ナナカ 第9話
ナナカは『闇の蒐集家』の使いを名乗る男に呼び出される。『闇の魔導書』をナナカに使わせ利用しようとした男たちを二人で倒すが、『闇の魔導書』は一度手にすると捨てられないようになっていた。


-------------- situation:
望みをもたらすもの
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ナナカはいつものように街の雑貨屋で
『黄昏の都』の手掛かりとなる魔法の品を探していた。

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ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 うーん、あれでもないこれでもない……
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ねーねーおじさん、なんか品ぞろえが前とあんまり変わってないよね?

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商人:
【chara 1411 face 4 (sad)】 最近、魔道具を扱ってる隊商が狙われる事件が多くてね……
入荷が滞ってるんだよ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 なんですと?
【chara 101311 face 4 (sad)】 それは困るね~、まったく誰の仕業なんだか……

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商人:
【chara 1411 face 3 (anger)】 ……ここだけの話、『闇の蒐集家』絡みって話だ。
【chara 1411 face 6 (surprised)】 あんた、あいつらと事を構えたことあるんだろ?
気を付けたほうがいいよ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 へぇ~……分かった。気を付けるよ。
【chara 101311 face 2 (joy)】 忠告ありがとねん!

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 といっても今のとこなんの手掛かりもないから、
あんまり気を付けようもないって感じなんだけど……

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怪しい男:
【chara 1011 face 3 (anger)】 ……

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ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 んん~? あれって……

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 お~っと、そうだった!
【chara 101311 face 2 (joy)】 私急用があるんだった! おじさん、またね!

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商人:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 1411 face 6 (surprised)】 あ、ああ。
【chara 1411 face 2 (joy)】 また買いに来てくれよ。

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怪しい男:
【chara 1011 face 3 (anger)】 くそ、どこ行きやがったんだ……?
【chara 1011 face 4 (sad)】 まったく、なんでわざわざ俺がこんな目に……

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 それは私のセリフなんだよ~
こんなストーカーに付きまとわれちゃうなんて、【chara 101311 face 2 (joy)】 私ってば不幸だよね~

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怪しい男:
【chara 1011 face 6 (surprised)】 ひぃっ!?
蒐集家、いつの間に!?

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 やっぱり私のこと監視してたんだ?
もしかして……『闇の蒐集家』の仲間かな?

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怪しい男:
【chara 1011 face 3 (anger)】 ……ああそうだ。
確かに俺はあの方の使いだ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 じゃあやっぱり今までのお礼参りってやつかな?
【chara 101311 face 2 (joy)】 いいよ~、ここなら周りの人の迷惑にもならないし、
チャチャっと返り討ちにしちゃうゾ☆

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怪しい男:
【chara 1011 face 4 (sad)】 ま、待て待て待て待て! 【chara 1011 face 6 (surprised)】 違う! そうじゃない!
今日はあんたに伝言があって来ただけなんだ!

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 はえ? 伝言?

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怪しい男:
【chara 1011 face 4 (sad)】 選ばれたんだよ、あんたは。まったくうらやましいぜ……
【chara 1011 face 3 (anger)】 このメモに、日時と場所が書いてあるからそこへ行きな。
そしたら渡されるはずだぜ。アレを……

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ……アレ……?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 それから数日後、{player}はナナカに呼び出されて
話を聞いていた。

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ってなことがあったんだよね~
まあ私一人で行ってもいいんだけど、
【chara 101311 face 5 (shy)】 前みたいに君に心配かけちゃ悪いからさ……

voice: vo_adv_1013009_021
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ほら、私たちって二人で一人の魔法少女だからね?
【chara 101311 face 2 (joy)】 だから相談に乗ってもらうぜい!

voice: vo_adv_1013009_022
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 もちろん、無視しちゃってもいいんだけど、気にならない?
何か渡したいんだったら持ってくればいいのに、わざわざ呼び出すって
【chara 101311 face 3 (anger)】 罠っていうか、逆に本気っぽいっていうかさ!

voice: vo_adv_1013009_023
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 それで、【chara 101311 face 2 (joy)】 ここはあえて誘いに乗ってみようかな~、【chara 101311 face 1 (normal)】 って思うんだけど……
君はどう思うかな?

voice: vo_adv_1013009_024
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 って、なんだかこれ……
【chara 101311 face 4 (sad)】 私がデートに誘ってるみたいな感じになってる希ガス……
【chara 101311 face 6 (surprised)】 って、違う違う! そうじゃない! 今はそんなことよりも……! 

Choice: (1) 確かに気になる。
Choice: (2) ナナカが行きたいなら。
----- Tag 1 -----
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ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 だよねだよね!
やっぱり気になるよね? ね?

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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1013009_026
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 いいの?
【chara 101311 face 2 (joy)】 君ならそう言ってくれると思ってたよ!

----- Tag 3 -----
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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 もちろん、一緒に来てくれる、ってことでいいんだよね……?
【chara 101311 face 2 (joy)】 なにせ私たちは……

Choice: (4) 二人で一人の魔法少女だからね。
----- Tag 4 -----
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ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 さっすが、分かってるぅ~!
【chara 101311 face 1 (normal)】 よーし、それじゃあさっそく【chara 101311 face 2 (joy)】 レッツらゴー!

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 これは……そう、【chara 101311 face 3 (anger)】 冒険! デートじゃなくて冒険だから! 

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}とナナカは、
渡されたメモに記された僻地を訪れていた。

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 お~、悪役が待ち伏せするのにぴったりのロケーション。
【chara 101311 face 2 (joy)】 うーん、なんかいかにもって感じの場所だよ~

voice: vo_adv_1013009_031
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 でも、いるのはあの二人だけっぽいね。
【chara 101311 face 6 (surprised)】 罠じゃなくてほんとに『アレ』ってのを渡したいだけなのかなあ……

voice: vo_adv_1013009_032
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 よし……覚悟を決めて行っちゃおっか!
【chara 101311 face 2 (joy)】 たのもーう!

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魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】 来たか、蒐集家。
【chara 811 face 4 (sad)】 なんだ? そいつは……

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ふふーん、私たちは二人で一人の魔法少女だからいいのだ!
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ていうかそっちだって二人じゃんか!

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魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】 別に構わんだろう。これから戦おうってわけじゃない。
【chara 911 face 2 (joy)】 むしろ友好のために呼び出したわけだからな。

voice: vo_adv_1013009_036
魔法使い1:
【chara 811 face 4 (sad)】 まあそうだな……
【chara 811 face 1 (normal)】 さっそくだが蒐集家。あのお方からお前への贈り物だ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 あー、こないだ話してた『アレ』ってやつ?
【chara 101311 face 4 (sad)】 なんかヤバいもんじゃないよね?

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魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】 ヤバいかヤバくないかでいえば、【chara 811 face 2 (joy)】 特別にヤバいもんだぜ?
この『闇の魔導書』はな。

Choice: (5) 『闇の魔導書』?
----- Tag 5 -----
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魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 なにしろあのお方が認めた者にしか渡さない貴重なブツだ。
【chara 911 face 1 (normal)】 これを贈るってことは、意味は分かるよな?

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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 私のことを仲間に引き入れたい、ってことかあ……
【chara 101311 face 2 (joy)】 いや~、モテモテでこまっちゃいますな~!

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魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】 まあそういうこった。
あの方直々のご指名だぜ?
【chara 811 face 2 (joy)】 当然、仲間になるよな?

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ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 ちょっと待った~!
【chara 101311 face 1 (normal)】 そう言われてもホイホイと簡単には決めらんないよ。
【chara 101311 face 4 (sad)】 その『闇の魔導書』ってのがなんなのか、そもそもよく分かんないし。

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魔法使い2:
【chara 811 face 4 (sad)】 【chara 911 face 3 (anger)】 なんだ、随分と慎重だな。
【chara 911 face 1 (normal)】 まあいい、説明してやんな。

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魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】 この『闇の魔導書』は、持ち主が望む魔法を、
例えどんなものであっても、一つだけ与えてくれるのさ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ふぁっ!?
【chara 101311 face 2 (joy)】 なにそれまじそれ? すごいヤバいじゃん!

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魔法使い1:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 811 face 2 (joy)】 だから言っただろ、特別にヤバいってな。

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ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 ……でも、余計に分かんないんだよね。
【chara 101311 face 6 (surprised)】 そういうのって普通は隠しとくもんじゃない?

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魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】 まあそれには理由があるのさ。
【chara 911 face 4 (sad)】 まず1つ目の理由は、『闇の魔導書』が与えてくれる魔法ってのは、
どうやっても一人につき一つまでなんだよ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 ……あ~、そういうことね。
つまり仲間内では全員もらっちゃってるから宝の持ち腐れなのか~
【chara 101311 face 6 (surprised)】 でもさ、ついこないだまで敵対してた相手に渡す理由にはなってないよ?

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魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】 ああ……そして、2つ目の理由は『闇の魔導書』が与えた魔法は
『闇の魔導書』に記録され、読んだ他の人間にも使えるようになる。

voice: vo_adv_1013009_051
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 なるほど、私に与えられる魔法が目当てってことか~
【chara 101311 face 4 (sad)】 ……でもさ、そこまでする理由があるようにはやっぱ思えないんだよね。
普通に魔法の書いてある本を集めればいいだけじゃないの?

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魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 どうやら『闇の魔導書』の真の恐ろしさが分からんようだな。
望む魔法が与えられるんだぜ?
それが今まで他に存在しない魔法であってもだ。

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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 存在しない魔法? 【chara 101311 face 1 (normal)】 それはなんとも興味深いね~
【chara 101311 face 6 (surprised)】 もしその説明が本当ならさ、まるでその『闇の魔導書』が
魔法そのものを創造してるみたいだけど……

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魔法使い1:
【chara 811 face 2 (joy)】 なかなか鋭いじゃないか。
あのお方もまったく同じことをおっしゃってたぜ。

voice: vo_adv_1013009_055
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ……確かにヤバいよこれ!
手当たり次第に人に読ませまくったら、
いつかすっごい魔法ができちゃうってことじゃない?

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魔法使い2:
【chara 911 face 4 (sad)】 まあところがそうもいかないんだよ。
【chara 911 face 3 (anger)】 3つ目の理由は『闇の魔導書』が与える魔法は
持ち主のレベルに応じた魔法になっちまうのさ。

voice: vo_adv_1013009_057
魔法使い2:
【chara 911 face 4 (sad)】 だからそこらの連中に持たせても、
既存の大したことない魔法しか与えられない。

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ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 つまり、このサイツヨ魔法少女ナナカちゃんに
スッゴイ魔法を創造させてそれを掠め取っちゃおう、【chara 101311 face 1 (normal)】 ってコト!?
【chara 101311 face 2 (joy)】 お主らもなかなかのワルよのう。

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魔法使い1:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 811 face 1 (normal)】 といっても、別に与えられた魔法を奪って使えなくするわけじゃあない。
ちょっと同じ魔法をコピーして使えるようにするだけ……
【chara 811 face 2 (joy)】 WIN-WINの関係ってやつだろ?

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ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 まー確かにそうだけどさあ……
【chara 101311 face 6 (surprised)】 そういえばそこの二人も『闇の魔導書』から魔法をもらったわけ?

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魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】 お? お、おう……【chara 811 face 1 (normal)】 まあな。

voice: vo_adv_1013009_062
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 オレたちだって当然あの方に認められてるからな!

voice: vo_adv_1013009_063
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 どんな魔法?

voice: vo_adv_1013009_064
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】 いや……それは……

voice: vo_adv_1013009_065
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 いいじゃん、教えてよ~
【chara 101311 face 4 (sad)】 あーあ、それを聞かないと怖くて受け取れないなあ~

voice: vo_adv_1013009_066
魔法使い1:
【chara 811 face 4 (sad)】 ちっ、しょうがねえな……
俺は……【chara 811 face 5 (shy)】 その……ナイフがブルーベリー味になる魔法……

voice: vo_adv_1013009_067
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ……はえ?

voice: vo_adv_1013009_068
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】 だから……手に持ってるナイフがブルーベリーの味になる魔法……

voice: vo_adv_1013009_069
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ……そっちは?

voice: vo_adv_1013009_070
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 オレのはすごいぜ?
なんと……

voice: vo_adv_1013009_071
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 どんな女も三つ編み眼鏡っ子に見えてくる魔法だ!

voice: vo_adv_1013009_072
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ……うん?

voice: vo_adv_1013009_073
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】 だから、どんな女も三つ編み眼鏡っ子に見えてくる魔法だ。
相手がたとえオークだろうがゴブリンだろうがだ。
【chara 911 face 2 (joy)】 すごいだろ?

voice: vo_adv_1013009_074
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ……ねえ、『闇の魔導書』って、ほんとにヤバい魔道具なの?
【chara 101311 face 4 (sad)】 なんだかすごく大したことないように感じるんだけど……

voice: vo_adv_1013009_075
魔法使い1:
【chara 811 face 3 (anger)】 しょうがないだろ! 俺だって本当は無限に金が出てくるとか
女にモテまくるとかそういう魔法が欲しかったよ!
【chara 811 face 4 (sad)】 でも俺のレベルだとこれが限界だったんだよ!

voice: vo_adv_1013009_076
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 そっか~、レベルが低すぎるとそうなっちゃうのか~……

voice: vo_adv_1013009_077
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 ハハッ、かわいそうだろ? まあ、オレの魔法はすごいけどな。
なにしろどんな女も三つ編み眼鏡っ子に見えるんだぜ? 最高だろ?

voice: vo_adv_1013009_078
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 ……そっか~、趣味が高度すぎるとこうなっちゃうのかあ……
【chara 101311 face 6 (surprised)】 このサイツヨ魔法少女を頼りたくなる気持ち分かっちゃったな……

voice: vo_adv_1013009_079
魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】 分かってくれたか……!
【chara 811 face 2 (joy)】 お前みたいなやつが仲間になってくれると心強いぜ。
ほら、『闇の魔導書』だ。

voice: vo_adv_1013009_080
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ふむふむ……なんか普通の魔導書って感じだねえ。

voice: vo_adv_1013009_081
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】 これでお前もオレたちの仲間ってわけだ。
これからよろしく頼むぜ?

voice: vo_adv_1013009_082
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 だが断る!
【chara 101311 face 1 (normal)】 このナナカちゃんが最も好きな事の一つは
自分で有利と思ってる悪人に『NO』と断ってやる事だよ!

voice: vo_adv_1013009_083
魔法使い1:
【chara 811 face 4 (sad)】 いいのか? お前の望む魔法、なんでもなんだぞ?
お前ほどの力があればすごい魔法が……!

voice: vo_adv_1013009_084
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 えーい! 正義の魔法少女ナナカちゃんはそんな誘惑には負けないのだ!

voice: vo_adv_1013009_085
魔法使い2:
【chara 911 face 4 (sad)】 く、おのれ……!
【chara 911 face 3 (anger)】 真なる魔導の高みへと至る道を踏み外すとは愚か!

voice: vo_adv_1013009_086
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 なにカッコよくいってんの……変な魔法のくせに。

voice: vo_adv_1013009_087
魔法使い2:
【chara 911 face 3 (anger)】 なっ! 貴様ーーっ!

voice: vo_adv_1013009_088
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 とにかく! 君たちの仲間になんてならないよーだ!
【chara 101311 face 2 (joy)】 あっかんべー!

voice: vo_adv_1013009_089
魔法使い1:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 811 face 1 (normal)】 おっと、よく考えたほうがいいぜ?
そこの男はあんまり戦闘には役に立たなさそうだ。
いかに凄腕とはいえ、魔法使い同士が2対1で勝てると思うのか?

voice: vo_adv_1013009_090
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 それくらいなら、ナナカちゃんなら余裕なんだなこれが!

voice: vo_adv_1013009_091
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】 ならそこの男を人質にでも使うか。
【chara 911 face 2 (joy)】 足手まといを連れてきた自分の愚かさを呪うがいい!

voice: vo_adv_1013009_092
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 なんだとー! 【chara 101311 face 1 (normal)】 って言いたいところだけど、【chara 101311 face 2 (joy)】 残念!
こういう事態は当然想定済みなのさ!
【chara 101311 face 1 (normal)】 {player}君! 今だよっ!

Choice: (6) わかった!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1013009_093
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 ふおおーー!
みなぎっっっっってき・た・ぜーーーー!
【chara 101311 face 1 (normal)】 いまここに! 最強のナナカちゃん降臨!!!!

voice: vo_adv_1013009_094
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】 な、なんだぁ? 魔力が膨れ上がっていくぞ!
そこの男の仕業か?

voice: vo_adv_1013009_095
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 にゃっはっはー!
言ったでしょ! 二人で一人の魔法少女なんだから当然!!
【chara 101311 face 1 (normal)】 ねっ? {player}君。

voice: vo_adv_1013009_096
魔法使い2:
【chara 911 face 3 (anger)】 くそぉ! 戦闘中にイチャつきおって……!
ふざけているのかー!

voice: vo_adv_1013009_097
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ちょっ! イ、イチャ!? って……
【chara 101311 face 3 (anger)】 誰と誰がイチャついてるっていうんだよ、もーーーーっ!

voice: vo_adv_1013009_098
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 そんな悪党には……こうだーーーー!

voice: vo_adv_1013009_099
魔法使い1:
【chara 811 face 3 (anger)】 誰と誰ってーーー!

voice: vo_adv_1013009_100
魔法使い2:
【chara 911 face 3 (anger)】 お、お前らだよーーーーっっっ!!

voice: vo_adv_1013009_101
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 べべ、別にイチャついてなんかないし!
【chara 101311 face 4 (sad)】 ほんとどっちがふざけてるんだって話だよ……ねえ?

voice: vo_adv_1013009_102
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 そんなこと言われちゃったら、
【chara 101311 face 6 (surprised)】 これが本当にデートみたいに思えちゃうじゃん……

voice: vo_adv_1013009_103
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 とにかく!
この正義の魔法少女のすごい魔法を悪用させるわけにはいかーーん!
【chara 101311 face 1 (normal)】 成敗完了なり!

voice: vo_adv_1013009_104
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】 くう……やはりめちゃくちゃ強い……!
ここは退くぞ!

voice: vo_adv_1013009_105
魔法使い2:
【chara 911 face 6 (surprised)】 惜しいがしかたあるまい……【chara 911 face 3 (anger)】 これほどのレベルなら、
オレの魔法の次くらいにすごい魔法を与えられただろうに……!

voice: vo_adv_1013009_106
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 あーっはっはっは! 正義は勝~つ!
【chara 101311 face 6 (surprised)】 って、あれ……? これ『闇の魔導書』?

voice: vo_adv_1013009_107
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 あいつらと一緒にふっ飛ばしたはずなのに、なんで私の懐に入ってんの?
【chara 101311 face 4 (sad)】 もしかして、これ……
【chara 101311 face 6 (surprised)】 捨てても戻ってくる呪い系のアイテムなのーーー!?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 いつの間にか自分の懐に潜んでいた『闇の魔導書』を手に、
ナナカは立ち尽くすのであった。