ナナカ 第9話
ナナカは『闇の蒐集家』の使いを名乗る男に呼び出される。『闇の魔導書』をナナカに使わせ利用しようとした男たちを二人で倒すが、『闇の魔導書』は一度手にすると捨てられないようになっていた。
-------------- situation:
望みをもたらすもの
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ナナカはいつものように街の雑貨屋で
『黄昏の都』の手掛かりとなる魔法の品を探していた。
voice: vo_adv_1013009_000
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
うーん、あれでもないこれでもない……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
ねーねーおじさん、なんか品ぞろえが前とあんまり変わってないよね?
voice: vo_adv_1013009_001
商人:
【chara 1411 face 4 (sad)】
最近、魔道具を扱ってる隊商が狙われる事件が多くてね……
入荷が滞ってるんだよ。
voice: vo_adv_1013009_002
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
なんですと?
【chara 101311 face 4 (sad)】
それは困るね~、まったく誰の仕業なんだか……
voice: vo_adv_1013009_003
商人:
【chara 1411 face 3 (anger)】
……ここだけの話、『闇の蒐集家』絡みって話だ。
【chara 1411 face 6 (surprised)】
あんた、あいつらと事を構えたことあるんだろ?
気を付けたほうがいいよ。
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ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
へぇ~……分かった。気を付けるよ。
【chara 101311 face 2 (joy)】
忠告ありがとねん!
voice: vo_adv_1013009_005
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
といっても今のとこなんの手掛かりもないから、
あんまり気を付けようもないって感じなんだけど……
voice: vo_adv_1013009_006
怪しい男:
【chara 1011 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_1013009_007
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
んん~? あれって……
voice: vo_adv_1013009_008
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
お~っと、そうだった!
【chara 101311 face 2 (joy)】
私急用があるんだった! おじさん、またね!
voice: vo_adv_1013009_009
商人:
【chara 101311 face 1 (normal)】
【chara 1411 face 6 (surprised)】
あ、ああ。
【chara 1411 face 2 (joy)】
また買いに来てくれよ。
voice: vo_adv_1013009_010
怪しい男:
【chara 1011 face 3 (anger)】
くそ、どこ行きやがったんだ……?
【chara 1011 face 4 (sad)】
まったく、なんでわざわざ俺がこんな目に……
voice: vo_adv_1013009_011
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
それは私のセリフなんだよ~
こんなストーカーに付きまとわれちゃうなんて、【chara 101311 face 2 (joy)】
私ってば不幸だよね~
voice: vo_adv_1013009_012
怪しい男:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
ひぃっ!?
蒐集家、いつの間に!?
voice: vo_adv_1013009_013
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
やっぱり私のこと監視してたんだ?
もしかして……『闇の蒐集家』の仲間かな?
voice: vo_adv_1013009_014
怪しい男:
【chara 1011 face 3 (anger)】
……ああそうだ。
確かに俺はあの方の使いだ。
voice: vo_adv_1013009_015
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
じゃあやっぱり今までのお礼参りってやつかな?
【chara 101311 face 2 (joy)】
いいよ~、ここなら周りの人の迷惑にもならないし、
チャチャっと返り討ちにしちゃうゾ☆
voice: vo_adv_1013009_016
怪しい男:
【chara 1011 face 4 (sad)】
ま、待て待て待て待て! 【chara 1011 face 6 (surprised)】
違う! そうじゃない!
今日はあんたに伝言があって来ただけなんだ!
voice: vo_adv_1013009_017
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
はえ? 伝言?
voice: vo_adv_1013009_018
怪しい男:
【chara 1011 face 4 (sad)】
選ばれたんだよ、あんたは。まったくうらやましいぜ……
【chara 1011 face 3 (anger)】
このメモに、日時と場所が書いてあるからそこへ行きな。
そしたら渡されるはずだぜ。アレを……
voice: vo_adv_1013009_019
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
……アレ……?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それから数日後、{player}はナナカに呼び出されて
話を聞いていた。
voice: vo_adv_1013009_020
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
ってなことがあったんだよね~
まあ私一人で行ってもいいんだけど、
【chara 101311 face 5 (shy)】
前みたいに君に心配かけちゃ悪いからさ……
voice: vo_adv_1013009_021
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
ほら、私たちって二人で一人の魔法少女だからね?
【chara 101311 face 2 (joy)】
だから相談に乗ってもらうぜい!
voice: vo_adv_1013009_022
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
もちろん、無視しちゃってもいいんだけど、気にならない?
何か渡したいんだったら持ってくればいいのに、わざわざ呼び出すって
【chara 101311 face 3 (anger)】
罠っていうか、逆に本気っぽいっていうかさ!
voice: vo_adv_1013009_023
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
それで、【chara 101311 face 2 (joy)】
ここはあえて誘いに乗ってみようかな~、【chara 101311 face 1 (normal)】
って思うんだけど……
君はどう思うかな?
voice: vo_adv_1013009_024
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
って、なんだかこれ……
【chara 101311 face 4 (sad)】
私がデートに誘ってるみたいな感じになってる希ガス……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
って、違う違う! そうじゃない! 今はそんなことよりも……!
Choice: (1) 確かに気になる。
Choice: (2) ナナカが行きたいなら。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1013009_025
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
だよねだよね!
やっぱり気になるよね? ね?
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1013009_026
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
いいの?
【chara 101311 face 2 (joy)】
君ならそう言ってくれると思ってたよ!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1013009_027
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
もちろん、一緒に来てくれる、ってことでいいんだよね……?
【chara 101311 face 2 (joy)】
なにせ私たちは……
Choice: (4) 二人で一人の魔法少女だからね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1013009_028
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
さっすが、分かってるぅ~!
【chara 101311 face 1 (normal)】
よーし、それじゃあさっそく【chara 101311 face 2 (joy)】
レッツらゴー!
voice: vo_adv_1013009_029
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
これは……そう、【chara 101311 face 3 (anger)】
冒険! デートじゃなくて冒険だから!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}とナナカは、
渡されたメモに記された僻地を訪れていた。
voice: vo_adv_1013009_030
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
お~、悪役が待ち伏せするのにぴったりのロケーション。
【chara 101311 face 2 (joy)】
うーん、なんかいかにもって感じの場所だよ~
voice: vo_adv_1013009_031
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
でも、いるのはあの二人だけっぽいね。
【chara 101311 face 6 (surprised)】
罠じゃなくてほんとに『アレ』ってのを渡したいだけなのかなあ……
voice: vo_adv_1013009_032
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
よし……覚悟を決めて行っちゃおっか!
【chara 101311 face 2 (joy)】
たのもーう!
voice: vo_adv_1013009_033
魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】
来たか、蒐集家。
【chara 811 face 4 (sad)】
なんだ? そいつは……
voice: vo_adv_1013009_034
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
ふふーん、私たちは二人で一人の魔法少女だからいいのだ!
【chara 101311 face 6 (surprised)】
ていうかそっちだって二人じゃんか!
voice: vo_adv_1013009_035
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】
別に構わんだろう。これから戦おうってわけじゃない。
【chara 911 face 2 (joy)】
むしろ友好のために呼び出したわけだからな。
voice: vo_adv_1013009_036
魔法使い1:
【chara 811 face 4 (sad)】
まあそうだな……
【chara 811 face 1 (normal)】
さっそくだが蒐集家。あのお方からお前への贈り物だ。
voice: vo_adv_1013009_037
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
あー、こないだ話してた『アレ』ってやつ?
【chara 101311 face 4 (sad)】
なんかヤバいもんじゃないよね?
voice: vo_adv_1013009_038
魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】
ヤバいかヤバくないかでいえば、【chara 811 face 2 (joy)】
特別にヤバいもんだぜ?
この『闇の魔導書』はな。
Choice: (5) 『闇の魔導書』?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1013009_039
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
なにしろあのお方が認めた者にしか渡さない貴重なブツだ。
【chara 911 face 1 (normal)】
これを贈るってことは、意味は分かるよな?
voice: vo_adv_1013009_040
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
私のことを仲間に引き入れたい、ってことかあ……
【chara 101311 face 2 (joy)】
いや~、モテモテでこまっちゃいますな~!
voice: vo_adv_1013009_041
魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】
まあそういうこった。
あの方直々のご指名だぜ?
【chara 811 face 2 (joy)】
当然、仲間になるよな?
voice: vo_adv_1013009_042
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
ちょっと待った~!
【chara 101311 face 1 (normal)】
そう言われてもホイホイと簡単には決めらんないよ。
【chara 101311 face 4 (sad)】
その『闇の魔導書』ってのがなんなのか、そもそもよく分かんないし。
voice: vo_adv_1013009_043
魔法使い2:
【chara 811 face 4 (sad)】
【chara 911 face 3 (anger)】
なんだ、随分と慎重だな。
【chara 911 face 1 (normal)】
まあいい、説明してやんな。
voice: vo_adv_1013009_044
魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】
この『闇の魔導書』は、持ち主が望む魔法を、
例えどんなものであっても、一つだけ与えてくれるのさ。
voice: vo_adv_1013009_045
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
ふぁっ!?
【chara 101311 face 2 (joy)】
なにそれまじそれ? すごいヤバいじゃん!
voice: vo_adv_1013009_046
魔法使い1:
【chara 101311 face 1 (normal)】
【chara 811 face 2 (joy)】
だから言っただろ、特別にヤバいってな。
voice: vo_adv_1013009_047
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
……でも、余計に分かんないんだよね。
【chara 101311 face 6 (surprised)】
そういうのって普通は隠しとくもんじゃない?
voice: vo_adv_1013009_048
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】
まあそれには理由があるのさ。
【chara 911 face 4 (sad)】
まず1つ目の理由は、『闇の魔導書』が与えてくれる魔法ってのは、
どうやっても一人につき一つまでなんだよ。
voice: vo_adv_1013009_049
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
……あ~、そういうことね。
つまり仲間内では全員もらっちゃってるから宝の持ち腐れなのか~
【chara 101311 face 6 (surprised)】
でもさ、ついこないだまで敵対してた相手に渡す理由にはなってないよ?
voice: vo_adv_1013009_050
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】
ああ……そして、2つ目の理由は『闇の魔導書』が与えた魔法は
『闇の魔導書』に記録され、読んだ他の人間にも使えるようになる。
voice: vo_adv_1013009_051
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
なるほど、私に与えられる魔法が目当てってことか~
【chara 101311 face 4 (sad)】
……でもさ、そこまでする理由があるようにはやっぱ思えないんだよね。
普通に魔法の書いてある本を集めればいいだけじゃないの?
voice: vo_adv_1013009_052
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
どうやら『闇の魔導書』の真の恐ろしさが分からんようだな。
望む魔法が与えられるんだぜ?
それが今まで他に存在しない魔法であってもだ。
voice: vo_adv_1013009_053
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
存在しない魔法? 【chara 101311 face 1 (normal)】
それはなんとも興味深いね~
【chara 101311 face 6 (surprised)】
もしその説明が本当ならさ、まるでその『闇の魔導書』が
魔法そのものを創造してるみたいだけど……
voice: vo_adv_1013009_054
魔法使い1:
【chara 811 face 2 (joy)】
なかなか鋭いじゃないか。
あのお方もまったく同じことをおっしゃってたぜ。
voice: vo_adv_1013009_055
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
……確かにヤバいよこれ!
手当たり次第に人に読ませまくったら、
いつかすっごい魔法ができちゃうってことじゃない?
voice: vo_adv_1013009_056
魔法使い2:
【chara 911 face 4 (sad)】
まあところがそうもいかないんだよ。
【chara 911 face 3 (anger)】
3つ目の理由は『闇の魔導書』が与える魔法は
持ち主のレベルに応じた魔法になっちまうのさ。
voice: vo_adv_1013009_057
魔法使い2:
【chara 911 face 4 (sad)】
だからそこらの連中に持たせても、
既存の大したことない魔法しか与えられない。
voice: vo_adv_1013009_058
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
つまり、このサイツヨ魔法少女ナナカちゃんに
スッゴイ魔法を創造させてそれを掠め取っちゃおう、【chara 101311 face 1 (normal)】
ってコト!?
【chara 101311 face 2 (joy)】
お主らもなかなかのワルよのう。
voice: vo_adv_1013009_059
魔法使い1:
【chara 101311 face 1 (normal)】
【chara 811 face 1 (normal)】
といっても、別に与えられた魔法を奪って使えなくするわけじゃあない。
ちょっと同じ魔法をコピーして使えるようにするだけ……
【chara 811 face 2 (joy)】
WIN-WINの関係ってやつだろ?
voice: vo_adv_1013009_060
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
まー確かにそうだけどさあ……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
そういえばそこの二人も『闇の魔導書』から魔法をもらったわけ?
voice: vo_adv_1013009_061
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】
お? お、おう……【chara 811 face 1 (normal)】
まあな。
voice: vo_adv_1013009_062
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
オレたちだって当然あの方に認められてるからな!
voice: vo_adv_1013009_063
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
どんな魔法?
voice: vo_adv_1013009_064
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】
いや……それは……
voice: vo_adv_1013009_065
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
いいじゃん、教えてよ~
【chara 101311 face 4 (sad)】
あーあ、それを聞かないと怖くて受け取れないなあ~
voice: vo_adv_1013009_066
魔法使い1:
【chara 811 face 4 (sad)】
ちっ、しょうがねえな……
俺は……【chara 811 face 5 (shy)】
その……ナイフがブルーベリー味になる魔法……
voice: vo_adv_1013009_067
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
……はえ?
voice: vo_adv_1013009_068
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】
だから……手に持ってるナイフがブルーベリーの味になる魔法……
voice: vo_adv_1013009_069
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
……そっちは?
voice: vo_adv_1013009_070
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
オレのはすごいぜ?
なんと……
voice: vo_adv_1013009_071
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
どんな女も三つ編み眼鏡っ子に見えてくる魔法だ!
voice: vo_adv_1013009_072
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
……うん?
voice: vo_adv_1013009_073
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】
だから、どんな女も三つ編み眼鏡っ子に見えてくる魔法だ。
相手がたとえオークだろうがゴブリンだろうがだ。
【chara 911 face 2 (joy)】
すごいだろ?
voice: vo_adv_1013009_074
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
……ねえ、『闇の魔導書』って、ほんとにヤバい魔道具なの?
【chara 101311 face 4 (sad)】
なんだかすごく大したことないように感じるんだけど……
voice: vo_adv_1013009_075
魔法使い1:
【chara 811 face 3 (anger)】
しょうがないだろ! 俺だって本当は無限に金が出てくるとか
女にモテまくるとかそういう魔法が欲しかったよ!
【chara 811 face 4 (sad)】
でも俺のレベルだとこれが限界だったんだよ!
voice: vo_adv_1013009_076
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
そっか~、レベルが低すぎるとそうなっちゃうのか~……
voice: vo_adv_1013009_077
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
ハハッ、かわいそうだろ? まあ、オレの魔法はすごいけどな。
なにしろどんな女も三つ編み眼鏡っ子に見えるんだぜ? 最高だろ?
voice: vo_adv_1013009_078
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
……そっか~、趣味が高度すぎるとこうなっちゃうのかあ……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
このサイツヨ魔法少女を頼りたくなる気持ち分かっちゃったな……
voice: vo_adv_1013009_079
魔法使い1:
【chara 811 face 1 (normal)】
分かってくれたか……!
【chara 811 face 2 (joy)】
お前みたいなやつが仲間になってくれると心強いぜ。
ほら、『闇の魔導書』だ。
voice: vo_adv_1013009_080
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
ふむふむ……なんか普通の魔導書って感じだねえ。
voice: vo_adv_1013009_081
魔法使い2:
【chara 911 face 2 (joy)】
これでお前もオレたちの仲間ってわけだ。
これからよろしく頼むぜ?
voice: vo_adv_1013009_082
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
だが断る!
【chara 101311 face 1 (normal)】
このナナカちゃんが最も好きな事の一つは
自分で有利と思ってる悪人に『NO』と断ってやる事だよ!
voice: vo_adv_1013009_083
魔法使い1:
【chara 811 face 4 (sad)】
いいのか? お前の望む魔法、なんでもなんだぞ?
お前ほどの力があればすごい魔法が……!
voice: vo_adv_1013009_084
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
えーい! 正義の魔法少女ナナカちゃんはそんな誘惑には負けないのだ!
voice: vo_adv_1013009_085
魔法使い2:
【chara 911 face 4 (sad)】
く、おのれ……!
【chara 911 face 3 (anger)】
真なる魔導の高みへと至る道を踏み外すとは愚か!
voice: vo_adv_1013009_086
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
なにカッコよくいってんの……変な魔法のくせに。
voice: vo_adv_1013009_087
魔法使い2:
【chara 911 face 3 (anger)】
なっ! 貴様ーーっ!
voice: vo_adv_1013009_088
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
とにかく! 君たちの仲間になんてならないよーだ!
【chara 101311 face 2 (joy)】
あっかんべー!
voice: vo_adv_1013009_089
魔法使い1:
【chara 101311 face 1 (normal)】
【chara 811 face 1 (normal)】
おっと、よく考えたほうがいいぜ?
そこの男はあんまり戦闘には役に立たなさそうだ。
いかに凄腕とはいえ、魔法使い同士が2対1で勝てると思うのか?
voice: vo_adv_1013009_090
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
それくらいなら、ナナカちゃんなら余裕なんだなこれが!
voice: vo_adv_1013009_091
魔法使い2:
【chara 911 face 1 (normal)】
ならそこの男を人質にでも使うか。
【chara 911 face 2 (joy)】
足手まといを連れてきた自分の愚かさを呪うがいい!
voice: vo_adv_1013009_092
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
なんだとー! 【chara 101311 face 1 (normal)】
って言いたいところだけど、【chara 101311 face 2 (joy)】
残念!
こういう事態は当然想定済みなのさ!
【chara 101311 face 1 (normal)】
{player}君! 今だよっ!
Choice: (6) わかった!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1013009_093
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
ふおおーー!
みなぎっっっっってき・た・ぜーーーー!
【chara 101311 face 1 (normal)】
いまここに! 最強のナナカちゃん降臨!!!!
voice: vo_adv_1013009_094
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】
な、なんだぁ? 魔力が膨れ上がっていくぞ!
そこの男の仕業か?
voice: vo_adv_1013009_095
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
にゃっはっはー!
言ったでしょ! 二人で一人の魔法少女なんだから当然!!
【chara 101311 face 1 (normal)】
ねっ? {player}君。
voice: vo_adv_1013009_096
魔法使い2:
【chara 911 face 3 (anger)】
くそぉ! 戦闘中にイチャつきおって……!
ふざけているのかー!
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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
ちょっ! イ、イチャ!? って……
【chara 101311 face 3 (anger)】
誰と誰がイチャついてるっていうんだよ、もーーーーっ!
voice: vo_adv_1013009_098
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
そんな悪党には……こうだーーーー!
voice: vo_adv_1013009_099
魔法使い1:
【chara 811 face 3 (anger)】
誰と誰ってーーー!
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魔法使い2:
【chara 911 face 3 (anger)】
お、お前らだよーーーーっっっ!!
voice: vo_adv_1013009_101
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
べべ、別にイチャついてなんかないし!
【chara 101311 face 4 (sad)】
ほんとどっちがふざけてるんだって話だよ……ねえ?
voice: vo_adv_1013009_102
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
そんなこと言われちゃったら、
【chara 101311 face 6 (surprised)】
これが本当にデートみたいに思えちゃうじゃん……
voice: vo_adv_1013009_103
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
とにかく!
この正義の魔法少女のすごい魔法を悪用させるわけにはいかーーん!
【chara 101311 face 1 (normal)】
成敗完了なり!
voice: vo_adv_1013009_104
魔法使い1:
【chara 811 face 6 (surprised)】
くう……やはりめちゃくちゃ強い……!
ここは退くぞ!
voice: vo_adv_1013009_105
魔法使い2:
【chara 911 face 6 (surprised)】
惜しいがしかたあるまい……【chara 911 face 3 (anger)】
これほどのレベルなら、
オレの魔法の次くらいにすごい魔法を与えられただろうに……!
voice: vo_adv_1013009_106
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
あーっはっはっは! 正義は勝~つ!
【chara 101311 face 6 (surprised)】
って、あれ……? これ『闇の魔導書』?
voice: vo_adv_1013009_107
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
あいつらと一緒にふっ飛ばしたはずなのに、なんで私の懐に入ってんの?
【chara 101311 face 4 (sad)】
もしかして、これ……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
捨てても戻ってくる呪い系のアイテムなのーーー!?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
いつの間にか自分の懐に潜んでいた『闇の魔導書』を手に、
ナナカは立ち尽くすのであった。