カスミ 第6話
『シャドウ』のことをキーリと名付けたカスミ。キーリは{player}の前だと多弁になる。カスミと{player}は推理を重ねながら、『シャドウ』の内実を明らかにしてゆく。
-------------- situation:
推理は踊る
--------------
voice: vo_adv_1014006_000
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
やぁ、助手くん。
わざわざ、足を運んでもらってごめんね。
voice: vo_adv_1014006_001
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
どうか、今日も私の仕事を手伝ってくれたまえ。
voice: vo_adv_1014006_002
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
どうにも『シャドウ』は不可解でね、
思ったとおりに調査が進まないから……
恥ずかしながら、君の知恵を貸してほしい。
voice: vo_adv_1014006_003
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
ふふ。
居心地が悪そうだね。
voice: vo_adv_1014006_004
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
ここは王宮が管理する公営の刑務所の、
主に政治犯や重罪人が収監される特別製の監房なのだよ。
voice: vo_adv_1014006_005
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
以前、私がソロで活動していたころに、
ある事件を解決してね……
voice: vo_adv_1014006_006
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
その際にここの刑務官と御縁ができて、
特別に監房を使わせてもらっている。
voice: vo_adv_1014006_007
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
公営の施設を私用で使うのは問題だから、
【chara 101411 face 4 (sad)】
まぁ他のみんなには内緒にしてほしい。
【chara 101411 face 2 (joy)】
守秘義務は、探偵の鉄則だよ。
voice: vo_adv_1014006_008
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
ともあれ。
この監房には先日、
どうにか捕獲できた『シャドウ』を収監している。
voice: vo_adv_1014006_009
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
その際には世話になったね、助手くん。
voice: vo_adv_1014006_010
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
どうにかもくろみどおり、
『シャドウ』を虜囚にできて万々歳だけど。
voice: vo_adv_1014006_011
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
こんなのは前代未聞だ、
『シャドウ』に逃げられないように細心の注意を払っている。
voice: vo_adv_1014006_012
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
例の知りあいの刑務官に頼んで監視してもらっているし、
【chara 101411 face 3 (anger)】
『シャドウ』が脱出できないように魔法で結界も張っている。
voice: vo_adv_1014006_013
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
もちろん普通に刑務所だから、
警備も厳重だ。
voice: vo_adv_1014006_014
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
とはいえ『シャドウ』は摩訶不思議な存在だからね、
どんな予想外な方法で消え失せるか分からない。
大急ぎで、『シャドウ』の正体を探らないといけないのだよ。
voice: vo_adv_1014006_015
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
私も知りあいのつてを頼って、
専門家なども動員して探っているけどね……
voice: vo_adv_1014006_016
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
今のところ、収穫はない。
ちょっと焦ってしまうよ、実際。
voice: vo_adv_1014006_017
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
『シャドウ』を捕獲できさえすれば、
事件は解決したも同然だと思っていたからね。
voice: vo_adv_1014006_018
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
でもここから先のほうが、
むしろ手こずりそうだ。
voice: vo_adv_1014006_019
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
まぁ【chara 101411 face 1 (normal)】
難問であればあるほど、
解いたときの快感は増すというものだがね。
voice: vo_adv_1014006_020
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
ふふ。
とりあえず、『シャドウ』の様子を確認したまえ。
voice: vo_adv_1014006_021
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
実物を見ずに頭の中で考えているだけでは、
たいていの場合、何の答えも見い出せないものだ。
voice: vo_adv_1014006_022
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
お~い。
ちょっと良いかね、キーリ。
君に、会わせたいひとがいる。
voice: vo_adv_1014006_023
キーリ:
【chara 101421 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1014006_024
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
うん。
おはよう。
voice: vo_adv_1014006_025
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
ふふ。
何度も話しかけていたら、
こちらを認識してくれたようでね……
voice: vo_adv_1014006_026
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
声をかけると、
いちおう反応するようになったのだよ。
voice: vo_adv_1014006_027
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
まだまだ、
コミュニケーションと呼べるほどでもないけどね。
voice: vo_adv_1014006_028
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
ちなみに。
キーリというのは、【chara 101411 face 2 (joy)】
この子の名前だよ。
【chara 101411 face 1 (normal)】
名前がないと不便だしね、実際。
voice: vo_adv_1014006_029
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
私と同じ見た目をしているからといって、
【chara 101411 face 3 (anger)】
『カスミ二号』【chara 101411 face 1 (normal)】
とか、
【chara 101411 face 3 (anger)】
『カスミシャドウ』【chara 101411 face 5 (shy)】
とか呼ぶのも妙な具合だし。
voice: vo_adv_1014006_030
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
彼女が繰り返す意味のなさそうなフレーズの中に、
名前らしきものを確認したから……
とりあえず、それをもじって用いている。
voice: vo_adv_1014006_031
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
うん。
助手くんも、キーリちゃん……と呼んであげてほしい。
voice: vo_adv_1014006_032
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
なるべく優しく、
丁寧に接してくれたまえよ。
voice: vo_adv_1014006_033
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
『シャドウ』には自意識がないようだし……
粗雑に扱っても文句も言わないし、
機嫌も損ねないのだろうけど。
voice: vo_adv_1014006_034
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
やはり私と同じ見た目をしているからね、
【chara 101411 face 4 (sad)】
どうにも、強硬な手段が取りづらい。
voice: vo_adv_1014006_035
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
こうして牢屋にぶちこまれてるのを見るだけで、
変な汗をかいてしまうぐらいだ。
voice: vo_adv_1014006_036
キーリ:
【chara 101421 face 7 (special_a)】
『おはようございます、先輩』
voice: vo_adv_1014006_037
キーリ:
【chara 101421 face 7 (special_a)】
『お気遣いありがとうございます』
『私は大丈夫です』
『先輩は優しいひとですね』
voice: vo_adv_1014006_038
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
……?
【chara 101411 face 6 (surprised)】
えっ、急にべらべら喋り始めたよ?
何でだろう?
voice: vo_adv_1014006_039
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
タイミング的に、助手くんのせいと考えるべきだろうけど。
理屈が分からないね……
voice: vo_adv_1014006_040
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
まぁいい。
もっと彼女に話しかけるなりしてみたまえ、
助手くん。
Choice: (1) 優しく話しかける。
Choice: (2) 怒鳴りつける。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1014006_041
キーリ:
【chara 101421 face 7 (special_a)】
『えへへ♪』
『先輩は面白いことを言いますね』
『もっとお喋りしましょう』
voice: vo_adv_1014006_042
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】
うわっ、返事をしたよ?
【chara 101411 face 4 (sad)】
いやランダムな発言がたまたま繋がって、
意味のある台詞のように聞こえるだけかな?
voice: vo_adv_1014006_043
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
何にせよ。
キーリは助手くんの言葉には、
しっかり反応するようだね。
voice: vo_adv_1014006_044
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
やっぱり理屈は不明だが、
これは大発見なのだよ。
voice: vo_adv_1014006_045
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
『シャドウ』の調査が進展する可能性が、
ぐっと高まってきた気がする。
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1014006_046
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】
ひあっ!?
急に大声を出すものじゃないよ、助手くん?
voice: vo_adv_1014006_047
キーリ:
【chara 101421 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1014006_048
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
あっ、ほら!
【chara 101411 face 3 (anger)】
キーリも怯えて、
壁際まで逃げてしまったじゃないか!
voice: vo_adv_1014006_049
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】
って、怯えている……?
【chara 101411 face 3 (anger)】
それも不思議な話だね。
voice: vo_adv_1014006_050
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
『シャドウ』は基本的に、
そういう生物っぽい反応を示さないはずなのだけど。
voice: vo_adv_1014006_051
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
『シャドウ』は生物ですらない、とされてきた。
生物の基本である自己保存本能、
危機回避本能すらない。
voice: vo_adv_1014006_052
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
剣で斬られたりしても、
平然として同じ動きを繰り返す。
voice: vo_adv_1014006_053
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
それが定説だったのに……
キーリは、怒鳴り声に怯んだ。
voice: vo_adv_1014006_054
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
いや、たまたまそのように見えただけかな?
【chara 101411 face 1 (normal)】
もうすこし、実験をしてみようか。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1014006_055
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
キーリ、キーリ……
良い子だ、こっちにおいで。
voice: vo_adv_1014006_056
キーリ:
【chara 101421 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1014006_057
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】
んん。
私の言うことはあまり聞かないね。
【chara 101411 face 1 (normal)】
助手くん、あの子を招き寄せてほしい。
voice: vo_adv_1014006_058
キーリ:
【chara 101421 face 7 (special_a)】
『私に何か御用ですか、先輩?』
『私にできることだったら良いんですけど』
voice: vo_adv_1014006_059
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】
うわ、普通にこっちにきた。
【chara 101411 face 3 (anger)】
どうして助手くんの言うことは、
ちゃんと聞くんだろう……?
voice: vo_adv_1014006_060
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】
どうも助手くんを、
『先輩』と呼んでいるらしい理由も謎だ。
voice: vo_adv_1014006_061
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
とはいえ、
キーリから新しい反応が引き出せた。
これは進展といえる。
voice: vo_adv_1014006_062
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
この調子で、
どんどん『シャドウ』の内実を詳らかにしていこう。
voice: vo_adv_1014006_063
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
調査し、考察し推理し、実証する。
その繰り返しのみが、真実を明らかにする。
voice: vo_adv_1014006_064
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
君が頼りだ、助手くん。
一緒に、【chara 101411 face 2 (joy)】
この謎を解き明かしていこう。