ジュン 第3話
間者の疑いをかけられた{player}。王宮に近づかないようにと告げるジュンに、{player}は最後の記念として、ジュンとの写真撮影をお願いする。
-------------- situation:
思い出にセルフィーを
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
あぁ少年、こんばんは。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
近ごろよく会うな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
すっかり夕方は、
君とここでお喋りするのが日課になってしまっている。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
いや、べつに迷惑ではないのだけど。
むしろ毎日、君の顔を見ないと落ち着かないぐらいだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ありがとう、少年。
君の存在が、私にとっては癒しになっている。
毎日毎日、ただ突っ立っているだけだと心が荒むからな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ただ、これは老婆心からの忠告だが……
あまり王宮にはこないほうがいいぞ。
腐ってもこの国の政治中枢だ、警備が厳重だからな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私は君が良い子だと知っているが。
身内が……【王宮騎士団(NIGHTMARE)】が、
すべて同意見なわけではない。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君は足繁く王宮に通い、
探りを入れている間諜のたぐいではないかと疑われている。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私に親しげに話しかけてくるのも、
王宮の内部事情を知るためだ……とな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
まぁ実際、私のような無骨な鎧女に……
好んで話しかける理由など他に考えつかないしな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
客観的に見れば、
たしかに説得力のある意見ではある。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
それに。
君はバイト先の行き帰りに王宮のそばを通るから、
ついでにここに足を運んでいる~という話だったな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だが君のことを、
すこし部下に頼んで調査させたが……
君の働いている店は、王宮からやや離れている。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
わざわざ遠回りをして、
私のもとを訪れていたわけだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私に会いたくて仕方なくて足繁く通っていた、
と考えるよりも……
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
何らかの目的があって王宮へきていた、
と判断したほうが現実的ではある。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
すくなくとも。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の仲間たちは、
そう結論している。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だから少年、
もう私には会いにこないほうがいい。
変に疑われるのも、嫌だろう?
Choice: (1) ご迷惑でしたか?
Choice: (2) 会えなくなるのは寂しい。
----- Tag 1 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ううん。
個人的には……
君と会ってお喋りするのはとても楽しかった。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
たいへん有意義な時間を過ごせたよ、
それは嘘じゃない。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
この身が朽ちるまで王宮の前で、
置物のように突っ立っているだけの人生だと思っていた。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
けれど、君のような良い子に出会えたんだ。
私は果報者だ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だからこそ。
君に余計な苦労をさせたくないし、
迷惑もかけたくないんだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
わかってくれるね、少年。
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----- Tag 2 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
そうか……
うん、私も寂しい。
だが、これは仕方がないことなんだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君と私では立場がちがうし、
私は物事に分別をつけるべき大人だ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君と会ってお喋りがしたい……という私の我が侭のために、
君に迷惑をかけることがあってはならない。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
わかってくれるね、少年。
----- Tag 3 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
では、もう行きなさい。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
こんなお別れになってしまって心苦しいけれど、
君と出会えて良かったよ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君はこんな恐ろしげな見た目の私にも、
気さくに話しかけてくれた。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
懐いて、寄り添ってくれた。
有り難い子だよ、他人を素直に愛せる良い子だ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
そんな君だからこそ、
きっとみんなに愛される。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君が次に巡り会う誰かとは寂しいお別れをすることなく、
仲良くなれることを祈っているよ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
何だか深刻っぽい、別れ話みたいだな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私たちは単に、
たまたま出会っただけの行きずりの他人なのに。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
すまないね。
あまり人付きあいをしてこなかったから、
こういうのに慣れてないんだ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
うん。
じゃあね、少年。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
……ん?
どうした、
まだ何か言いたいことでもあるのか?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふむ。
私に迷惑をかけるのも申し訳ないから、
言うことを聞くけど……
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
最後に、記念写真を撮りたい?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
なるほど。
君は以前、
私にカメラの存在を教わって興味をもったんだな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
たまたま安物を入手できたから、
近ごろあちこちで写真撮影をしている……と?
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふぅん。
ここを動けない私の代わりに、
町のあちこちに行って写真を撮って……
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私に、それを見せてくれるつもりだったのか。
今日は、そのために王宮まできてくれたんだな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ありがとう。
その気持ちが嬉しい。
やっぱり君は優しい、良い子だね。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
というかお別れに際して記念撮影だなんて、
君も大袈裟だな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
あぁ、たしか記憶喪失なんだっけ……
これが、初めてのお別れになってしまうのかな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
さよならだけが人生だ。
君も、早く慣れなくてはいけないよ。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
でもまぁ、いいか。
写真は苦手だし、
警備上の観点からいうと許可すべきではないのだが。
voice: vo_adv_1047003_050
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
こちらのお願いを受け入れてくれたのだから、
君の頼みも聞かなくてはいけないな。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
肩を組もう、少年。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
カメラを貸してほしい。
うん、この角度なら……ふたりとも写真に収まるだろう。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
じゃあ撮るよ。
私は兜のせいで表情が見えないけれど、
君は笑ってほしい。
voice: vo_adv_1047003_054
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
うん。
笑って笑って、ぴぃす……☆
--- Switch scene ---
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。
町の平和を守るのが、
我ら【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の役目なのに。
voice: vo_adv_1047003_056
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
平和(ピース)と聞くたびに、
今日のお別れを思いだして切なくなってしまいそうだ。