トモ 第12話
武者修行の最中、とてつもなく強い魔物と遭遇したトモ。自信を失いかけるも、{player}の助力と助言によってミクマ流の真髄を悟り、体得した必殺の奥義をもって見事魔物を打ち倒すのだった。
-------------- situation:
開かれし光明
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ミクマ流の奥義「開光の構え」を体得すべく、
トモは凶暴な魔物が出没するという森に分け入り、
武者修行に明け暮れていた。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_000
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
すぅ……はぁ……
voice: vo_adv_1037012_001
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
ミクマ流、奥義……「開光の構え」──
voice: vo_adv_1037012_002
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
……さあ、おいで。
一撃で斬り伏せてあげるよ。元気な魔物さん。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_003
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
──今だっ!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_004
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
……ふぅっ。
【chara 103711 face 1 (normal)】
ようやく形になってきたかな。
私の「開光の構え」も。
voice: vo_adv_1037012_005
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
威力も速さも申し分ない。
【chara 103711 face 1 (normal)】
今のところどんな魔物も、一撃で仕留め切れてる……
voice: vo_adv_1037012_006
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
でも、まだ足りないかな。
この剣技は、もっと研ぎ澄ますことができるはず。
voice: vo_adv_1037012_007
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
「後の先」を制し、起死回生をなす。
【chara 103711 face 1 (normal)】
「開光の構え」は窮地に立ってこそ、真に輝く──
voice: vo_adv_1037012_008
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
とは言うものの……
このあたりの魔物は、あらかた倒しちゃったんだよね。
voice: vo_adv_1037012_009
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
はあ。窮地が向こうから歩いてきてくれたらいいのに。
【chara 103711 face 1 (normal)】
仕方ない、もっと森の奥へ進んでみようかな。
voice: vo_adv_1037012_010
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
……うん? 【chara 103711 face 4 (sad)】
この気配は……
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
………………
voice: vo_adv_1037012_011
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
これは……驚いたな。
【chara 103711 face 1 (normal)】
まさか本当にそっちから歩いてきてくれるなんてね。
voice: vo_adv_1037012_012
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
この気配、明らかに尋常じゃない……
【chara 103711 face 1 (normal)】
これまで斬り伏せてきた魔物とは、格が違う。
voice: vo_adv_1037012_013
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
ふふ、なかなか手強そうだね。あなたは。
【chara 103711 face 1 (normal)】
なら──【chara 103711 face 3 (anger)】
私も本気でいかせてもらうよ。
voice: vo_adv_1037012_014
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
……さあ、いつでも来い。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_015
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
はぁぁぁっ!!
voice: vo_adv_1037012_016
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
──なっ……!? 逃げられた!?
【chara 103711 face 4 (sad)】
手応えはあったのに。仕留め損ねた……!
voice: vo_adv_1037012_017
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
気配はまだ、【chara 103711 face 4 (sad)】
ある。茂みのどこかにいる。
これは……逃げてなんかない。単に様子をうかがってるだけだ。
voice: vo_adv_1037012_018
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
私の実力を推し量ってる……?
さっき攻撃を浴びてみせたのは、もしかしてわざと……?
voice: vo_adv_1037012_019
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
いや、考えすぎか。
たかが一撃外したぐらいでうろたえるなんて、らしくもない。
【chara 103711 face 3 (anger)】
……次こそは、仕留める。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_020
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
──は、速い!
この地形で、なんてでたらめな速度……!
voice: vo_adv_1037012_021
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
くっ──このっ!
voice: vo_adv_1037012_022
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
ま、また……逃げられた……?
【chara 103711 face 4 (sad)】
どうして仕掛けてこない? 【chara 103711 face 3 (anger)】
それにあの速さ……
さっきとは比べものにならなかった……!
voice: vo_adv_1037012_023
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
なにより、「開光の構え」が……
私の剣戟が、まるで効いてない?
voice: vo_adv_1037012_024
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
……まずい、この状況はまずい。
もしあいつが私の力を値踏みしていたのだとしたら、
私の実力はもう見透かされてる。
voice: vo_adv_1037012_025
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
その上で仕掛けてこないなら、それは様子見をしてるんじゃない。
【chara 103711 face 4 (sad)】
……私が疲れ切って弱るのを、待ってるんだ。
voice: vo_adv_1037012_026
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
このままじゃ、やられる。
なにか打開策を考えなきゃ。一方的に──
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
………………
voice: vo_adv_1037012_027
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
……? 気配が、消えた?
voice: vo_adv_1037012_028
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
見失った……【chara 103711 face 4 (sad)】
いや、そんなはずは……
くっ、いったいどこに──
Choice: (1) トモちゃーん。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1037012_029
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
──後ろかっ!
voice: vo_adv_1037012_030
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
って、どうしてあなたがここに……!?
【chara 103711 face 3 (anger)】
……いや、あの人がここにいるはずはない……!
voice: vo_adv_1037012_031
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
もしかしてこれは、あの魔物が見せてる……幻影?
【chara 103711 face 4 (sad)】
そ、そんな能力まであるなんて──
Choice: (2) 差し入れ持ってきたよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1037012_032
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
………【chara 103711 face 4 (sad)】
………
voice: vo_adv_1037012_033
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
……はぁ。
その呑気な様子を見るに、あなたは本物みたいだね。
幻影だとしたら、再現度が高すぎるよ。
Choice: (3) 何の話?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1037012_034
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
ってことは、あの魔物の気配が消えたのは、
この人の気配を察したからか……
voice: vo_adv_1037012_035
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
あの絶対的に有利な状況で、
それでも数的不利と見るや守勢に転じるなんて。
【chara 103711 face 4 (sad)】
なんて慎重で狡猾な魔物なんだ。
voice: vo_adv_1037012_036
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
──まあ、それはさておいて。
voice: vo_adv_1037012_037
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
あなた、どうしてここへ来たの?
【chara 103711 face 6 (surprised)】
緊急の用事があった……【chara 103711 face 4 (sad)】
わけじゃないよね。その様子だと。
Choice: (4) お腹すいてるかなって……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1037012_038
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
それでこんなところまで差し入れに?
【chara 103711 face 4 (sad)】
あなたって人は……【chara 103711 face 6 (surprised)】
いや、今はそんなこと言ってる場合じゃなかった。
voice: vo_adv_1037012_039
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
早くこの森から逃げて。
とんでもなく手強い魔物が、このあたりをうろついてるんだ。
voice: vo_adv_1037012_040
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
あなたを警戒して、今は様子見をしてるみたいだけど……
いつまた襲いかかってくるか分からない。
voice: vo_adv_1037012_041
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
でも今ならまだ、あいつの注意は私に向いてるはずだから。
【chara 103711 face 4 (sad)】
危険が及ぶ前に、あなたはここから逃げて──
Choice: (5) それなら放っておけない。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1037012_042
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
……はぁ。
【chara 103711 face 1 (normal)】
まぁ、あなたならそう言うに決まってるよね。
voice: vo_adv_1037012_043
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の一員として、
ランドソルの人々を守る立場の私が──
こんなこと思っちゃいけないのは分かってる。
voice: vo_adv_1037012_044
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
それでも、あなたがそう言ってくれて……
【chara 103711 face 2 (joy)】
正直すごく、安心したよ。
voice: vo_adv_1037012_045
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
だから、ごめん。
危険な目に遭わせることは承知で言うけど。
【chara 103711 face 1 (normal)】
……しばらく私のそばにいてほしい。
Choice: (6) もちろん。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1037012_046
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
ふふ、ありがとう。
人生で聞いた中でいちばん頼もしい言葉だよ。
voice: vo_adv_1037012_047
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
しばらくその甘い言葉で慰めてほしい心境だけど、
【chara 103711 face 4 (sad)】
置かれてる状況を思うと、そうも言っていられない。
voice: vo_adv_1037012_048
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
あの魔物をどうやって倒すか、考えないと。
【chara 103711 face 1 (normal)】
あいつがあなたを警戒してる今のうちにね。
voice: vo_adv_1037012_049
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
……どれぐらい強い相手なのか、ピンと来ない?
voice: vo_adv_1037012_050
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
そうだな。分かりやすく言うと……
【chara 103711 face 4 (sad)】
体得したばかりのミクマ流奥義、「開光の構え」をもってしても、
傷一つ付けられなかったぐらい、かな。
voice: vo_adv_1037012_051
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
とにかく頑丈で、この足場の悪い地形で私より素早い。
地の利は完全に向こうにあると思っていい。
voice: vo_adv_1037012_052
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
ただ……ものすごく慎重な性格みたいでね。
私に影すら踏ませない一方で、目立った攻撃はしてこない。
voice: vo_adv_1037012_053
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
獲物を疲れさせて、弱ってから襲う……
【chara 103711 face 6 (surprised)】
それか、隙を見せたところを不意打ちするつもりなんだと思う。
【chara 103711 face 1 (normal)】
いずれにせよ、長期戦がお望みみたい。
Choice: (7) こっちから攻める?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1037012_054
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
うん。私もそれしかないと思うし、【chara 103711 face 6 (surprised)】
そうしたいところだけど……
voice: vo_adv_1037012_055
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
正直言って、今の私にあの魔物を仕留める力があるとは思えない。
あなたの力を合わせても敵うかどうか──
voice: vo_adv_1037012_056
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
いや、あなたの力を疑ってるわけじゃないけど……
【chara 103711 face 4 (sad)】
どうしても不安なんだ。もし仕留め損ねたらって、
後のことばかり考えてしまって。
voice: vo_adv_1037012_057
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
あはは……情けない話だよね。
剣士ともあろう者が、自分の剣を信用できないだなんて。
Choice: (8) 僕はトモちゃんを信じてる。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1037012_058
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
……買い被りすぎだよ。
今の私にはたぶん、あなたを逃がすことが精いっぱいで──
Choice: (9) だから僕のことも信じてほしい。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1037012_059
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
──あなたの、ことも?
voice: vo_adv_1037012_060
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
ああ、そうか……ごめん。
【chara 103711 face 4 (sad)】
私、あなたのことを頼もしいだなんて言ったけれど、
本当はちっとも、頼ろうとしてなかったよね。
voice: vo_adv_1037012_061
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
自分の剣を疑うあまりに、あなたのことも疑ってた。
……自分が仕損じたら、もう後はないんだって。
voice: vo_adv_1037012_062
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
でもそれって、すごく独りよがりだよね。
後のことばかり気になるのは、自分のことしか考えていないから……
結局、自分が失敗をするのが怖いだけなんだ。
voice: vo_adv_1037012_063
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
それは責任感なんかじゃなくて、ただの臆病だ。
【chara 103711 face 6 (surprised)】
誰かを信じて、後を任せられてこそ、先が見える。
voice: vo_adv_1037012_064
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
独りよがりじゃなく、誰かのために剣を振るってこそ……
「後の先」を制することができるんだ。
voice: vo_adv_1037012_065
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
まさか、あなたにこの言葉の真意を教えられるとはね。
【chara 103711 face 2 (joy)】
ふふ、そんなつもりはなかったろうけど。
voice: vo_adv_1037012_066
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
……うん。分かった。
もう一度、あの魔物に挑戦してみよう。
私の──「開光の構え」で。
voice: vo_adv_1037012_067
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
そうと決まれば……
まずはあの魔物を開けた場所へ誘い出そう。
voice: vo_adv_1037012_068
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
なにも相手の土俵で戦う必要なんかない。
【chara 103711 face 2 (joy)】
対等な状況で、私とあなたの力が合わされば……
きっと勝機はある!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
Choice: (10) 鬼さんこちらー!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1037012_069
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
手の鳴るほうへっと、【chara 103712 face 2 (joy)】
ふふっ。
……うん、ついてきてるね。その調子であいつを誘い込んで!
voice: vo_adv_1037012_070
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
もうすぐ開けた場所に出る……
そこで決着をつけよう!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1037012_071
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
──よし、着いた! 【chara 103712 face 1 (normal)】
ここでなら!
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_072
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
ふふ、ようやく姿を見せてくれたね。
そんなに息を荒くして……おちょくられて怒ってるのかな?
voice: vo_adv_1037012_073
トモ:
【chara 103712 face 3 (anger)】
さんざん私をからかってくれたお返しだよ。
【chara 103712 face 1 (normal)】
実を言えば、私もからかうのは大得意だからね。
voice: vo_adv_1037012_074
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
……でも、まだ足りない。
【chara 103712 face 3 (anger)】
もっともっとお返しをさせてもらわなくちゃ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1037012_075
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
この一撃で、倍返しにしてあげるよ。
voice: vo_adv_1037012_076
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
さあ──
私にあなたの力を貸して!
Choice: (11) やっちゃえ、トモちゃん!
----- Tag 11 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1037012_077
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
……ミクマ流奥義、「開光の構え」は──
「後の先」を制し、起死回生をなすものなり。
voice: vo_adv_1037012_078
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
集中、集中。
剣先に闘気を集めて、全身で力を練り上げる。
voice: vo_adv_1037012_079
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
相手をじっと見据えて。
その向こうにある「後の先」を、見定める。
voice: vo_adv_1037012_080
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
──その剣は、窮地に立ってこそ、真に輝く。
voice: vo_adv_1037012_081
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
この光が……この力こそが、そうなんだね。
ようやく分かったよ。
voice: vo_adv_1037012_082
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
私がいて、あなたがいて……
お互いの力が重なり合ってこそ紡がれる、絆の光──
【chara 103711 face 2 (joy)】
ああ、なんて温かい輝きだろう。
voice: vo_adv_1037012_083
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
……いつでもかかっておいで。
【chara 103711 face 2 (joy)】
この人がそばにいれば、私は誰にも負けない。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_084
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
見えたっ!!
──「後の先」っ!!
--- Switch scene ---
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1037012_085
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
……はぁ、はぁっ……
【chara 103711 face 1 (normal)】
や、やった! 【chara 103711 face 2 (joy)】
一撃で仕留めた!
voice: vo_adv_1037012_086
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
はぁっ、ありがとう。
この勝利はあなたのおかげだよ。
voice: vo_adv_1037012_087
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
私一人では、きっと勝てなかった。
【chara 103712 face 1 (normal)】
あなたの力と、言葉があったからこそ、勝てたんだ。
Choice: (12) トモちゃんの実力あってこそ。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1037012_088
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
……ううん、そんなことないよ。
【chara 103712 face 4 (sad)】
正直に言うと、あなたが来てくれたあのとき……
私はすぐにだって泣き出しそうだったんだ。
voice: vo_adv_1037012_089
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
涙が出そうなのを、必死にこらえてて……
【chara 103712 face 1 (normal)】
そこへあなたが来てくれた。【chara 103712 face 2 (joy)】
素敵な差し入れを持ってね。
voice: vo_adv_1037012_090
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
おかげで私は、自分がなぜ剣を振るうのか、
見つめ直すことができた。
voice: vo_adv_1037012_091
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
私を正しい道に導いて……
迷ってる私を、救ってくれたんだ。
【chara 103712 face 2 (joy)】
本当にありがとう。
Choice: (13) そこまで言われると照れくさい……
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1037012_092
トモ:
【chara 103712 face 5 (shy)】
あ、あはは……そうだね。
私も今更ながら、照れくさくなってきちゃった。
voice: vo_adv_1037012_093
トモ:
【chara 103712 face 5 (shy)】
勢いに任せてしゃべりすぎちゃったかも。
【chara 103712 face 1 (normal)】
でも今言ったことは、【chara 103712 face 6 (surprised)】
全部本当の気持ち、で──
voice: vo_adv_1037012_094
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
も、もしかして今が……
気持ちを打ち明ける絶好の機会だったり、するのかな?
【chara 103712 face 4 (sad)】
いやでも、うう……さすがにまだそれは──
voice: vo_adv_1037012_095
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
だ、だから、その……
【chara 103712 face 6 (surprised)】
あなたは私の、第二の師匠と言っても過言じゃないってこと!
voice: vo_adv_1037012_096
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
これはもう、ミクマ流の道場まで出向いてもらって、
門下生の指南にも付き合ってもらわないとね~
【chara 103712 face 5 (shy)】
なんて、あはは……
Choice: (14) 付き合うよ。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1037012_097
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
う、うん。まあそれはそのうちね。
【chara 103712 face 5 (shy)】
ちょっとまだ、私もいろいろと準備ができてないし……
voice: vo_adv_1037012_098
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
……でもいつか……
いつか必ず、来てもらうから。
【chara 103712 face 5 (shy)】
ふふ、約束だよ。
Choice: (15) 約束する。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1037012_099
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
……うん。ありがとう。
voice: vo_adv_1037012_100
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
さて、そろそろ街へ帰ろうか。
【chara 103712 face 4 (sad)】
私も武者修行ですっかり疲れちゃった。
voice: vo_adv_1037012_101
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
いつもの駄菓子屋に寄って、甘いものでも買って帰ろう。
【chara 103712 face 2 (joy)】
もちろん、あなたのおごりでね♪
voice: vo_adv_1037012_102
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
……はぁ。婿として、ミクマ流の道場に……って。
ひと言付け加えられたらよかったのにな。
voice: vo_adv_1037012_103
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
でも──【chara 103712 face 1 (normal)】
ううん、そんな言葉じゃ、
この気持ちを言い表すにはとても足らない。
voice: vo_adv_1037012_104
トモ:
【chara 103712 face 5 (shy)】
いつの日か、もっと相応しい言葉が見つけられたら。
そのときにこそ、私はこの想いを打ち明ける。
voice: vo_adv_1037012_105
トモ:
【chara 103712 face 5 (shy)】
必ず……伝えてみせるから。
【chara 103712 face 2 (joy)】
もう少しだけ、待っていて。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
後に続く{player}に聞こえないよう、
そっとつぶやきながら……
トモはランドソルの街へ帰還を果たしたのだった。