リン 第4話
アメスによって別世界の夢を見せられるリンと{player}。不登校で引きこもりだった鈴を{player}は学校に復帰させようと奮闘していた。その努力に、鈴は感謝の言葉を伝える。


-------------- situation:
登校の予行練習
--------------

voice: vo_adv_1026004_000
リン:
うあぁっ、何てこった~!

voice: vo_adv_1026004_001
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 こ、こんなの嘘だよね?
酷すぎるっ、人間のやることじゃない!

voice: vo_adv_1026004_002
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 そう思うよね、{player}も?

voice: vo_adv_1026004_003
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 あれっ、何でキョトンとしてるの?
あ、あたしがどうして、
こんなにショックを受けてるかわからない?

voice: vo_adv_1026004_004
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 うう。
{player}がさっき届けてくれた、
新作ゲームと高級あんパンの詰め合わせがあるでしょ?

voice: vo_adv_1026004_005
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 あの配達物の包み、
やけに軽いと思わなかった?

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リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 うん。
ゲームソフトは魔法道具の一種で、
特殊な鉱石とか使ってるからけっこう重いんだよ。

voice: vo_adv_1026004_007
リン:
【chara 102611 face 3 (anger)】 もうちょい小型化してほしいんだけどねぇ、
運ぶだけでも大変だから。

voice: vo_adv_1026004_008
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 あとさ……
あんパンの詰め合わせも20個入りとかだから、
もうちょっと包みもおおきいはずじゃん。

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リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 なのにほら、
両手でかるく抱えられるぐらいのサイズだよ。

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リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 包みを受け取った瞬間に、
変だなって気づくべきだった……

voice: vo_adv_1026004_011
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 あぁ、もう受け取りの判子を押しちゃったよ。
今さら返品とかできない、よね? やっぱり?

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リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 ちゃんと配達完了しないと、
{player}も郵便配達のバイト代をもらえないだろうし。
いちおう、このまま受け取っとくけど。

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リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 う~……見てよこれ。
新作ゲームは発売延期になったから、
って代わりにお詫びの品が入ってるだけ。

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リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 何か、ゲームキャラのぬいぐるみだって。

voice: vo_adv_1026004_015
リン:
【chara 102611 face 3 (anger)】 嬉しくなくはないけど、
あたし今日は徹夜でゲームするつもりだったのに!

voice: vo_adv_1026004_016
リン:
【chara 102611 face 3 (anger)】 そのためにコンディションとか、
生活リズムとか調整してたのに~!

voice: vo_adv_1026004_017
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 それでも。
あんパンの詰め合わせがあれば、
甘いものを食べてストレス軽減できたんだけど……

voice: vo_adv_1026004_018
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 まさかの、注文ミスをしてたみたい。

voice: vo_adv_1026004_019
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 高級あんパンの詰め合わせじゃなくて、
自宅で高級あんパンがつくれるセットだって……
何か材料の特製小豆とか、レシピとかが入ってるだけ。

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リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 あんパンは大好きだけど、
自分でつくるのはめんどいよ~……

voice: vo_adv_1026004_021
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 {player}、
あたしの代わりにつくってくれる?
駄目?

voice: vo_adv_1026004_022
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 うう。
よく見たら材料がぜんぶ入ってるわけじゃないのか~
小麦粉とか牛乳とかいろいろ足りないね。

voice: vo_adv_1026004_023
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 まずは材料を集めないと、
あんパンをつくるのは無理っぽい。

voice: vo_adv_1026004_024
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 が、がっくりきた。

voice: vo_adv_1026004_025
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 いやまぁ、寝惚けて注文ミスったあたしが悪いし……
ゲームも延期したぶん、
面白いもんをつくってもらえれば文句はないけど。

voice: vo_adv_1026004_026
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 楽しみにしてたこと、
ぜんぶ後回しにされて……
かなり凹んじゃったよ。

voice: vo_adv_1026004_027
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 ぐすん。
{player}~、慰めて~……

voice: vo_adv_1026004_028
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 せめてストレス発散に、
あたしの手持ちのゲームで遊ばない?
何かこう、爽快感のあるやつを一緒にやろうよ~?

voice: vo_adv_1026004_029
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 ……って、あれ?
{player}、もしかして寝てる?

voice: vo_adv_1026004_030
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 ひ、ひどい!
ひとが哀しんでいるというのに、
呑気に眠りこけちゃって~!

voice: vo_adv_1026004_031
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 ひぇ!?
な、何?
{player}が光ってる……!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1026004_032
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】 うう。
ちかれた~……

voice: vo_adv_1026004_033
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】 もう動けない。
{player}~、お茶か何か飲ませて。

voice: vo_adv_1026004_034
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】 お茶菓子とかも、あると嬉しい。
接待して~、あたし今日はがんばったもんね。
ご褒美をくれてもいいよね、ふふん♪

voice: vo_adv_1026004_035
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 おっ、あんパンくれるの?
【chara 102631 face 2 (joy)】 ありがと~、もぐもぐ♪

voice: vo_adv_1026004_036
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】 うまぁ♪
体力が空っ穴になってるから、
甘いものが嬉しい~!

voice: vo_adv_1026004_037
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】 う~
エネルギーが全身に巡るまで、
ちょっと横になって休ませてね。

voice: vo_adv_1026004_038
鈴:
【chara 102631 face 2 (joy)】 ごろごろ……
あ~、やっぱり寝転んでると楽だね。

voice: vo_adv_1026004_039
鈴:
【chara 102631 face 2 (joy)】 あたしゃ今日は3ヶ月ぶんぐらい歩いた気がするよ、
もう足の筋肉が悲鳴をあげてるもん。

Choice: (1) お疲れさま、鈴ちゃん。
Choice: (2) 何でそんなに疲れてるの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1026004_040
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】 う~い。
もっと労って~、あたしを甘やかして~♪

voice: vo_adv_1026004_041
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 って『鈴ちゃん』って何さ。
そんなに親しげだったっけ、別にいいけど。

voice: vo_adv_1026004_042
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 何か子供扱いされてるみたいで微妙だから、
いつもみたいに森近って呼んでね。

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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1026004_043
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 何でって、あんた……
{player}のせいでしょ~
他人事みたいな顔をしないでよ。

voice: vo_adv_1026004_044
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 そうだよ、ぜんぶ{player}のせいだ……
何であたしがこんな……

voice: vo_adv_1026004_045
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 責任をとって~
帰りはあたしを抱っこしておうちまで運んでね。

----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1026004_046
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】 あうっ?
何すんの、{player}?
あたしのほっぺを引っぱるな~!

voice: vo_adv_1026004_047
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 えっ、食べながら寝転ぶなって?
食べかすが、ベッドに落ちるから?

voice: vo_adv_1026004_048
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 そりゃ失礼しましたね、
でももう動けないしあんパン食べたいから無理。

voice: vo_adv_1026004_049
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 う~
落ちた食べかすも拾って口に入れるから、
それで勘弁して。

--- Switch scene ---

story_still_102600401
voice: vo_adv_1026004_050
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】 あ~……
しかし、あたしゃ疲れたよ。
せっかくの休日なのに、無駄に汗かいちゃった。

voice: vo_adv_1026004_051
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 いつまでも引きこもりじゃ駄目だからって……
学校に通う予行練習だ~って、
あたしのおうちから学校まで歩いてみたけど。

voice: vo_adv_1026004_052
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】 途中で疲れちゃって、
動けなくなっちゃったね……

voice: vo_adv_1026004_053
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 外はかんかん照りだし。
熱中症になったら大変だから~って、
{player}が自宅まで運んでくれたけど。

voice: vo_adv_1026004_054
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】 {player}がいなかったら、
あたしあのまま野垂れ死んでたよ。

voice: vo_adv_1026004_055
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 みんなは偉いね、毎日毎日……
あんな険しい道のりを歩いて、登校してるんだもんね。

voice: vo_adv_1026004_056
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 あたしも、ちゃんと登校しなきゃ~とは思うんだけど。
【chara 102631 face 4 (sad)】 無理だ~、しんどい……

voice: vo_adv_1026004_057
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 通学路の途中まで行ったら体力が空になるのに、
さらに授業とか受けるんでしょ。

voice: vo_adv_1026004_058
鈴:
【chara 102631 face 4 (sad)】 考えただけで、ぐったりしちゃうよ。

voice: vo_adv_1026004_059
鈴:
【chara 102631 face 6 (surprised)】 ん?
慣れないうちは、{player}が送り迎えしてくれるの?
だから、がんばろう~って?

voice: vo_adv_1026004_060
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 う~む。
そこまで{player}に迷惑かけるのも、
ちょっと申し訳ないんだけど。

voice: vo_adv_1026004_061
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 あたしのために、
これまでさんざん骨を折ってくれたもんね……

voice: vo_adv_1026004_062
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 いま投げ出したら、
{player}の努力も無駄になる。
【chara 102631 face 4 (sad)】 それはちょっと、申し訳ないな。

voice: vo_adv_1026004_063
鈴:
【chara 102631 face 1 (normal)】 だからまぁ、明日からはがんばるけど。
【chara 102631 face 5 (shy)】 今日はもう、無理。
焦らない焦らない、一休み一休み……♪

voice: vo_adv_1026004_064
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】 ……えへへ。
何かベッド、{player}のにおいがするね。

voice: vo_adv_1026004_065
鈴:
【chara 102631 face 5 (shy)】 ちょっと安心して、眠くなってきちゃったよ。

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1026004_066
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま。

voice: vo_adv_1026004_067
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたが今、見ていたのは夢みたいなものよ。
目覚めたら、ぜんぶ忘れちゃうわ。

voice: vo_adv_1026004_068
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 基本的にはあんたと、
あんたが深く関わってる相手との、
『向こう』での記憶を再生してるんだけど……

voice: vo_adv_1026004_069
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ほんと今回は、
どの場面を再生するか迷っちゃったわ。

voice: vo_adv_1026004_070
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたたち、いつまでも延々と同じことを繰り返してるんだもん。
【chara 190011 face 4 (sad)】 変わり映えがなさすぎて、逆に感心するわよ。

voice: vo_adv_1026004_071
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたは何もわからないだろうから、いちおう説明しとくと。
あんたとリンちゃん……森近鈴ちゃんは、
同じ椿ヶ丘高校の生徒なのよね。

voice: vo_adv_1026004_072
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 しかも同じクラスで……
あんたは教師に頼まれて、
引きこもってる鈴ちゃんに学校へくるように伝えに行ったの。

voice: vo_adv_1026004_073
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 そこから、関係性がスタートしたのよね。

voice: vo_adv_1026004_074
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたはあの手この手で、
出不精の鈴ちゃんを登校させようとする。

voice: vo_adv_1026004_075
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 ちゃんと登校したらあんパンをあげる~って餌で釣ったり、
無理に抱っこして運んだりしてね。

voice: vo_adv_1026004_076
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 鈴ちゃんは抵抗してたけど、
だんだん自宅から出られるようになって……
普通に、登校できそうになっていくわけよ。

voice: vo_adv_1026004_077
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 今回再生した記憶は、
そんな日々がつづいてしばらくした後。

voice: vo_adv_1026004_078
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 予行練習として、お休みの日に……
ふたりで鈴ちゃんの自宅から、
学校まで歩いてみた日の出来事ね。

voice: vo_adv_1026004_079
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 この調子でがんばれば、
鈴ちゃんはもうじき普通に学校へ通えるようになったはずだわ。

voice: vo_adv_1026004_080
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 毎日ちゃんと登校してれば足に筋肉もつくし、
楽になっていくから。

voice: vo_adv_1026004_081
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 でも。
そんなふうに、
ふたりで支えあって目指していた目標が達成される前に……

voice: vo_adv_1026004_082
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 世界は変貌し、
あんたたちの『向こう』での物語は中断しちゃった。

voice: vo_adv_1026004_083
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 それも、何だか悔しいでしょ。
あとちょっとだったのに、手が届かなかったんだから。

voice: vo_adv_1026004_084
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 でも、まだ諦めるには早いわ。
いつかきっと、あんたたちの物語は再開する。

voice: vo_adv_1026004_085
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 普通に登校して、
ふたりで青春を満喫できるはずよ。

voice: vo_adv_1026004_086
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 それを目指して、
あとちょっとだけ……がんばってね。

voice: vo_adv_1026004_087
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 いつだって。
鈴ちゃんを外の世界につれだせるのは、
あんただけなのよ……{player}。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1026004_088
リン:
【chara 102611 face 2 (joy)】 すう、すう……♪

voice: vo_adv_1026004_089
リン:
【chara 102611 face 2 (joy)】 んあ、寝てた……
うう、変な夢を見てた気がする。

voice: vo_adv_1026004_090
リン:
【chara 102611 face 4 (sad)】 駄目だな~、また屋外でゴロ寝しちゃった。
牧場は平和だから問題ないっちゃないけど、
うっかりお散歩してる牛とか馬とかに踏まれたら死んじゃうよ。

voice: vo_adv_1026004_091
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 って、あれ?
何か、あったかい……?

voice: vo_adv_1026004_092
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 ……んお。
{player}、
何であたしに膝枕してるの?

voice: vo_adv_1026004_093
リン:
【chara 102611 face 6 (surprised)】 えっ?
あたしが寝苦しそうにしてたから、膝枕してくれたの?
それに、今日はがんばったからご褒美……って?

voice: vo_adv_1026004_094
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 いや、あたしとくに何もがんばってないけど。
今日も普通に、お部屋でごろごろしてたんだよ。

voice: vo_adv_1026004_095
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 お仕事のはずの、牧場の警備もサボってさ。

voice: vo_adv_1026004_096
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 だからご褒美、もらう権利ないよね。
起きるよ、よっこいしょ。

voice: vo_adv_1026004_097
リン:
【chara 102611 face 2 (joy)】 えへへ。
何か、たっぷり寝たらすっきりした……

voice: vo_adv_1026004_098
リン:
【chara 102611 face 1 (normal)】 新作ゲームもあんパンの詰め合わせも、
手に入れられなかったのにね。
あんまり、そこまで酷い気分じゃなくなってる。

voice: vo_adv_1026004_099
リン:
【chara 102611 face 2 (joy)】 だから。
あんがとね、{player}。
……あんたは本当に、良いやつだね。