ジュン 第6話
{player}は復調したジュンに、兜を洗って乾かしている途中だと告げる。妙に恥ずかしそうにするジュンと語らった後、二人は一緒に料理を作るのだった。
-------------- situation:
乙女な団長
--------------
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
おはよう、少年。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ふふ。
おはようではなく、
こんにちはと言うべき時刻だな。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
すっかり日が高い……
今日も【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の仕事があるのだけど、
完全に遅刻だ。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
でも。
たくさん眠ったお陰で、
体調不良からは快復できたよ。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
まだすこし、身体の節々が痛むけどね。
これでも鍛えている、すぐに元気になるはずだよ。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
お世話になってしまったね。
ありがとう、少年。
Choice: (1) どういたしまして。
Choice: (2) お礼を言われるほどのことでは。
----- Tag 1 -----
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
うん。
本当に助かったよ、
ちゃんとお礼はするからね。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
何度も言うようだけど……
困ったことがあったら、
いつでも相談してほしい。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
これでも私は、騎士の家柄だ。
騎士はね、義理堅いんだよ。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
うん。
うちはなかなか由緒正しい家柄でね、
お陰で家訓なども厳しい。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
私が常に鎧兜に身を固めていたりするのも、
その家訓のためだ。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
馬鹿馬鹿しい家訓だと、
嗤うひともいるけどね。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
自分で決めたことを守り通すのは、
なかなか格好良い生き様だ……と思うことにしている。
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----- Tag 2 -----
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ふふ。
そう言わずに、
お礼ぐらいさせてほしい。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
私たちは顔見知りだったとはいえ、
倒れているひとを心配しておうちまで運ぶなんて……
なかなか、できることではないよ。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
仁義に、人情に欠けた世の中だからね。
たいてい他人がどこで何をしていようとも、
我関せずと……
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
見ざる言わざる聞かざるで、
知らんぷりをする。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
だから君の優しさは、希有なものだ。
……本当に良い子だね、少年。
----- Tag 3 -----
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ともあれ。
少年、
私の兜がどこにあるか知らないか?
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
うん、起きたら見当たらなかったんだ……
鎧と一緒に寝るときに脱いで、
枕元に置いたはずなのだけど。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
兜だけなかった。
あれをかぶってないと落ち着かないし、
心当たりがあるなら教えてほしい。
voice: vo_adv_1047006_021
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ん?
屋内で帽子などをかぶるのは、
マナー違反……だと?
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
それはそうだね。
いちおう目元を隠す仮面はつけているし、
今は君しかいないようだし……
voice: vo_adv_1047006_023
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
まぁいいか。
兜をかぶらなくても。
voice: vo_adv_1047006_024
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ふむ。
昨日、私が倒れたときに泥で汚れてしまったようだから……
兜は洗って、乾かしているところなのか?
voice: vo_adv_1047006_025
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
鎧も洗いたかったけど。
あまり寝ている横でガチャガチャやると、
私を起こしそうだったから後回しにしたのか。
voice: vo_adv_1047006_026
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
成る程ね。
お気遣いに感謝しておこう。
voice: vo_adv_1047006_027
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
個人的に。
兜や鎧は私にとって、
下着みたいなものなので……
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
君のような男の子に洗ってもらうのは、
恥ずかしいのだけど。
voice: vo_adv_1047006_029
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
君には善意しかなかっただろうし、
責めはしないよ。
照れてしまう私のほうが変なんだ。
voice: vo_adv_1047006_030
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
それよりも。
君は、さっきから何をしている?
voice: vo_adv_1047006_031
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
あぁ、料理をしているのか。
手つきが危なっかしいね……
代わろう、これでも普段は自炊してるんだ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1047006_032
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
お世話になってしまったお礼に、
ご飯ぐらいつくらせてほしい。
voice: vo_adv_1047006_033
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
うん。
座って待ってなさい。
今日の献立は~……ふむ、ふむ?
voice: vo_adv_1047006_034
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ん?
手伝えることはあるか、と?
voice: vo_adv_1047006_035
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
座って待ってるのも暇かな。
だったら一緒につくろうか、少年♪
voice: vo_adv_1047006_036
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
うん。
野菜の皮を剥いてほしいな、
私はお肉の下ごしらえをしよう。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
ふふ。
何だかちょっと、新婚さんみたいだな。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
いや、すまない。
君と私では大人と子供という感じの年齢差だし、
親子みたい、と表現すべきだった……
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
忘れてくれ。
どうも君と一緒にいると、変なんだ。
妙に、意識してしまうというか……
--- Switch scene ---
still display end
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
私、こんな見た目だから男が寄りつかなくてね。
異性に対して、あまり免疫がないみたいだ。
voice: vo_adv_1047006_041
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】には男性もいるけど、
やっぱりすこし慣れなくてな……
voice: vo_adv_1047006_042
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
無愛想に振る舞いがちで、
『団長は寡黙だ』って思われている気がする。
単に、人見知りをしているだけなのにな。
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ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
不思議だな。
こんな悩みとか、
普段は誰にも言わないのだけど。
voice: vo_adv_1047006_044
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
私は常に威風堂々とした、
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】が誇る無敵の団長なのに。
voice: vo_adv_1047006_045
ジュン:
【chara 104713 face 1 (normal)】
君の前ではなぜだか、
単なる照れ屋の、どこにでもいる女みたいだ。