (surprised)】 なにぃ!?
本当に男だったというのか!?

voice: vo_adv_1008007_043
ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 わかった?
ボクは男なんだよ。

voice: vo_adv_1008007_044
貴族:
【chara 911 face 6 (surprised)】 し、しかし、そいつも男ではないか!
【chara 911 face 3 (anger)】 さきほど、恋人と言ったぞ!?

voice: vo_adv_1008007_045
ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 そう!
ボクたちは性別なんて超越して恋人になったんだよ!
【chara 100811 face 2 (joy)】 それほどにボクたちは愛し合っているんだ!

voice: vo_adv_1008007_046
ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 それでも、ボクを妻にしたいの?

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貴族:
【chara 911 face 3 (anger)】 むむ……た、たとえ男であろうと……
【chara 911 face 4 (sad)】 ……いやダメだ!
男とわかった途端、妻にする気がなくなってしまった!?

voice: vo_adv_1008007_048
ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】 あなたの愛はその程度でしかなかったってことだよ。
【chara 100811 face 2 (joy)】 ボクと付き合うなら、
ボクのことを男とわかった上で愛してくれる人じゃないと。

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貴族:
【chara 911 face 4 (sad)】 そうか……
私では、あなたには釣り合わないようだ。
あなたのことは諦めよう……

voice: vo_adv_1008007_050
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ふふっ、うまくいったね。
恋人のフリ、上手だったよ。

voice: vo_adv_1008007_051
ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 ボクが男だってわかった途端諦めるなんて、
失礼しちゃうよね?
【chara 100811 face 1 (normal)】 性別なんて関係なく、ボクはこんなに可愛いのに。

voice: vo_adv_1008007_052
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 {player}さんなら、ボクが男でも関係ないよね?
【chara 100811 face 2 (joy)】 赤くなっちゃって可愛いなぁ。

voice: vo_adv_1008007_053
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ほら、早く帰ろう。
【chara 100811 face 5 (shy)】 すっかり遅くなっちゃったね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 からかうのが楽しかったのか、
助けに来てくれたのがうれしかったのか、
ユキはいつになく上機嫌だった。