リノ 第7話
徹夜の疲れからリノは外のベンチで寝てしまっていた。気が付くと、{player}が側にいてリノを膝枕で休ませている。驚くリノだが、昔もこうやって彼に甘えていたのだ、と思い出を語るのであった。
-------------- situation:
光陰アローシャワーの如し
--------------
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リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
すう、すう……♪
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リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
むにゃむにゃ、お兄ちゃあん~……えへへ♪
Choice: (1) 返事をする。
Choice: (2) もうすこし寝かせてあげる。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1011007_002
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
うにゅ……?
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1011007_003
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
すや、すや……♪
----- Tag 3 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1011007_004
リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
……んん?
あれっ、どういう状況ですかこれは?
voice: vo_adv_1011007_005
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
私、寝てた……?
【chara 101112 face 3 (anger)】
こんな屋外でっ、不用心すぎます!
注意一秒、怪我一升瓶!
voice: vo_adv_1011007_006
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
あ~……
ずっと縫い縫いしてたエプロンがようやく完成したから、
マスターに届けにきたんでしたっけ。
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リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
無事に手渡せて、喜んでもらえて、ほっとしちゃって。
【chara 101112 face 4 (sad)】
気が抜けたし、
がんばって徹夜して縫製してたから、眠気と疲労が溜まってて。
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リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
ちょっと休もうと思って広場のベンチに座ったら、
そのまま寝入っちゃったんですね。
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リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
駄目ですね、もっと気をつけないと。
ランドソル、近ごろ治安が良くないって聞きますし。
【chara 101112 face 3 (anger)】
寝るなら寝るで、ちゃんと自宅に帰ってからにしないと。
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リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
あぁでも、すっごく眠たい……
【chara 101112 face 2 (joy)】
苦労したぶん、感無量です。
voice: vo_adv_1011007_011
リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
なかなか、良いエプロンがつくれましたしね。
【chara 101112 face 2 (joy)】
達成感と満足感で最高の気分です、きんもちいい~♪
voice: vo_adv_1011007_012
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
あぁ、もうちょっとだけ……
うとうと、幸せ夢心地で眠っていたいです……♪
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リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
うん?
あれっ、頭を撫でられているような……?
voice: vo_adv_1011007_014
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
それに何だか、あったかい……?
--- Switch scene ---
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リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
……あ、あれっ?
【chara 101112 face 6 (surprised)】
あれれ?
お兄ちゃんっ?
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リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
どどど、どうして私に膝枕してくれてるんですかっ?
【chara 101112 face 4 (sad)】
いやあの嬉しいですけどっ、こんな公衆の面前で!
バカップルみたいにっ!?
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リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
ふぇ? ベンチで私がうたた寝してたのを見かけて、
寝苦しそうだったから膝枕してくれたんですか?
【chara 101112 face 4 (sad)】
たしかに、お陰さまで気持ちよく熟睡できましたけどっ?
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リノ:
【chara 101112 face 3 (anger)】
余計なお世話とは言いませんけど、
起こしてくれて良かったんですよっ?
【chara 101112 face 4 (sad)】
は、恥ずかしい!
voice: vo_adv_1011007_019
リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
私、起きますね!
【chara 101112 face 4 (sad)】
何かご迷惑かけちゃってすみません、お兄ちゃん!
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リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
わおっ!? 寝起きで、ふらふらしてて倒れこんじゃいました!
【chara 101112 face 4 (sad)】
また、お兄ちゃんの膝の上に!
【chara 101112 face 3 (anger)】
お兄ちゃんの膝はあれですか、私を吸引する罠か何かですかっ?
voice: vo_adv_1011007_021
リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
【chara 101112 face 4 (sad)】
う~……迷惑じゃないから、もうちょっと寝ててもいいって?
【chara 101112 face 2 (joy)】
お言葉に甘えたいところではありますけどね、
ほんと疲れてるし眠いので。あはは♪
voice: vo_adv_1011007_022
リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
ふむ?
お兄ちゃんも、私に膝枕してると落ちつくんですか?
voice: vo_adv_1011007_023
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
そうでしょうね、昔よくこうして甘えん坊さんしてましたから。
記憶はなくなっても、身体が覚えてるんでしょうね。
【chara 101112 face 5 (shy)】
それはちょっと、嬉しいです。
voice: vo_adv_1011007_024
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
はい、お兄ちゃんは忘れちゃってるでしょうけど。
【chara 101112 face 5 (shy)】
ちいさな子供のころ、
わりと頻繁にこうやって甘えさせてもらってたんですよ。
voice: vo_adv_1011007_025
リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
うちの母は絵本作家で、
当時、たまたま大ヒットした作品を手がけていて……
voice: vo_adv_1011007_026
リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
続編をつくるために大忙しで、
私を近所に住んでたお兄ちゃんの家に預けたんです。
voice: vo_adv_1011007_027
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
私、お母さんに会えなくって寂しくって……
ずいぶん、生意気な態度だったし、
しばらくお兄ちゃんとは、口もきかないぐらいだったんですけど。
voice: vo_adv_1011007_028
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
お兄ちゃん、めげずに相手してくれましたよね。
【chara 101112 face 5 (shy)】
当時、泣き虫だった私がつまらないことで涙を流してると……
ずっと、必死に慰めてくれて。
voice: vo_adv_1011007_029
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
まとまらない私の話を、笑顔でずっと聞いてくれて……
そうしてるうちに私も落ちついて、
だんだんお兄ちゃんを、本当の家族みたいに思えるようになって。
voice: vo_adv_1011007_030
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
だから、こうして……
【chara 101112 face 2 (joy)】
お兄ちゃん、なんて呼ぶようになっちゃったんですけど。
voice: vo_adv_1011007_031
リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
その後も、ことあるごとにお兄ちゃんのおうちに入り浸って、
懐いて、
どうでもいい話とかばっかり、するようになっちゃいましたね。
voice: vo_adv_1011007_032
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
お兄ちゃんと出会う前は、
私、むしろ引っこみ思案な子だったんですけど。
voice: vo_adv_1011007_033
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
お兄ちゃんがどんな話でも面白そうに聞いてくれるから、
嬉しくなっちゃって。
voice: vo_adv_1011007_034
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
今ではこんなふうに、
マシンガントークをするようになっちゃいましたよ!
あはは☆
voice: vo_adv_1011007_035
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
……感謝してるんです。こういう明るめな性格に育ったお陰で、
お友達とかいっぱいできましたしね。
【chara 101112 face 2 (joy)】
お兄ちゃんが私の世界を広くして、輝かせてくれたんですよ。
voice: vo_adv_1011007_036
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
お兄ちゃんは記憶を失ったせいなのか、
ずいぶん無口になっちゃいましたけど。
【chara 101112 face 1 (normal)】
いつかまた、昔みたいに元気よくお喋りしてほしいです。
voice: vo_adv_1011007_037
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
だから私、どんどん話しかけますね。
【chara 101112 face 1 (normal)】
そんな私から大量の言葉を浴びて、吸収して蓄積して……
お兄ちゃんもたくさん喋ってくれるようになったら、万々歳です。
voice: vo_adv_1011007_038
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
私、どうでもいい話をたくさんしますね。
お返事は、たまにしかしてくれなくたって構いません。
ずっと黙って、私の話を聞いてくれるだけでもいいんです。
voice: vo_adv_1011007_039
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
それだけで私、ずいぶん救われちゃいますから。
voice: vo_adv_1011007_040
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
両親の仕事の都合で、私、ちょっと遠くに引っ越して……
ようやく戻ってこれたと思ったら、
お兄ちゃんはすっかり変わっちゃって。
voice: vo_adv_1011007_041
リノ:
【chara 101112 face 4 (sad)】
目の前が、真っ暗になったみたいでしたけど。
【chara 101112 face 5 (shy)】
やっぱり、お兄ちゃんはお兄ちゃんです。
voice: vo_adv_1011007_042
リノ:
【chara 101112 face 5 (shy)】
無警戒にお外で寝てる私をほっとけずに膝枕してくれるような、
優しいひとです。
voice: vo_adv_1011007_043
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
そんなお兄ちゃんが、大好きです。
だからまたこうして会えて、お喋りができて嬉しいです。
【chara 101112 face 5 (shy)】
それだけ、知っていてくださいね。
voice: vo_adv_1011007_044
リノ:
【chara 101112 face 2 (joy)】
あはは。わけわかんないって顔してますね、
まとまらない喋りかたしかできなくてすみません。
【chara 101112 face 5 (shy)】
でもやっぱり、律儀に最後まで聞いてくれるんですね♪
voice: vo_adv_1011007_045
リノ:
【chara 101112 face 6 (surprised)】
おっと。もう遅い時刻だから、私はこのへんで失礼しますね。
【chara 101112 face 2 (joy)】
お兄ちゃんも、早くおうちに帰ったほうがいいですよ。
今日は重ね重ね、お世話になりました♪
voice: vo_adv_1011007_046
リノ:
【chara 101112 face 1 (normal)】
またお会いしましょう。
【chara 101112 face 2 (joy)】
ううん、たくさんお喋りしましょうね……お兄ちゃん♪