ミツキ 第9話
ネズミの治療を依頼されたミツキは、動物が苦手なこともあり対応に苦慮しつつも{player}の協力により治療を成功させる。しかし、それがきっかけでお互いの関係について悩み始めるのだった。
-------------- situation:
闇医者の厄日
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ある日の診療所。
{player}はアルバイトとして、
ミツキの治験に付き合っていた。
voice: vo_adv_1051009_000
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
欲しかったデータは十分とれたと思うし、
【chara 105111 face 1 (normal)】
今日はこんなところかしらね、お疲れさま。
……はい、約束の報酬よ。
Choice: (1) なんだか疲れてるね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1051009_001
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あら、バレちゃった?
実は最近、一つ治療の依頼を引き受けたんだけど、
なかなかに悩ましい案件なのよ。
voice: vo_adv_1051009_002
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
どこから手を付ければいいのか、糸口すら掴めなくて。
おかげでここ数日、夜通し調べ物が続いて寝不足だわ……
voice: vo_adv_1051009_003
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……そんなに難しい病気なのかって?
【chara 105111 face 4 (sad)】
そうね……なんていうか、【chara 105111 face 6 (surprised)】
そもそもまともに
診察すらできてなくて、病気かどうかも不明ってところよ。
voice: vo_adv_1051009_004
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
まぁ、こんなこと言われてもよく分からないわよね。
【chara 105111 face 1 (normal)】
ちょっと、こっちの部屋に来てもらえる?
voice: vo_adv_1051009_005
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
ここが、治療のために使っている部屋なんだけど。
そこのケージの中にいるのが今回の「患者」よ。
voice: vo_adv_1051009_006
ネズミ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅー
Choice: (2) 患者って、ネズミ?
Choice: (3) 新しい実験台?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1051009_007
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
ええ、そうよ、ネズミよ。
360度、どこから観察しても、まごうことなくネズミ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
これで私が、頭を抱えている理由が分かったでしょう?
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1051009_008
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
日ごろの私の行いを考えると無理もない発想だけど、
患者だって言っているでしょう?
【chara 105111 face 4 (sad)】
もしも実験台なら、こんなに頭を抱えていないわ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1051009_009
荒くれ者:
【chara 911 face 6 (surprised)】
先生~!!
ラッティちゃんは、俺とハニーのラッティちゃんは治ったか!?
【chara 911 face 4 (sad)】
それともまだ病魔に苦しめられているのか~!?
voice: vo_adv_1051009_010
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
……また来た。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あのね、昨日も、おとといも、その前の日も言ったと思うけど、
まずは原因の特定に時間がかかるのよ。
voice: vo_adv_1051009_011
荒くれ者:
【chara 911 face 6 (surprised)】
そうは言っても、心配で仕方ないんだよ!
ラッティちゃんの元気がなくなってから早一週間、
【chara 911 face 4 (sad)】
俺もハニーも心配で夜しか眠れないんだ!
voice: vo_adv_1051009_012
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
つまり、とても健康的に毎日を過ごせてるってことね。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
私はこのネズミ……
voice: vo_adv_1051009_013
荒くれ者:
【chara 911 face 3 (anger)】
ラッティちゃん。
voice: vo_adv_1051009_014
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
……ラッティちゃんの治療法を見つけるために、
目の下の隈がさらに濃くなりそうなほど徹夜続きなの。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ご理解とご協力をお願いできるかしら?
voice: vo_adv_1051009_015
荒くれ者:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ああ、ああ、いくらでも協力するとも!
【chara 911 face 1 (normal)】
なんたってラッティちゃんは、俺たち夫婦が結婚した時から
かわいがってる愛の結晶なんだからな!
voice: vo_adv_1051009_016
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
その話も10回以上聞いたわ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
ちなみにあなたと奥さんの馴れ初めと、プロポーズの時のセリフと、
結婚式の様子についても10回以上聞いてるから言わなくていいわよ。
voice: vo_adv_1051009_017
荒くれ者:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ん? ということは、【chara 911 face 1 (normal)】
もしかして俺とハニーが
互いに恋心を抱いておらず、単なる幼なじみとして
過ごしていた少年少女時代の話はまだだったか?
voice: vo_adv_1051009_018
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
いや、言いたいのはそういうことではなくて……
voice: vo_adv_1051009_019
荒くれ者:
【chara 911 face 2 (joy)】
あれは今からずっと昔のこと。
俺もまだ、ハニーのことは妹みたいなもんだと思ってた……
voice: vo_adv_1051009_020
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
あぁ、もう……勘弁してちょうだい……
voice: vo_adv_1051009_021
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
やっと帰ってくれたわね。
ただでさえ疲労困憊だっていうのに、
興味のないのろけ話まで聞かされて散々だわ。
voice: vo_adv_1051009_022
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
とにかく、これで状況は分かったでしょう?
そこのネズミ、【chara 105111 face 1 (normal)】
もといラッティちゃんはさっきの男のペットで、
私はその治療を引き受けているわけ。
voice: vo_adv_1051009_023
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
私は闇医者とはいえ、人間の医者なのよ?
【chara 105111 face 6 (surprised)】
動物の治療なんて完全に畑違いだし、そもそも、【chara 105111 face 4 (sad)】
その……
動物は、ちょっと苦手なのよね。
voice: vo_adv_1051009_024
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……なんで診療を断らなかったのかって?
【chara 105111 face 1 (normal)】
相手があんまりしつこいから、普段の数倍の治療費を
吹っ掛けてやったのよ。それなら諦めると思ったし。
voice: vo_adv_1051009_025
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ところがあの男、全額前払いしてきたの。
愛しのハニーとラッティちゃんのためだそうだけれど、
【chara 105111 face 4 (sad)】
一体どこからこんな大金を調達してきたのやら。
voice: vo_adv_1051009_026
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
とにかく、そういう経緯で退路も断たれてしまっているのよ。
お金を用意したのに治療してもらえなかった、なんて言いふらされたら
私の評判にも関わってくるから……【chara 105111 face 6 (surprised)】
たとえそれがネズミでもね。
voice: vo_adv_1051009_027
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅー……
voice: vo_adv_1051009_028
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
そんな恨めしい声で鳴かないでよ。
こっちだって治せるものなら治してあげたいって思ってるんだから。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……できれば、あんまり触ることなく。
Choice: (5) 僕も手伝うから、早く治してあげよう。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1051009_029
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
手伝うって、本当に?
今回ばかりはまるで治療の目途が立ってないから、
かなり辛い仕事になるわよ?
voice: vo_adv_1051009_030
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……そう、それでもいいのね。
【chara 105111 face 1 (normal)】
本当に{player}君は優しいというか、お人よしというか。
改めて、女の子に好かれるのも納得ね。
voice: vo_adv_1051009_031
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
なら、看護助手をお願いするわ。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
私は、その……ネズミを触る作業が、あまり得意じゃないのよ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
そういうところをお願いしてもいい?
voice: vo_adv_1051009_032
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
【chara 105111 face 2 (joy)】
……元気のいいお返事をありがとう。
上手くいったら報酬は弾むわ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
前金はたっぷりいただいてるんだからね。
voice: vo_adv_1051009_033
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
さて、どうやって治療を進めていこうかしら。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
家畜向けの診療法を応用しようかと
思っても、リスクを考えると迂闊に試せないしで、八方塞がりだわ。
voice: vo_adv_1051009_034
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
他のネズミと比較したときに、確かに動きが緩慢で、
食欲が減衰しているのは確認できたから、
なにかしら不調を抱えているのは間違いないんだけど……
voice: vo_adv_1051009_035
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~!
voice: vo_adv_1051009_036
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
えっ、なに……?
【chara 105111 face 1 (normal)】
ああ、お腹が空いてるのね……ケージを揺らさないでちょうだい。
voice: vo_adv_1051009_037
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
悪いんだけど、餌やりをお願いしてもいいかしら?
そこに採取してきた木の実が置いてあるから。
voice: vo_adv_1051009_038
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~♪
voice: vo_adv_1051009_039
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
ありがとう……【chara 105111 face 1 (normal)】
殻まで剥いてあげて、優しいのね。
私は動物相手だと、どう接したらいいのか戸惑ってしまうのよ。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
特にこういう小さい子は、傷つけてしまわないか不安になるし。
voice: vo_adv_1051009_040
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
けれど、君がそこを引き受けてくれるおかげで、
こっちも治療法の発見に専念できるわ。
【chara 105111 face 2 (joy)】
この調子で、この子の面倒を見てあげてね?
voice: vo_adv_1051009_041
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
ふぅ、こっちの本もハズレだったわね。
【chara 105111 face 1 (normal)】
君の方はどうかしら、ラッティちゃんの容態に異変はない?
voice: vo_adv_1051009_042
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
そう……用意した木の実は全部食べなかったのね。
一応、食事量は研文で確認が取れたし、多すぎることはないはずよ。
voice: vo_adv_1051009_043
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
今のところ、痩せてきてる感じはないけれど、
【chara 105111 face 4 (sad)】
この状態が続くと栄養失調になってしまうかもしれないわね。
voice: vo_adv_1051009_044
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あと、そっちのごみが入った袋はなに?
……えっ、ケージの掃除までしてくれたの?
【chara 105111 face 2 (joy)】
ありがとう、そこまで気が回ってなかったわ。
voice: vo_adv_1051009_045
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
それじゃあ、一度切り上げてお昼ごはんにしましょうか。
【chara 105111 face 2 (joy)】
よく働いてくれたし、私がおごってあげるわよ?
Choice: (6) それも用意してあるよ?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1051009_046
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
【chara 105111 face 6 (surprised)】
えっ、本当に?
しかも私が治療法の発見に専念できるように、
大体の雑用はもう終わらせた……?
voice: vo_adv_1051009_047
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
そこまでしてくれるなんてね、いい旦那さんになれるわよ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
将来、君と結婚できたら……楽に……
voice: vo_adv_1051009_048
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ああ、いえ、なんでもないわ!
【chara 105111 face 1 (normal)】
それじゃあ、改めてお昼にしましょうか。
voice: vo_adv_1051009_049
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
はぁ……
voice: vo_adv_1051009_050
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
彼と結婚だなんて、思わず変なことを口走ってしまったわ。
【chara 105111 face 4 (sad)】
寝不足の頭で連日他人の結婚話なんて聞かされ続けたら、
おかしくもなるわよ……
voice: vo_adv_1051009_051
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
今までは研究を口実にしてこの手の話題は避けてきたけど、
【chara 105111 face 4 (sad)】
気付けば私もいい年齢になってきちゃってるし。
voice: vo_adv_1051009_052
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
研究に身を捧げてるのは嘘じゃないけど、
【chara 105111 face 4 (sad)】
この先も里の友達から結婚報告の手紙が届くたびに、
なんとも言えない気分になる人生が続くのは流石に……
voice: vo_adv_1051009_053
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~?
voice: vo_adv_1051009_054
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
餌はさっきあげたでしょう?
【chara 105111 face 1 (normal)】
考えごとしてるから邪魔しないで。
voice: vo_adv_1051009_055
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
こういう時こそ、冷静に、論理的に考えましょう。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
まず、研究者、闇医者である私が期待できる出会いといえば……
うん、9割が後ろめたいことを抱えてる悪党ね。
voice: vo_adv_1051009_056
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
【トワイライトキャラバン】も女所帯で男性はいないし。
【chara 105111 face 4 (sad)】
そのうち何とかなるとか思っていたけれど、
結構どうにもならない気がしてきたわ。
voice: vo_adv_1051009_057
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ちゃんと相手を探すべきなのかしら……まだ早い気もするけれど。
【chara 105111 face 1 (normal)】
医者の仕事や研究活動自体は順調そのものだし、
そのあたりの事情を察してくれる人がいいわね……【chara 105111 face 6 (surprised)】
となると……
Choice: (7) ……?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1051009_058
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ああ、ごめんなさい!
【chara 105111 face 1 (normal)】
なんでもないのよ、お仕事に集中してね?
voice: vo_adv_1051009_059
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
今のところ、私のことを一番理解してくれそうな男性って、
彼しかいない気がするのよね……なんだかんだ付き合いも長いし。
voice: vo_adv_1051009_060
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ただ問題は、私がどう思われているのか。
【chara 105111 face 4 (sad)】
自分で言うのも悲しいけれど、思い出を振り返る限り、
彼の私に対する印象は「いつも怪しい実験をしている人」で間違いない。
voice: vo_adv_1051009_061
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
よくて、一緒に人助けをしてくれる仲間、とか?
そもそも年齢だって離れているし、まぁ、恋人としては無理があるわね。
【chara 105111 face 4 (sad)】
こんなことを考えるなんて、やっぱり疲れているのかしら……
voice: vo_adv_1051009_062
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
よくない流れね、何か頭の冴えるものでも飲みましょう。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
確かマグカップはこの辺に……
voice: vo_adv_1051009_063
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~!?
voice: vo_adv_1051009_064
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
しまった、ケージが倒れて……!
ラッティちゃん大丈夫!?
voice: vo_adv_1051009_065
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~!!
voice: vo_adv_1051009_066
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
ちょっと、ケージから出ちゃってるじゃない!?
【chara 105111 face 6 (surprised)】
君、すぐにこの子を捕まえ……
voice: vo_adv_1051009_067
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅー!!
voice: vo_adv_1051009_068
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
きゃあっ!?
嘘でしょ、服の中に入ってきた!?
voice: vo_adv_1051009_069
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~♪ ちゅ~♪
voice: vo_adv_1051009_070
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
やだ、どこに入り込んで……!
君も、きょとんとしてないで助けてちょうだい!
服の中で動き回って……は、早く! 早くなんとかして!
voice: vo_adv_1051009_071
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
どうすればいいの、って……【chara 105111 face 4 (sad)】
とにかくラッティちゃんを引きはがして!
今、胸元のあたりで動き回ってるから!!
Choice: (8) 分かった!
Choice: (9) ……胸に手を突っ込むの?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1051009_072
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
……やっぱりストップ!
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ちょっと、いえ、かなり問題があったわね!
なにかいいアイデアを考えるから、もう少し待って!
Jump to tag 10
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1051009_073
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
そうよ、今、谷間のところに……!
【chara 105111 face 4 (sad)】
ああ、そうか、そうね、男の子だものね!
なんていうか、問題のある指示だったわね!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1051009_074
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
でも、このままこうしていても……ううっ……!
【chara 105111 face 6 (surprised)】
お願いだから、せめて服の外に出てきてちょうだい……!
voice: vo_adv_1051009_075
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~?
voice: vo_adv_1051009_076
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
ホント、いい加減にしなさいこのネズミ……【chara 105111 face 6 (surprised)】
あっ……!
今度は脇の下に……くっ……【chara 105111 face 2 (joy)】
ふふっ……くすぐったい……!
ふふっ、あはははっ……!
voice: vo_adv_1051009_077
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
脇……脇なら、触ってもいいから……!
お願い、今のうちに捕まえて……!
voice: vo_adv_1051009_078
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
そう、そこから手を差し込んで……【chara 105111 face 4 (sad)】
んっ……!
大丈夫、平気よ……そのまま続けて……
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あと、もうちょっと……【chara 105111 face 4 (sad)】
ううっ……!
voice: vo_adv_1051009_079
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅちゅ~!
voice: vo_adv_1051009_080
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
と、とれた……【chara 105111 face 4 (sad)】
はぁ~……!
まったく、とんだスケベネズミね……
患者でなければ駆除しているところよ。
voice: vo_adv_1051009_081
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅちゅちゅ~♪
voice: vo_adv_1051009_082
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あっ、こらっ!
反省するどころか、私が食べようと思っていたお菓子に飛びつくなんて!
【chara 105111 face 4 (sad)】
午前中まで全然元気がなかったのに、急になんなのよ!
voice: vo_adv_1051009_083
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……ちょっと待って?
この部屋には、ネズミの餌用に木の実や雑穀も置いてあるのに、
脇目もふらずに人間用のお菓子に食いついたわね。
voice: vo_adv_1051009_084
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
……けぷ。
voice: vo_adv_1051009_085
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あっという間に平らげちゃったわ。
警戒する素振りとかも一切なくて、
ずいぶんと食べ慣れている様子だったけど……
voice: vo_adv_1051009_086
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
もしかすると、普段から人間用のお菓子を食べさせていたのかも。
【chara 105111 face 4 (sad)】
かわいいペットはつい甘やかしたくなるものだけど、
不適切な食事は体調不良の原因になってしまうわ。
voice: vo_adv_1051009_087
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
それじゃあ、その子をケージにぶち込んでおいてくれる?
反省と調教を兼ねて、今から一週間ほど雑穀と木の実だけで
過ごしてもらいましょう……【chara 105111 face 2 (joy)】
推測が正しければ、それで快復するわ。
voice: vo_adv_1051009_088
ラッティちゃん:
【chara 105111 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~!?
voice: vo_adv_1051009_089
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
はぁ……ドタバタしたけど、【chara 105111 face 1 (normal)】
結果オーライね。
これでラッティちゃんの症状が改善したら、退院させてもいいでしょう。
Choice: (11) お疲れさま。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1051009_090
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
君こそ、今日は本当にありがとう。
【chara 105111 face 1 (normal)】
私が本調子じゃなかったのもあって、ずいぶん手伝わせてしまったし……
voice: vo_adv_1051009_091
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
その、ネズミを引きはがす手伝いもしてもらったし。
【chara 105111 face 1 (normal)】
ちなみになんだけど、その時のことは他言無用でお願いできるかしら?
エリコちゃんとかに聞かれると、誤解を招きそうだし。
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ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
……ありがとう、これが今日の分の報酬ね。
【chara 105111 face 1 (normal)】
またなにかあったら依頼するわ、ゆっくり休んでね。
voice: vo_adv_1051009_093
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
はぁ……本当に、今日はペースを乱されっぱなしだったわね。
【chara 105111 face 1 (normal)】
今まで徹夜してた分、ぐっすり寝かせてもらいましょう……
voice: vo_adv_1051009_094
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~?
voice: vo_adv_1051009_095
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
他人事みたいな顔してくれちゃって。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
あなたのおかげで、私はあちこち彼にまさぐられる羽目になったのよ?
今でもあの時の感触を思い出すと……【chara 105111 face 4 (sad)】
その……
voice: vo_adv_1051009_096
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
……やめましょう、また眠れなくなるわ。
【chara 105111 face 6 (surprised)】
結婚と動物、苦手なものをいっぺんに押し付けられたから
こんな思考に傾くのよ……まったく……
voice: vo_adv_1051009_097
ラッティちゃん:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちゅ~……
voice: vo_adv_1051009_098
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
安心して、苦手なだけで嫌いなわけじゃないから。
【chara 105111 face 4 (sad)】
結婚についても同じことが言えちゃうのが、
頭の痛いところなのだけど。
voice: vo_adv_1051009_099
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
私のことを分かってくれて、一緒に暮らしていけそうな男の人……
【chara 105111 face 6 (surprised)】
一人しか心当たりがないけれど、向こうはどう思ってるのかしら……?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてラッティちゃん治療の目途が立ったミツキだったが、
結婚についての苦悩は後日まで尾を引くことになるのだった……