アンナ 第6話
記憶を取り戻せるという「時戻りの隠れ水」。前世の記憶を取り戻し更なる力を得るため、アンナは{player}を連れて水脈のある洞窟へ向かった。しかし、噂と違うその効果に二人は翻弄される。
-------------- situation:
なくした自分を取り戻せ!
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
この日も協力して賞金首を捕まえた
{player}とシュテッヒパルムは、
打ち上げとして食事に来ていた。
voice: vo_adv_1009006_000
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
いつもながら、シグルドには助けられてばかりだな。
多大な協力、【chara 100911 face 2 (joy)】
感謝する。
voice: vo_adv_1009006_001
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
私が本来の力を発揮できれば、
どんな相手であろうと、一瞬で倒せるはずなのだが……
なかなか前世の力が戻ってこなくてな。
voice: vo_adv_1009006_002
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
前世での記憶をもっと取り戻せば、
更なる力が得られると思うのだ……
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
そこで相談なのだが……
我が友ナナカやミツキから聞いた話だと、
この大陸には、「時戻りの隠れ水」という水があるらしい。
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
言い伝えによれば、
その水を飲むと、【chara 100911 face 1 (normal)】
己の内に秘められた記憶や
忘却してしまった過去が思い出せるそうだ。
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
そしてなんと、その水が湧き出る水脈が、
近くの洞窟に存在しているのだ!
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
シグルドよ……【chara 100911 face 1 (normal)】
行ってみないか?
Choice: (1) おもしろそう。
Choice: (2) 嫌な予感が。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1009006_007
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
さすが我が盟友! 話がわかるな!
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1009006_008
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
いやいや、そう言わず、行ってみないか……?
【chara 100911 face 4 (sad)】
これは我が力を蘇らせるために必須のことなのだ!
頼むっ! 【chara 100911 face 6 (surprised)】
……いいのか? 【chara 100911 face 5 (shy)】
やったっ!
----- Tag 3 -----
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
では決まりだな! さっそく出発しよう!
voice: vo_adv_1009006_010
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
ナナカに読ませてもらった古文書通りなら、
この奥に水脈があるらしいのだが……
voice: vo_adv_1009006_011
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
……おっ! 見つけたぞ! 水場だ!
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シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
しかしこれは、普通の水に見えるな……
【chara 100911 face 4 (sad)】
本当にここであっているのか……?
voice: vo_adv_1009006_013
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
……むむっ? シグルドよ、どうした?
【chara 100911 face 4 (sad)】
何かあったのか?
Choice: (4) 別の水場を指す。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1009006_014
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
──おおっ! ここだけ白い水が湧き出ているな……!
【chara 100911 face 1 (normal)】
なるほど。これが「時戻りの隠れ水」か……
voice: vo_adv_1009006_015
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
まずは私が一口ほど、飲んでみるとしよう。
……ゴクッ、ゴクッ!
voice: vo_adv_1009006_016
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1009006_017
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
あら……? あの……すみませんが、
あなたはいったい、どちら様でしょう……?
Choice: (5) 閃光のシグルドです。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1009006_018
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
……閃光のシグルドさん、とおっしゃるのですね。
【chara 100911 face 4 (sad)】
失礼かとは思いますが、私たちって初対面……ですよね?
どうして、こんな所に二人きりで……?
voice: vo_adv_1009006_019
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
──はっ!
【chara 100911 face 4 (sad)】
私はいったい何を……!?
voice: vo_adv_1009006_020
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
い、いや、しっかりと覚えているぞ!
さっきの私は、過去の自分に戻っていた……!
前世の記憶……に目覚める前の私に!
voice: vo_adv_1009006_021
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
なんだこの水は!?
前世の記憶が取り戻せるのかと期待していたのに……
【chara 100911 face 3 (anger)】
過去の自分に戻る水なんて必要ないぞ!
voice: vo_adv_1009006_022
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
い、いいかシグルド!? さっきのことは忘れるのだ!
あの時の私は、どうかしていたんだっ!
【chara 100911 face 4 (sad)】
あれはあくまで、この世界での過去の私であって……
voice: vo_adv_1009006_023
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
……待てよ?
この世界での過去を思い出せる水なら、
【chara 100911 face 3 (anger)】
記憶喪失のシグルドが飲めば……
voice: vo_adv_1009006_024
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 5 (shy)】
もしかして、記憶を失う前の自分に戻れるのではないか!?
voice: vo_adv_1009006_025
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
シグルド……過去を思い出したいか?
Choice: (6) 思い出したい。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1009006_026
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
そうか……ならば、この水を飲んでみるといい。
ほら、とりあえず一杯目だ。
voice: vo_adv_1009006_027
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
しかし私の時は、すぐに効果が切れていたな……
もっとたくさん飲んだ方が良さそうだ。
【chara 100911 face 1 (normal)】
シグルドよ、もう一杯いっておこう。
voice: vo_adv_1009006_028
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
念のために、もう一杯だな。
さあ、飲むんだ!
voice: vo_adv_1009006_029
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
……あと少しだな!
最後にもう一杯!
voice: vo_adv_1009006_030
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
どうだ?
これだけ飲めば、かなりの過去を思い出せるだろう。
Choice: (7) ばぶぅ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1009006_031
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
……あれ……?
シグルドよ、どうしたのだ……?
そんな赤ん坊のような声を出して……
voice: vo_adv_1009006_032
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
……まさかっ!?
水を飲みすぎて、赤ん坊の頃を思い出したのか!?
voice: vo_adv_1009006_033
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
ちょっと待て! それはさすがにまずい!
私は赤ん坊の世話をしたことがないのだ!
voice: vo_adv_1009006_034
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
しっかりしろシグルド! 戻ってこーい!
自分を取り戻せー!
voice: vo_adv_1009006_035
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
ああっ、泣くな! 【chara 100911 face 5 (shy)】
よーしよし、泣かないでー
【chara 100911 face 4 (sad)】
うぅ……赤ちゃんってどうやってあやしたらいいんだ?
voice: vo_adv_1009006_036
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
痛たっ! こら、アクセサリーを引っぱるんじゃない!
voice: vo_adv_1009006_037
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
きゃっ! あ、あなた! 【chara 100911 face 4 (sad)】
どこを触って……!?
voice: vo_adv_1009006_038
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
……まままま、まさかお前、おっぱいが欲しいのか!?
それはいくら疾風の冥姫でも、私でも無理……
【chara 100911 face 4 (sad)】
……が、頑張れば、私でも出るのかな……?
voice: vo_adv_1009006_039
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
【chara 100911 face 4 (sad)】
ああもうっ! いい子だから大人しくしてください!
私だって泣きたいくらいなんですっ!
voice: vo_adv_1009006_040
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
【chara 100911 face 4 (sad)】
ああごめんなさいっ!
【chara 100911 face 5 (shy)】
おーよしよし……
はーい、いい子でちゅねー……♪
voice: vo_adv_1009006_041
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
うう……
私、いつまでこうしていればいいんでしょう……?
voice: vo_adv_1009006_042
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
でもこのまま放ってはおけないし、
元に戻るまで、そばにいないと……
水を飲ませたのは私ですし……
voice: vo_adv_1009006_043
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
……そうだ。どんな時でも仲間は見捨てない。
【chara 100911 face 1 (normal)】
それが私たち、「熾炎戦鬼煉獄血盟暗黒団」だからな……
そうだろう……シグルド。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──しばらくして元に戻った{player}とともに、
シュテッヒパルムは足早に洞窟を出た。
そして数日後……
voice: vo_adv_1009006_044
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
──おお、ここにいたか、シグルド。
先日はお互い酷い目にあったな……
voice: vo_adv_1009006_045
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
洞窟から持ち帰った水をミツキたちに調べてもらったのだが、
あの水を飲んだ者はどうやら、
己の内にある本質を曝け出してしまうらしい。
voice: vo_adv_1009006_046
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
まさか貴様が飲み過ぎて赤ん坊になってしまうとはな……
あの時は本当にお手上げだったぞ……
voice: vo_adv_1009006_047
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
しかし貴様の本質が赤ん坊か……
【chara 100911 face 2 (joy)】
ふふっ、かつての閃光のシグルドも、
現世ではまだ人に甘えたい年頃というわけか。
voice: vo_adv_1009006_048
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
……シグルドよ。私は人に甘えられるのは苦手だ。
【chara 100911 face 4 (sad)】
だが貴様がどうしてもというのであれば、私は……
voice: vo_adv_1009006_049
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
やっぱりなんでもないっ! 今のは忘れろ!
アカシックレコードからも消去するのだ! いいな!
voice: vo_adv_1009006_050
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 5 (shy)】
それよりも今日は今から、
本屋へ我らが戦記の在庫を補充しに行くのだ!
手伝ってくれ! 【chara 100911 face 2 (joy)】
さあ行くぞ、我が盟友よ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──シュテッヒパルムは{player}に、
赤面した顔を見られないよう手を引いて飲食店を出て行った。