アンナ 第3話
古書店で{player}はアンナと出会う。転生の時に失った記憶を集めていると語るアンナは、{player}に現世の記憶がないと知り、知識の収集のために本を貸し与えるようになる。


-------------- situation:
喪った記憶の在処
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 本を買いにきた{player}は、真剣な表情で
本を読むシュテッヒパルムを見かけた。

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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 ふむふむ……【chara 100911 face 2 (joy)】 なるほど!
これでまた、アカシックレコードへと近づいたな……!

Choice: (1) しっぷうのヘカーテ?
----- Tag 1 -----
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 シ、シグルドッ!?
【chara 100911 face 3 (anger)】 なぜこんな所に!?

voice: vo_adv_1009003_002
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 本を買いに来た……?
【chara 100911 face 4 (sad)】 そ、そうか……そうだよな。
本屋ですることといえば、他にないか……

voice: vo_adv_1009003_003
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 私か?
【chara 100911 face 4 (sad)】 ……いや、これは違うんだ!

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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】 私はぜぜぜ、全知全能だからなっ!
【chara 100911 face 3 (anger)】 こういった書物の中の情報など、とうの昔から知っているのだ!

voice: vo_adv_1009003_005
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】 だから私には本来、本など必要ないといえば……必要ない。

voice: vo_adv_1009003_006
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】 ……しかしだ。私も娯楽は欲しい。
【chara 100911 face 1 (normal)】 そう! 知識を増やすためではなく、
あくまでも娯楽として本を買っているだけだ!

Choice: (2) それは辞書?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1009003_007
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 ……はっ! しまった!
ちょうど辞書を読んでいたんだった……!

voice: vo_adv_1009003_008
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】 いやこれはだな! ええっとその……!
えっと、あの……違くてっ!

voice: vo_adv_1009003_009
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 ……そ、そうだ!
【chara 100911 face 2 (joy)】 転生の際に失った知識を、こうして収集しているのだ!
いわば軽い記憶喪失というやつだな!

voice: vo_adv_1009003_010
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】 ……なんだその顔は?
【chara 100911 face 3 (anger)】 さては信じていないな?

voice: vo_adv_1009003_011
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】 本当だぞ! 断じて嘘ではないっ!

Choice: (3) 驚いたけど信じる。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1009003_012
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 信じてくれるのか……?

voice: vo_adv_1009003_013
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】 さすがに記憶喪失は荒唐無稽かと一瞬思ったんだが……
【chara 100911 face 4 (sad)】 なにか信じるに足る理由でもあるのか?

Choice: (4) 記憶がないから。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1009003_014
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 シグルド貴様、現世でも記憶を失っているのか……?
【chara 100911 face 4 (sad)】 そうだったのか……
確かにそれなら、記憶喪失を珍しくは思わないな。

voice: vo_adv_1009003_015
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】 そうか……我々は前世の盟友であり、
過去の記憶を失った者同士だったのだな……

voice: vo_adv_1009003_016
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】 だが安心しろ!
お前は既に、思い出しているではないか!
かつて閃光のシグルドであった記憶を!

voice: vo_adv_1009003_017
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】 ゆえに、こうして失われた記憶が蘇ることもある、ということだ!
だから……【chara 100911 face 5 (shy)】 心配することはないぞ。

voice: vo_adv_1009003_018
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】 同じ記憶喪失になった者としてのよしみだ。
知りたいことがあれば、色々と教えてやる。
【chara 100911 face 1 (normal)】 知識を取り戻すために、書物も貸してやろう。

voice: vo_adv_1009003_019
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】 そうだ。さっき買ったばかりだが、【chara 100911 face 1 (normal)】 手始めにこの辞書を貸そう。
しっかりと読みこんで、過去の記憶を取り戻すのだな。

voice: vo_adv_1009003_020
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】 なに、礼などいらぬ。
【chara 100911 face 1 (normal)】 知識を蓄えることもまた、
この世界の平和を脅かす、機関に対抗する手段なのだ。

voice: vo_adv_1009003_021
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】 シグルドの過去の記憶が必要になる時も、いつか来るだろう。
【chara 100911 face 3 (anger)】 それまでに知識を収集し、戦いに備えよ!

voice: vo_adv_1009003_022
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】 更に知識といえば……【chara 100911 face 2 (joy)】 これも渡しておこう!
これは私と貴様の前世で起こったこと、その全てを記録した本だ。
もちろん著者は私! タイトルは「冥風戦記」だ!

voice: vo_adv_1009003_023
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 5 (shy)】 近くの本屋に置いてもらっているのだが、
なんと少しずつ売れているらしい!
我らの他にも、前世の記憶に興味を持った人々がいるのだろう。

voice: vo_adv_1009003_024
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】 これを読めば、少しは記憶を取り戻しやすくなるはずだ。

voice: vo_adv_1009003_025
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】 機関と戦うためには、貴様の協力が不可欠だ。
【chara 100911 face 5 (shy)】 これからも私を支えてくれ。我が相棒、閃光のシグルドよ!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その日からというもの、シュテッヒパルムから頻繁に、
辞書や彼女が書いた小説を貸しつけられる
{player}であった。