サレン 第5話
サレンは救護院の経営難を解決しようと、元実業家の父親へ援助を頼むが簡単に首を縦に振って貰えない。サレンは、企画書を送る事を一方的に約束し、第三者としての意見を{player}へ熱く求めた。


-------------- situation:
頑張る娘に愛の手を
--------------

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 はいぃ?
ちょっとお父さま、【chara 102811 face 3 (anger)】 もういっぺん言ってもらえる?

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 うん。
うまく聞き取れなかったのよ、
【chara 102811 face 4 (sad)】 通信魔法の術士が何かミスったのかしら……?

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 そうよね。
あたしの敬愛するお父さまが、
【chara 102811 face 3 (anger)】 そんな腐れ外道みたいなことを言うわけがないわよね。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 え?
【chara 102811 face 1 (normal)】 やぁね、いつでも尊敬してるわよ。
【chara 102811 face 2 (joy)】 大好き大好き、ほんとほんと♪

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 それで、お父さま……
申し訳ないけど、もういっぺん言ってもらえる?

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 あぁっ、ごめんなさい!
ちょっと、数秒だけ待ってもらえる?

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 何か、知りあいの子が声をかけてきたのよ……
【chara 102811 face 3 (anger)】 ほんとよ、時間稼ぎの駆け引きとかじゃないわ。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 えっと。
なぁに、{player}?
【chara 102811 face 3 (anger)】 ご覧のとおり、あたしは取りこみちゅうなんだけど?

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 つうか。
あんた、何でこんなところにいるのよ。
どっから、入ってきたの?

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ふぅん……単なる通りすがりなのね、
【chara 102811 face 1 (normal)】 あたしの声が聞こえたから気になって覗いただけ?

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 あんたっていつも暇そうね、羨ましいわ。
【chara 102811 face 4 (sad)】 嫌味じゃないわよ……

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 自分で選んだ道ではあるけど、
あんたみたいに気楽に生きられたら良かったのにな~って、
たまに思うし。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ふつうに、青春を満喫したかったわ。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ともあれ。
ここって通信魔法……、
【chara 102811 face 3 (anger)】 遠距離との連絡をするための施設なのよ。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 今も通話中だから、勝手に入ってきちゃ駄目よ。
術式が乱れて、通話が途切れちゃうから。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 うん。
通信魔法は、公的機関が使用を制限して管理してる。

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 この施設も【プリンセスナイト】……、
王宮直属のギルドが運営してるわ。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 あたしもいちおう【プリンセスナイト】傘下の
ギルドに所属してるしね。

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 割安で利用できるのよ。
【chara 102811 face 4 (sad)】 つっても無料じゃないから、あんまり長話もしたくないけど。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 まったくもう、不便すぎるったらないわ。
{player}も、そう思わない?

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 通信魔法ってさ~
いちいち時刻とか座標とか計算して、
専門の術士を雇って何日もかけて準備すんのよ。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 場合によっては、伝書鳩や飛脚を利用したほうが早いぐらい。

voice: vo_adv_1028005_022
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 もっと、みんなが通信手段を持ち歩いてさ……
気軽に、遠方とも遣り取りできるようになればいいのにね。
【chara 102811 face 1 (normal)】 そういう小説を、読んだことがあるわ。

voice: vo_adv_1028005_023
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 人間が想像しうることは、現実でも必ず実現可能なはずなのよ。
単なる夢物語じゃないわ、
【chara 102811 face 2 (joy)】 あたしが投資して通信魔法の技術をもっと発達させようかしら。

voice: vo_adv_1028005_024
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 腕のいい魔法使いなら、単独でも通信魔法を使用できるしね。
【chara 102811 face 2 (joy)】 その技術をもっと一般化してさ、流通させてさ~
あぁ、何だかビジネスチャンスのにおいがするわ。

voice: vo_adv_1028005_025
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 おっと。
【chara 102811 face 1 (normal)】 ともあれ、{player}……
あたしに、何か言っとくことある?

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 これから、延々とお父さまと交渉しなくちゃいけないから。
【chara 102811 face 4 (sad)】 あんたの相手が、できなくなるんだけど。

Choice: (1) お父さま?
Choice: (2) 邪魔しちゃってごめんね。
----- Tag 1 -----
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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 うん、あたしのお父さまと通話してるのよ。
【chara 102811 face 3 (anger)】 やり手の実業家だったんだけどね、
今はいろいろあたしに継がせて隠居しちゃってるの。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 ほとんどお金で買うみたいにして、無理やり貴族の地位を得て。
ついでに、城とか領地とかもらっちゃって。
【chara 102811 face 4 (sad)】 今じゃあすっかり腑抜けて、優雅な余生を過ごしてるわよ。

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----- Tag 2 -----
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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ううん。
【chara 102811 face 4 (sad)】 いったん、頭を冷やしたかったから……
【chara 102811 face 2 (joy)】 声をかけてもらえて、助かっちゃったわ。

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 あはは。
あんたって、
あたしが困ってるときにかぎって声をかけてくる気がするわ♪

----- Tag 3 -----
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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 おほん。
ともあれ、これ以上は向こうに不審がられるから……
【chara 102811 face 1 (normal)】 あたし、通話に戻るわね。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 お父さま?
もしも~し、【chara 102811 face 2 (joy)】 ごめんね待たせちゃって♪

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ん~……やっぱり利益もないのに投資はできない、って?
【chara 102811 face 1 (normal)】 そこはほら、かわいい娘への援助って感じで。
あたしは、ひとに褒められるべき善行をしてるのよ。

voice: vo_adv_1028005_034
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 わかってるわよ。
【chara 102811 face 4 (sad)】 どんな善行にも、ボランティアにも利害が絡んでるのよね。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 お金を、どぶに捨てるつもりはないわ。
【chara 102811 face 1 (normal)】 最大限に、活用するつもりだから。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 口だけなら、何とでも言える?
【chara 102811 face 3 (anger)】 そ~ね、そのとおりだわ。

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サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 企画書つくって送りつけるから、ちゃんと目ぇ通しといて。
見てなさいよ、必ず投資させてやるから。

voice: vo_adv_1028005_038
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 ったくも~……
かわいい娘がおねだりしてるんだから、
よしよしって甘やかしてお願いを聞いてくれてもいいじゃない。

voice: vo_adv_1028005_039
サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 あ~、はいはい。
わかってるわよ、甘やかすだけが愛情じゃないわよね。
【chara 102811 face 3 (anger)】 つっても、こっちはまだガキなんだからさぁ……?

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 うん。じゃあね、もう規定の通話時間を過ぎちゃうから……
【chara 102811 face 1 (normal)】 今日のところは、これで失礼するわ。
ばいば~い、健康には気をつけてね。

voice: vo_adv_1028005_041
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 ……ったくもう。
あ~、くさくさする!

voice: vo_adv_1028005_042
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ん?
なぁに、{player}?

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 いやいや、べつに親と仲悪くないわよ。
【chara 102811 face 1 (normal)】 お父さまのこと、愛してるし尊敬してるわ。
【chara 102811 face 3 (anger)】 取り引き相手としては、腹が立ってしょうがないけどね。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ちょっとね……【サレンディア救護院】の経営が、
うまくいかないから。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 お父さまに、援助を頼んだのよ。
【chara 102811 face 3 (anger)】 ぜんぜん、今んとこ投資してくれるつもりがないっぽいけど。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 でも。うちは何の信頼も実績もない弱小ギルドだもの、
ふつうに投資を募っても誰も目を向けてくれないしね。
【chara 102811 face 1 (normal)】 立ってるもんは、親でも使わないとさ~?

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 まぁいいわ。
{player}、このあと暇ならちょっと付きあってよ。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 そのへんの喫茶店で、甘いものでも食べましょ。
【chara 102811 face 3 (anger)】 もう、ストレス溜まって爆発しそうなのよ。
糖分でしか、この苛立ちは解消できないわ。

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サレン:
【chara 102811 face 5 (shy)】 ついでに、これからお父さまに提出する企画を練るからさ。
あんた、意見とかしてくれる?

voice: vo_adv_1028005_050
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 あたしも、身内が相手だから……
頭に血ぃのぼって、冷静じゃないしさ。
【chara 102811 face 1 (normal)】 第三者の意見、ってのを聞きたいの。

voice: vo_adv_1028005_051
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 いいでしょ?
【chara 102811 face 4 (sad)】 あたしには若さしかない、時間しかない……
【chara 102811 face 3 (anger)】 お金と同じだけ重たい時間ってやつを、有効活用しないとね。

voice: vo_adv_1028005_052
サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 いいでしょ、{player}。
【chara 102811 face 5 (shy)】 ……あんたと喋ってると、何だか落ちつくのよ。