イリヤ 第9話
自分の本当の力を取り戻すべく、魔法の品を求め単身乗り込んだ洞窟で倒れてしまうイリヤ。その危機に駆け付けた{player}の血を飲んだイリヤは子どもの姿に戻ることなく力を取り戻すのであった。


-------------- situation:
夜を統べる者の復活
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ランドソルからほどなく離れた山中の洞窟……
昼なお暗いその岩肌にもたれるように、小さな影が倒れ込んでいた。

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 くう……傷は浅いが魔力はすっかり尽きてしもうた……
わらわとしたことが、なんという失態じゃ……

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふふ……ふふふ……
【chara 104412 face 1 (normal)】 これが伝説の吸血鬼とうたわれたイリヤ・オーンスタインの最期、か……

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 こんな場所に誰か来るとは思えぬな……
このような無様な姿を誰にも見られずに済むのがせめてもの救いか。

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 思い返せば悪くない吸血鬼生じゃった……

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 ……か?
【chara 104412 face 4 (sad)】 いや待て……そもそもわらわがこんなところに来て……
挙句、こうして倒れ伏しておるのは……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 数日前──
イリヤたちの住む古城に、大きな声が響き渡る。

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 はああ?
なんじゃとおおお?

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 昨日は城まで来ておらぬと思ったら……
ヨリとアカリと街で買い物をしておったというのか?

voice: vo_adv_1044009_007
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 その前はシノブと二人で辻占いに……
さらにその前はミヤコとプリン屋巡りじゃと!?
【chara 104412 face 4 (sad)】 なぜもっと早く教えぬのじゃ!

Choice: (1) 知ってるかと思った。
----- Tag 1 -----
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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 そんなわけなかろう! 初耳じゃぞ初耳っ!
……それで。どれくらいの頻度で行っておったのじゃ?

voice: vo_adv_1044009_009
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 は!? 月に何回も!? 【chara 104412 face 4 (sad)】 何回も行っておったのか?
ずるいぃ……【chara 104412 face 6 (surprised)】 じゃなく! 【chara 104412 face 4 (sad)】 なぜわらわを誘わぬのじゃ!?

Choice: (2) 忙しいかと思って。
----- Tag 2 -----
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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 忙しくなぞない!!
【chara 104412 face 6 (surprised)】 いや、毎日ヒマしておるわけではないんじゃが……
【chara 104412 face 4 (sad)】 だいたいはそう忙しくもないわい!

voice: vo_adv_1044009_011
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 うん? いや待て。
【chara 104412 face 1 (normal)】 今こうしておるということは……お主、さてはヒマなのじゃな?
【chara 104412 face 2 (joy)】 よかろう! ならば、これより街へ行くぞ!

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 他の者とは何回も行っておるのじゃ。
無論断るまいのぉ?

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イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 こやつと二人で街へ来るのも久しぶりじゃのう……
しかも今回は特にやらねばならぬ用事もない。
【chara 104412 face 2 (joy)】 ただ二人きりでのお出かけというやつじゃ。

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イリヤ:
【chara 104412 face 5 (shy)】 これはつまり……デ、デートというやつじゃな!
間違いない! 

voice: vo_adv_1044009_015
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 ここは人が多いのう……
広がって歩くと迷惑じゃ。もうちょっと近くに来るがよい。
【chara 104412 face 5 (shy)】 ほれ、はようせい。

voice: vo_adv_1044009_016
老婆:
【chara 611 face 2 (joy)】 おやおや……

voice: vo_adv_1044009_017
女性:
【chara 411 face 2 (joy)】 ほら、見て。
私たちもいつか……

voice: vo_adv_1044009_018
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】 うん、そうだね。

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふっふっふ……道行く民草もわらわたちを祝福するかのように
熱い視線を送っておるわ。

voice: vo_adv_1044009_020
店員:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 【chara 1411 face 1 (normal)】 そこの黒髪のお二人さん!
どうだい? 見ていかないかい?
【chara 1411 face 2 (joy)】 面白いものが入荷してるよ!

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふむ、ちょうどよい。
ここの露店で何か見てみるかのう。

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店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】 いらっしゃい。
【chara 1411 face 2 (joy)】 おや、お嬢ちゃんずいぶんとご機嫌だねえ。

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふふっ……別に、わらわは普段通りじゃ。
まあこやつはわらわと出歩けて喜んでおるがのう。

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店員:
【chara 1411 face 2 (joy)】 はっはっは! こんなかわいい娘さんと一緒なら
パパさんもうれしいだろうねえ。

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 そうじゃろそうじゃろ……
【chara 104412 face 6 (surprised)】 いや待て。今何と言った?

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店員:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 こんなかわいい娘さん、かい?

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 その後じゃ!

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店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】 ああ、パパさんもうれしいだろうねえ?

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 パ、パパさんとは父上とかお父様とかの意味のパパさんか?

voice: vo_adv_1044009_030
店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】 そうだよ。
【chara 1411 face 2 (joy)】 どこからどう見ても仲良し親子じゃないか。なあ?

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 親、子……?
しかもこやつが親で、わらわが子?

voice: vo_adv_1044009_032
店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】 そうそう……【chara 1411 face 6 (surprised)】 ってなんだか変な反応だね。
もしかして、反抗期かい?
【chara 1411 face 4 (sad)】 だめだよ、パパさんのことをこやつなんて言ったら。

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 って、バカ者! わらわは娘ではないわ!
お主もちゃんと説明せい!

Choice: (3) かわいい主です。
Choice: (4) かわいい娘です。
----- Tag 3 -----
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イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 うむ、よく分かっておるではないか。
それでよいのじゃ。

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店員:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 【chara 1411 face 6 (surprised)】 あるじ? そういうごっこ遊びかい?

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----- Tag 4 -----
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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 な、なにを言っておるのじゃバカ者!

voice: vo_adv_1044009_037
店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】 やっぱりそうなんじゃないか。
【chara 1411 face 2 (joy)】 パパさんを困らせちゃダメだよ?

----- Tag 5 -----
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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 わ、わらわとこやつは、断じて親子などではないわ───!

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 つい、あやつの前から走り去ってしもうたが……
【chara 104412 face 1 (normal)】 ふっ……あの後は大変じゃった……

voice: vo_adv_1044009_040
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 最近ちょ~っとさぼっておったが、【chara 104412 face 1 (normal)】 久しぶりに古の書物にあたり
魔力を高めるマジックアイテムの眠る洞窟を探し当て……

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イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 わらわ一人で乗り込み、魔物どもと死闘を繰り広げたものの……
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふっ……マジックアイテムとやらは魔力の欠片もないガラクタときた。

voice: vo_adv_1044009_042
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 そりゃそうじゃな……【chara 104412 face 4 (sad)】 こんなパっとせん洞窟に
そんな大層なマジックアイテムなどあるはずもないわ……

voice: vo_adv_1044009_043
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 普段であればちょっと考えれば気付いたであろうに。
【chara 104412 face 1 (normal)】 わらわとしたことが、まさに盛者必衰じゃな。
【chara 104412 face 2 (joy)】 まあよい、これも宿命か……

voice: vo_adv_1044009_044
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ってよいわけないわ!
【chara 104412 face 6 (surprised)】 世界征服もしとらんし、元の力を取り戻してすらおらんのじゃぞ!?
【chara 104412 face 4 (sad)】 挙句の果てにあやつとも……親子と間違われたままで……!

voice: vo_adv_1044009_045
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 まだ倒れるわけにはいかん……
せっかく目覚めたばかりなのに!
わらわの野望はこれからなのじゃ~~~~~っ!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 イリヤの絶叫は洞窟の壁に反響し、やがて消える。

voice: vo_adv_1044009_046
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 はぁ……どうやら本当にここで終わりのようじゃ。
皆のもの、すまぬ……

voice: vo_adv_1044009_047
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 ん……なんじゃ?
このおいしそうな香りは……

Choice: (6) 大丈夫?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1044009_048
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 お、お主……なぜこんなところに……
【chara 104412 face 4 (sad)】 いや……こんなところにこやつがおるわけがない……
これは、末期の幻覚か……

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イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 最期に見るのが{player}の姿とはの……
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふふっ、我ながらたいした未練よな……

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 じゃが、このかぐわしい匂いは……
こやつの手に滲んだ血の匂いか……?

Choice: (7) 飲んでいいよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1044009_051
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 この血をわらわに捧げるというのか?
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふふっ、この幻覚……本当にあやつのようなことを言いおる……
【chara 104412 face 1 (normal)】 ならば、遠慮なくいただくとしよう……

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イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 ああ、なんと甘美な香り……久方ぶりの食事じゃ……
あむっ……んっ……【chara 104412 face 5 (shy)】 ああ……美味い……

voice: vo_adv_1044009_053
イリヤ:
【chara 104412 face 5 (shy)】 たった数滴、されどこの香りとコク……
さながら天上の美酒のごとき味わいじゃ……

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 おお、力がみなぎる……!
なんじゃ? まさかこれは夢や幻覚などではなく……

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 {player}!
本物なのか!? なぜこんなところに……

voice: vo_adv_1044009_056
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 わらわの帰りが遅いと皆に心配されておったと?
それでわざわざ捜しに来たのか……?

voice: vo_adv_1044009_057
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 わらわが調べておった古の書物と占いからここを割り出したと……
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふっ、確かにシノブならそれくらい朝飯前であろうな……

voice: vo_adv_1044009_058
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 はっ……! ならば……ほ、他の者はどうした?
夜遅いから置いてきた?
【chara 104412 face 1 (normal)】 そ、そうか……

voice: vo_adv_1044009_059
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 ならばよし、じゃ。
【chara 104412 face 4 (sad)】 このような無様な姿、皆には見せられぬわ……

Choice: (8) 帰ろう。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1044009_060
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 そうじゃな。
こんなハズレの洞窟にいつまでもおる理由なぞないわ。

voice: vo_adv_1044009_061
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 しかし、夜更けにこんなところまでわらわを捜しに来るとはのう。
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふふっ、大儀であったな。

voice: vo_adv_1044009_062
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 わらわですら小さくなっておるとはいえかなり苦労したのにのう……
【chara 104412 face 4 (sad)】 そんな場所にわざわざ……それに……

voice: vo_adv_1044009_063
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ……指の傷は大丈夫かの?
【chara 104412 face 6 (surprised)】 朦朧としておったので少しばかり乱暴に啜ってしもうたが……

Choice: (9) 大丈夫。
Choice: (10) ちょっとふらつく。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1044009_064
イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 そうか。
ならもうちょっとだけ……
【chara 104412 face 1 (normal)】 なんての! 冗談じゃよ、冗談。

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----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1044009_065
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 ならば少し休んでゆくか?
【chara 104412 face 1 (normal)】 ふむ……まあ確かにこんな場所で休むよりは
早く戻ってゆっくりした方がよいか。

----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1044009_066
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 しかし、直接血を吸われるのは相当な負担のはずじゃ。
それをこやつは……

voice: vo_adv_1044009_067
イリヤ:
【chara 104412 face 5 (shy)】 ま、まあ? わらわの魅力をもってすれば
当然と言えば当然なのじゃが……
【chara 104412 face 6 (surprised)】 いや、それにしても普通はここまではせぬはずじゃ。

voice: vo_adv_1044009_068
イリヤ:
【chara 104412 face 5 (shy)】 もっ、もっ……もしやこやつ……わらわのことを結構……
す、すす……好き、なのでは? 

voice: vo_adv_1044009_069
イリヤ:
【chara 104412 face 5 (shy)】 な、な~んての!
【chara 104412 face 6 (surprised)】 んっ……な、なんじゃ……心臓が早鐘のように……
【chara 104412 face 4 (sad)】 身体が、熱い……これは……

Choice: (12) イリヤっ!?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1044009_070
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 あ、ああああっ……ああああっ!

voice: vo_adv_1044009_071
イリヤ:
【chara 104411 face 4 (sad)】 なんじゃったんじゃ? 今のは……
【chara 104411 face 6 (surprised)】 どうした? そんな顔をして。

voice: vo_adv_1044009_072
イリヤ:
【chara 104411 face 6 (surprised)】 わらわか?
【chara 104411 face 1 (normal)】 わらわは大丈夫じゃぞ?
むしろ力が満ちて……【chara 104411 face 6 (surprised)】 お? おおお?

voice: vo_adv_1044009_073
イリヤ:
【chara 104411 face 6 (surprised)】 戻っておる……
お主に触れてもおらぬのに……

voice: vo_adv_1044009_074
イリヤ:
【chara 104411 face 4 (sad)】 いや、ちょっと待つのじゃ。
喜ぶのはまだ早い。これまでもたまにあったからのう。
こういう時調子に乗るとすぐに力が抜けて小さく……

voice: vo_adv_1044009_075
イリヤ:
【chara 104411 face 6 (surprised)】 ならぬな。
姿だけではない……力もこれまで以上にみなぎっておる。
【chara 104411 face 1 (normal)】 ふむ、これならば……【chara 104411 face 2 (joy)】 来たれ! 我が眷属たちよ!

使い魔たち:
【chara 2011 face 1 (normal)】 キー!

Choice: (13) すごい数だ。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1044009_076
イリヤ:
【chara 104411 face 2 (joy)】 ふははははは! よいぞよいぞ!
このままわらわたちを運ぶのじゃ!

使い魔たち:
【chara 2011 face 1 (normal)】 キー!

voice: vo_adv_1044009_077
イリヤ:
【chara 104411 face 2 (joy)】 この程度の洞窟など一瞬で飛び出せるわ!
【chara 104411 face 1 (normal)】 さあ、眷属たちよ!
わらわたちを古城へと運ぶがよい!

voice: vo_adv_1044009_078
イリヤ:
【chara 104411 face 2 (joy)】 ついに……ついに取り戻したぞ……
わらわの最盛期の力を!
はーっはっはっはっは!

voice: vo_adv_1044009_079
イリヤ:
【chara 104411 face 2 (joy)】 はーっはっはっはっはっはー!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その夜……ランドソルの夜空に伝説の吸血鬼の
復活の高笑いが響き渡ったのであった。