ナナカ 第10話
ナナカは、望んだ魔法を与えるという『闇の魔導書』の使い道を相談する。『黄昏の都』に行く魔法が最善と考えながらも、それは本当に自分が望む魔法ではないと言い、自分の気持ちを見つめ直すのだった。
-------------- situation:
オタクの道というものは
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ナナカが『闇の魔導書』を手に入れてから数日後……
{player}はナナカに呼び出されていた。
voice: vo_adv_1013010_000
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
この前はありがとうね~
【chara 101311 face 2 (joy)】
今日はそのお礼ってことで、私のオゴリだから!
じゃんじゃん食べてって!
Choice: (1) 大丈夫だった?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1013010_001
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
ああ、『闇の魔導書』のこと?
うん、捨てられない以外は特に問題ないみたい。
voice: vo_adv_1013010_002
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
呪われたアイテム、ってわけでもないみたいだから
【chara 101311 face 2 (joy)】
心配しなくても大丈夫だよ。
voice: vo_adv_1013010_003
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
調べた感じだと、目的を果たすと手放せる系の……
セキュリティの一種っぽいんだよね。
【chara 101311 face 4 (sad)】
多分これも『闇の魔導書』で生み出された魔法じゃないかな~
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ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
あの時、ウソでも受け取っちゃったのがまずかったかも。
【chara 101311 face 6 (surprised)】
たぶんそれがこの効果のトリガーになってるんだと思うんだ~
で、解決策はとっとと魔法をもらっちゃうことっぽいんだよね。
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ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
それで、まあせっかくだから前向きになんの魔法をゲットするか、
っていう相談に乗ってもらおうと思ったわけよ!
voice: vo_adv_1013010_006
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
いざ欲しい魔法ってなると悩んじゃってね~
ナナカちゃんほどのサイツヨ魔法少女ともなると
候補がいっぱいありすぎて困っちゃうのだよ。
Choice: (2) 手伝うよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1013010_007
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
そうこなくっちゃ!
助かるぜい!
voice: vo_adv_1013010_008
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
それで、さっそくだけどもらうならどんな魔法がいいかな?
【chara 101311 face 2 (joy)】
やっぱり見栄えが派手なのがいいよね!
voice: vo_adv_1013010_009
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
定番のベルルちゃん系のキャワワなエフェクトでるやつとか!
voice: vo_adv_1013010_010
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
あと、アンナたそみたいな耽美な世界観もいいね……
【chara 101311 face 2 (joy)】
なんか竜と薔薇が舞ってたりするの。
voice: vo_adv_1013010_011
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
いっそのこと私自身が変身しちゃう魔法……魔法少女になっちゃうとか?
【chara 101311 face 2 (joy)】
ってそこはもうすでに魔法少女じゃないかーってツッコんでよ!
voice: vo_adv_1013010_012
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
コスチュームチェンジもいいかもだけど、
今のコスチュームも結構気に入っちゃってるんだよね~……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
ってうわあっ!
Choice: (3) どうかした?
----- Tag 3 -----
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ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
い、いやあ?
ななな、なんでもないですぞ?
voice: vo_adv_1013010_014
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
なんだかめっちゃ顔が近くて驚いちゃったよ!
【chara 101311 face 4 (sad)】
話に熱中しすぎて気が付かなかった……
voice: vo_adv_1013010_015
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
せっかく一緒に考えてくれてるのに失礼だよね、うん……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
{player}君のこんなに真剣な顔、
近くで見るのってはじめてかも……
voice: vo_adv_1013010_016
ナナカ:
【chara 101311 face 5 (shy)】
そもそも気が付いたら二人きりで食事に来てるこの状況って、
まるでデートみたい……【chara 101311 face 3 (anger)】
って、違ーう! 違うぞナナカ!
これはお礼! 【chara 101311 face 6 (surprised)】
お礼だからセーフ!
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ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
真なるオタク道とは常に異性と距離を置いておくもの!
オタクに恋なんてもってのほかですぞ!
Choice: (4) どうかした?
Choice: (5) 大丈夫?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1013010_018
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
あ、いやいや……なんでもないなんでもない。
【chara 101311 face 2 (joy)】
それよりも料理が冷めちゃうから早く食べちゃおう!
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----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1013010_019
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
だだだ、大丈夫ですぞ?
【chara 101311 face 2 (joy)】
ははは、ここのお店は料理も美味しいので楽しみだなーって!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1013010_020
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
ねー、なかなか決まらないでしょ?
ほんと悩むんだよね~いや、ほんとほんと……
Choice: (7) 本当はもう決まってるんじゃない?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1013010_021
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
たはは~……やっぱり君にはかなわないな~
【chara 101311 face 1 (normal)】
本当は、もらうべき魔法ってのはもう分かってるんだよね。
voice: vo_adv_1013010_022
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
知っての通り、ナナカちゃんってば年季の入ったゲーマーじゃん?
だから攻略っていうか効率重視の考えもできちゃうからさー
【chara 101311 face 2 (joy)】
分かっちゃうんだよね~
voice: vo_adv_1013010_023
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
ズバリ、効率からいってナナカちゃんがもらうべき魔法は……!
Choice: (8) 魔法は!?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1013010_024
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
『黄昏の都』に行く魔法~!
【chara 101311 face 1 (normal)】
行くっていうか場所が分かるだけでもめっけもんだけどね。
Choice: (9) そんな魔法ありなの?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1013010_025
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
ありかなしかで言ったらありなりよ。
一般的な魔法って汎用性のあるものが広まってるから
ほとんど見かけないタイプの魔法だけどねん。
voice: vo_adv_1013010_026
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
一発芸みたいな他に使い道がない魔法のほうが
効果の質は高くなるんだよね~
【chara 101311 face 2 (joy)】
一点突破型ビルドのロマンっていうかさ!
voice: vo_adv_1013010_027
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
例えば、最強の魔法! 【chara 101311 face 6 (surprised)】
って言ってもどうせもらえる本人のレベル次第
ってところだろうし。
voice: vo_adv_1013010_028
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
魔法って便利なようでかゆいところに手が届かないものがほとんどだから
【chara 101311 face 3 (anger)】
その魔法だけあればずっと最強!
【chara 101311 face 1 (normal)】
っていうチートみたいな魔法なんて無いんだよね~
voice: vo_adv_1013010_029
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
だからこそ、こういう一点特化したものをもらうのが最適なのさ~
【chara 101311 face 1 (normal)】
たぶん、『闇の蒐集家』もそう考えてたはず。
voice: vo_adv_1013010_030
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
でも残念ながら望む魔法は得られなかった。
だから私を利用しようと考えたんじゃないかな?
Choice: (10) だったらなんで悩んでるの?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1013010_031
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
相手の思惑に乗ってやるのがシャクだな~ってのもあるけど……
【chara 101311 face 6 (surprised)】
あえて言うなら、もったいないから、かなあ……?
voice: vo_adv_1013010_032
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
『黄昏の都』に行く魔法をもらうことが、じゃないよ?
【chara 101311 face 4 (sad)】
『黄昏の都』に着いちゃうことが……
voice: vo_adv_1013010_033
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
あはは。【chara 101311 face 1 (normal)】
意味分かんないって顔してるね。
voice: vo_adv_1013010_034
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
そもそも、【トワイライトキャラバン】って『黄昏の都』を探すのが
目的のギルドでしょ?
君にもたくさん手伝ってもらったよね。
voice: vo_adv_1013010_035
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
これまでの冒険もすっごく楽しかったしさ~
【chara 101311 face 1 (normal)】
これからもずっと続くって思ってたんだけど……
voice: vo_adv_1013010_036
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
『黄昏の都』が見つかっちゃうと、これまでの冒険もゴールしちゃって
終わりになっちゃう~……【chara 101311 face 1 (normal)】
って。
voice: vo_adv_1013010_037
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
なんだかんだでこうやって探してるのが一番楽しいんだよね……
【chara 101311 face 1 (normal)】
君も一緒にいてくれるし……
voice: vo_adv_1013010_038
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
ゴールしちゃったら、こうやって君と一緒におしゃべりする時間も、
なくなっちゃうんじゃないかって……
voice: vo_adv_1013010_039
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
って、私なに言ってるんだろうね、【chara 101311 face 2 (joy)】
あははは!
【chara 101311 face 6 (surprised)】
べ、別に変な意味じゃなくてね! 仲間として楽しいって意味ね!
voice: vo_adv_1013010_040
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
あとなにより、やっぱ達成感みたいなのがないじゃん?
【chara 101311 face 4 (sad)】
こう、一発ワープでポンっとクリアって。
【chara 101311 face 1 (normal)】
クリア後の二周目ダンジョンじゃないんだからさ!
voice: vo_adv_1013010_041
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】
こちとらゴリゴリのやり込み勢だっての!
手ごたえがない冒険に意味はないんじゃい!
voice: vo_adv_1013010_042
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
あと一番問題なのは、こんなにあっさり見つかったら
【chara 101311 face 6 (surprised)】
【トワイライトキャラバン】解散だよ! っていう……
voice: vo_adv_1013010_043
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】
……な~んてことを考えてたらさあ、『黄昏の都』に行く魔法って、
私が本当に欲しい魔法じゃないんじゃないかな~って。
voice: vo_adv_1013010_044
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
まあそもそも、この『闇の魔導書』がそんな魔法を与えてくれるのか、
っていう問題もあるんだけど……
voice: vo_adv_1013010_045
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
あはは、ゴメンねぇ~
【chara 101311 face 1 (normal)】
あんなことに付き合わせちゃった上にウジウジ考えこんじゃってさ。
Choice: (11) もっと悩んでもいいよ。
Choice: (12) じっくり考えよう。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1013010_046
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
えへへ、ありがと。
【chara 101311 face 1 (normal)】
まあ、何の魔法にするか決まったら君にも報告するからさ!
【chara 101311 face 2 (joy)】
楽しみに待っててよ!
Jump to tag 13
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1013010_047
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
うん、そうする。
いろいろ聞いてもらって私の中でもちょっと考えの整理ができたよ。
【chara 101311 face 2 (joy)】
ありがとうね。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1013010_048
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】
って、なんかいい雰囲気になっちゃってるよ!
【chara 101311 face 4 (sad)】
いいんだけど! 別にいいんだけど! 【chara 101311 face 6 (surprised)】
仲間だから!
voice: vo_adv_1013010_049
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】
よーし! ってことで悩みはおいといて、【chara 101311 face 2 (joy)】
無礼講の続きじゃーい!
【chara 101311 face 1 (normal)】
店員さん! 料理じゃんじゃん持ってきて!
voice: vo_adv_1013010_050
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】
二人で一人の魔法少女の未来に、かんぱーい!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして、{player}とナナカの宴は続くのであった。