トモ 第11話
門下生の指南を任されて臨んだ初稽古で、足を滑らせて怪我をしてしまうトモ。恥じらいながらも{player}に介抱され、どうにか稽古を終えることができた彼女は、心からの感謝を口にするのだった。
-------------- situation:
師範代理はお年頃
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
この日も{player}は、
ランドソルの郊外にてトモの稽古に付き合っていた。
voice: vo_adv_1037011_000
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
──ふぅっ。【chara 103711 face 1 (normal)】
よし。
一旦ここまでにしようか。
voice: vo_adv_1037011_001
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
さっきの踏み込みは、なかなかだったよ。
【chara 103712 face 1 (normal)】
この間までの遠慮した剣筋とは大違いだ。
voice: vo_adv_1037011_002
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
私にとっても、すごくいい稽古になってる。
おかげで、もう少しでなにか糸口が掴めそうだ。
voice: vo_adv_1037011_003
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
ミクマ流奥義、「開光の構え」を体得できる日も、
そう遠くない気がする。【chara 103712 face 2 (joy)】
あなたがこのまま付き合ってくれれば……
Choice: (1) もちろん付き合うよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1037011_004
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
ふふ、ありがとう。
【chara 103712 face 1 (normal)】
それじゃ早速、稽古の続きを頼もうかな。
voice: vo_adv_1037011_005
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
ちょっとオーバーワークかもしれないけど……
【chara 103712 face 1 (normal)】
手に芽生えたこの感覚を、今のうちにものにしておきたくて。
voice: vo_adv_1037011_006
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
──うん……? なんだかあなたの剣、光ってない?
太陽光が反射してるのかな……【chara 103712 face 4 (sad)】
いや、違うよね。
voice: vo_adv_1037011_007
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
うう、本当にまぶしい……!
い、いったいなにが起こって──
--- Switch scene ---
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
智に相談があると話を持ち掛けられ、
{player}は駅前の待ち合わせ場所にやってきた。
voice: vo_adv_1037011_008
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
──ごめんね。急に呼び出したりして。
【chara 103731 face 4 (sad)】
その、どうしてもあなたに相談したいことがあって……
voice: vo_adv_1037011_009
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
すごく急な話で、私も戸惑ってるんだけど。
……今度、私が門下生の稽古を受け持つことになったんだ。
voice: vo_adv_1037011_010
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
うん、おじいさまじゃなくて、私がね。
【chara 103731 face 6 (surprised)】
近いうちに公園の敷地を借りて、一人でやってみろって。
Choice: (2) 剣の腕を認めてくれたのかも。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1037011_011
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
……そう思っても、いいのかな。
【chara 103731 face 6 (surprised)】
まあ、それ自体は喜ばしいことかもしれないけど……
voice: vo_adv_1037011_012
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
正直、不安な気持ちのほうが大きいんだよね。
門下生とはいっても、私より年上の人も多いし。
voice: vo_adv_1037011_013
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
それで本題なんだけれど。
【chara 103731 face 1 (normal)】
今度の週末、その稽古に付き合ってくれないかな……?
voice: vo_adv_1037011_014
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
あなたはそれなりに私と稽古しているし、
おじいさまに素質を見込まれてもいる。
voice: vo_adv_1037011_015
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
みんなの前であなたへの指導を披露してみせれば、
門下生の人たちもそれに倣ってくれるんじゃないかって思って。
voice: vo_adv_1037011_016
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
要するに、みんなのお手本になってほしいんだ。
【chara 103731 face 4 (sad)】
……お願いしてもいいかな?
Choice: (3) 智ちゃんの頼みなら。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1037011_017
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
本当に? 【chara 103731 face 1 (normal)】
ありがとう!
【chara 103731 face 2 (joy)】
……はあ。よかった。断られたらどうしようって思ってた。
voice: vo_adv_1037011_018
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
当日の朝になったら、あなたの家まで迎えに行くね。
【chara 103731 face 2 (joy)】
ちゃんと早起きして待ってて。
voice: vo_adv_1037011_019
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
ああ、それと……
稽古の間は、「智ちゃん」って呼ぶのはよしてほしい。
voice: vo_adv_1037011_020
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
嫌ってわけじゃないんだけど、その……
みんなの前でちゃん付けで呼ばれるのは、
【chara 103731 face 5 (shy)】
は、恥ずかしいから……
voice: vo_adv_1037011_021
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
ひい、ふう……【chara 103731 face 1 (normal)】
よし。
みんな揃ったみたいだ。遅刻した人もいないね。
voice: vo_adv_1037011_022
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
それじゃ早速、稽古を始めようか。
【chara 103731 face 1 (normal)】
まずは挨拶から──皆さん、おはようございます!
voice: vo_adv_1037011_023
門下生たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
おはようございまーす!
voice: vo_adv_1037011_024
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
今日はおじいさ……【chara 103731 face 6 (surprised)】
いえ、祖父に代わって
【chara 103731 face 1 (normal)】
私が皆さんに剣術指導をさせていただきます!
よろしくお願いします!
voice: vo_adv_1037011_025
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
よし、噛まずに言えた……
【chara 103731 face 6 (surprised)】
大勢の前だと、挨拶一つでも緊張するなぁ。
voice: vo_adv_1037011_026
門下生1:
【chara 1 face 1 (normal)】
……えぇっ、あの子が師範のお孫さん!?
ど、どうりで若いのにしっかりしてると……
voice: vo_adv_1037011_027
門下生2:
【chara 103731 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
そうよ、知らなかったの?
ほら、あの子の前ではしゃんとしないと。
……あとで師範に怒られるわよ。
voice: vo_adv_1037011_028
門下生1:
【chara 1 face 1 (normal)】
や、やべ……あはは。こちらこそ、
お手柔らかにお願いします。師範代理。
Choice: (4) よろしくお願いします!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1037011_029
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
うん、いい返事!
【chara 103731 face 1 (normal)】
それじゃ、これから稽古を始めていくけど……
voice: vo_adv_1037011_030
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
まずは道場でやるのと同じように、
しっかりと柔軟体操をして、体をほぐしてね。
voice: vo_adv_1037011_031
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
あ、それと公園にはほかの人もいるから。
【chara 103731 face 1 (normal)】
周囲に気を配って、くれぐれも迷惑のないように──
voice: vo_adv_1037011_032
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
……よし、素振りはこれぐらいでいいかな。
【chara 103731 face 1 (normal)】
ほどよく肩もほぐれたところで、次は打ち込み稽古だ。
voice: vo_adv_1037011_033
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
まずは、私とこの人でお手本を見せるね。
【chara 103731 face 1 (normal)】
彼が打ち込んで、私が受け身を取る。
voice: vo_adv_1037011_034
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
特にすり足……足回りをどう動かしてるかを、よく見てて。
【chara 103731 face 2 (joy)】
それじゃ、いくよ!
Choice: (5) せいっ!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1037011_035
智:
【chara 103731 face 3 (anger)】
はっ! 【chara 103731 face 1 (normal)】
……今して見せたみたいに、
打ち込まれたらまずは足に意識を集中して。
voice: vo_adv_1037011_036
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
体幹を崩さないように、適切な距離で適切に受け流す……
【chara 103731 face 6 (surprised)】
これができないと、転んで怪我することもあるから注意してね。
voice: vo_adv_1037011_037
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
私とこの人で、引き続き手本を見せるから……
みんなもそれを横目で見ながら、まずは真似してみて。
【chara 103731 face 1 (normal)】
──それじゃ、打ち込みはじめ!
voice: vo_adv_1037011_038
門下生1:
【chara 1 face 1 (normal)】
足……足に意識を集中……
なあ、ちょっと打ち込み役を頼んでもいいか?
voice: vo_adv_1037011_039
門下生2:
【chara 1 face 1 (normal)】
はいはい。上段、中段、下段にそれぞれ一発いくわよ。
私、手加減へただから、ちゃんと受け身取ってね~
voice: vo_adv_1037011_040
門下生1:
【chara 1 face 1 (normal)】
お、おう。お手柔らかにな……
voice: vo_adv_1037011_041
智:
【chara 103731 face 3 (anger)】
はっ──やぁっ!
【chara 103731 face 2 (joy)】
うん、みんないいね、その調子その調子……
voice: vo_adv_1037011_042
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
……よかった。みんなちゃんと私の話を聞いて、
真剣に取り組んでくれてるみたいだ。
voice: vo_adv_1037011_043
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
……初稽古にしてはうまくやれてる、よね?
【chara 103731 face 1 (normal)】
これなら、おじいさまに顔向けできそう──
Choice: (6) 智ちゃん、受け身!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1037011_044
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
へっ!? 【chara 103731 face 4 (sad)】
──痛っ!
voice: vo_adv_1037011_045
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
あ、いたたたた……
あははは、ごめん、転んじゃった……【chara 103731 face 1 (normal)】
今のは悪いお手本だね。
Choice: (7) 大丈夫?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1037011_046
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
うん、平気だよ。
ちょっと足をひねったかもしれない、けど……【chara 103731 face 4 (sad)】
あ、痛っ……!
voice: vo_adv_1037011_047
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
う、うそ……これ、捻挫しちゃってる?
【chara 103731 face 4 (sad)】
まだ稽古を始めたばかりなのに……
voice: vo_adv_1037011_048
門下生2:
【chara 1 face 1 (normal)】
智ちゃん──さん!
大丈夫ですか!? 今すごい音しましたけど……
voice: vo_adv_1037011_049
門下生1:
【chara 1 face 1 (normal)】
こ、これって師範呼んだほうがいいやつですかね?
道場の番号にかければ……いや、その前に救急車……?
voice: vo_adv_1037011_050
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
ど、どっちにもかけなくていい。大丈夫だから。
【chara 103731 face 4 (sad)】
これくらい大したことないよ、軽く手当てをすれば……
voice: vo_adv_1037011_051
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
……つ、強がってはみたけど、思ったより痛む……
あまり動かさないほうがよさそうだ。
voice: vo_adv_1037011_052
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
救急箱は持ってきてるけど、どこに置いてたっけ。
【chara 103731 face 4 (sad)】
うう、どうしよう、頭が回らない──
Choice: (8) 木陰で休もう。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1037011_053
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
えっ、木陰って、向こうの?
【chara 103731 face 4 (sad)】
でも、どうやってあそこまで……
【chara 103731 face 6 (surprised)】
──ひゃあっ!?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1037011_054
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
あ……あの……えっと……!
voice: vo_adv_1037011_055
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
はっ、運んでくれるのは、いいんだけど……
【chara 103731 face 4 (sad)】
こ、この格好はちょっと……!
voice: vo_adv_1037011_056
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
こ、これって……お姫様抱っこだよね!?
voice: vo_adv_1037011_057
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
実際にされてみると、すごく目線が高い……
そ、それに私の肩、この人の腕にすっぽり収まって……
voice: vo_adv_1037011_058
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
お姫様っていうより、赤ちゃんみたいな気分……
うう、そう考えると余計恥ずかしい……!
voice: vo_adv_1037011_059
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
木陰までは自分で歩けるから、その……
【chara 103731 face 4 (sad)】
い、一旦おろしてほしいかな、なんて……
Choice: (9) 無理したらダメだよ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1037011_060
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
は、はい……
voice: vo_adv_1037011_061
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
その、ご、ごめんね……
こんなことさせて。
voice: vo_adv_1037011_062
智:
【chara 103731 face 6 (surprised)】
お、大人しくしてるから……
さっさと運んじゃって……【chara 103731 face 4 (sad)】
は、早く。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1037011_063
門下生たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
──ありがとうございましたー!
voice: vo_adv_1037011_064
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
こちらこそ、今日は来てくれてありがとう。
【chara 103731 face 1 (normal)】
……みんな、気をつけて帰ってね。
voice: vo_adv_1037011_065
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
はあ。結局、口頭で指導するのが精いっぱいだったな。
【chara 103731 face 6 (surprised)】
おかげで足の痛みはだいぶ引いたけど……
voice: vo_adv_1037011_066
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
でも、みんな真面目に稽古を続けてくれたし、
後片付けもしっかり済ませてる。
voice: vo_adv_1037011_067
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
それなのに私、自分の足元ばかり見て……
【chara 103731 face 2 (joy)】
あはは、もっとみんなのことを信用すべきだったよね。
voice: vo_adv_1037011_068
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
なんにせよ、あなたがいてくれてよかった。
【chara 103731 face 1 (normal)】
私一人だったら、初稽古を台無しにするところだったよ。
voice: vo_adv_1037011_069
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
私は悪いお手本を見せちゃったけど、
あなたがみんなの良いお手本になってくれたから。
Choice: (10) 智ちゃんの指導があったから。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1037011_070
智:
【chara 103731 face 2 (joy)】
ふふ、だといいけど。
【chara 103731 face 6 (surprised)】
……というか、また私のこと「智ちゃん」って呼んだね?
【chara 103731 face 4 (sad)】
あれほどちゃん付けはよしてって言ったのに。
voice: vo_adv_1037011_071
智:
【chara 103731 face 4 (sad)】
一回目は咄嗟のことだから仕方ないにしても、
今のは見過ごしてあげられないな~
voice: vo_adv_1037011_072
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
それじゃあ罰として私のこと……
【chara 103731 face 2 (joy)】
このまま家まで運んでもらおうかな。
voice: vo_adv_1037011_073
智:
【chara 103731 face 1 (normal)】
もちろんお姫様抱っこじゃなく、背中におぶってだよ?
【chara 103731 face 2 (joy)】
……ふふ、よろしくね。お馬さん♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1037011_074
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ついに出たわね。伝家の宝刀、お姫様抱っこ!
【chara 190011 face 1 (normal)】
照れ恥じらうトモちゃんの姿、まさに絶品だったわ。
【chara 190011 face 2 (joy)】
ここぞって場面でいい仕事するじゃない、あんたってば。
voice: vo_adv_1037011_075
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……とまあ冗談は置いといて、要するに彼女も、
多感な時期の女の子には違いないってことよ。
voice: vo_adv_1037011_076
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
からかい上手でおませな子ではあるけれど、
年相応に不安に駆られたり、思い悩むことだって多い。
voice: vo_adv_1037011_077
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
もともと責任感の強い子だしね。
【chara 190011 face 1 (normal)】
ああ見えて人一倍に、あんたとの関係を大事にしてるのよ。
voice: vo_adv_1037011_078
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そんな子が今、自分の中の気持ちと真剣に向き合って、
あんたに想いを伝えようとしてる……
voice: vo_adv_1037011_079
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
そのときが来たら、あんたも自分の気持ちを正直に伝えて、
その想いに応えてあげて。【chara 190011 face 3 (anger)】
はぐらかしたりしたら承知しないんだから。
【chara 190011 face 2 (joy)】
ふふ、それじゃあね~
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1037011_080
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
──か、か、顔から、火が出そう……
私ってば、稽古中になんて夢を……!
voice: vo_adv_1037011_081
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
うう、今すぐこの場から逃げ出したい……
こんな顔を誰かに見られたら、しばらく表を歩けない──
Choice: (11) おはよう。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1037011_082
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
ひゃあぁっ!?
voice: vo_adv_1037011_083
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
うう、また転んだ……
夢だけじゃなく現実でも転ぶなんて……
Choice: (12) 大丈夫……?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1037011_084
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
大丈夫! 全然大丈夫!
足はひねってないし、どこも痛くない!
【chara 103712 face 4 (sad)】
お、お姫様抱っことかしなくていいからね!?
voice: vo_adv_1037011_085
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
……はあ、まったく。
奥義の体得まで、あと少しってところで……
それどころじゃなくなっちゃったな。
voice: vo_adv_1037011_086
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
いや、もちろん悪いのはあなたじゃなくて、
私が集中を途切れさせたせいなんだけど。
voice: vo_adv_1037011_087
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
もっと集中できる環境に身を移すべきなのかもね……
Choice: (13) 付き合おうか?
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1037011_088
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
……いや、今回は遠慮しておくよ。
ここから先は、自分との戦いだと思うから。
voice: vo_adv_1037011_089
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
しばらくの間は一人で稽古に励むことにする。
【chara 103712 face 1 (normal)】
剣士として一人前になるには、そういう時間も必要だと思うんだ。
voice: vo_adv_1037011_090
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
そうでもしないと……またドキドキさせられて、
修行どころじゃなくなっちゃうかもしれないし。【chara 103712 face 4 (sad)】
今みたいに……
voice: vo_adv_1037011_091
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
と、とにかく!
明日から私は、一人で武者修行をするから。
voice: vo_adv_1037011_092
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
なにかあったときのために居場所だけは言っておくけど……
しばらくの間は、私を一人にしてほしい。
voice: vo_adv_1037011_093
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
……そんなに寂しそうな顔しないでよ。
【chara 103712 face 4 (sad)】
私だって寂し──【chara 103712 face 6 (surprised)】
じゃなくて。【chara 103712 face 4 (sad)】
まだ聞いてもらってない
願い事が、たくさん残ってるんだからね?
voice: vo_adv_1037011_094
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
戻ったら全部まとめて聞いてもらうから。
【chara 103712 face 2 (joy)】
ふふ、なにをお願いされてもいいように、準備しておいて。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後、束の間の別れを惜しみながら、
{player}はトモの背中を見送ったのだった。