エリコ 第12話
再び魔物が出現。勝つことを優先する魔物と、自分をかばったエリコの差は「優しさ」だと断じた{player}はエリコを強化。魔物を倒したエリコは、身勝手な愛ではなく相手を幸せにする愛を誓う。
-------------- situation:
愛は欲望すら壊して
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
森での生活にも慣れ、
{player}とエリコが
隠れ家の寝床でも、よく眠れるようになったある日……
voice: vo_adv_1027012_000
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
おはようございます、あなた様。
【chara 102711 face 6 (surprised)】
まだ起きなくてもよろしいですよ……
voice: vo_adv_1027012_001
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
私は朝食用の魚を獲ってまいります。
では……【chara 102711 face 2 (joy)】
もう少しお眠りになっていてくださいね……♪
Choice: (1) うとうと目を閉じる。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1027012_002
エリコ:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………{player}様。
voice: vo_adv_1027012_003
エリコ:
【chara 1 face 1 (normal)】
{player}様。
起きてください……{player}様。
Choice: (2) なにかあったの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1027012_004
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
はい……
【chara 102711 face 6 (surprised)】
お手数ですが、こちらまで来ていただけませんか……?
voice: vo_adv_1027012_005
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
洞窟の外で待っておりますので……
voice: vo_adv_1027012_006
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
あぁ……{player}様……
【chara 102711 face 1 (normal)】
来てくださったのですね……
voice: vo_adv_1027012_007
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
しばらくぶりです……
私です……
【chara 102711 face 2 (joy)】
『あなた様のエリコ』ですわ……♪
Choice: (3) エリコじゃない。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1027012_008
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
何をおっしゃるのです……
【chara 102711 face 2 (joy)】
私はエリコだと……何度も申し上げていますでしょう……?
voice: vo_adv_1027012_009
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
さあ……まいりましょう。
【chara 102711 face 1 (normal)】
二人だけで愛の逃避行です……♪
voice: vo_adv_1027012_010
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
あなた様は私だけのもの。
二人だけの世界……
それだけが……それだけが私の望みなのです……!
voice: vo_adv_1027012_011
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
【chara 102711 face 3 (anger)】
黙りなさい。ケダモノ。
voice: vo_adv_1027012_012
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
あら……【chara 102711 face 2 (joy)】
ごきげんよう。
【chara 102711 face 6 (surprised)】
気づくのが早かったですわね……
voice: vo_adv_1027012_013
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
ですが、遅かろうと早かろうと同じことですわ。
このおかたは渡しません。
voice: vo_adv_1027012_014
偽エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
あなたは所詮、古い私。
これから新たに生まれた私が、
このおかたの伴侶になるのです……【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
voice: vo_adv_1027012_015
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
思い上がりもいいところですわね。
【chara 102711 face 6 (surprised)】
自分が造ったものである以上、多少の情けはかけようとも
思っていたのですが……
voice: vo_adv_1027012_016
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
そのおかたの伴侶になり替わろうなど笑止千万……
問答無用で壊れなさいっ!
voice: vo_adv_1027012_017
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクス……やりますわね……!
【chara 102711 face 3 (anger)】
ですが無駄です。【chara 102711 face 1 (normal)】
前回は不意をつかれましたが……
【chara 102711 face 2 (joy)】
無駄です。
voice: vo_adv_1027012_018
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
あなたは私には勝てないのです……!
【chara 102711 face 1 (normal)】
誰よりもこのおかたを愛している私の、【chara 102711 face 3 (anger)】
愛の前には!
voice: vo_adv_1027012_019
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
くっ……! 愛まで語るとは!
【chara 102711 face 1 (normal)】
それはともかく、力は互角のようですわね……
【chara 102711 face 3 (anger)】
ですが……!
voice: vo_adv_1027012_020
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
私は『壊し屋』……あらゆる戦いをくぐり抜けてきた知識があります。
【chara 102711 face 3 (anger)】
ほんの少し前に生まれたばかりのあなたとは、
場数が違うのです。
voice: vo_adv_1027012_021
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
なっ!? 地面をたたき割って、土煙を……!?
【chara 102711 face 3 (anger)】
一体どこに……
voice: vo_adv_1027012_022
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
隙だらけですわよ?
voice: vo_adv_1027012_023
偽エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
ぐぅっ!?
小賢しい真似を……!!
voice: vo_adv_1027012_024
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
小賢しい? 先程も申し上げましたが、これは私の経験値です。
【chara 102711 face 1 (normal)】
生まれたばかりのあなたとは、格が違うのですわ。
【chara 102711 face 3 (anger)】
戦闘の知識も、このおかたへの愛情も……!
voice: vo_adv_1027012_025
偽エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
煩わしい……煩わしい……煩わしい……!!
そのおかたを、我が物にしようとする汚らわしいゴミムシ……!!
voice: vo_adv_1027012_026
偽エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
そんなことは絶対に許しません……!!
そのおかたは私のもの……私だけのものです……!!
voice: vo_adv_1027012_027
偽エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
私の邪魔をするものは全て排除します!!
全てを壊して差し上げますわっ!!
voice: vo_adv_1027012_028
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
なっ……!?
【chara 102711 face 4 (sad)】
そんなに無茶な連撃を繰り出したら、
このおかたにも、危害が……!
voice: vo_adv_1027012_029
偽エリコ:
【chara 1 face 1 (normal)】
許さない……! 許さない……! 許さない……!!
voice: vo_adv_1027012_030
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
危ない……{player}様っ!
voice: vo_adv_1027012_031
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
ようやく捉えましたわ……!
【chara 102711 face 3 (anger)】
食らいなさいっ!!
voice: vo_adv_1027012_032
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
ぐううぅっ!?
Choice: (4) エリコ、大丈夫!?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1027012_033
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
うう、ぅ……{player}、様……
voice: vo_adv_1027012_034
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
【chara 102711 face 3 (anger)】
直撃は免れましたか……
【chara 102711 face 1 (normal)】
ですが、さすがにもう動けませんわね?
voice: vo_adv_1027012_035
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
わかったでしょう?
【chara 102711 face 1 (normal)】
その痛みこそが、運命を妨げた罰です。
voice: vo_adv_1027012_036
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
これこそが……愛の力。
愛の強さなのですわ。
voice: vo_adv_1027012_037
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
クスクスクスクスクスクス……♪
voice: vo_adv_1027012_038
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
どうですか? 自分が造ったものに敗北する気分は?
【chara 102711 face 1 (normal)】
でも悔しがる必要はありません。
これもあなたの錬金術の成果です。
voice: vo_adv_1027012_039
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
あなたの才能に感謝いたしますわ。
だからこそ私は……オリジナルを超えられたのですから。
voice: vo_adv_1027012_040
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
私があなたの、最後の偉業です。
これからは私がエリコ……【chara 102711 face 2 (joy)】
このおかたの伴侶です。
voice: vo_adv_1027012_041
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
…………っ。
Choice: (5) エリコ、しっかりして。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1027012_042
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
ありがとうございます……あなた様……
たしかに奴は、私をそっくりコピーしていますわね……
体も……心も。
voice: vo_adv_1027012_043
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
コピー? そうではないと言っているでしょう。
【chara 102711 face 1 (normal)】
私はエリコそのものです。
voice: vo_adv_1027012_044
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
エリコそのもの……
……そうですわね。
たしかにあなたはまぎれもなく私……エリコですわ。
voice: vo_adv_1027012_045
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
その独占欲も、このおかたへの愛の大きさも、
あなたは私と同じです。悔しいですが、それは認めましょう。
voice: vo_adv_1027012_046
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
ですが……
それだけでは、伴侶として不足です。
voice: vo_adv_1027012_047
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
不足? 負け惜しみはおやめなさい。
【chara 102711 face 1 (normal)】
あなたは負けました。ですからそのおかたは私のものです。
voice: vo_adv_1027012_048
偽エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
そう。
これからは未来永劫……そのおかたは私だけのもの……!
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……クスクスクス……♪
voice: vo_adv_1027012_049
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
はぁ……見ていられませんわね。
【chara 102711 face 1 (normal)】
そこが不足だと言っているのですが。
voice: vo_adv_1027012_050
偽エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクス……負け惜しみばかりですわね。
【chara 102711 face 3 (anger)】
ならば聞かせてください。
何が不足だというのでしょう?
Choice: (6) 優しい心がない。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1027012_051
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
優しい、心……?
voice: vo_adv_1027012_052
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
あなた様……ありがとうございます。
【chara 102711 face 2 (joy)】
ふふっ。やはりそう言っていただけると、うれしいです……
voice: vo_adv_1027012_053
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
お聞きなさい、『エリコ』。
このおかたと二人きりの時間を過ごしている間、
私にもあなたと同じような、身勝手極まりない独占欲が湧きました。
voice: vo_adv_1027012_054
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
ずっとこのまま、このおかたを独占して暮らしたい。
未来永劫、二人きりで過ごしたい……と。
voice: vo_adv_1027012_055
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
ですがそれよりも、うれしいことがありました。
このおかたが私の本質を見つけ、認め、褒めてくださったことです。
voice: vo_adv_1027012_056
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
『優しい』と声をかけてくださった……
その一言で、私の心は喜びで満たされました。
voice: vo_adv_1027012_057
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
運命の名のもと、
このおかたを身勝手に独占したいなどという薄汚い欲望など……
喜びとも思えないほどに!
voice: vo_adv_1027012_058
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
薄汚い欲望……!?
【chara 102711 face 3 (anger)】
私とそのおかたの運命を、そのように侮辱するとは……!
許しませんわ!
voice: vo_adv_1027012_059
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
ぐっ……!?
Choice: (7) エリコを強化する。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1027012_060
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
! この力……
【chara 102711 face 1 (normal)】
あなた様の、優しさを感じます……
【chara 102711 face 2 (joy)】
ふふ、この優しさが……私を満たしてくれるのですわ……
voice: vo_adv_1027012_061
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
私は負けません……
あなた様との未来のために……!
voice: vo_adv_1027012_062
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
……!! なぜ……!?
【chara 102711 face 4 (sad)】
私が勝ったのです!
運命の相手なのです……!
voice: vo_adv_1027012_063
偽エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
なのにどうして……
どうしてその女に力を貸すのです、あなた様……!?
Choice: (8) 優しい本物のエリコだから。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1027012_064
偽エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
どうして? どうして? 【chara 102711 face 4 (sad)】
どうして? どうして? どうして?
どうして? 【chara 102711 face 3 (anger)】
どうして? どうして? どうして? どうして?
どうして!?
voice: vo_adv_1027012_065
偽エリコ:
【chara 1614 face 1 (normal)】
あなた様は……
私のものなのに……!!
voice: vo_adv_1027012_066
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
あら。【chara 102711 face 1 (normal)】
私の姿をとるのをやめたということは……
敗北を認めたようですわね。
voice: vo_adv_1027012_067
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
安心してお眠りなさい。
あなたの欲望は、間違いなく私の中にあるもの。
【chara 102711 face 3 (anger)】
私の中で、生き続けますから──
voice: vo_adv_1027012_068
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
きゃぁあああっ!?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1027012_069
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
ああぁ……体が……
消えていく……!?
voice: vo_adv_1027012_070
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
あなた様、あなた様、あなた様……!
全て私のものですわ……!!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1027012_071
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
ふう……ようやく消えましたか。
voice: vo_adv_1027012_072
エリコ:
【chara 102711 face 3 (anger)】
このおかたを傷つけるなら……
たとえ自分の一部であろうと、絶対に許しませんわ。
voice: vo_adv_1027012_073
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
{player}様。長らく不便をおかけいたしました。
ようやくあなた様を、ランドソルにお返しする日がきたようです。
voice: vo_adv_1027012_074
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
少し惜しいのが本心です……
【chara 102711 face 1 (normal)】
ですがそれよりも、あなた様を無事にお守りできたことが
なにより一番うれしいですわ……【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その数日後……
voice: vo_adv_1027012_075
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
さあ、たくさんお食べください。
【chara 102711 face 1 (normal)】
まだまだ作ってありますので。
voice: vo_adv_1027012_076
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
惚れ薬……? 【chara 102711 face 2 (joy)】
ご安心ください、今日は何も入っておりませんわ。
【chara 102711 face 1 (normal)】
これは先日の魔物逃亡事件でご迷惑をおかけしたお詫びですから。
【chara 102711 face 4 (sad)】
それに……
voice: vo_adv_1027012_077
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
今回あの魔物と対峙したことで、
自分の中にある欲望の浅はかさに気づいたのです。
voice: vo_adv_1027012_078
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
思えば惚れ薬など、あなた様を無理矢理我が物にしたいという
欲望の押し付け……そのような薬はよろしくありません。
【chara 102711 face 1 (normal)】
もちろん、あのような魔物を作り出す薬も。
voice: vo_adv_1027012_079
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
それよりも素晴らしいものがあると、
あなた様に教えていただきましたから……♪
voice: vo_adv_1027012_080
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
これは、私の嘘偽りのない真心です。
【chara 102711 face 2 (joy)】
召し上がっていただけますか……?
Choice: (9) 食べる。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1027012_081
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
ほら……惚れ薬など入っていないでしょう?
【chara 102711 face 1 (normal)】
もしお嫌いなものがあれば私が食べますので、
どうぞ思うさま偏食なさってくださいね……【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
voice: vo_adv_1027012_082
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクスクスクスクス……♪
voice: vo_adv_1027012_083
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
ふふふ……【chara 102711 face 1 (normal)】
こんなにフラフラになるまで食べてくださるなんて……
【chara 102711 face 2 (joy)】
うれしいですわ、{player}様……
voice: vo_adv_1027012_084
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
大丈夫です。ご自宅までは私が責任を持ってお送りしますので。
【chara 102711 face 2 (joy)】
さあ……ゆっくり歩きましょうね……
Choice: (10) やっぱりエリコは優しいね。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1027012_085
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
当然ですわ。
【chara 102711 face 1 (normal)】
私はあなた様の幸せのために生きておりますから……♪
voice: vo_adv_1027012_086
おじさん:
【chara 1411 face 1 (normal)】
おっ、真っ昼間から熱いね~お二人さん!
【chara 1411 face 2 (joy)】
ベストカップルって感じだね~!
voice: vo_adv_1027012_087
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
え……?
【chara 102711 face 5 (shy)】
べ、ベストカップルだなんて当然なこと、言わないでください……
控えめに申し上げて私たちは運命の相手同士なのですから……
voice: vo_adv_1027012_088
おじさん:
【chara 1411 face 2 (joy)】
運命の相手同士か~! うんうん、わかるよ!
なんだかすっごくそんな感じだね~!
voice: vo_adv_1027012_089
おばさん:
【chara 1511 face 2 (joy)】
うんうんそうだねぇ。運命の相手同士にしか見えないねぇ。
【chara 1511 face 1 (normal)】
どれ……おばちゃんがお祝いに、このブーケをあげようねぇ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1027012_090
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
まあ……! 【chara 102711 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 102711 face 5 (shy)】
おじさま、おばさまの祝意に応えられるよう、
誠意このおかたに尽くしてまいります。
voice: vo_adv_1027012_091
女性:
【chara 411 face 2 (joy)】
あぁ、見て! あの二人、すっごく運命の伴侶って感じ!
ブーケを持って歩く姿が、まるで花嫁さんみたい……
voice: vo_adv_1027012_092
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
花嫁? 【chara 102711 face 5 (shy)】
まだ結婚するような年齢では……
ですが将来確実に訪れる一大イベント。
ブーケを持つ手も思わず緊張で震えてしまいますね……
voice: vo_adv_1027012_093
男性:
【chara 1111 face 2 (joy)】
そーれ! 祝福のライスシャワーだー!
voice: vo_adv_1027012_094
男性&女性:
【chara 1 face 1 (normal)】
おめでとー! おめでとー!
voice: vo_adv_1027012_095
おじさん&おばさん:
【chara 1 face 1 (normal)】
おめでとー! おめでとー!
voice: vo_adv_1027012_096
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
クスクスクス……♪
Choice: (11) なんかみんなおかしい……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1027012_097
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
おかしい? 【chara 102711 face 2 (joy)】
おかしいことなど何もありませんわ……
voice: vo_adv_1027012_098
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
先程の料理に……開発中の新薬を入れただけです。
voice: vo_adv_1027012_099
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
そんな顔をなさらないでください。
【chara 102711 face 1 (normal)】
惚れ薬は入れていませんから嘘はついていません。
これは一種の『フェロモン薬』です。
voice: vo_adv_1027012_100
エリコ:
【chara 102711 face 5 (shy)】
今私たちは、周囲から最高の恋人同士と認識される
特別なフェロモンが出ているのです……【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
Choice: (12) どうしてそんなの使ったの?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1027012_101
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
それは……
【chara 102711 face 1 (normal)】
先程、魔物との戦いで自分の欲望を押し付けることの浅はかさを
知った……と、お話ししましたね?
voice: vo_adv_1027012_102
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
それに併せてもう一つ知ったことがあるのです。
【chara 102711 face 5 (shy)】
それはあなた様と二人で暮らして知ったもの。
邪魔者のいない生活というのは本当に素晴らしいものだということです。
voice: vo_adv_1027012_103
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
ですが先日の魔物のように、
私たちの恋路を邪魔する輩は、まだたくさん存在します。
【chara 102711 face 3 (anger)】
それらが邪魔者なのも、紛れもない事実……
voice: vo_adv_1027012_104
エリコ:
【chara 102711 face 6 (surprised)】
だからといってあなた様を独占しようとするのも、よろしくありません。
voice: vo_adv_1027012_105
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
ですから私は考えました。
世界を変えてしまえばよいのだと。
voice: vo_adv_1027012_106
エリコ:
【chara 102711 face 1 (normal)】
世界に生きとし生ける者全てに認められた公認の仲となれば、
私たちを邪魔する者はいなくなるでしょう?
voice: vo_adv_1027012_107
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
これならばあなた様に身勝手な欲望を押し付けたことにもなりません。
我ながら名案です。
voice: vo_adv_1027012_108
エリコ:
【chara 102711 face 5 (shy)】
この薬さえ完成すれば……!
私たちは、この世界で自由に愛し合い、
邪魔されることなく運命を全うすることができるのですわ!
voice: vo_adv_1027012_109
エリコ:
【chara 102711 face 4 (sad)】
……まあ、残念ながら今回の薬の効き目はすぐに切れますが。
【chara 102711 face 1 (normal)】
薬の改良は進めてまいります。
voice: vo_adv_1027012_110
エリコ:
【chara 102711 face 5 (shy)】
待っていてください。
私は世界を変えてみせますわ。
voice: vo_adv_1027012_111
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクス……♪
クスクスクス……♪
voice: vo_adv_1027012_112
エリコ:
【chara 102711 face 2 (joy)】
クスクスクスクスクスクス……♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
己の独占欲を乗り越えたエリコ。
その瞳には燃える愛情と……
ほんの少しの狂気がきらめいているのだった。