アオイ 第7話
魔物の撃退に成功した二人は、壊された結界を張り直すため街へ向かうことに。街へ出た二人は人の多さや賑やかさに困惑するが、人々とのふれあいを経て、{player}がアオイの最初の友達になる。
-------------- situation:
星降る夜の奇跡
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
エルフの森を襲った魔物を撃退したアオイと{player}。
だが、エルフの森の結界が破れていたことが気になるという
アオイと{player}は森の入り口に来た。
voice: vo_adv_1040007_000
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
ここが、結界の張ってある場所です……
voice: vo_adv_1040007_001
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
【chara 104011 face 3 (anger)】
うん、やっぱり……結界が
壊れてしまってるみたいです……
【chara 104011 face 4 (sad)】
たぶん、こちらじゃなくて街の結界が……
Choice: (1) 街の結界……?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1040007_002
アオイ:
【chara 104011 face 1 (normal)】
はい。
その昔、仲の良いエルフと人間の魔力に秀でた方たちが協力して、
この森から街へとつながる結界を作ったらしいんです。
voice: vo_adv_1040007_003
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
エルフと人間のお友達……羨ましいなあ……
voice: vo_adv_1040007_004
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
あ、い、いえ、すみません、【chara 104011 face 4 (sad)】
脱線しちゃいました……
voice: vo_adv_1040007_005
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
とにかく、エルフの森とランドソルの街をつなぐ
結界があったおかげで、
どちらにも魔物の襲来が最小限に抑えられていたんです。
voice: vo_adv_1040007_006
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
だけど、街にある結界が何らかの理由で
壊れてしまったため、
バランスが崩れてしまったわけです……
voice: vo_adv_1040007_007
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
新たに結界を張るには、エルフの森に伝わる
エルフの杖を街まで持って行って、
街に櫓を建てて3日間祈らないといけないんです。
voice: vo_adv_1040007_008
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
一刻も早く……街に行って
結界を張らないと、この森にも、街にも、
脅威が訪れることになります。
Choice: (2) じゃあ僕が行ってこようか?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1040007_009
アオイ:
【chara 104011 face 7 (special_a)】
あ、いえ、その……エルフの杖は、エルフ以外が触ることを
禁じられているので……
私が直接、街まで持っていかないと……
voice: vo_adv_1040007_010
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
でも……私、街に行ったことなんてなくて……こわくて……
voice: vo_adv_1040007_011
アオイ:
【chara 104011 face 5 (shy)】
あ、あの、{player}さん……
つ、ついてきてもらえたり、しませんか……?
Choice: (3) BB団なら、当たり前ー!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1040007_012
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
わ! 【chara 104011 face 2 (joy)】
あ、ありがとうございます!
では、街に向かいましょう!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして、エルフの杖を持って街へ向かった
アオイと{player}。
voice: vo_adv_1040007_013
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
わー! こ、ここが街なんですね……!
【chara 104011 face 4 (sad)】
ひ、人が多くて……くらくらします……
voice: vo_adv_1040007_014
アオイ:
【chara 104011 face 7 (special_a)】
はわわ……ひ、人に慣れてなくて……
私ちょっと、人当たりしちゃいました……
【chara 104011 face 4 (sad)】
すみません、少し休ませてください……
voice: vo_adv_1040007_015
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
ふう……でも、
【chara 104011 face 5 (shy)】
ここのみなさんと友達になれたら、すごいだろうなあ……
voice: vo_adv_1040007_016
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
わ、アイスの屋台です……
【chara 104011 face 6 (surprised)】
え、買っていただけるんですか? ありがとうございます……
voice: vo_adv_1040007_017
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
んんー! お、美味しいですっ!
【chara 104011 face 5 (shy)】
街って、素晴らしいですね……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そんなこんなで
二人は、街の防衛責任者が飲食店にいると聞き、
さっそく尋ねてみた。
voice: vo_adv_1040007_018
防衛責任者:
【chara 1411 face 4 (sad)】
なるほどな、結界。確かにそういう話を昔聞いたことがあらあ。
こないだ家を建てるのに社を壊しちまったんだが、
あれがいけなかったんだな……
voice: vo_adv_1040007_019
防衛責任者:
【chara 1411 face 3 (anger)】
よっしゃ、わかった! こっちで手筈は整える。
櫓に登って、結界とやらを張ってくれ!
【chara 1411 face 1 (normal)】
お嬢ちゃん、3日間大変だろうけど、頼んだぜ!
voice: vo_adv_1040007_020
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
はい! がんばります!
voice: vo_adv_1040007_021
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
お祭り用の櫓に使った木材が残ってたから
すぐ組み立てられるなんて、
本当にタイミングがよかったですね、{player}さん!
voice: vo_adv_1040007_022
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
とんてんかん……ふふっ。文化祭とかって、
こんな感じなのかなあ……
voice: vo_adv_1040007_023
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
できましたー! エルフの杖も設置できましたし……
今日から3日間、この櫓を守り通しますね!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日から、雨の時も、風の時も、アオイは
櫓の上で祈り、結界を張り続けた。
voice: vo_adv_1040007_024
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
ふう……今日でこの櫓に居続けて二日目……
なかなか大変です……結界を張るって……
voice: vo_adv_1040007_025
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
あっ、あそこの広場にいるのは{player}さん!
手を振ってもいいのでしょうか?
【chara 104011 face 5 (shy)】
気付いてくれますかね……?
voice: vo_adv_1040007_026
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
……あれ? あの人……
広場にいるみなさんと楽しくお話してます……
【chara 104011 face 4 (sad)】
…………お友達、でしょうか?
voice: vo_adv_1040007_027
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
……{player}さんに友達ができたら……
BB団、もしかしたら解散なんでしょうか……?
voice: vo_adv_1040007_028
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
…………
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして、ついに3日目の夜がやってきた。
voice: vo_adv_1040007_029
アオイ:
【chara 104011 face 1 (normal)】
今日はとっても晴れた、星の綺麗な夜です……
【chara 104011 face 2 (joy)】
お願いごとでもしたら、叶いそう……
voice: vo_adv_1040007_030
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
……でも、
{player}さんは、きっと今頃誰かと楽しく
遊んでるんだろうなあ……
Choice: (4) 大丈夫そう?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1040007_031
アオイ:
【chara 104011 face 7 (special_a)】
あっ、あわわ、{player}さん! こんばんは!
とっても星のきれいな夜ですよ!
voice: vo_adv_1040007_032
アオイ:
【chara 104011 face 5 (shy)】
今日で最後だと思うと……【chara 104011 face 4 (sad)】
この街が、名残惜しいです。
voice: vo_adv_1040007_033
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
でも……友達は、結局できずに……
それに比べたら……{player}さんは……
voice: vo_adv_1040007_034
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
あっ、な、【chara 104011 face 4 (sad)】
なんでもないです!
voice: vo_adv_1040007_035
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
ええと……その……わ、私は……
ずっと一人だったから……
voice: vo_adv_1040007_036
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
また一人になることなんて、全然大丈夫ですから……
【chara 104011 face 5 (shy)】
{player}さん、幸せになってくださいね……?
Choice: (5) なんの話?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1040007_037
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
いえいえ!
【chara 104011 face 3 (anger)】
さあ、結界を張り終わるまであと少し……
voice: vo_adv_1040007_038
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
って、わっ、なんですか、この衝撃!
voice: vo_adv_1040007_039
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
い、一体……【chara 104011 face 4 (sad)】
あっ!
櫓の下に、魔物がいます……! いつの間に!
しかも、櫓を壊そうとしています!!
voice: vo_adv_1040007_040
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
そ、そうは……させないです!
えいっ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1040007_041
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
……ふう。なんとか、魔物は倒せましたけど……【chara 104011 face 6 (surprised)】
あれ?
voice: vo_adv_1040007_042
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
櫓が、ぐらついてるっ……! きゃっ!
voice: vo_adv_1040007_043
アオイ:
【chara 104011 face 7 (special_a)】
わ、わっ! お、落ちっ……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
櫓から落ちかけたアオイを、{player}は
すんでのところでつかんだ。
voice: vo_adv_1040007_044
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
あ、ありがとうございます……
Choice: (6) 櫓が崩れる。いったん避難しよう。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1040007_045
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
……いいえ、私、最後までやり遂げます。
櫓と一緒に崩れ落ちても、本望です。
voice: vo_adv_1040007_046
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
{player}さんには友達がたくさんいます。
【chara 104011 face 4 (sad)】
でも、私には友達が誰もいませんから……
私がいなくなっても、悲しむ人なんていないってことです……
Choice: (7) それは違う。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1040007_047
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
え……? 違うって、どういう……
voice: vo_adv_1040007_048
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
そ、そうですね。{player}さんは私とは違います!
【chara 104011 face 3 (anger)】
だって、{player}さんには友達がたくさん……
私、見ちゃったんです!
voice: vo_adv_1040007_049
アオイ:
【chara 104011 face 4 (sad)】
{player}さん……
広場でたくさんの方と話してました……
きっと、あれはみんな友達で……BB団はもう……
voice: vo_adv_1040007_050
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
え、なんですか?
街の人と話してたのには、理由がある?
voice: vo_adv_1040007_051
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
下を見ろ……ですか?
voice: vo_adv_1040007_052
街の人たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
おーい、アオイちゃーん!
全部終わったら、街のみんながアオイちゃんと
友達になりたいから、無事に降りてきてくれー!
voice: vo_adv_1040007_053
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
街のみなさん……!
【chara 104011 face 5 (shy)】
ってことは、{player}さんが街の人と話してたのは、
そのことを頼むため、だったんですね……
Choice: (8) この街のみんながアオイに感謝してるんだ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1040007_054
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
あ、あは……さすがBB団の団長さん……すごいです……
【chara 104011 face 5 (shy)】
私、{player}さんのこと、
一瞬でも疑った自分が恥ずかしいです……
voice: vo_adv_1040007_055
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
……え? それに、アオイの友達は
もういるじゃないか、って……?
voice: vo_adv_1040007_056
アオイ:
【chara 104011 face 3 (anger)】
うっ、嘘つかないでくださいっ……!
い、いくら私でもわかりますっ! 少なくとも今……
私のどこに、友達がいるって言うんですか……?
Choice: (9) 目の前にいる。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1040007_057
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
えっ……? {player}さんが、友達……?
voice: vo_adv_1040007_058
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
私のことを、友達だって、言ってくれるんですか?
私……みたいな、変な子のことを?
voice: vo_adv_1040007_059
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
あは……
こんな奇跡……夢みたいです……
私の願い事……叶っちゃいました……
voice: vo_adv_1040007_060
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
えっ、それよりも降りよう? は、はい!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}はアオイを抱き抱えて櫓から降りた。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1040007_061
アオイ:
【chara 104011 face 6 (surprised)】
あ、櫓が崩れる……
【chara 104011 face 4 (sad)】
あとちょっとで、結界が張れたのに……
voice: vo_adv_1040007_062
アオイ:
【chara 104011 face 1 (normal)】
でも、またやり直せばいいんですもんね。
【chara 104011 face 5 (shy)】
それより、{player}さん……
voice: vo_adv_1040007_063
アオイ:
【chara 104011 face 5 (shy)】
わ、私、友達ができたんですね。
voice: vo_adv_1040007_064
アオイ:
【chara 104011 face 5 (shy)】
しかも、それが{player}さんだなんて……
【chara 104011 face 2 (joy)】
すごく、嬉しいです。あの、もう少し……
このままでいいですか?
voice: vo_adv_1040007_065
アオイ:
【chara 104011 face 2 (joy)】
今はまだ、この余韻に浸っていたくて……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それが、アオイにできた初めての友達。
これからもきっと、BB団の二人は、
たくさんの友達を作っていくのだろう……