リマ 第5話
リマは森の中でネネカと名乗る少女と出会う。ネネカはリマに、実験に協力するならばリマを人間にすることができるという。リマは怖いと思うが、人間になりたいという気持ちで心が揺れるのだった。
-------------- situation:
森の中の不思議な出会い
--------------
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リマ:
【chara 105211 face 9 (special_c)】
よぉし、今日も元気に木材を伐採しましょ!
【chara 105211 face 1 (normal)】
林業りんぎょ~ふんふふん♪
voice: vo_adv_1052005_001
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
私のことを魔物だって誤解しそうな、討伐隊のひとたちは……
【chara 105211 face 2 (joy)】
{player}くんがうまいこと説明してくれたみたいで、
この森には近づかなくなったのよね。
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リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
そのぶん、この森の魔物が暴れたりしたら……
私たち【牧場(エリザベスパーク)】が、
対処することになったけど。
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リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
身の安全のためには、そのぐらいの責務は負わないとね。
【chara 105211 face 1 (normal)】
この森には、そこまで危ない魔物もいないし。
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リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
【自警団(カォン)】から派遣されてる、
リンちゃんたちも警備してくれるっていうし。
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リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
何があっても、大丈夫よね。
今のところ、とっても平和だし♪
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リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
{player}くんには、感謝しないとね。
【chara 105211 face 5 (shy)】
私のためを思って、
苦労して討伐隊のひとたちを説得してくれたんだもん。
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リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
お礼をしたいな~何かプレゼントでも贈ろうかしら。
【chara 105211 face 1 (normal)】
マヒルちゃんに料理とか教わって、お菓子でもつくるとか。
voice: vo_adv_1052005_008
リマ:
【chara 105211 face 4 (sad)】
でも私、ぶきっちょだからなぁ。
おいしいお菓子をつくるためには、特訓が必要ね。
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リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
でも。
【chara 105211 face 2 (joy)】
そんな程度の悩みしかないのって、とっても幸せなことね。
voice: vo_adv_1052005_010
リマ:
【chara 105211 face 3 (anger)】
魔物だ~って追いかけ回されたり、
【chara 105211 face 1 (normal)】
死にそうな目に遭うことはないんだもん。
voice: vo_adv_1052005_011
リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
ずうっと、こんな何でもない日常がつづけばいいわね。
voice: vo_adv_1052005_012
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
そのためにも。【牧場(エリザベスパーク)】から、
追いだされたりしないように……
【chara 105211 face 2 (joy)】
自分の生活費ぐらい、ちゃんと稼がないとね。
voice: vo_adv_1052005_013
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
よぉし!
ばしばし伐採して、木材を売りに行きましょ!
【chara 105211 face 9 (special_c)】
よっこいしょお~♪
voice: vo_adv_1052005_014
???:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
【chara 107011 face 1 (normal)】
ストップ。
申し訳ありませんが、切り倒すのは勘弁していただけませんか。
voice: vo_adv_1052005_015
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
ふあっ?
あ、あれ?
木が喋った……!?
voice: vo_adv_1052005_016
???:
【chara 107011 face 1 (normal)】
木ではありません。
……少々お待ちください、いま姿を見せましょう。
--- Switch scene ---
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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
こんにちは。
初めまして。
とりあえず、私のことはネネカと呼んでください。
voice: vo_adv_1052005_018
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
えっ……木が、女の子に変化した!
【chara 105211 face 4 (sad)】
何これ、魔法?
幻覚?
voice: vo_adv_1052005_019
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
まぁ、魔法のようなものです。
平常な魔法よりも、やや高位の超常現象ですが。
voice: vo_adv_1052005_020
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
えっと……
よくわかんないけど、【chara 105211 face 4 (sad)】
その魔法って私も使える?
voice: vo_adv_1052005_021
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
その魔法で、人間の姿に変化したりとかっ?
【chara 105211 face 4 (sad)】
わ、私、人間になりたいの!
voice: vo_adv_1052005_022
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ふむ。
残念ながら、これは私に固有の能力ですので。
他人が用いるのは、難しいでしょう。
voice: vo_adv_1052005_023
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
私と同列の、『七冠』ならばともかく……
【chara 107011 face 4 (sad)】
あなたには、まぁ無理でしょうね。
voice: vo_adv_1052005_024
リマ:
【chara 105211 face 4 (sad)】
そっか。
残念ね、でも仕方ないわ。
voice: vo_adv_1052005_025
リマ:
【chara 105211 face 4 (sad)】
こういうふうに生まれちゃったんだもん、
いくら心は人間だっていっても……
普通の女の子らしい幸せなんか、求めちゃ駄目なのよね。
voice: vo_adv_1052005_026
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……ふむ。
一時的にならば、私の権能を用いて、
【chara 107011 face 2 (joy)】
あなたの姿を変化させることが可能だと思います。
voice: vo_adv_1052005_027
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
あくまで仮初めの変化ですし、いろいろ制約もありますけど。
voice: vo_adv_1052005_028
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
えっ、ほんと?
すごい!
【chara 105211 face 2 (joy)】
じゃあ、頼んでもいいっ?
voice: vo_adv_1052005_029
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
報酬はちゃんと支払うわ、私は居候だから……
【chara 105211 face 4 (sad)】
あんまり貯金もないけど、がんばって稼ぐから。
voice: vo_adv_1052005_030
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
報酬は不要です。
【chara 107011 face 3 (anger)】
この世界の金銭など、現実においては何の価値もありませんから。
voice: vo_adv_1052005_031
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
こうしましょう。
【chara 107011 face 1 (normal)】
あなたを変化させる見返りとして、
ちょっとした労働をしてもらいます。
voice: vo_adv_1052005_032
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
いいえ、私の実験に協力してもらいましょうか。
あなたは、どうも珍しい存在のようですし……
興味深いです、とても。
voice: vo_adv_1052005_033
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
実験?
な、何だかやばそうな話ね……
【chara 105211 face 4 (sad)】
ちょっと、怖いわ。
voice: vo_adv_1052005_034
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
強制はしませんよ。
選ぶのは、あなたです。
voice: vo_adv_1052005_035
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
どんな御伽噺でも現実でも、奇跡には対価が必要です。
【chara 107011 face 2 (joy)】
タダで要求を通そうなどとは、むしが良い話だと思いませんか?
voice: vo_adv_1052005_036
リマ:
【chara 105211 face 4 (sad)】
そうね……
ちょっと、考えさせて。
voice: vo_adv_1052005_037
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
実験とかいうやつの内容、教えてもらっていい?
【chara 105211 face 2 (joy)】
その内容を検討しつつ、いろいろ考えて答えをだすわ。
【chara 105211 face 1 (normal)】
あなた、いつもこの森にいるの?
voice: vo_adv_1052005_038
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
はい。
正確には、もうすこし奥にある実験場……
もとい、廃墟で暮らしています。
voice: vo_adv_1052005_039
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
樹木に結界を仕込んで人目を避けていたので、
やたら伐採されると困るのです。
voice: vo_adv_1052005_040
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
あぁ、だから木を切り倒そうとした私に待ったをかけたのね。
わかったわ、じゃあまた明日にでもここにくるわね。
【chara 105211 face 2 (joy)】
待っててくれるかしら、ネネカちゃん?
voice: vo_adv_1052005_041
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
はぁ……
【chara 107011 face 1 (normal)】
よっぽどのことがなければ、私はここから動きませんよ。
voice: vo_adv_1052005_042
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
念のため言っておきますが。
いちおう、誰にも私と会ったことは話さないでくださいね。
voice: vo_adv_1052005_043
リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
うん。
【chara 105211 face 1 (normal)】
あなた、何だか訳ありって感じね。
voice: vo_adv_1052005_044
リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
心配しないで。
あんまり知らないひとに見つかりたくないのは、私も同じ。
【chara 105211 face 1 (normal)】
誰にも、あなたのことを喋ったりしないから。
voice: vo_adv_1052005_045
リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
約束するわ、ネネカちゃん。
よくわかんないけど、独りで抱えこむのがつらくなったら……
【chara 105211 face 1 (normal)】
気軽に、おねえさんに相談してね♪
voice: vo_adv_1052005_046
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
子供扱いしないでください。
私、見た目どおりの年齢ではありませんよ?
voice: vo_adv_1052005_047
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
とはいえ。まぁ、信じますよ。
【chara 107011 face 2 (joy)】
人間よりは、動物のほうがよっぽど信用に足ります。
この出会いを、お互い後悔しないように努めましょう。
voice: vo_adv_1052005_048
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
ただいま~……
【chara 105211 face 6 (surprised)】
あれっ、{player}くん!
voice: vo_adv_1052005_049
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
また牧場に、お手紙を届けにきたのね。
【chara 105211 face 2 (joy)】
えへへ、お疲れさま~♪
Choice: (1) そっちも、お疲れさま。
Choice: (2) 顔色が良くないけど、大丈夫?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1052005_050
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
うん。
お互い、お疲れさまね。
【chara 105211 face 2 (joy)】
働くのって、生きていくのって大変♪
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1052005_051
リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
あはは。
そうかしら、仕事のあとだから疲れてるのかも?
voice: vo_adv_1052005_052
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
ていうか。私の顔色なんてわかるの、{player}くん?
【chara 105211 face 1 (normal)】
普通の人間の女の子とちがって、
顔色の変化とかわかりにくいと思うけど~……?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1052005_053
リマ:
【chara 105211 face 6 (surprised)】
わっとと?
【chara 105211 face 5 (shy)】
なぁに、{player}くん?
どうして、抱きついてくるの……?
voice: vo_adv_1052005_054
リマ:
【chara 105211 face 5 (shy)】
疲れてるから、モフモフされて癒されたい?
【chara 105211 face 1 (normal)】
んもう、私は健康グッズじゃないのよ~?
voice: vo_adv_1052005_055
リマ:
【chara 105211 face 2 (joy)】
いいけどね、べつに。
{player}くん、い~こい~こ……♪
voice: vo_adv_1052005_056
リマ:
【chara 105211 face 1 (normal)】
う~ん……{player}くんにとっては、
私は『変わった動物』って感じなのかしら。
人間の女の子には、ふつう気軽に抱きついたりしないもんね。
voice: vo_adv_1052005_057
リマ:
【chara 105211 face 4 (sad)】
やっぱり……
何だかそれって、ちょっぴり寂しいことだわ。