ユカリ 第11話
夢の中でもゆかりは飲むことを我慢していた。しかし{player}の飲んでもいいよ、という言葉に我慢を断ち切った彼女は、倒れるまで飲んで{player}の背中で眠りにつくのだった。
-------------- situation:
ゆかり、飲み放題!
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
魔物が一掃された街道で、
ユカリは落ち込んでいた。
voice: vo_adv_1034011_000
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
私って本当にダメなお姉さんよね……
voice: vo_adv_1034011_001
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
{player}くんに迷惑をかけて、
禁しゅわするって決めたのに、
そのせいでまた{player}くんに迷惑をかけちゃうなんて。
voice: vo_adv_1034011_002
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
……はぁ。
voice: vo_adv_1034011_003
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
このままじゃ、私……【chara 103411 face 6 (surprised)】
ん?
voice: vo_adv_1034011_004
ユカリ:
【chara 103411 face 6 (surprised)】
何か目の前が光って……?
まさか、麦しゅわが呼んでるのかしら……!?
【chara 103411 face 3 (anger)】
わ、私、負けないんだから~!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1034011_005
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
今日は買い物に付き合ってくれてありがとう。
【chara 103431 face 1 (normal)】
急に呼び出したりしてごめんね。
voice: vo_adv_1034011_006
ゆかり:
【chara 103431 face 1 (normal)】
特に買いたいものがあるってわけじゃないんだけど、
【chara 103431 face 4 (sad)】
外にでも出てないと気分がね……
voice: vo_adv_1034011_007
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
あ、心配させちゃったかしら。
【chara 103431 face 1 (normal)】
違うの、体調が悪いとかじゃないから安心して。
Choice: (1) 今日は何かいつもと違うね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1034011_008
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
え……っ、分かる!?
voice: vo_adv_1034011_009
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
ということはやっぱり……私、いつも……
voice: vo_adv_1034011_010
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
え? あ……ごめん、
【chara 103431 face 4 (sad)】
一人で勝手に落ち込んだりして。
voice: vo_adv_1034011_011
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
私ね……今、飲むのを控えてるの。
voice: vo_adv_1034011_012
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
何で後ずさるの?
そんなに? 【chara 103431 face 4 (sad)】
そんなに驚くところだったかしら?
voice: vo_adv_1034011_013
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
その……親戚の子供に、
【chara 103431 face 2 (joy)】
お姉ちゃん、休日のお父さんと同じ匂いがする~!
【chara 103431 face 4 (sad)】
何て、言われちゃってね……
voice: vo_adv_1034011_014
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
それってその、きっと、恐らく、ほぼ確実に……ねぇ?
voice: vo_adv_1034011_015
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
そりゃ確かに飲むのは好きだけど、
休日のお父さんと同じレベルっていうのはちょっと……
voice: vo_adv_1034011_016
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
お姉さんも、うら若き乙女なわけだし?
【chara 103431 face 1 (normal)】
それに……
voice: vo_adv_1034011_017
ゆかり:
【chara 103431 face 3 (anger)】
{player}くんにそんな風に思われるのは、
……絶対にイヤだもの。
voice: vo_adv_1034011_018
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
というわけで飲むのをしばらく我慢してるんだけどね。
【chara 103431 face 4 (sad)】
これがまた辛いのよ。
voice: vo_adv_1034011_019
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
家の中にいると手が勝手に缶のフタを開けてたりするから、
【chara 103431 face 1 (normal)】
こうして気晴らしに外に出るようにしてるわけ。
voice: vo_adv_1034011_020
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
でもやっぱり外はいいわね!
すがすがしくて健康的だし!
余計な誘惑もないし!
voice: vo_adv_1034011_021
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、お姉さんいかがですか?
香り、喉越し、しゅわしゅわ感大幅アップ!
新商品の試飲会ですよ~!
voice: vo_adv_1034011_022
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
げふっ……!
voice: vo_adv_1034011_023
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
どっ、どうかされましたか!?
そちらの方、いきなりうずくまってしまいましたが……?
Choice: (2) ……大ダメージだね。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1034011_024
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
へ、平気平気……!
何でもないわ、この程度……!
voice: vo_adv_1034011_025
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
な、ならいいのですが……
では改めていかがですか、こちらの新商品、
今までのものとはレベルが違いますよ!
voice: vo_adv_1034011_026
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
た……確かにいい香りね……!
voice: vo_adv_1034011_027
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
でしょう?
どうぞ、好きなだけ試してみてください!
voice: vo_adv_1034011_028
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
好きな……だけ……?
voice: vo_adv_1034011_029
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
い、いえ、遠慮するわ。
【chara 103431 face 3 (anger)】
誘惑に負けちゃダメよ、ゆかり……!
voice: vo_adv_1034011_030
ゆかり:
【chara 103431 face 3 (anger)】
心を強く持つの……!
私は花の匂いがするような、
優雅な大人のお姉さんになるんだから……!
Choice: (3) 飲んでもいいよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1034011_031
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_1034011_032
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
だ、ダメだったら!
【chara 103431 face 3 (anger)】
どうして勧めるのよ……私は、{player}くんに……
Choice: (4) いつものゆかりさん、いい匂いだよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1034011_033
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
ほぇっ!?
voice: vo_adv_1034011_034
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
今いい匂いって言ったの?
いつもの、私が……?
voice: vo_adv_1034011_035
ゆかり:
【chara 103431 face 5 (shy)】
嘘じゃない、わよね……?
voice: vo_adv_1034011_036
ゆかり:
【chara 103431 face 1 (normal)】
そ、そう……{player}くんは、そう言ってくれるのね……
【chara 103431 face 3 (anger)】
だったら……
voice: vo_adv_1034011_037
ゆかり:
【chara 103431 face 3 (anger)】
店員さん、もらってもいいかしら。
voice: vo_adv_1034011_038
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
はい、どうぞお試しください!
voice: vo_adv_1034011_039
ゆかり:
【chara 103431 face 1 (normal)】
……ごくっ。
voice: vo_adv_1034011_040
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
え? 一瞬で、カラに……?
voice: vo_adv_1034011_041
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
美味しい……!
【chara 103431 face 3 (anger)】
次、いいかしら。
voice: vo_adv_1034011_042
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
は、はい……!
voice: vo_adv_1034011_043
ゆかり:
【chara 103431 face 6 (surprised)】
確かに、香ばしい香りが鼻を抜けていくわ!
【chara 103431 face 2 (joy)】
おかわり!
voice: vo_adv_1034011_044
ゆかり:
【chara 103431 face 8 (special_b)】
この喉越し、たまらないわ……!
おかわりぃっ!
voice: vo_adv_1034011_045
ゆかり:
【chara 103431 face 8 (special_b)】
このしゅわしゅわ感、口の中を楽しませてくれるわね……!
おかわりよぉ~っ!
voice: vo_adv_1034011_046
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、あの……お客様?
voice: vo_adv_1034011_047
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
さぁ、どんどん行くわよぉっ!
voice: vo_adv_1034011_048
店員:
【chara 1 face 1 (normal)】
……な、何て飲みっぷり……!
周りの人たちも注目して……これはもしや、すごい宣伝効果が!?
voice: vo_adv_1034011_049
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
おっかわりぃ~!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
用意されていた飲み物のほとんどを飲み干し、
ベロベロになったゆかりは、{player}によって
家へと送られることになるのであった。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1034011_050
ゆかり:
【chara 103431 face 8 (special_b)】
ふぇ……ん~?
わらひ、勝手に歩いてる~?
voice: vo_adv_1034011_051
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
あ~これ、{player}くんの背中かぁ~!
いい乗り心地~♪
voice: vo_adv_1034011_052
ゆかり:
【chara 103431 face 4 (sad)】
ごめんねぇ~、また迷惑かけて~
Choice: (5) いつものことだよ。
Choice: (6) 手間のかかる人だね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1034011_053
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
うふふ。
じゃあ、いつもの通り甘えちゃおっかな~♪
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1034011_054
ゆかり:
【chara 103431 face 8 (special_b)】
あ~、生意気だぞ~?
私の方がお姉さんなんだからね~?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1034011_055
ゆかり:
【chara 103431 face 8 (special_b)】
ね、{player}くん。
voice: vo_adv_1034011_056
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
私、いい匂い……?
voice: vo_adv_1034011_057
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
……
voice: vo_adv_1034011_058
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
うん。ありがとう。
voice: vo_adv_1034011_059
ゆかり:
【chara 103431 face 1 (normal)】
{player}くんがそう言ってくれるのなら、
【chara 103431 face 2 (joy)】
ほかの誰に何て言われても……いいかな。
voice: vo_adv_1034011_060
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
あ~、何だか{player}くんの背中、
温かくて眠くなってきちゃった。
voice: vo_adv_1034011_061
ゆかり:
【chara 103431 face 2 (joy)】
ん……家についたら、起こしてね……♪
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1034011_062
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
いや、どう考えても飲み過ぎだと思うの。
voice: vo_adv_1034011_063
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
あんたもちゃんと止めなさいよ!
何飲ませる方向に誘導してるの!
voice: vo_adv_1034011_064
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
確かに、飲んでる時のあの子は何より幸せそうだけど……
う~ん、あたしにはよく分からないわ。
voice: vo_adv_1034011_065
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
何事もほどほどが一番よ?
voice: vo_adv_1034011_066
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
まぁ、あんたのために飲むのを我慢できるってことは、
あの子にとってあんたは最優先事項ってことよね。
voice: vo_adv_1034011_067
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
しっかりと、面倒見てあげるのよ?
【chara 190011 face 6 (surprised)】
って、どういうアドバイスなのかしらこれ。
voice: vo_adv_1034011_068
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
とにかくお疲れ。
何だかあたしまで一杯やりたくなってきたわ……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1034011_069
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
ん……【chara 103411 face 6 (surprised)】
はっ!?
voice: vo_adv_1034011_070
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
う~、いけない、また寝ちゃってたのかしら……
ちょっとしか飲んでないのに、やたら飲んだ気がするわ……
voice: vo_adv_1034011_071
ユカリ:
【chara 103411 face 6 (surprised)】
あれ? {player}くんも寝てたの?
まさかキミも……【chara 103411 face 1 (normal)】
って、キミが飲むわけないか。
voice: vo_adv_1034011_072
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
はぁ。
夢に見るほど麦しゅわに飢えてたなんて……
voice: vo_adv_1034011_073
ユカリ:
【chara 103411 face 3 (anger)】
でも私、負けないから!
もう金輪際、麦しゅわは飲まない!
voice: vo_adv_1034011_074
ユカリ:
【chara 103411 face 3 (anger)】
禁しゅわ、続行よ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
決意を新たにするユカリだったが、
ランドソルに帰ってすぐ、ふらりと飲食店に入りそうになるのだった。