ノゾミ 第11話
望に展望台に呼び出された{player}。ここは望がみんなを笑顔にできるアイドルを志した原点の場所だという。自分を見つめ直した望は、特別なパフォーマンスを披露するのだった。
-------------- situation:
輝きの原点
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
祭典の日が刻一刻と近づく中、カルミナの練習にも熱が入っていく。
しかし──
voice: vo_adv_1029011_000
ノゾミ:
【chara 102913 face 2 (joy)】
フィニッシュ!
voice: vo_adv_1029011_001
ツムギ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
【chara 104211 face 1 (normal)】
【chara 105411 face 1 (normal)】
……ふぅ、今のとこ、いい感じにできましたよね?
voice: vo_adv_1029011_002
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】
はい、しっかりと修正できてますよ。
ね、ノゾミ?
voice: vo_adv_1029011_003
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_1029011_004
チカ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
【chara 104211 face 6 (surprised)】
ノゾミ?
voice: vo_adv_1029011_005
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】
あ、【chara 102913 face 1 (normal)】
うん。いいと思うよ?
【chara 102913 face 4 (sad)】
……ねえ、間奏でのダンス、私だけちょっとズレてなかった?
voice: vo_adv_1029011_006
ツムギ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
そんなことないですよ。【chara 105411 face 1 (normal)】
ねえチカさん。
voice: vo_adv_1029011_007
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】
はい。タイミングも動きもバッチリでした。気にすることないですよ。
voice: vo_adv_1029011_008
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
うん、でも……ごめん、ちょっと休んで考えてくる。
voice: vo_adv_1029011_009
ツムギ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
ノゾミさん、オーバーワークはしなくなりましたけど、
【chara 105411 face 4 (sad)】
今度は思い悩むことが増えましたね。
voice: vo_adv_1029011_010
チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】
いいものにしようという思いが強すぎて、
何度やっても納得がいかないみたい……
【chara 104211 face 4 (sad)】
こうなるともう誰が言っても聞かなそうだし、一体どうしたら……
Choice: (1) ちょっと様子見てくる。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1029011_011
ツムギ:
【chara 105411 face 1 (normal)】
そうですね。こういう時は騎士さんに任せた方がいいかもしれません。
voice: vo_adv_1029011_012
チカ:
【chara 104211 face 1 (normal)】
信頼しているあなたの言うことなら、ノゾミもきっと
聞いてくれると思います。どうかよろしくお願いします。
voice: vo_adv_1029011_013
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
ああ、いくら考えても上手くいかない。
どうしたらいいんだろう……
Choice: (2) よかったら話を聞くよ?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1029011_014
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】
あ……{player}くん、チカたち、何か言ってた?
Choice: (3) 二人とも心配してたよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1029011_015
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
そっか。情けないなぁ……こんなんじゃセンター失格だよ。
voice: vo_adv_1029011_016
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】
二人の言うとおり、ちゃんとできてると思うよ。
【chara 102913 face 4 (sad)】
でも、本当にそうなのか、もっとよくできるんじゃないかって
思いはじめたら、一気に不安になってくるの。
voice: vo_adv_1029011_017
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
真のトップアイドルだったら、
こんなことで悩んだりしないんだろうな……
Choice: (4) ノゾミの思う真のトップアイドルって何?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1029011_018
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】
そ、それは……【chara 102913 face 4 (sad)】
あれ、照明の明かり、ちょっと眩しくない?
【chara 102913 face 6 (surprised)】
ヤ、ヤダ、どんどん光が強く、【chara 102913 face 4 (sad)】
きゃああー!
--- Switch scene ---
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日{player}は望のPV撮影の
スタッフバイトに入っていた。
voice: vo_adv_1029011_019
女性スタッフ:
【chara 1231 face 4 (sad)】
すみません、望ちゃんがどこにもいないんですけど……
voice: vo_adv_1029011_020
男性スタッフ:
【chara 1031 face 1 (normal)】
ああ、望ちゃんならしばらく席を外してるよ。
【chara 1031 face 2 (joy)】
気にしなくて大丈夫だから、今のうちに休んどきな。
Choice: (5) こういうことってよくあるんですか?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1029011_021
男性スタッフ:
【chara 1031 face 6 (surprised)】
ん? 君はたしか新入りバイトの……
【chara 1031 face 1 (normal)】
ああ、彼女はたまにこうして一人でどこかに行くんだ。
voice: vo_adv_1029011_022
男性スタッフ:
【chara 1031 face 6 (surprised)】
誰も彼女がどこに行くのか知らないけど、
【chara 1031 face 1 (normal)】
戻ってくると必ずどこか吹っ切れたような感じで
パフォーマンスもよくなるから、あえて追及はしないんだよ。
voice: vo_adv_1029011_023
男性スタッフ:
【chara 1031 face 1 (normal)】
これも望ちゃんの仕事の流儀ってヤツだから、
【chara 1031 face 2 (joy)】
まあちょっとだけ辛抱してくれよな。
voice: vo_adv_1029011_024
望:
【chara 102931 face 6 (surprised)】
あ、もしもし{player}くん?
【chara 102931 face 1 (normal)】
迎えに来てほしいんだけど、場所は──
voice: vo_adv_1029011_025
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
……
Choice: (6) おまたせ!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1029011_026
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
{player}くん!
急に呼び出してごめんね。
Choice: (7) いつもここに来てるの?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1029011_027
望:
【chara 102931 face 6 (surprised)】
あ、私が時々抜け出すこと聞いたんだ。
【chara 102931 face 1 (normal)】
うん、上手くいかないことがあったり、
仕事が行き詰まると、この場所に足を運ぶの。
voice: vo_adv_1029011_028
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
──ここが、私の原点の場所だから。
voice: vo_adv_1029011_029
望:
【chara 102931 face 2 (joy)】
ふふ、聞きたい? 【chara 102931 face 1 (normal)】
といってもよくある他愛もない昔話なんだけどね。
でも、私にとってはアイドルを目指すきっかけになった大切な思い出。
voice: vo_adv_1029011_030
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
私、小さい頃ここに遊びに来て、両親とはぐれちゃったの。
voice: vo_adv_1029011_031
望:
【chara 102931 face 4 (sad)】
不安で心細くて、泣きべそかきながらさまよっていると、
【chara 102931 face 1 (normal)】
歌とダンスの練習をしている3人組の女の子を見かけたの。
voice: vo_adv_1029011_032
望:
【chara 102931 face 6 (surprised)】
それはテレビで見たことある、アイドルという人たちだった。
【chara 102931 face 1 (normal)】
ただ、私の知っていたアイドルとは違って、
技術もまだ未熟なアイドルの卵だったけどね。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1029011_033
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
でも、お客さんなんか誰もいないのに、
彼女たちは本気で魅せようとしていた。
【chara 102931 face 6 (surprised)】
人間ってこんなにキラキラするものなんだって驚いちゃった。
voice: vo_adv_1029011_034
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
アイドルなんか何も分からない子どもにも彼女たちの熱は伝わってきて、
【chara 102931 face 2 (joy)】
気付けばパフォーマンスに釘付けになってた。
不安も涙も消し飛んで、夢中で応援してたの。
voice: vo_adv_1029011_035
望:
【chara 102931 face 2 (joy)】
そして彼女たちはたった一人の小さな観客に、
全力の笑顔で応えてくれたんだ。
voice: vo_adv_1029011_036
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
彼女たちの姿は私の心に強く残り、私も彼女たちの真似をして
両親の前で歌ったり踊ったりしてみたの。
voice: vo_adv_1029011_037
望:
【chara 102931 face 2 (joy)】
小さい子のごっこ遊びだもの、もちろんへたっぴだよ。
【chara 102931 face 1 (normal)】
でも、両親は本当に楽しそうに、笑顔でほめてくれたの。
voice: vo_adv_1029011_038
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
親の反応としては当然なんだけど、でも、私はそれがうれしかった。
【chara 102931 face 2 (joy)】
人を笑顔にするのって、すごく楽しくて
気持ちのいいことなんだって気付いたんだ。
voice: vo_adv_1029011_039
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
もっと上手にできれば両親以外にもお友達や
全然知らない人だって笑顔にできるかもしれない。
voice: vo_adv_1029011_040
望:
【chara 102931 face 2 (joy)】
それなら、私もアイドルになろう。
彼女たちみたいに笑顔を届ける人になりたい、【chara 102931 face 1 (normal)】
ってね。
その思いが私のアイドルの原点なんだよ。
voice: vo_adv_1029011_041
望:
【chara 102931 face 4 (sad)】
……実はここのところ大きなお仕事が立て続けに入って、
今日の撮影もあまり上手くいかなくて、
ちょっとナーバスになってたの。
voice: vo_adv_1029011_042
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
でも、ここに来て思い返すの。
技術や完成度も大事だけど、それ以上に大事なことがあるって。
voice: vo_adv_1029011_043
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
改めて自分の原点を見つめなおして不安もなくなったし、
【chara 102931 face 2 (joy)】
こうして迎えに来てくれる人がいるからもう大丈夫だよ。
voice: vo_adv_1029011_044
望:
【chara 102931 face 1 (normal)】
そうだ、キミが来るまでにいい感じのパフォーマンスを思いついたの。
【chara 102931 face 2 (joy)】
早速試してみたいんだ。
voice: vo_adv_1029011_045
望:
【chara 102931 face 2 (joy)】
キミだけに見せる私の特別、見てくれるかな?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1029011_046
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
はい、お疲れ様。
【chara 190011 face 2 (joy)】
人に歴史あり。うん、いいもの見せてもらったわ。
voice: vo_adv_1029011_047
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
思い悩むのは、本気でそれに取り組んでいる証拠よ。
【chara 190011 face 4 (sad)】
だけど時に思いが強すぎて、迷路に迷い込んだみたいになっちゃう。
voice: vo_adv_1029011_048
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
でもノゾミは抜け出す答えをちゃんと自分の中に持ってる。
あとはそれに気付くかどうかだけ。
voice: vo_adv_1029011_049
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
そうすればあの子が真のトップアイドルになれる日も
そう遠くはないはずよ。
voice: vo_adv_1029011_050
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あとはカルミナの二人、そしてあんたが支えてあげるのよ。
【chara 190011 face 2 (joy)】
私もその日を楽しみにしてるから。それじゃあ、またねー
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1029011_051
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
あれ……私何を……【chara 102913 face 6 (surprised)】
あっ。
こんなとこで寝ちゃダメだよ……【chara 102913 face 1 (normal)】
って、私も寝てたみたいだね。
【chara 102913 face 6 (surprised)】
疲れちゃってたのかな? 何だか不思議な夢も見ちゃったし。
voice: vo_adv_1029011_052
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】
え、キミも見たの? 【chara 102913 face 1 (normal)】
うん、私のアイドルの原点の夢。
【chara 102913 face 6 (surprised)】
あんなこと記憶にないのに、【chara 102913 face 1 (normal)】
不思議と懐かしく思えるんだ。
voice: vo_adv_1029011_053
ノゾミ:
【chara 102913 face 1 (normal)】
あの夢にはきっと色々と大切なことがある気がする。
【chara 102913 face 4 (sad)】
それが何なのか、あとちょっとで掴めそうなんだけどな……
Choice: (8) もっと僕たちを頼ってほしい。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1029011_054
ノゾミ:
【chara 102913 face 1 (normal)】
……そうだったね。私は一人でアイドルやってるわけじゃないんだ。
【chara 102913 face 2 (joy)】
一人では難しい問題でも、誰かとなら解決できるかもしれない。
voice: vo_adv_1029011_055
ノゾミ:
【chara 102913 face 1 (normal)】
カルミナの3人、それにキミと……【chara 102913 face 2 (joy)】
あの夢のアイドルみたいに
支え合っていけばいいんだよね!
voice: vo_adv_1029011_056
ノゾミ:
【chara 102913 face 1 (normal)】
ありがとう。私、大切なことを思い出したからもう大丈夫だよ。
【chara 102913 face 2 (joy)】
さあ、祭典まであまり時間は残されてないから、気合入れていこうね!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
迷いの消えたノゾミの笑顔は、眩く輝いていたのだった。