アキノ 第11話
山を訪れた秋乃は、相変わらず道に迷ってしまう。欠点を克服しようとして何度も失敗してしまうことに気落ちするが、{player}の苦手なことは人に頼ればいい、という言葉に救われるのだった。


-------------- situation:
救いの手はすぐそこに
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ギルドで扱う新たな商材を求め、アキノと{player}は
山の麓の村を訪れた。

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アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 さて、本日は市場にあまり出回っていない、
希少なキノコを仕入れるために
遠路はるばるやって来たわけですが……

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アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】 肝心のキノコが一本もありませんわー!

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村人:
【chara 511 face 4 (sad)】 すまないなお嬢さん。
ここしばらく天候が悪くて収穫できなかったんだ。

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村人:
【chara 511 face 4 (sad)】 まあ、元々が希少なもんだし、次来てもあるとは約束できないな。

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アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】 そ、そんな……

Choice: (1) 帰ろうか。
----- Tag 1 -----
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アキノ:
【chara 103211 face 3 (anger)】 ……いえ、今日を逃すとしばらくは忙しくて来れませんわ。
それに商人の勘がこの機を逃すなと告げております。

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アキノ:
【chara 103211 face 7 (special_a)】 そう、ないなら自分で採りに行けばいいのです!
【chara 103211 face 2 (joy)】 参りますわよ、あなたさま!

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村人:
【chara 511 face 6 (surprised)】 ダ、ダメだ! あの山は魔物こそいないが迷いやすいんだ。
素人がうかつに入っちゃ……って、おーい! 戻ってこーい!

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アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】 ──などと村人はおっしゃってましたが、
【chara 103211 face 1 (normal)】 なるほど、現地の人の言うことはやはり正しいものですわね。
また一つ学ばせていただきましたわ!

Choice: (2) つまり、迷ったということ?
----- Tag 2 -----
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アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 そうとも言いますわ!
【chara 103211 face 4 (sad)】 ……すみません、開き直るところではないですわね。

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アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】 私一人ならともかく、いつもあなたさまにまでご迷惑をかけてしまい、
申し訳ないですわ……

Choice: (3) 力になるために僕はいる。
----- Tag 3 -----
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アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 あなたさま……【chara 103211 face 6 (surprised)】 あら?
あ、あれはもしかして探していたキノコでは!

voice: vo_adv_1032011_012
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】 何という僥倖! さっそく収穫を……
【chara 103211 face 6 (surprised)】 あら? キノコってこんなに光りますの?
【chara 103211 face 4 (sad)】 ま、まぁー!

--- Switch scene ---

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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 はぁ……またやってしまいました。

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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 今日はいつもお世話になっているあなたさまのために、
星が奇麗なスポットへご招待するつもりでしたのに、
その場所は山中で、ヘリでは麓までしか行けないなんて……

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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 それでもあなたさまと星を見たくて山を登れば、
いつものように道に迷ってしまう。

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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 ヘリで直行するつもりだったので登山用の装備などもなく、
こうして足を痛めてしまい背負われる始末。

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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 はぁ……情けない。
あなたさま、本当に申し訳ないですわ……

Choice: (4) 軽いから大丈夫。
Choice: (5) いつものことだから大丈夫。
----- Tag 4 -----
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秋乃:
【chara 103231 face 5 (shy)】 そ、そういう問題ではありませんわ!
【chara 103231 face 6 (surprised)】 あなたさまにご迷惑をかけてること自体が問題なのです!

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----- Tag 5 -----
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秋乃:
【chara 103231 face 6 (surprised)】 それが問題なのですわ。
【chara 103231 face 4 (sad)】 つまり私は何も成長してないということですもの……

----- Tag 6 -----
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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 私、これでも自分が突っ走りがちで、
そのことでこれまで色々面倒をかけてきたことは
分かっておりますの。

voice: vo_adv_1032011_021
秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 ですからそうした欠点を補えるように、
色々と努力し、自分を磨いてまいりました。

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秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 特に方向音痴は深刻なレベルですから、
克服すべく頑張ってきたのですが……

voice: vo_adv_1032011_023
秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 またしても、こうしてあなたさまに迷惑をかけてしまう。
本当に情けないですわ……

Choice: (7) いつかは克服できるよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1032011_024
秋乃:
【chara 103231 face 6 (surprised)】 ……かもしれません。【chara 103231 face 4 (sad)】 でも、そのいつかが来るまでに、
きっと何度も今日みたいなことがあるかもしれません。

voice: vo_adv_1032011_025
秋乃:
【chara 103231 face 4 (sad)】 あなたさまはきっと許してくださるでしょう。
ですがいつかあなたさまに見限られてしまうのでは、
そう思うと怖くて仕方ありませんの。

voice: vo_adv_1032011_026
秋乃:
【chara 103231 face 1 (normal)】 ……すみません、私ずいぶんと気弱になってますわ。
苦しいのはあなたさまも同じですのに。

Choice: (8) 秋乃といれば苦しくないよ。
----- Tag 8 -----
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voice: vo_adv_1032011_027
秋乃:
【chara 103231 face 6 (surprised)】 あなたさま……【chara 103231 face 1 (normal)】 本当にお優しいのですね。
【chara 103231 face 2 (joy)】 私、決めましたわ! ここを切り抜けたらもっと努力します。
もうこんな失敗は二度としないと誓いますわ!

Choice: (9) 困った時は誰かに助けてもらえばいい。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1032011_028
秋乃:
【chara 103231 face 6 (surprised)】 そ、そんな他力本願でいいんですの……?
【chara 103231 face 1 (normal)】 いえ、きっと全部自分で何とかしようと気負い過ぎていたことが、
数々の失敗につながっていたのですね。

voice: vo_adv_1032011_029
秋乃:
【chara 103231 face 6 (surprised)】 でも、あなたさまの他に私なんかを助けてくれる人がいるのでしょうか?

Choice: (10) たくさんいるよ。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1032011_030
秋乃:
【chara 103231 face 1 (normal)】 ……あなたさまがそうおっしゃるのなら、間違いないのでしょうね。
実際、こうしてあなたさまが助けてくれているのですから。
【chara 103231 face 2 (joy)】 その言葉、信じて待つとしますわ。

voice: vo_adv_1032011_031
秋乃:
【chara 103231 face 1 (normal)】 さて、もうこのへんで大丈夫ですわ。あとは自分の足で歩けます。
【chara 103231 face 2 (joy)】 まずは共にこの難局を乗り越えましょう!

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1032011_032
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま。なかなか興味深い内容だったわね。

voice: vo_adv_1032011_033
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 アキノってばどんな時も悩まず真っすぐ突き進むイメージだったから、
ああやって落ち込むこともあるのね。

voice: vo_adv_1032011_034
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 まあ、それはそうよね。あの子も年頃の女の子。
悩みや弱みだってあって当然だわ。

voice: vo_adv_1032011_035
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 でもアキノにとって幸いだったのは、あんたと出会えたことよね。
あんな姿、見せられるのはあんただけじゃないかしら。

voice: vo_adv_1032011_036
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 どんな時でも、あんたはあの子の一番の味方でいてあげなさい。
それじゃあ、またねー

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1032011_037
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】 ん……【chara 103211 face 6 (surprised)】 あれ? 私キノコ片手に何を?
【chara 103211 face 4 (sad)】 いやですわ、このようなところで眠ってしまうなんてはしたない。
それにいつの間にか陽もすっかり暮れてしまいましたわ。

voice: vo_adv_1032011_038
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】 いよいよ困った状況ですわね……【chara 103211 face 6 (surprised)】 あら?
【chara 103211 face 1 (normal)】 見てください、あなたさま。奇麗な星空ですわ!

voice: vo_adv_1032011_039
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 今しがた、星を見るために山に入る夢を見ましたの。
【chara 103211 face 5 (shy)】 まあ、例によって迷子になって星は見られなかったのですが。

voice: vo_adv_1032011_040
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】 え、あなたさまも同じ夢を? 【chara 103211 face 1 (normal)】 そうですか。

voice: vo_adv_1032011_041
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】 しかし私ときたら、夢の中まで迷子になるなんて、
【chara 103211 face 4 (sad)】 いよいよ方向音痴も筋金入りですわね。

voice: vo_adv_1032011_042
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】 ねえ、夢の中であなたさまは、私を助けてくれる人は必ずいると
おっしゃってましたけど……【chara 103211 face 4 (sad)】 本当にそうなのでしょうか?
私、どうしても不安な気持ちが拭えなくて……

Choice: (11) 僕を信じて。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1032011_043
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 ……その言葉、聞けてよかったです。
【chara 103211 face 2 (joy)】 ありがとうございます、ほっとしましたわ。
【chara 103211 face 1 (normal)】 それでは、二人で協力し山を下りましょう──

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アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】 しっ、お静かに、あなたさま。
何か聞こえませんか? これは……こっちに近付いてくる足音と、声?

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アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 声だけじゃありませんわ、ランプの明かりも近付いてきます!
【chara 103211 face 2 (joy)】 ああ、あれはギルドのみなさんですわ!
私たちが帰ってこないのを心配して、探しに来たのですわ。

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アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】 ふふ、あなたさまの言う通りでしたわ。
ダメな私を支えてくれるかけがえのない仲間、確かにいましたわ!

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アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】 みんなの元へ参りましょう、あなたさま。
ギルドの仲間共々、【chara 103211 face 2 (joy)】 これからも私を助けてくださいね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 仲間に対する深い感謝を胸に、アキノは駆け出すのだった。