カスミ 第9話
キーリへの未練を抱いたまま調査を続けていたカスミは、シャドウに襲われロストしかけてしまう。{player}の腕の中で消えゆくカスミ、しかし次の瞬間、彼を『先輩』と呼び目覚めるのだった。


-------------- situation:
名探偵の心残り
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 一日の仕事を終え、眠りについた{player}。
しかしまどろんだ意識が、突如覚醒する。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_000
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま~

voice: vo_adv_1014009_001
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 って違う違う。
条件反射で言っちゃったわ。

voice: vo_adv_1014009_002
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 いきなりで悪いわね。
あんたに急ぎで伝えたいことがあるの。

voice: vo_adv_1014009_003
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 カスミちゃんを止めなさい。

voice: vo_adv_1014009_004
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 あの子は今、危険な状況に置かれている。
【chara 190011 face 4 (sad)】 ……詳しい話をしてあげたいところだけど、
情報を詰め込むのは得策じゃないのよね。

voice: vo_adv_1014009_005
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 この夢の記憶はすぐに零れ落ちちゃうだろうから、
なるべく情報を絞っておきたいのよ。
【chara 190011 face 1 (normal)】 だから、大切なことだけを覚えておいて。

voice: vo_adv_1014009_006
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 カスミちゃんを止める、それだけをなんとしても忘れないで。
いい? カスミちゃんを止めるのよ?
【chara 190011 face 1 (normal)】 なんとなくでもいいから、気合で記憶しておきなさい。

voice: vo_adv_1014009_007
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 いいわね?
【chara 190011 face 2 (joy)】 頼んだわよ──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_008
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ふわ……ぁ。
ああ、眠い……少し早起きをしすぎたかな。

voice: vo_adv_1014009_009
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 いやいや、惰眠をむさぼるのはよくないね。
【chara 101411 face 4 (sad)】 これではまた寝坊助などといういわれのない疑惑をかけられてしまう。

voice: vo_adv_1014009_010
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 珈琲でも淹れるとしよう。
眠気覚ましにはアレが一番──【chara 101411 face 6 (surprised)】 ん?

voice: vo_adv_1014009_011
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 おや、助手くん?
こんな朝早くにどうしたんだね。
呼吸は乱れ額には汗、ずいぶんと急いでいるようじゃないか。

voice: vo_adv_1014009_012
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 起きてすぐに家から飛び出したって様子だね。
【chara 101411 face 5 (shy)】 ふふっ……寝ぐせができているよ?

voice: vo_adv_1014009_013
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ちょうどいい。
そこに座って息を整えておきたまえ。
急ぎの理由を聞く前に、君にも眠気覚ましの珈琲を淹れてあげよう。

Choice: (1) カスミちゃんを止める!
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1014009_014
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 えっ? きゅ、急にどうしたんだいっ?
【chara 101411 face 4 (sad)】 腕をつかまれると、動けないのだけれど……

voice: vo_adv_1014009_015
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 もしかして珈琲、苦手だった?
砂糖とミルクもあるよ?

voice: vo_adv_1014009_016
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 えぇとその……とりあえず手を離してくれないかな。
なんか、落ち着かない……

voice: vo_adv_1014009_017
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 うぅ、びっくりして目が覚めちゃったよ。
珈琲はもういいか……【chara 101411 face 6 (surprised)】 あっ、そういえば私も寝起きだった。
【chara 101411 face 4 (sad)】 髪、ボサボサだったりしないかな。

voice: vo_adv_1014009_018
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 助手くん、珈琲は諦めるから少し時間をもらえるかな。
【chara 101411 face 1 (normal)】 実は私も起き抜けでね。軽く身だしなみを整えたいんだ……

Choice: (2) カスミちゃんを止める!
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1014009_019
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 なんでっ!?
私には身だしなみを整える権利すらもないのかい!?

voice: vo_adv_1014009_020
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 うぅ、分かった、分かったよ。
身だしなみも諦める。
諦めるから、拘束を解いてくれるかな。

voice: vo_adv_1014009_021
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 これじゃあまるで私が捕まった犯人みたいじゃないか。

voice: vo_adv_1014009_022
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 助手くんの力、思ったより強くて全然動けない……
こんな気分なのかな、捕まった犯人って。【chara 101411 face 4 (sad)】
……なんでこんなにドキドキするんだろ……

voice: vo_adv_1014009_023
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 それでは、聞かせてくれるかな。
助手くんがここまで気をせかしているんだ、よほどのことなんだろう?
【chara 101411 face 3 (anger)】 私も本腰を入れて向き合おう──

Choice: (3) カスミちゃんを止める!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1014009_024
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 どうしろとっ!?

voice: vo_adv_1014009_025
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ちょっと待ちたまえよ助手くん。
あらゆる行動を封じられてしまったじゃないか。
それってつまり、【chara 101411 face 6 (surprised)】 ふむ──

voice: vo_adv_1014009_026
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 ──私に動いてほしくないのかい?

voice: vo_adv_1014009_027
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 よく分からないけど、私を止めなきゃいけないと思った?

voice: vo_adv_1014009_028
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 君の様子を見るに、どうやら私は心配されているのかな。
それも、尋常ならざる勢いで。

voice: vo_adv_1014009_029
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……【chara 101411 face 1 (normal)】 興味深いね。

voice: vo_adv_1014009_030
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 理屈抜きの衝動的な思い。
そういったものにだって必ず意味はある。
君のその思いは、探偵の閃きに近いものかもしれないね。

voice: vo_adv_1014009_031
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……心配されるようなこと、か。

Choice: (4) 何か思いつくことはない?
Choice: (5) カツ丼、食べる?
----- Tag 4 -----
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カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 こらこら、自分自身の閃きだろうに。
なんでも私に尋ねるのはどうかと思うよ?
【chara 101411 face 2 (joy)】 たまには君も、思索に励んでみたまえ。

Jump to tag 6
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1014009_033
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 なぜカツ丼!?

----- Tag 6 -----
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カスミ:
【chara 101411 face 5 (shy)】 ふふ、まるで尋問を受けているみたいだ。
【chara 101411 face 1 (normal)】 少しくらい気の利いた伏線を張ってあげたいところだけど……

voice: vo_adv_1014009_035
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 残念ながら、普段通りだね。
特段思い当たることもないよ。
期待に沿えなくて申し訳ない。

voice: vo_adv_1014009_036
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 実はここ最近、探偵の仕事も少なくてね。
ほとんど休業状態なのさ。

voice: vo_adv_1014009_037
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 そこでこれ幸いと、頭を休めるというお題目で
ギルドハウスに引きこもって、惰眠をむさぼっていたというわけさ。
【chara 101411 face 2 (joy)】 パトロールを手伝えってカオリさんに引っ張られるのも拒否してね。

voice: vo_adv_1014009_038
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 安心したかい?

voice: vo_adv_1014009_039
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ……うん、よかった。
理屈のない衝動に行き場を与えてあげられたなら何よりだ。

voice: vo_adv_1014009_040
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 それじゃあ助手くん、そろそろいいかな?

voice: vo_adv_1014009_041
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 何を無邪気に小首をかしげているんだい。
そろそろいいんじゃないかなって言ってるんだよ。

voice: vo_adv_1014009_042
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 手……ずっと握ったままなんだけど。

voice: vo_adv_1014009_043
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 ふぅ、【chara 101411 face 1 (normal)】 やっと自由の身になれた。

voice: vo_adv_1014009_044
カスミ:
【chara 101411 face 5 (shy)】 もう少し捕まったままでもいいかな、なんて思ったりもしたけど……
【chara 101411 face 6 (surprised)】 ダッ、ダメダメ! これ以上は私の心が耐えられない……! 

voice: vo_adv_1014009_045
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 なにはともあれ、
これでようやく身だしなみを整えられる。

voice: vo_adv_1014009_046
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 【chara 101411 face 3 (anger)】 ……こら助手くん。
女の子が身だしなみを整えると言っているんだ。
いつまでそうやって凝視しているつもりだい?

voice: vo_adv_1014009_047
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 君だってまだ寝ぐせが残ったままじゃないか。
一度家に帰ることをお勧めするよ。

voice: vo_adv_1014009_048
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 こちらも手伝ってもらうような事件はないし、
朝っぱらから汗をかいて疲れただろう?
君もゆっくりと休みたまえ。

voice: vo_adv_1014009_049
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 心配事はもう、解消されただろう?

voice: vo_adv_1014009_050
カスミ:
【chara 101411 face 2 (joy)】 うん、よろしい。
【chara 101411 face 1 (normal)】 それじゃあまたね。
事件が起きたらまた君の手を借りるよ。

voice: vo_adv_1014009_051
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 気を付けて帰りたまえ。

voice: vo_adv_1014009_052
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ……さて。

voice: vo_adv_1014009_053
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 行くとしよう──

Choice: (7) こっそりとカスミを尾行する。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1014009_054
女性:
【chara 1511 face 1 (normal)】 ああ、探偵さん。
【chara 1511 face 2 (joy)】 この間は逃げ出した猫を見つけてくれてありがとうねぇ。

voice: vo_adv_1014009_055
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 いや気にすることはないよ。
迷い猫捜しも立派な探偵の仕事だからね。

voice: vo_adv_1014009_056
女性:
【chara 1511 face 2 (joy)】 また依頼させてもらうわね♪

voice: vo_adv_1014009_057
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 あははは……まず猫が逃げ出さないようにしては?

voice: vo_adv_1014009_058
男性:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 【chara 811 face 1 (normal)】 おっ、探偵さんじゃねぇか。
【chara 811 face 2 (joy)】 この間俺の財布を見つけてくれてありがとうよ!

voice: vo_adv_1014009_059
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ああ、マフラーの中に入っていたんだったね。
大切なものほど肌身から離さないように気を回しすぎ、
しまった場所を思い出せなくなりがちだ。【chara 101411 face 2 (joy)】 気を付けたまえよ。

voice: vo_adv_1014009_060
男性:
【chara 101411 face 1 (normal)】 【chara 811 face 1 (normal)】 おう!
うっかりで探偵さんの手を煩わせちゃ申しわけねぇもんな!
【chara 811 face 2 (joy)】 今度改めて菓子折り持ってお礼に行くぜ!

voice: vo_adv_1014009_061
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 しっかりした人なんだよね……ナイフ舐めてるけど。

voice: vo_adv_1014009_062
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ……ふぅ。
事件の気配は今日もなし、っと。

voice: vo_adv_1014009_063
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 さて、わざと時間をかけて、
いつも通りの日常っぽく振舞ってみたんだけど。

voice: vo_adv_1014009_064
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ……ちらり。

Choice: (8) 壁に身を隠す!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1014009_065
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……ついてきてるなぁ、助手くん。【chara 101411 face 1 (normal)】 バレバレだけど。
私が視線を動かすたびに素早く隠れようとするのは逆効果だよ。
周囲の速度に合わせないと、かえって視界の中で際立ってしまうからね。

voice: vo_adv_1014009_066
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ふふっ……私の言葉を簡単に信じなかったんだ。
誰の言葉であろうと真意を探り、自分の目で確かめようとする。
いい探偵になれそうだね……♪ 

voice: vo_adv_1014009_067
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 そんな君の成長を喜びたいところではあるけれど。
……悪いね。

voice: vo_adv_1014009_068
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ああ、
そこの退屈そうに一人遊びしている君、【chara 101411 face 2 (joy)】 ちょっといいかな。

voice: vo_adv_1014009_069
女の子:
【chara 415 face 6 (surprised)】 なぁにー?
【chara 415 face 1 (normal)】 おねえちゃん、遊んでくれるのー?

voice: vo_adv_1014009_070
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 その通りさ。
ちょうど私たちは今、かくれんぼをしているところなんだ。

voice: vo_adv_1014009_071
女の子:
【chara 415 face 6 (surprised)】 そうなのっ?
【chara 415 face 2 (joy)】 わたしもまぜてまぜて~♪

voice: vo_adv_1014009_072
カスミ:
【chara 101411 face 2 (joy)】 もちろんさ。【chara 101411 face 1 (normal)】 ほら、あっちの建物の影を見てごらん。
あそこに隠れているお兄さんに声をかけるといい。
【chara 101411 face 5 (shy)】 見つけた、と言ってオニを代わってもらうんだ。

voice: vo_adv_1014009_073
女の子:
【chara 415 face 2 (joy)】 うん、わかった~!

voice: vo_adv_1014009_074
女の子:
【chara 415 face 1 (normal)】 ──おにいちゃん、【chara 415 face 2 (joy)】 み~っけ!

Choice: (9) !?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1014009_075
女の子:
【chara 415 face 2 (joy)】 次はおにいちゃんがオニだよ~!
わ~いっ♪

voice: vo_adv_1014009_076
カスミ:
【chara 101411 face 5 (shy)】 助手くんの性格上、隠れた子どもを放ってはおけまい?
【chara 101411 face 1 (normal)】 これでしばらくは追ってこれないだろう。

voice: vo_adv_1014009_077
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 悪いね、助手くん。

voice: vo_adv_1014009_078
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 私は──

voice: vo_adv_1014009_079
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ──向き合わなくてはならないんだ。

voice: vo_adv_1014009_080
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『…………』

voice: vo_adv_1014009_081
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ようやく見つけたよ。
前に見つけた時から、そこそこ時間がかかってしまったけど。

voice: vo_adv_1014009_082
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 助手くんが動いたタイミングで遭遇するというのも、
やはり因果を感じるね。

voice: vo_adv_1014009_083
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 やぁ、私によく似た『シャドウ』。

voice: vo_adv_1014009_084
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『…………』

voice: vo_adv_1014009_085
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 こんにちは。
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……この呼びかけに、答えられるかい?

voice: vo_adv_1014009_086
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『こんにちは……こん、にちは、こんにち──』

voice: vo_adv_1014009_087
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 分かっている……『シャドウ』に同じ個体が存在する前例はない。
これは……『あの子』ではない。だけど──

voice: vo_adv_1014009_088
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 この名前……分からない、かな。

voice: vo_adv_1014009_089
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ──キーリ。

voice: vo_adv_1014009_090
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『…………』

voice: vo_adv_1014009_091
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 そうだよね。
うん、当たり前のことだ。

voice: vo_adv_1014009_092
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 これは……未練だ。

voice: vo_adv_1014009_093
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 キーリと笑顔で別れられなかった私自身の、業とも言える。

voice: vo_adv_1014009_094
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 だから、君は……【chara 101411 face 3 (anger)】 私の手で倒すよ。
『シャドウ』は、この世界に危険を及ぼす存在なんだって。
私は理解し、納得しなければいけない。

voice: vo_adv_1014009_095
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ごめんよ。
君に意志がなくても、謝るよ。【chara 101411 face 3 (anger)】
今度こそ、さよならを──!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_096
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『……捜査を開始します……』

voice: vo_adv_1014009_097
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 っ!?

voice: vo_adv_1014009_098
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『放課後に……集合……』

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_099
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 この『シャドウ』、急に抱き着いて……!?
【chara 101411 face 4 (sad)】 私のバカ……! なぜ手を止めてしまったんだ……

voice: vo_adv_1014009_100
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『よろしく……頼むよ、たのむたのむ……あい──ぼ──』

voice: vo_adv_1014009_101
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ダメだ、振りほどけない……! 

Choice: (10) カスミちゃん!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1014009_102
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 助手……くん──

voice: vo_adv_1014009_103
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ──あい、ぼう……?

voice: vo_adv_1014009_104
シャドウ:
【chara 101421 face 1 (normal)】 『…………』

voice: vo_adv_1014009_105
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 何を、された……?
黒い靄のようなものが……体に入ってきて……? 

voice: vo_adv_1014009_106
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 外傷はない……痛みも……
【chara 101411 face 6 (surprised)】 だけど……何かを……された……

voice: vo_adv_1014009_107
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 あぁ……何かが、欠落している……
心に、穴が開いている、みたいだ……
そこから、流れ出していく……私の、大切な、何かが……

Choice: (11) 大丈夫っ!?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1014009_108
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……来てしまったんだね……助手くん。

voice: vo_adv_1014009_109
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 よくここが分かったね……ううん……
相当な疲労のあとが見える……街中、走り回ってくれたんだね……

Choice: (12) すぐ手当てを……!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1014009_110
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 いや……いい。
君も疲れてるだろう……?
【chara 101411 face 1 (normal)】 それよりさ、話でもしようよ。

voice: vo_adv_1014009_111
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……ごめんね、助手くん。
君に、嘘を……ついてしまった。

voice: vo_adv_1014009_112
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 今朝……君が私を必死に止めようとしたとき……
すごくヒヤヒヤしていたんだよ……

voice: vo_adv_1014009_113
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 後ろ暗さで、胸が押しつぶされそうだった。
【chara 101411 face 1 (normal)】 犯行を暴かれる犯人の気持ちって、
こんな感じなのかもしれないね……ふふっ。

voice: vo_adv_1014009_114
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 君の理由のない心配は、正しかった。
私は、愚かなことをしていたのさ……

voice: vo_adv_1014009_115
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 私は……あの後も、『シャドウ』を捜して歩き回っていたんだ。

voice: vo_adv_1014009_116
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 理由は……挙げれば、いくつもある。
『シャドウ』に関する謎が解けていないこととか、
探偵のプライドとか……ね。

voice: vo_adv_1014009_117
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 でもそんな理由じゃないんだ。
私は……未練を、残していたんだよ。
あの時、目の前で消えてしまったものに……

voice: vo_adv_1014009_118
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 もう一度、会いたかったんだ。

voice: vo_adv_1014009_119
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ──キーリに。

voice: vo_adv_1014009_120
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 君に言わなかった理由は……そうだね。
……幻滅されたくなかったから、かな。

voice: vo_adv_1014009_121
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 探偵が……未練がましく、消えてしまったものを追い続けるなんて。
終わった事件に、想いを残したままだなんて。

voice: vo_adv_1014009_122
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 かっこ悪いだろう……?

Choice: (13) そんなこと、ないよ。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1014009_123
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 本当に……いい助手だよ、【chara 101411 face 4 (sad)】 君、は……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_124
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ああ──これが『ロスト』か。
【chara 101411 face 1 (normal)】 解明されていない謎に触れるのは、いつだって胸躍り、頭が痺れる……
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……だけど……ちょっぴり……怖いな……

voice: vo_adv_1014009_125
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……こういう時は、秘めた、想いの……一つでも……
伝えて……おくべきなのかな……いや、意味はないか……
『ロスト』すれば、誰の記憶からも、消えてしまうのだから。

voice: vo_adv_1014009_126
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 残念。
遅すぎた──ね──

Choice: (14) ダメだ……ダメだよ!
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1014009_127
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 なんて、言ってるんだい、助手くん……
すまない……もう、聞こえ──

Choice: (15) カスミちゃん!
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1014009_128
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 …………

Choice: (16) カスミ、ちゃん……?
----- Tag 16 -----
--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_129
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 …………

Choice: (17) 消えていく体を抱きしめる。
----- Tag 17 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 腕の中で少しずつ形を失ってゆくカスミ。
{player}はそれを少しでも止めようと、
強く抱きしめることしかできなかった──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1014009_130
???:
【chara 101412 face 1 (normal)】 ……っ。

voice: vo_adv_1014009_131
???:
【chara 101412 face 2 (joy)】 『少し、恥ずかしいです』

Choice: (18) えっ?
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1014009_132
???:
【chara 101412 face 1 (normal)】 『……お久しぶりですね』

voice: vo_adv_1014009_133
???:
【chara 101412 face 2 (joy)】 『先輩』