アキノ 第9話
アキノに執事として雇われることとなった{player}だが、上流階級の作法が分からず悪戦苦闘する。アキノはそんな彼を責めることなく、対等な信頼関係でありたいという思いを伝えるのだった。
-------------- situation:
執事、雇いました
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は新しいアルバイトを探しに、
掲示板を見に来ていた。
voice: vo_adv_1032009_000
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
あら？ 【chara 103211 face 1 (normal)】
そこにいるのはあなたさまではなくて？【chara 103211 face 2 (joy)】
やっぱり！ このような街中で偶然出会えるとは、
私たち深い縁で結ばれてますわね！
voice: vo_adv_1032009_001
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
え、私？ 【chara 103211 face 1 (normal)】
私は商談を終えて帰るところですわ。
【chara 103211 face 6 (surprised)】
まあ、戻ったところで仕事はまだ山積みなのですが。
voice: vo_adv_1032009_002
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
最近はギルドの仕事も順調で、ユカリさんたちも大忙し。
【chara 103211 face 2 (joy)】
私もこうして一人で仕事に赴く機会が増えてますの。
voice: vo_adv_1032009_003
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
大変充実した日々なのは喜ばしいのですが、
【chara 103211 face 4 (sad)】
やはり人手は欲しいですわね。
voice: vo_adv_1032009_004
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
ところであなたさまは何をなさっていたのですか？
Choice: (1) アルバイトを探してた。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1032009_005
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
アルバイト？ 【chara 103211 face 1 (normal)】
ああ、ギルド管理協会の掲示板を見に来てたのですね。
【chara 103211 face 2 (joy)】
私、あなたさまの方にばかり目が行ってまして、お恥ずかしいですわ。
voice: vo_adv_1032009_006
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
それで、何かよいお仕事は見つかりまして？
【chara 103211 face 4 (sad)】
……その様子ですと、芳しくなかったみたいですわね。
voice: vo_adv_1032009_007
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
はっ！ 【chara 103211 face 2 (joy)】
あなたさま、私に名案がございます！
【メルクリウス財団】の職員、ううん、それよりも
私の執事として働けばいいですわ！
voice: vo_adv_1032009_008
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
仕事が欲しいあなたさま、人手が欲しい私。
需要と供給の完璧な形ですわ！
ああ、私としたことがなぜ最初からこうしなかったのでしょう。
Choice: (2) 僕でいいの？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1032009_009
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたさまがいい、ですわ。
あなたさまの様々な職場体験や顔の広さ、それに記憶喪失という
ハンデを乗り越えた経験は得難いものですわ。
voice: vo_adv_1032009_010
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
でも、先に言っておきますがこの仕事、なかなかハードですわよ。
【chara 103211 face 2 (joy)】
そこはあなたさまとて例外ではありませんわ。
voice: vo_adv_1032009_011
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
その代わりそれに見合う報酬と待遇はお約束いたします。
【chara 103211 face 1 (normal)】
いかがでしょう、私に仕えてみませんか？
Choice: (3) よろしくお願いします。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1032009_012
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
決まりですわね！
それではまずは洋裁店へ参りましょう。
【chara 103211 face 1 (normal)】
さっそくあなたさまの執事服を仕立てますわ！
voice: vo_adv_1032009_013
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
ふふ、さすがはウィスタリア家御用達の最高級洋裁店の逸品。
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたさま、着心地はいかがですか？
Choice: (4) 何だか落ち着かない……
Choice: (5) すごく気持ちいい。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1032009_014
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
そんなことはありませんわ。
確かにこれはオーダーメイドの特注品ですが、服は人が着てこそ。
【chara 103211 face 2 (joy)】
でなければただの奇麗な布ですわ。
voice: vo_adv_1032009_015
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
落ち着かないのはまだ執事としての実績がないから。
これから私の元で働き、一流の執事になる頃には、
【chara 103211 face 2 (joy)】
きっと体の一部のようになっていますわ。
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----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1032009_016
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
そうでしょうそうでしょう。
この服の価値がお分かりになるとは、さすがですわあなたさま。
voice: vo_adv_1032009_017
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
ふふ。主人と執事として、二人でこれから共に歩んでゆくと思うと
胸が高鳴りますわね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1032009_018
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
というわけで、この後さっそく商談です。
【chara 103211 face 2 (joy)】
行きましょう、あなたさま！
voice: vo_adv_1032009_019
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
なんですの！ 【chara 103211 face 4 (sad)】
これから商談だというのに、道が封鎖されてますわ！
voice: vo_adv_1032009_020
男性：
【chara 1011 face 4 (sad)】
どうやら強盗団が暴れて騎士団が対処に当たってるらしいな。
【chara 1011 face 6 (surprised)】
こりゃあ落ち着くまで待つしかなさそうだ。
voice: vo_adv_1032009_021
アキノ：
【chara 103211 face 4 (sad)】
今日の相手は大変忙しいお方、たとえ一分の遅れでも破談は必至。
【chara 103211 face 3 (anger)】
そんな悠長なこと言ってられませんわ！
voice: vo_adv_1032009_022
アキノ：
【chara 103211 face 3 (anger)】
ここはかまわず進みますわよあなたさま！
時を疎かにしては富を失いますわ！
voice: vo_adv_1032009_023
男性：
【chara 1011 face 6 (surprised)】
おいおい！ あんた何やってんだよ！
バカな真似はよせって！
Choice: (7) アキノを止める。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1032009_024
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
それは不正解ですわ、あなたさま。
【chara 103211 face 3 (anger)】
今大事なのは一秒でも早く目的地に到着すること。
あなたさまは時間通りに着けるようにサポートしてくださいませ。
voice: vo_adv_1032009_025
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
リスクを避けてばかりでは、利益を得ることはできませんもの。
【chara 103211 face 4 (sad)】
さあ、こうして話している時間も惜しいですし行きますわよ！
Choice: (8) そのまま突っ込んではダメ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1032009_026
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
それはどういうことですの？ え、途中に配達の時に使ってる裏道が？
【chara 103211 face 1 (normal)】
それなら鉢合わせせずに済みそうですわね。
【chara 103211 face 2 (joy)】
ナイスサポートです、あなたさま！ 【chara 103211 face 1 (normal)】
それでは改めて、突撃ですわ！
voice: vo_adv_1032009_027
男性：
【chara 1011 face 4 (sad)】
な、何なんだあいつらは……
voice: vo_adv_1032009_028
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
お疲れさまでした。無事時間通りに到着し、【chara 103211 face 2 (joy)】
商談は成立しましたわ。
さっそくあなたさまの知識と経験が役に立ちましたわね。
voice: vo_adv_1032009_029
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
やはりあなたさまを雇ったのは正解でしたわ。
【chara 103211 face 1 (normal)】
さて、おめでたついでにもうひと仕事、参りましょうか。
voice: vo_adv_1032009_030
アキノ：
【chara 103211 face 4 (sad)】
以前より追っていた悪徳商人のアジトが判明しましたの。
【chara 103211 face 3 (anger)】
この機を逃すわけにはいきませんから、このまま直行しますわ！
voice: vo_adv_1032009_031
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
お疲れかもしれませんが覚えておいてくださいませ。
即断即決、そして即行動することこそが成功の秘訣ですわ。
voice: vo_adv_1032009_032
アキノ：
【chara 103211 face 3 (anger)】
そこまでですわ！
限定商品を買い占め、不当な高値で売買する悪徳商人！
voice: vo_adv_1032009_033
アキノ：
【chara 103211 face 7 (special_a)】
あなたの悪行はすでに通報済みです。
大人しくお縄につきなさい！
voice: vo_adv_1032009_034
悪徳商人：
【chara 2511 face 1 (normal)】
ふん、私は希少な品を欲しい者に売ろうとしていただけだ。
何もやましいことなどしてないぞ？
voice: vo_adv_1032009_035
悪徳商人：
【chara 2511 face 1 (normal)】
こちらも商売だ、多少値が張るのは致し方あるまい。
【chara 2511 face 8 (special_b)】
高値でも欲しがる客はたくさんいる。何の問題もないんだよ！
voice: vo_adv_1032009_036
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
……呆れましたわ。【chara 103211 face 4 (sad)】
もはや商人としての誇りもないようですわね。
voice: vo_adv_1032009_037
悪徳商人：
【chara 2511 face 3 (anger)】
成金の小娘ごときが。【chara 2511 face 1 (normal)】
少しは痛い目を見ないと分からないようだな。
おまえたち、世の中の厳しさを教えてやれ。
voice: vo_adv_1032009_038
アキノ：
【chara 103211 face 4 (sad)】
はぁ、荒事は好みませんが、【chara 103211 face 7 (special_a)】
降りかかる火の粉は徹底的に払うのが信条。
【chara 103211 face 3 (anger)】
やりますわよ、あなたさま！
voice: vo_adv_1032009_039
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
お疲れさまでした、あなたさま。
【chara 103211 face 1 (normal)】
いかがでしたか？ はじめて執事をやってみた感想は。
Choice: (9) 執事って大変。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1032009_040
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
よそ様のことは知りませんが、私の執事はこういうお仕事です。
【chara 103211 face 6 (surprised)】
しかしこれほどの激務についてこられるなんて、
【chara 103211 face 1 (normal)】
やはり見込んだ通りのお方ですわ。
voice: vo_adv_1032009_041
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
色んなアルバイトの経験もしっかり役立ってますし、
この調子で頼みますわね、あなたさま。
voice: vo_adv_1032009_042
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたさま、背中が丸まってますわよ。
【chara 103211 face 2 (joy)】
執事たるもの、常に美しい姿勢を保たなくてはなりませんわ。
voice: vo_adv_1032009_043
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
食器の位置が違ってますわよ、あなたさま。
【chara 103211 face 1 (normal)】
それにそちらは本日のメニューでは使いませんわ。
voice: vo_adv_1032009_044
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
紅茶の入れ方、【chara 103211 face 6 (surprised)】
まだまだですわね。
【chara 103211 face 1 (normal)】
この茶葉なら蒸らす時間をあと一分長めにしなくてはダメですわ。
voice: vo_adv_1032009_045
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
今日も一日お疲れさまでした。
【chara 103211 face 1 (normal)】
明日も早いのでゆっくりお休みになって……【chara 103211 face 6 (surprised)】
どうかいたしました？ 何やら元気がないようですが。
Choice: (10) 執事、向いてないかも。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1032009_046
アキノ：
【chara 103211 face 6 (surprised)】
あら、もしかして失敗が続いて自信を無くされてるのですか？
【chara 103211 face 1 (normal)】
はじめてのことですもの、仕方ありませんわ。
voice: vo_adv_1032009_047
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
私はあなたさまが執事という仕事をできると信じて雇ってますの。
【chara 103211 face 1 (normal)】
この先また失敗しても一つ一つ経験して、
いずれできるようになればいいだけですわ。
voice: vo_adv_1032009_048
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
それに、人はそもそも失敗する生き物、
私も日々失敗し続けてますから、全く問題ありませんわ！
Choice: (11) ありがとう。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1032009_049
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
礼には及びません。
【chara 103211 face 1 (normal)】
上に立つ人間として当然のことです。
voice: vo_adv_1032009_050
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
私、ギルドを始めてからは単なる雇い主と雇い人の主従関係ではなく、
お互いを助け合える対等な信頼関係を築くことが大事だと考えてますわ。
voice: vo_adv_1032009_051
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
それこそが私のノブレスオブリージュであり、
あなたさまともそういう関係でありたいと思っておりますの。
voice: vo_adv_1032009_052
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたさまはどうですか？
Choice: (12) 期待に応えられるように頑張る。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1032009_053
アキノ：
【chara 103211 face 2 (joy)】
それでこそ私が見込んだお方ですわ！ それでは明日から私自ら、
上流の様式をしっかりと、そして厳しく教え込みますわ！
voice: vo_adv_1032009_054
アキノ：
【chara 103211 face 1 (normal)】
そしていずれはランドソルで一番、
【chara 103211 face 2 (joy)】
いえ世界で一番の執事になってもらいますの！
大丈夫、あなたさまならなれますわ！
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
アキノの本気にたじろぎながら、さらなる激務の日々を予感する
{player}だった。