ジュン 第2話
ジュンに地図のお礼を渡す{player}。最初は警戒していたジュンだったが、真っ直ぐな{player}の想いに、心を許してゆく。
-------------- situation:
プレゼントは突然に
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
…………
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
……おや少年、こんにちは。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
昨日は、無事にホテルへ帰り着けたのか?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
そうか。良かった良かった。
近ごろランドソルの治安が悪化しているからね、
君が暴漢に襲われてでもいないかと心配していたんだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
……すまないね、少年。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ん?
何で謝るのか、と?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。治安が悪化しているのは、
町の平和を守る……
我ら【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の不手際だからな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
こちらも警邏を増やしたり、
取り締まりを強化してはいるのだが。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
平和な時代が長かったせいで予算が削減されているし、
人員のほとんどが経験不足の未熟者だ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
急増している怪事件や犯罪に対応できず、
後手後手に回ってしまっている。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
それに不安を抱いたらしい腕利きたちが、
町を自警するギルドなどを結成しているのだが……
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
そんなギルド同士が衝突したりして、
逆に秩序が乱れている。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
悪循環だ。
このままでは駄目だろう、とは思ってはいるのだが……
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
まずは我ら【王宮騎士団(NIGHTMARE)】が、
しっかりしなくてはな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
君には関係ない話をしてしまったな、
ずっと黙って突っ立っていたからお喋りに飢えていたんだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
それよりも。
君は、私に何か用事だったのか?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
もしかして、また迷子になったのか?
道案内は、私の仕事ではないのだが……
まぁ暇だし、地図ぐらいなら書いてあげよう。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ん?
あぁ、昨日のお礼を言いにきたのか?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
それはどうも、わざわざご丁寧に……
律儀だな、少年。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
お礼を言われるようなことはしていないのだが、
それでも誰かの役に立てたなら嬉しくはある。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
えっ?
感謝の気持ちとして、
プレゼントを贈る……と?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
あ、ありがとう。
大仰だな、ただ道を教えただけなのに……
何だか、ちょっと照れてしまうね。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
君は、いったい私に何を贈ってくれるのかな?
Choice: (1) おいしいケーキ。
Choice: (2) かわいいリボン。
----- Tag 1 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ケーキ?
ありがとう。
甘い物はあまり得意ではないのだが。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ん?
同居人に、女の子は甘いものが好きだと聞いた……?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
私は女の『子』と呼べるような年齢でもないんだがな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私、こんな強そうな見た目だろう?
だから、女の子あつかいされるのは珍しくて……
普通に、ちょっと嬉しい。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
おや、何で私をじっと見ている……?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
えっ?
兜をかぶったまま、
どうやって食べるのか興味があるのか?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
いや普通に、
自宅に持ち帰って兜を脱いで食べるつもりだが。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
すまないな。
ちょっと事情があって、
誰にも素顔を見られたくないんだ。
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1047002_031
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
リボン?
あぁ髪につけるやつだな、知ってる。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
私はちいさな子供のころから、
自宅の外では兜をつけっぱなしだから……
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
髪飾りとかは、自分では買わないんだ。
生まれて初めて触った気がするよ、リボン。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
うん。
ちょっと事情があってね、
人前では兜を脱げないんだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だからリボンなんかもらっても、仕方ないのだけど……
プレゼントしてくれて嬉しかったし、
これは持ち帰って家で髪につけてみるよ。
voice: vo_adv_1047002_036
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私はもう、
かわいいリボンをつけるような年齢ではないのだけど。
こういうの、他の女の子がつけてるのを見て羨ましかったし。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だから、とても嬉しい。
ありがとう、少年。
----- Tag 3 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
ちょっと警戒もしていたのだけど……
君は、普通に私にお礼を言いにきただけみたいだな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
プレゼント箱に爆弾でも仕掛けているのでは、
と思ったのだけど。
考えすぎだったな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
駄目だなぁ……
疑り深いのは職業病だろうか。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君は素直に、
感謝の気持ちを示しにきてくれたのにね。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
疑ったことを許してほしい、少年。
voice: vo_adv_1047002_043
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だが仕方ないんだ。
私にはこの王宮を守る使命がある。
先祖代々、受け継いできた門番の仕事がな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私が倒れたら、王宮が、この国のすべてが危険に晒される。
そんな悲劇を阻止するために、
私は今日も明日も明後日も……ずっとここに立っている。
voice: vo_adv_1047002_045
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
……寂しい人生だと思うだろうか、少年?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
すまないな。
返事のしにくいことを尋ねてしまった。
voice: vo_adv_1047002_047
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
大丈夫。
私は満足しているよ、この人生に。
voice: vo_adv_1047002_048
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
重要な仕事を任されている、
という誇りが心の慰めになるし。
voice: vo_adv_1047002_049
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
単に突っ立っているだけでも、
君のような良い子と出会えたりするからな。