スズメ 第9話
ドジで大切な置物を壊してしまい、サレンディア救護院を飛び出してしまったスズメ。ギルドハウスを貸してくれた{player}に恩返ししようとするが、結局そこでもドジをしてしまうのであった。
-------------- situation:
ドジっ娘メイドの逃避行
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アルバイトからの帰りに街を歩いていた{player}。
その途中で突然、切迫した声に呼び止められた。
voice: vo_adv_1025009_000
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
あ、あのっ!
{player}さん!
voice: vo_adv_1025009_001
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
私……
私を……
voice: vo_adv_1025009_002
スズメ:
【chara 102511 face 3 (anger)】
──私を、雇ってくださいませんかっ!
voice: vo_adv_1025009_003
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
あ……お、驚いちゃいますよね。
【chara 102511 face 4 (sad)】
すみません、こんなこと急に。
voice: vo_adv_1025009_004
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
色々あって気が動転してて、
{player}さんの姿を見たら思わず……
Choice: (1) なにかあったの?
Choice: (2) ……やっちゃったの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1025009_005
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
ええと……【chara 102511 face 4 (sad)】
はい。
説明するのもお恥ずかしい話ではあるんですけど……
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1025009_006
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
……やっちゃいました。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1025009_007
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
その、私……サレンディア救護院で、いつもみたいにドジをして、
大切なものを壊してしまったんです。
voice: vo_adv_1025009_008
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
お嬢さまは気にしなくていいと言ってくださいましたが、
私はどうしても、自分が許せなくて……
voice: vo_adv_1025009_009
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
大切な……ものだったのに……
voice: vo_adv_1025009_010
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
それで私、
思わず救護院を飛び出してきちゃったんです。
voice: vo_adv_1025009_011
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
でも、よく考えたら私、救護院以外に行ける場所がなくて、
そんなとき、{player}さんの姿を見かけて……
Choice: (4) とりあえずついてきて。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1025009_012
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
え?
は、はい……!
voice: vo_adv_1025009_013
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
すみません、何もかもいきなりで……
voice: vo_adv_1025009_014
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
でも、本当にいいんですか?
【美食殿】のみなさんのギルドハウスをお借りして……
voice: vo_adv_1025009_015
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
……自由に使っていい、ですか。
【chara 102511 face 2 (joy)】
ふふっ、ありがとうございます。
【chara 102511 face 1 (normal)】
では、ご厚意に甘えさせていただきますね。
voice: vo_adv_1025009_016
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
それでえっと、今日は他のみなさんは……?
voice: vo_adv_1025009_017
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
……いない?
お出かけ中なんですか。
ということは二人きりなんですね。
voice: vo_adv_1025009_018
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
このかたと……二人きり……?
【chara 102511 face 3 (anger)】
いえいえ、何をドキッとしちゃってるんですか私!
救護院でいつも一緒だったじゃないですか!
voice: vo_adv_1025009_019
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
そ、そうだっ。
何もしないのもあれですから、お茶をお入れしますね。
キッチン、少しお借りします!
voice: vo_adv_1025009_020
スズメ:
【chara 102511 face 2 (joy)】
えっと、お茶、お茶~
【chara 102511 face 1 (normal)】
わっ、すごい。見たことのない茶葉がいっぱい……
【chara 102511 face 6 (surprised)】
というかこれは……魔物の……?
voice: vo_adv_1025009_021
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
……見なかったことにしましょう。
【chara 102511 face 1 (normal)】
こ、こっちの普通っぽい茶葉を使わせていただきます。
voice: vo_adv_1025009_022
スズメ:
【chara 102511 face 2 (joy)】
えへへ。お世話になるからには、お役に立たないと。
【chara 102511 face 1 (normal)】
ご恩には奉公で報いるのがメイドの流儀です♪
voice: vo_adv_1025009_023
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
バッチリとおいしいお茶をお出しして~……
【chara 102511 face 6 (surprised)】
あれ? なんでしょうこれ、なんか黒い煙が……
【chara 102511 face 4 (sad)】
それに変な匂いも……っ!?
voice: vo_adv_1025009_024
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
ひゃわあああ~っ!
なんですかこれ~~っ!?
茶葉じゃなかったんですか~~~っ!?
voice: vo_adv_1025009_025
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
うぅ……すみません……
結局失敗して、お茶が見たことのない色になっちゃいました……
Choice: (5) おいしかったよ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1025009_026
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
本当、ですか……?
【chara 102511 face 4 (sad)】
その割には飲んだ瞬間、喉を押さえて天井を見つめていましたけど……
voice: vo_adv_1025009_027
スズメ:
【chara 102511 face 3 (anger)】
……いいえ。汚名は返上するものです!
【chara 102511 face 1 (normal)】
今度はお部屋のお掃除をさせていただきますね!
voice: vo_adv_1025009_028
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
メイドとして役に立つところ、
{player}さんに見てもらいたいですから。
voice: vo_adv_1025009_029
スズメ:
【chara 102511 face 2 (joy)】
えへへ。
いつもと違う場所をお掃除するなんて、
不思議な気分ですね……♪
voice: vo_adv_1025009_030
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
見たところ片付いていますけど、
ところどころ、お掃除が行き届いてない部分がありますね?
【chara 102511 face 2 (joy)】
これはメイドとして、腕の見せどころ……♪
voice: vo_adv_1025009_031
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
あ! なんですかその心配そうな目は!
【chara 102511 face 3 (anger)】
心外ですよ~!
voice: vo_adv_1025009_032
スズメ:
【chara 102511 face 3 (anger)】
もう。私だって成長してるんですよ?
ドジってばっかりじゃないんです。
voice: vo_adv_1025009_033
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
え? 分かってる?
ずっと見てきたから?
voice: vo_adv_1025009_034
スズメ:
【chara 102511 face 5 (shy)】
ダ、ダメですよ~急に褒めたりしちゃ……!
【chara 102511 face 2 (joy)】
いいところを見せたくなっちゃうじゃないですか~♪
voice: vo_adv_1025009_035
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
じゃあ、見ていてくださいねっ。
前は失敗してたお掃除魔法も、【chara 102511 face 2 (joy)】
今はこのとおり!
voice: vo_adv_1025009_036
スズメ:
【chara 102511 face 2 (joy)】
えぇいっ、きれいになぁれ……☆
voice: vo_adv_1025009_037
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1025009_038
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
……本当にすみません。
voice: vo_adv_1025009_039
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
ごめんなさい~……
結局{player}さんにも手伝ってもらっちゃって……
voice: vo_adv_1025009_040
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
お掃除は得意だって自分では思ってるんですけど、
どうしてだかいつも爆発しちゃうんですよね……
voice: vo_adv_1025009_041
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
はぁ~……ダメですね、私。
どこに行っても失敗ばかり。
どうしてこうなんでしょう……
voice: vo_adv_1025009_042
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
お嬢さまもきっと、愛想を尽かしちゃってますよね……
Choice: (6) そんなことない。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1025009_043
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
{player}さん……ありがとうございます。
voice: vo_adv_1025009_044
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
でも……
【chara 102511 face 1 (normal)】
ううん、ごめんなさい。なんでもありません。
voice: vo_adv_1025009_045
スズメ:
【chara 102511 face 1 (normal)】
私、もうちょっとお掃除しますね。
大丈夫です、今度はドジらないよう慎重にしますので。
voice: vo_adv_1025009_046
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
迷惑ばかりかけて、
{player}さんにまで愛想尽かされちゃったら……嫌ですから。
voice: vo_adv_1025009_047
スズメ:
【chara 102511 face 2 (joy)】
私、頑張ります……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──その日の午後。
{player}は一人でサレンのもとを訪れた。
voice: vo_adv_1025009_048
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
スズメッ?
voice: vo_adv_1025009_049
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
あ……{player}か。
ごめん、ちょっと今立て込んでて。
スズメが……
Choice: (7) 知ってるよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1025009_050
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
え?
あの子今、【美食殿】のギルドハウスにいるの?
voice: vo_adv_1025009_051
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
……そう。よく考えてみれば、そうよね。
【chara 102811 face 1 (normal)】
スズメが頼りそうなのはあんたくらいだったわ。
voice: vo_adv_1025009_052
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
今すぐ連れ戻しに……と言いたいところだけど、
{player}の所にいるなら、そうね……
voice: vo_adv_1025009_053
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
スズメのこと、そのまま預かっててもらえないかしら。
voice: vo_adv_1025009_054
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
ああ、怒ってるとかじゃないのよ。
【chara 102811 face 1 (normal)】
あの子のドジはいつものことだし、あたしは全然気にしてないわ。
voice: vo_adv_1025009_055
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
ただ今回は、あの子の方が……気にしてるんじゃないかしら。
Choice: (8) 大切なものを壊したって聞いた。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1025009_056
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
……聞いたのね。
ええ、そのとおりよ。
voice: vo_adv_1025009_057
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
これなんだけど。
見事に粉々になっちゃったのよね。
still display end
voice: vo_adv_1025009_058
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
これはね、昔……
あたしからあの子にプレゼントしたものなのよ。
voice: vo_adv_1025009_059
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
失敗してばかりで毎日落ち込んでたあの子を見かねて、
そんなこと気にしなくていいのよ、ってね。
voice: vo_adv_1025009_060
サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】
子どもの頃の贈り物だから、大したものじゃないんだけどね。
voice: vo_adv_1025009_061
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
……それでもあの子は、ずっと大事にしてた。
こまめに磨いたりしてね。
voice: vo_adv_1025009_062
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
それが今回、こんなことになっちゃって……
あの子としても、堪えてるんじゃないかしら。
voice: vo_adv_1025009_063
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
だから、心が落ち着くまでで構わない。
【chara 102811 face 4 (sad)】
悪いんだけど……スズメのこと、頼めるかしら。
voice: vo_adv_1025009_064
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
あんたになら、安心して任せられるし。
Choice: (9) 任せて。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1025009_065
サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】
ありがと。
相変わらず優しいのね。
voice: vo_adv_1025009_066
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
……え?
一緒にこの破片も貸してほしいの?
voice: vo_adv_1025009_067
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
別に構わないけど……
voice: vo_adv_1025009_068
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1025009_069
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】
じゃあ、はい。
なくさないようにね。
voice: vo_adv_1025009_070
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】
スズメのこと、くれぐれもお願いね。
【chara 102811 face 4 (sad)】
その……色々と信じられないドジをするかもしれないけど、
できる限り心を広くもって、見守ってあげてね。
voice: vo_adv_1025009_071
サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】
……な~んて、
{player}にいちいち言うことでもないわよね、ふふっ。
voice: vo_adv_1025009_072
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
わぁぁんっ、待って~!
走り回らないで~~~!
voice: vo_adv_1025009_073
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
あっ!
か、帰ってきちゃいましたか!?
voice: vo_adv_1025009_074
スズメ:
【chara 102511 face 2 (joy)】
お、お帰りなさいませ~……!
【chara 102511 face 4 (sad)】
えっと、その~……
犬:
【chara 1811 face 1 (normal)】
わん! わん!
猫:
【chara 1711 face 1 (normal)】
にゃあ~!
鳥:
【chara 1911 face 1 (normal)】
くええーっ!
voice: vo_adv_1025009_075
スズメ:
【chara 102511 face 6 (surprised)】
これは、ですね~……
voice: vo_adv_1025009_076
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
すみません!
夕食の準備をしておこうと思って、
お料理をしていたのですが……
voice: vo_adv_1025009_077
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
なんというか、見たことのない食材ばかりで……
【chara 102511 face 6 (surprised)】
とりあえず火にかけて煮込んでみたんですけど、
なぜだか量がどんどん増えちゃって~
voice: vo_adv_1025009_078
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
あっという間に鍋は吹きこぼれるし、変な色の煙は出るし、
換気しようとしたら窓の外からいろんな動物が入り込んでくるし、
【chara 102511 face 6 (surprised)】
いえっ、これ全部本当なんですよっ!?
voice: vo_adv_1025009_079
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
つまりは……ごめんなさい……
またやってしまいました~……
Choice: (10) ……一緒に片付けよう。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1025009_080
スズメ:
【chara 102511 face 4 (sad)】
うぅ~……ありがとうございます~……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
色々と信じられないドジをするかもしれないけど、
できる限り心を広くもって、というサレンの言葉を思い出しながら、
{player}はスズメと一緒に片付けを始めるのであった。