ヨリ 第10話
店主の新作ボードゲームを遊ぶヨリたち。そこに現れたのは巷で噂になっている悪徳商人だった。店主を脅して無理やり言う事を聞かせようとする商人を、ヨリと{player}は力を合わせて撃退する。
-------------- situation:
ゲームがつなぐ縁と絆
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
店主の新作ボードゲームが完成したとの連絡を受け、
ヨリと{player}はゲームショップへやってきた。
voice: vo_adv_1022010_000
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
こんにちは~……
voice: vo_adv_1022010_001
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
おお、お嬢さん。待っとったよ。
voice: vo_adv_1022010_002
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
おじいさん。無事ゲームが完成したんですね!
voice: vo_adv_1022010_003
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
おかげさまでの。【chara 511 face 1 (normal)】
ほれ、そこにおるじゃろ。
やかましいのが二人買ったばかりで遊んでおるよ。
voice: vo_adv_1022010_004
男性1:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
やかましいのとはひどいな、マスター!
【chara 1111 face 1 (normal)】
これだけ通い詰めたら、もう常連客って言ってくれても
いいんじゃないの?
voice: vo_adv_1022010_005
男性2:
【chara 414 face 6 (surprised)】
そういうとこだよ。やかましいのは。
【chara 414 face 1 (normal)】
ちょうど新しく始めるとこだけど、一緒にやるかい?
ヨリちゃんとそっちの彼も。
voice: vo_adv_1022010_006
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
うーん、今日は買って帰るだけのつもりだったけど……
【chara 102211 face 6 (surprised)】
アンタはどうする?
Choice: (1) また同じチームでやりたい。
Choice: (2) 今度は別チームでやりたい。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1022010_007
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
それならやっていきましょうか。
今度も燃える勝負になりそうね!
ほら、{player}もそっちの席に座って。
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1022010_008
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
へー、言うようになったじゃない。
いいわ、私の本気でボッコボコにしてあげる!
{player}も全力でかかってきなさいよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1022010_009
男性1:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
いやー、ヨリちゃんかわいい顔して
えげつない戦略で攻めてくるからなぁ。
【chara 1111 face 4 (sad)】
手ごわ過ぎて敵チームにはなりたくないよ、ほんと。
voice: vo_adv_1022010_010
男性2:
【chara 414 face 1 (normal)】
手加減なしで、って言ったのはこっちだけど
ほんとに遠慮ないんだもんな。
【chara 414 face 6 (surprised)】
少年は少年で、豪運を連発するし。
voice: vo_adv_1022010_011
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
お生憎さま。勝負は時の運だから、
勝つ時もあれば負ける時もあるわよ。
【chara 102211 face 6 (surprised)】
まあ、{player}のツキはちょっと異常な気もするけど……
voice: vo_adv_1022010_012
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
でも、こうしてみんなで遊べる場所があるっていいわよね。
ボードゲームって人が集まらないとプレイできないから。
voice: vo_adv_1022010_013
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
一人用のもあるにはあるし、
できなくもないけど……【chara 102211 face 4 (sad)】
むなしくなっちゃうし。
Choice: (4) そうなんだ?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1022010_014
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
ちょっと想像してみなさいよ。
【chara 102211 face 6 (surprised)】
ボスに挑む時とか、パーティ4人分のダイスを
自分1人で延々振り続けるのよ。
voice: vo_adv_1022010_015
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
「あ、逆転のクリティカルがここで出た! やった、倒したわ!」
【chara 102211 face 4 (sad)】
なんて喜びも、誰とも分かち合えないし。
voice: vo_adv_1022010_016
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
それに、最近行きつけだった他のボードゲームショップが
お店を畳んじゃったりしてるのよ。
【chara 102211 face 4 (sad)】
こんなに面白いのにね。
voice: vo_adv_1022010_017
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
だから、もっとたくさんの人に
ボードゲームを好きになってもらうために、
マスターには是非頑張ってもらわないと。
voice: vo_adv_1022010_018
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
ほっほっほ。うれしいことを言ってくれるのう。
【chara 511 face 1 (normal)】
そしたら、どれ。在庫が切れてしまわんうちに補充せんとな。
voice: vo_adv_1022010_019
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
失礼するよ。
voice: vo_adv_1022010_020
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
ふむ、少し古びた店だが趣は悪くない。
【chara 2511 face 1 (normal)】
噂は本当だったようですね。
voice: vo_adv_1022010_021
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
ゲームショップではあまり見ないようなお客さんね。
あんまりゲームをやりそうに見えないけど……
【chara 102211 face 6 (surprised)】
初心者の人かしら?
voice: vo_adv_1022010_022
店主:
【chara 511 face 1 (normal)】
いらっしゃい。お探しのゲームは何かね?
voice: vo_adv_1022010_023
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
用件は一つ。そこの新作を買いたい。
voice: vo_adv_1022010_024
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
──在庫も含めて、この店にあるだけ。
すべて用意していただけませんか? 今すぐに。
voice: vo_adv_1022010_025
店主:
【chara 511 face 6 (surprised)】
……うん? わしの聞き間違いかな。
voice: vo_adv_1022010_026
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
ぜ、全部……って、けっこうな数あるわよ。
そんなに持って帰れるのかしら。
voice: vo_adv_1022010_027
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
心配はご無用。
運ぶための馬車なりはこちらで用意しますので。
【chara 2511 face 2 (joy)】
もちろん支払いも即金で。
voice: vo_adv_1022010_028
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
……ああ、これは失礼しました。自己紹介がまだでしたね。
【chara 2511 face 1 (normal)】
私はゲームを専門に取り扱う商店をしておりまして。
こちらのお店……そして店主のお噂はかねがね。
voice: vo_adv_1022010_029
商人:
【chara 2511 face 2 (joy)】
私ども、「価値」のある商品の取り揃えが自慢でして。
巷で評判になっている新作がこちらにあると聞きつけて、
ぜひ取り扱わせてもらいたいと、お願いしに参った次第です。
voice: vo_adv_1022010_030
店主:
【chara 511 face 1 (normal)】
……すまんが、おまえさんに
このゲームを売るつもりはない。帰っとくれ。
voice: vo_adv_1022010_031
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
ほう? そこで遊んでいる彼らには売っているようですが、
私には売れないと?
voice: vo_adv_1022010_032
店主:
【chara 511 face 1 (normal)】
わしは金儲けのために作っとるわけではない。
年老いてはいるが、まだ耳は遠くなくての。
voice: vo_adv_1022010_033
店主:
【chara 511 face 3 (anger)】
最近、よく耳に入って来るんじゃよ。
希少なゲームを買い占め、不当な値段まで釣り上げて
売りさばく商人がいる。そんな巷の噂がな?
voice: vo_adv_1022010_034
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
……あっ、思い出した!
前に通ってたお店の人が言ってたわ!
金に物を言わせた商人がしつこく口説きにきて困ってる、って!
voice: vo_adv_1022010_035
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
売り場を買い荒らしまわったり、向こうの言うことを聞かなかったら
ひどい目に遭わされるって……
【chara 102211 face 4 (sad)】
それでしばらくお休みするって言ってたもの。
voice: vo_adv_1022010_036
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
なんのことだか分かりませんね。
失礼ですが、どこかの誰かと勘違いしているのでは?
voice: vo_adv_1022010_037
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
などと意地悪を言ってもいいんですが、
これ以上は隠しても意味がないようですね。
なにせ……
voice: vo_adv_1022010_038
商人:
【chara 2511 face 8 (special_b)】
その噂が嘘であれ本当であれ、
こちらの店主はもう私と取引されるつもりはないご様子ですし。
……店を閉めたお仲間からでも、お聞きしたのかな?
voice: vo_adv_1022010_039
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
ってことは、【chara 102211 face 3 (anger)】
やっぱりアンタが……!
voice: vo_adv_1022010_040
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
それに不当な値段とは人聞きの悪い。
【chara 2511 face 1 (normal)】
そもそも、誰からも望まれない物に値段はつかない。
voice: vo_adv_1022010_041
商人:
【chara 2511 face 2 (joy)】
高値がつくには高値がつくなりの素晴らしい価値がある。
【chara 2511 face 1 (normal)】
私はただ、その価値を高めるお手伝いをしてるだけですよ。
voice: vo_adv_1022010_042
店主:
【chara 511 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_1022010_043
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
ふむ……あくまでも売るつもりはない、ということでしょうか?
【chara 2511 face 1 (normal)】
私のことを知ったうえで、その態度を取るのは
得策とは思えませんが……
voice: vo_adv_1022010_044
男性1:
【chara 1111 face 3 (anger)】
おい、マスターに何するつもりだ!
voice: vo_adv_1022010_045
男性2:
【chara 414 face 6 (surprised)】
うわあっ……【chara 414 face 4 (sad)】
あぐっ!
voice: vo_adv_1022010_046
子分:
【chara 911 face 1 (normal)】
うちの旦那が話してる最中だろうが。
部外者はちょっくら引っ込んでてくれよ。
Choice: (5) 大丈夫!?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1022010_047
商人:
【chara 2511 face 4 (sad)】
まったく、作者すらこの作品の価値が分からないなんて。
だから私が、正しい値段をつけてやっているのですよ。
【chara 2511 face 8 (special_b)】
まあ、そのための「手間賃」は少々いただきますがね。
voice: vo_adv_1022010_048
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
ちょっと、アンタ……
voice: vo_adv_1022010_049
商人:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
……私に何かご用でも?
【chara 2511 face 8 (special_b)】
見ての通り、今は取り込み中なのですが。
voice: vo_adv_1022010_050
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
さっきから価値だのなんだの、
好き勝手なことばっかり言ってるけど……
本当の価値がわかってないのはアンタの方よ!
voice: vo_adv_1022010_051
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
このゲームは、おじいさんがここにいるみんなと……
ゲームを好きな気持ちをありったけ込めて作った、
本当に大切なものなの。
voice: vo_adv_1022010_052
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
そんな、みんなの想いを踏みにじるなら……
【chara 102211 face 3 (anger)】
わ、私が許さないんだから!
voice: vo_adv_1022010_053
商人:
【chara 2511 face 4 (sad)】
やれやれ、仕方ありません。
こうした無粋なやり方は趣味ではありませんが……
voice: vo_adv_1022010_054
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
ほら、あなたの出番ですよ。
高い金を払った分はきちんと働いてください。
voice: vo_adv_1022010_055
子分:
【chara 911 face 1 (normal)】
旦那、この娘も叩きのめせばいいんですかい?
voice: vo_adv_1022010_056
商人:
【chara 2511 face 1 (normal)】
いつも通り、好きになさい。【chara 2511 face 3 (anger)】
ただし商品に傷をつけないように。
価値が落ちたらたまったものではありませんからね。
voice: vo_adv_1022010_057
子分:
【chara 911 face 2 (joy)】
へへっ、あいよ。
【chara 911 face 1 (normal)】
ってことで、悪いな嬢ちゃん
【chara 911 face 3 (anger)】
……こっちが手加減できるうちに諦めてくれや!!
voice: vo_adv_1022010_058
ヨリ:
【chara 102211 face 4 (sad)】
…………っ!!
voice: vo_adv_1022010_059
子分:
【chara 911 face 6 (surprised)】
くっ、こいつ……!!
voice: vo_adv_1022010_060
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
{player}……!!
voice: vo_adv_1022010_061
商人:
【chara 2511 face 3 (anger)】
ちょっと、何をしてるんです? 腕自慢って言ってたでしょう。
そんな子供、さっさと片付けてしまいなさい!
voice: vo_adv_1022010_062
子分:
【chara 911 face 3 (anger)】
うおおおおおおっ!!
【chara 911 face 6 (surprised)】
こ、この小僧……なんで倒れやがらねぇ!?
Choice: (6) ヨリ、今のうちに!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1022010_063
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
……わかったわ!
【chara 102211 face 1 (normal)】
おじいさん、ごめんなさい! 後片付けは手伝うから!!
voice: vo_adv_1022010_064
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
はああああっ!
voice: vo_adv_1022010_065
子分:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ぐあああああああっ!
voice: vo_adv_1022010_066
商人:
【chara 2511 face 7 (special_a)】
どど、どうして倒れてるんですか?
私があなたにいくら払ったと思ってるんです!?
ちょっと、床で寝てないで早く起きなさい!
voice: vo_adv_1022010_067
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
さあ、どうするの?
まだやるっていうなら、相手になってあげるけど。
voice: vo_adv_1022010_068
商人:
【chara 2511 face 7 (special_a)】
ぐ、ぐぐぐぐぐ……!
voice: vo_adv_1022010_069
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
もしも、またこんな真似をするなら、
その時は今よりもっともーっと『想い』を込めた
強烈な一撃をお見舞いしてあげるわ! 覚悟なさい!
voice: vo_adv_1022010_070
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
ふぅ……これでようやく片付いたかしら。
【chara 102211 face 1 (normal)】
えっと、ガーゼ、ガーゼは……と。
voice: vo_adv_1022010_071
男性1:
【chara 1111 face 4 (sad)】
いてててて……お役に立てなくて悪かったね。
voice: vo_adv_1022010_072
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
いいわよ。私とコイツが戦ってた時、
二人でおじいさんをかばってくれてたでしょ。
voice: vo_adv_1022010_073
男性2:
【chara 414 face 1 (normal)】
ま、まあ、俺たちもそれくらいはね……【chara 414 face 4 (sad)】
あたたたた。
もうちょっと優しく手当てして……
voice: vo_adv_1022010_074
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
男なんだから泣き言言わないの! 【chara 102211 face 1 (normal)】
はい、終わり!
Choice: (7) こっちも掃除終わったよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1022010_075
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
アンタもありがとう。
【chara 102211 face 3 (anger)】
まったくひどい奴らだったわ。
voice: vo_adv_1022010_076
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
あいつら、ゲームを作る権利を買い上げて
意図的に品切れを起こしたり、【chara 102211 face 6 (surprised)】
作る数を絞って
値段を釣り上げてたり、好き放題してたみたい。
voice: vo_adv_1022010_077
ヨリ:
【chara 102211 face 3 (anger)】
それも、お金で言う事を聞かなかったら
力づくで無理やりやらせてたみたいね。
voice: vo_adv_1022010_078
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
物によると、1本数10万ルピで
取引されてるのもあったみたいだけど……
Choice: (8) そんなに高いのもあるんだ……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1022010_079
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
元の値段は100分の1よ。
【chara 102211 face 3 (anger)】
あいつらが金儲けをたくらまなかったら、
そのお金であと99本ゲームが買えるわ。
voice: vo_adv_1022010_080
ヨリ:
【chara 102211 face 1 (normal)】
ま、あちこちで悪さを働いてたせいで、
しばらく牢獄で過ごすことになるでしょうし。
voice: vo_adv_1022010_081
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
これで品切れやプレミア価格に悔し涙を流す日々も終わりね。
みんなきっと喜ぶわ。
voice: vo_adv_1022010_082
店主:
【chara 511 face 1 (normal)】
店の片付けまで手伝ってもらってすまんのう。
voice: vo_adv_1022010_083
店主:
【chara 511 face 6 (surprised)】
いや、しかし驚いた。お嬢さんたち、えらい強いんじゃな。
【chara 511 face 2 (joy)】
まるでゲームに出てくる英雄みたいに見えたわい。
voice: vo_adv_1022010_084
ヨリ:
【chara 102211 face 4 (sad)】
ごめんなさい、おじいさん。
お店の床、ちょっと焦がしちゃった。
voice: vo_adv_1022010_085
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
ええ、ええ。そんなのは些細な事じゃ。
【chara 511 face 1 (normal)】
もしお嬢さんたちがおらんかったら、どうなってたことか。
voice: vo_adv_1022010_086
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
わ、私はただ、みんなで頑張って作ったゲームを
あんな言い方されて、黙ってられなかっただけで。
voice: vo_adv_1022010_087
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
それにあの時、お店にいたみんなが……
ここにいるみんなの、ゲームを好きな気持ちが
私に勇気をくれたから。
voice: vo_adv_1022010_088
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
だから、怖かったけど立ち向かうことができたの。
この大切な場所を守らなきゃって。
アンタと、ここにいるみんなと一緒にね。
voice: vo_adv_1022010_089
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
……そうじゃな。お嬢さんの言う通りじゃ。
お嬢さんにも、ここにいる皆にも、
いくら感謝してもしきれんが、本当にありがとう。
voice: vo_adv_1022010_090
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
【chara 511 face 6 (surprised)】
【chara 102211 face 6 (surprised)】
あら、新しいお客さんかしら?
voice: vo_adv_1022010_091
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
おじいちゃーん! あそびに来たよー!
voice: vo_adv_1022010_092
店主:
【chara 511 face 6 (surprised)】
おや、まあ……
【chara 511 face 1 (normal)】
こんな遠いところまでよう来たのう。
voice: vo_adv_1022010_093
店主の娘:
【chara 411 face 1 (normal)】
お父さんのお店の話を、風の便りで聞いてね。
相談したいこともあったし、ちょっと顔を見たくって。
voice: vo_adv_1022010_094
店主:
【chara 511 face 4 (sad)】
ああ、その、同居の件なんじゃが……
voice: vo_adv_1022010_095
店主の娘:
【chara 411 face 6 (surprised)】
……ねえ、お父さん。
私がなんで同居を勧めたか分かる?
voice: vo_adv_1022010_096
店主の娘:
【chara 411 face 4 (sad)】
最近のお父さんったら、
ずっとふさぎ込んでて元気なかったじゃない。
それで、ゲーム作りの熱が冷めちゃったのかと思って。
voice: vo_adv_1022010_097
店主の娘:
【chara 411 face 1 (normal)】
でも、この様子だと必要なかったみたいね。
お父さんの顔を見れば分かるもの。
【chara 411 face 2 (joy)】
ふふっ、心配して損しちゃったわ。
voice: vo_adv_1022010_098
店主:
【chara 511 face 6 (surprised)】
そういうことじゃったか。【chara 511 face 4 (sad)】
それは心配かけてすまんかったの。
【chara 511 face 2 (joy)】
安心せい。今はこの通り、元気があり余っとるくらいじゃわい。
voice: vo_adv_1022010_099
店主の孫:
【chara 211 face 1 (normal)】
ねえ、おじいちゃんってゲーム作ってるひとなの?
これがおじいちゃんの作ったゲーム?
voice: vo_adv_1022010_100
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
ああ、そうじゃよ。
ここにいる皆と作った、楽しい楽しいゲームじゃ。
遊んでみたいのかい?
voice: vo_adv_1022010_101
店主の孫:
【chara 211 face 2 (joy)】
うん! おじいちゃんの作ったゲーム、
わたしやってみたい!
voice: vo_adv_1022010_102
店主:
【chara 511 face 2 (joy)】
ほっほっほっ。そうかそうか。
それなら、このお姉さんに遊び方を教えてもらうといい。
きっと優しく教えてくれるはずじゃ。
voice: vo_adv_1022010_103
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
えっ? わ、私……ですか!?
えぇっと、その……
voice: vo_adv_1022010_104
店主の孫:
【chara 211 face 1 (normal)】
おねえちゃんが教えてくれるの?
【chara 211 face 6 (surprised)】
わたしにもできる?
voice: vo_adv_1022010_105
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
わ、ど、どうしよう……!
【chara 102211 face 4 (sad)】
おじいさんはああ言ってくれたけど、
ゲームって面白いものだって思ってもらえるかな……
Choice: (9) みんなで遊ぼうよ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1022010_106
ヨリ:
【chara 102211 face 6 (surprised)】
…………!
voice: vo_adv_1022010_107
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
……そうね、緊張してすっかり忘れてた。
voice: vo_adv_1022010_108
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
かんたんな事じゃない。ゲームって、
教えたり教わったりするものじゃなくって……
voice: vo_adv_1022010_109
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
ふふっ……それじゃやってみましょうか。
だって、ゲームって──
voice: vo_adv_1022010_110
ヨリ:
【chara 102211 face 2 (joy)】
──みんなと一緒に熱くなれる、
すっごく楽しいものなんだから!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
心からの笑みを浮かべながら、
ヨリは子供たちと一緒にゲームをプレイするのであった。