ミフユ 第10話
健康診断を受けつつ内職を楽しむミフユだったが、そこに{player}がお見舞いに。またも胸の鼓動が激しくなり、距離を取ろうと策を巡らすが、その結果なぜか二人でショッピングに行くことになる。
-------------- situation:
健康診断と内職と
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ランドソルの病院の一室。
そこには、健康診断を終え、病室で待機中のミフユの姿があった。
voice: vo_adv_1048010_000
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
……ふう、着替え完了っと。
【chara 104811 face 2 (joy)】
やっぱり鎧って落ち着くわ~♪
voice: vo_adv_1048010_001
ミフユ:
【chara 104811 face 3 (anger)】
それにしても、アキノさんめ……何が、
『究極の効率だかなんだか知りませんけど、無茶しすぎですわ!
明日は休みなさい!』よ。
voice: vo_adv_1048010_002
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
しかも、盗賊団を壊滅させたって話をしたら、タマキさんやユカリさんも
無言で健康診断のパンフレットを渡してくるし。
もう、みんな心配しすぎよ。
voice: vo_adv_1048010_003
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
……まあ、悪い気はしないけど。
【chara 104811 face 2 (joy)】
ギルドは有給扱いにしてくれるらしいし、
たまにはゆっくりと自分の時間を過ごすとしますか。
voice: vo_adv_1048010_004
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
──そう!
内職を楽しむ時間をね!
voice: vo_adv_1048010_005
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
……ああ~~安らぐ~~♪
体を動かしつつ、精神の鍛練になり、しかもお金にもなるなんて……
voice: vo_adv_1048010_006
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
やっぱり、内職って最高よね!
もう、ずっとこうしていたいかも~♪
voice: vo_adv_1048010_007
看護師:
【chara 412 face 1 (normal)】
ミフユさ~ん。問題はなさそうですが、
一応、全部の結果が出るまでもう少し待っていてください。
なんなら、そこのベッドで寝てても……
voice: vo_adv_1048010_008
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
え……なんで鎧を?
し、しかも内職までしてるんですか?
voice: vo_adv_1048010_009
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
え……こんなの普通でしょ?
voice: vo_adv_1048010_010
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
いやその……普通ではないかなと。
voice: vo_adv_1048010_011
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
だって私は安静にしているから、この格好で内職しているのよ。
ちょっと考えれば分かるでしょ?
voice: vo_adv_1048010_012
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
あの……まったく分からないので、
ちょっと説明してもらってもいいですか?
voice: vo_adv_1048010_013
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
病院では安静にするもの。
だから、鎧を着て、体を動かす内職をするなんてありえない。
【chara 104811 face 1 (normal)】
あなたの言いたいことはこれよね。
voice: vo_adv_1048010_014
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
え、ええ。
voice: vo_adv_1048010_015
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
まず体を動かすことだけど、
私は手を動かしていたほうが落ち着くの。
だからこれは、私にとって安静なのよ。
voice: vo_adv_1048010_016
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
な、なるほど。
voice: vo_adv_1048010_017
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
次に内職……これは、
さっきの手を動かすという行為に、目的を与えるためのもの。
【chara 104811 face 2 (joy)】
こう見えて私は、安静にしながらお金まで稼いでいるのよ。
voice: vo_adv_1048010_018
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
分からなくもない……かな?
voice: vo_adv_1048010_019
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
そして、そんな内職を完璧にこなすには、
一種の心構えが必要……
【chara 104811 face 2 (joy)】
だからこそ私は、鎧を着て内職をしているのよ!
voice: vo_adv_1048010_020
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
そこだけが分からないです~~!!
voice: vo_adv_1048010_021
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
ま、まあ、大目に見ましょうか。
【chara 412 face 1 (normal)】
それと、ミフユさんに伝えなきゃいけないことがあったんでした。
voice: vo_adv_1048010_022
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
あら、なにかしら?
voice: vo_adv_1048010_023
看護師:
【chara 412 face 1 (normal)】
さっき受付に、男の子がミフユさんを訪ねてきました。
検査の様子を見に来たって言ってたから、
たぶんもうすぐ来ると思いますよ。
voice: vo_adv_1048010_024
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
…………っっ!?
voice: vo_adv_1048010_025
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
ど、どど、どうしたんですかミフユさん!!
内職で作ってた人形握りつぶしてますけど!
voice: vo_adv_1048010_026
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
お、おお、男の子……?
【chara 104811 face 4 (sad)】
その子……どんな子だった……?
voice: vo_adv_1048010_027
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
えっと、黒髪でマントをしていました。
後は……
voice: vo_adv_1048010_028
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
うん、もう分かったわ。
……というか、よく考えれば私に会いに来る男の人なんて、
{player}くんしかいないわよね。
voice: vo_adv_1048010_029
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
ど、どうすればいいの……
このままじゃ……このままじゃ……
voice: vo_adv_1048010_030
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
──{player}くんに、
病院で鎧着る変な女とか思われちゃうわ!
voice: vo_adv_1048010_031
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
さ、さっきと正反対のことを言いだした!!
voice: vo_adv_1048010_032
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
……よし、一度落ち着きましょう。
内職をしているのは……まあ、これは変じゃないわよね。
【chara 104811 face 1 (normal)】
むしろなんでみんなはしないのかしら。不思議でしょうがないわ。
voice: vo_adv_1048010_033
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】
……【chara 412 face 4 (sad)】
あ、あの~
voice: vo_adv_1048010_034
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
そ、そうだ! もう一回パジャマを着ればいいじゃない!
そうすれば何の違和感もないはずよ!
【chara 104811 face 4 (sad)】
さっさと鎧を脱いで、後はパジャマを着て……
voice: vo_adv_1048010_035
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
……あの~~~~!!!!
voice: vo_adv_1048010_036
ミフユ:
【chara 104811 face 3 (anger)】
な、何よ急に!
大声なんて……出し……【chara 104811 face 6 (surprised)】
て……
Choice: (1) お見舞いに来ました。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1048010_037
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】
…………もう、来られてますよ。
voice: vo_adv_1048010_038
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
あ……ああ…………
voice: vo_adv_1048010_039
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
み、見ないで~~~!!!!!!
voice: vo_adv_1048010_040
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
あ、あの……
【chara 104811 face 6 (surprised)】
わ、わざわざ来てくれてありがとね!
Choice: (2) パジャマに着替えなくていいの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1048010_041
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
い、いいのよ!
【chara 104811 face 3 (anger)】
ていうか、そのことは早急かつ最高効率に忘れなさい!
voice: vo_adv_1048010_042
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
それにしても、なんで私が
この病院で健康診断を受けていることが分かったの?
voice: vo_adv_1048010_043
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
今日のことは誰にも……【chara 104811 face 6 (surprised)】
え?
なにこれ……お見舞い?
voice: vo_adv_1048010_044
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
これ……アキノさんたちから?
【chara 104811 face 1 (normal)】
そっか、みんなに聞いてここに来たのね。
voice: vo_adv_1048010_045
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
それで、こっちの割引券は{player}くんからのお見舞い?
ふふっ、私が喜ぶものをちゃんと考えてくれてるのね。
ありがとう、大事に使わせてもらうわ。
Choice: (3) 喜んでくれてよかった。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1048010_046
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
……う、うん。
本当にありがとね。
voice: vo_adv_1048010_047
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
な、なに!?
なんか{player}くんが私に笑顔を向けた瞬間に、
心臓の鼓動が……【chara 104811 face 6 (surprised)】
まさかこれ、この前と同じ現象!?
voice: vo_adv_1048010_048
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ど、どど、どうして!?
【chara 104811 face 4 (sad)】
さっき、まだ完全に結果が出てないとはいえ、
問題なさそうって言われたわよね!?
voice: vo_adv_1048010_049
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
……よし、まずは状況を整理しましょう。
体の問題じゃないとしたら、これは心の問題ということよね。
voice: vo_adv_1048010_050
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
そして、トリガーは間違いなく{player}くん。
【chara 104811 face 4 (sad)】
{player}くんが近づいた瞬間に、
冷静じゃいられなくなって、心臓の鼓動が……【chara 104811 face 6 (surprised)】
あれ?
voice: vo_adv_1048010_051
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
男の子が近づいてくると、胸の鼓動が激しくなる……
【chara 104811 face 1 (normal)】
これ、どこかで聞いたことがあるような。
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ユカリさんの見てた女性向け雑誌だったかしら? たしか内容は……
Choice: (4) どうかした?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1048010_052
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
だ、大丈夫!
ちょっと考えごとしてただけだから!
voice: vo_adv_1048010_053
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
と、とにかく、考えるのはまた今度にしましょう!
【chara 104811 face 1 (normal)】
せっかく{player}くんが来てくれてるんだから、
今はこっちに集中しないと!
voice: vo_adv_1048010_054
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
そ、それにしても、この割引券すごいわね!
数や割引率もすごいけど、色んな限定割引があるのね。
voice: vo_adv_1048010_055
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
団体割引、家族割引、女性割引……
【chara 104811 face 2 (joy)】
ふふっ、女性割引はアキノさんたちと、
家族割引は弟や妹たちと一緒に行こうかしら。
voice: vo_adv_1048010_056
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
でも残念。
このカップル割引は私には使えないわね。
【chara 104811 face 2 (joy)】
だって私、恋人とかいないし。
Choice: (5) ここにいるけど。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1048010_057
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
そうよね~
私に恋人なんていないから、この割引券は…………
voice: vo_adv_1048010_058
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
…………はぁぁぁああああああ~~~~!?
voice: vo_adv_1048010_059
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
ちょっ、ちょっと待って!
え……あれ……わ、私、{player}くんと恋人だったの!?
voice: vo_adv_1048010_060
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
ど、どど、どっちから告白したの!? 場所はどこ!?
あ、あとはえっと……お、親への挨拶はいつがいい!?
【chara 104811 face 4 (sad)】
……って、私はいったい何を言ってるの~~!!
voice: vo_adv_1048010_061
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
え……前に、カップルのふりして、
カップル限定の特売セールに行ったから……?
voice: vo_adv_1048010_062
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
そ、そそそ、そうよね!!!!
うん! 最初から分かってたわよもちろん!!!
じゃ、じゃあ、今回もお願いして……【chara 104811 face 5 (shy)】
はうっ!?
voice: vo_adv_1048010_063
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
な、なにこれ!?
胸の鼓動が……さらに激しくなってる……!?
voice: vo_adv_1048010_064
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
な、なんで急に……
{player}くんと恋人として出かけるから?
【chara 104811 face 4 (sad)】
でも、この前もやったわけだし……
voice: vo_adv_1048010_065
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
と、とにかくこれは異常事態ね。
こんなことじゃまともな買い物ができそうもないし、
【chara 104811 face 1 (normal)】
今回は断って、原因を探ってからまたお願いしましょうか。
voice: vo_adv_1048010_066
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
あ、あのね、{player}くん。
今回はこのカップル割引は使わないから、
恋人のふりはしてもらわなくていいわよ。
Choice: (6) どうして?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1048010_067
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
それはその……【chara 104811 face 1 (normal)】
そう!
あまり割引率がよくないからよ!
voice: vo_adv_1048010_068
ミフユ:
【chara 104811 face 1 (normal)】
元々高い商品は、割引されても割高……
それを無理に買ったら、むしろ損してしまうのよ!
voice: vo_adv_1048010_069
ミフユ:
【chara 104811 face 2 (joy)】
なんだったら、割引券を見る?
カップルの割引は、これと、これと……
voice: vo_adv_1048010_070
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
あ、あの……ひ、ひひ、一つ聞いていい……?
な、なんで私の隣に座って、顔を寄せるようにしてるの……?
voice: vo_adv_1048010_071
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
あ、私の顔が赤かったから、熱を測ろうとしてるのね。
【chara 104811 face 2 (joy)】
うんうん。熱を測るなら、やっぱりおでこをくっつけるのが一番よね。
私も弟や妹によくやってるわ~あはははは~♪
voice: vo_adv_1048010_072
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
……い、いい、今すぐ離れてぇ~~~~!!!!
voice: vo_adv_1048010_073
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
な、なな、なんでなの!?
なんで数ある検温方法からそれをチョイスしたの!?
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ここは病院だし、温度計とかあるでしょ!
voice: vo_adv_1048010_074
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
……ま、待って!
なんでさらに近づいてくるの!?
【chara 104811 face 6 (surprised)】
え、ますます顔が赤くなってきたから今すぐ測るって……
voice: vo_adv_1048010_075
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
そ、そんな……
今の状態でそんなことされたら、
私……私……頭がどうにかなっちゃうわ!
voice: vo_adv_1048010_076
ミフユ:
【chara 104811 face 4 (sad)】
わ、わわ、分かった! 分かったから!!
カップル割引のために、私と一緒に来て!
さあ、今から作戦会議よ!
voice: vo_adv_1048010_077
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ね、熱はどうなのかって……
【chara 104811 face 1 (normal)】
効率よくこの割引券を使うため、そんなことに構っている暇はないわ!
voice: vo_adv_1048010_078
ミフユ:
【chara 104811 face 5 (shy)】
だ、だから……今すぐ離れて~~!!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──なぜか、{player}が
無理やり誘ったようになりつつも、二人で割引券を使うために、
ショッピングに向かうことになるミフユだった。