アユミ 第9話
{player}の好みの女の子を調べ、言動をマネしようとするアユミ。結果としてとんでもない言動を取る羽目になり、いつものアユミの方がいいと{player}にも諭され、考え直すのだった。
-------------- situation:
超個性派ヒロイン、誕生?
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ある日のランドソル。
アユミは今日も{player}の「観察」に勤しんでいた。
voice: vo_adv_1055009_000
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
{player}先輩、今日もかっこいい……【chara 105511 face 6 (surprised)】
のはいいんだけど。
【chara 105511 face 4 (sad)】
最近はバイトで一緒になることも少なくなっちゃったなー
voice: vo_adv_1055009_001
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
デートに行ったり、一緒に魔物をやっつけたり、
【chara 105511 face 4 (sad)】
いろいろ{player}先輩と仲良くなれそうな
出来事はあったはずなのに、結局遠くから見つめてるばっかりだし……
voice: vo_adv_1055009_002
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
最後にちゃんと話したの、いつだっけ?
【chara 105511 face 4 (sad)】
このままじゃ、私のこと忘れられちゃいそうだよ……
ただでさえ、地味で影が薄いし……
voice: vo_adv_1055009_003
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
他の人たちみたいに個性があったり、明るい性格だったりしたら
{player}先輩とももっと仲良くなれたのかな?
【chara 105511 face 6 (surprised)】
でも、そんなふうに自分を変えるのって、どうやったらいいんだろう……
voice: vo_adv_1055009_004
女性1:
【chara 6511 face 1 (normal)】
……それでね。
彼って明るくて派手な雰囲気の子が好きだったから、
【chara 6511 face 2 (joy)】
スズナちゃんを参考にしゃべりや雰囲気づくりをしてみたんだ~
voice: vo_adv_1055009_005
女性2:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
モデルのスズナちゃんって、全然あんたとキャラ違うじゃん。
【chara 1211 face 1 (normal)】
でも、それで好きな人と本当に付き合えちゃったのはすごいかも……
voice: vo_adv_1055009_006
女性1:
【chara 6511 face 2 (joy)】
みんなの憧れだからね~♪
人気のある人の真似をすれば、自分も愛されるようになる!
なかなか名案でしょ~?
voice: vo_adv_1055009_007
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
……いいこと聞いちゃったかも。
【chara 105511 face 2 (joy)】
{player}先輩がどんな子が好みなのか調べて、
その子の真似をすればいいんだ……!
voice: vo_adv_1055009_008
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
とりあえず、{player}先輩の観察を続けて、
どんな女の子と話してる時が楽しそうか確認してみようかな?
voice: vo_adv_1055009_009
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
大変な調査になるかもしれないし、上手くいかないかもしれないけど……
【chara 105511 face 1 (normal)】
やれるだけのことは、やってみなきゃ……!
voice: vo_adv_1055009_010
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
しばらく{player}先輩についていってるけど……
【chara 105511 face 1 (normal)】
多分、ギルドのために食料の買い出しに来てるのかな?
voice: vo_adv_1055009_011
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
……あっ、【美食殿】のぺコリーヌさん!
{player}先輩と楽しそうに話してる。
これは、どんなことを話してるのかしっかりチェックしないと!
voice: vo_adv_1055009_012
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
え~っと……【chara 105511 face 6 (surprised)】
えぇ……?
なんか、ずっと今日の晩ごはんのことと、
ぺコリーヌさんがお腹ペコペコなことしか話してないよ……
voice: vo_adv_1055009_013
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
でも{player}先輩はすごく楽しそうだし……【chara 105511 face 6 (surprised)】
はっ!?
もしかして、いつもお腹ペコペコで食べ物の話をしてる子が
好みなのかもしれない!
voice: vo_adv_1055009_014
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
私、そんなにたくさん食べるほうじゃないんだけどな……
【chara 105511 face 3 (anger)】
ううん、だからこそぺコリーヌさんとの会話を参考にして、
しっかり真似しないと……!
voice: vo_adv_1055009_015
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
どんなふうにお腹ペコペコなのか、全部メモしようっと。
【chara 105511 face 6 (surprised)】
メモメモ……
voice: vo_adv_1055009_016
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ぺコリーヌさんはどっか行っちゃって、
{player}先輩だけになっちゃった。
【chara 105511 face 4 (sad)】
まだ市場にいるけど、買い物が残ってるのかな?
voice: vo_adv_1055009_017
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あっ、誰か{player}先輩に近寄って……えっ!?
voice: vo_adv_1055009_018
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
もしかして、クウカさん!?
二人で話し込んでるけど、【chara 105511 face 4 (sad)】
{player}先輩って
クウカさんのこと、どう思ってるんだろう?
voice: vo_adv_1055009_019
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
見た感じは……二人とも、楽しそうに見える……かな?
会話が聞こえる位置に移動しないと……
voice: vo_adv_1055009_020
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
この辺でいいかな?
【chara 105511 face 1 (normal)】
{player}先輩、すごく穏やかな、
悟りを開いたみたいな顔で相槌打ってるけど、どんな話を……
voice: vo_adv_1055009_021
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
ふむふむ……【chara 105511 face 6 (surprised)】
ええっ……!?
クウカさん、自分がひどい目や恥ずかしい目に遭う妄想を
披露してるみたいだけど、いつもにも増して過激というか……!
voice: vo_adv_1055009_022
アユミ:
【chara 105511 face 5 (shy)】
聞いてるだけで、顔が熱くなってきちゃったよ……!
【chara 105511 face 6 (surprised)】
でも{player}先輩、笑顔のままだし……
嫌じゃない……のかな?
voice: vo_adv_1055009_023
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
もも、も、もしかして、そういうこと……?
【chara 105511 face 4 (sad)】
{player}先輩って、実はそういう願望があって、
だからクウカさんの妄想にもニコニコ付き合ってる……!?
voice: vo_adv_1055009_024
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
と、とにかくメモしなきゃ……
【chara 105511 face 4 (sad)】
クウカさんみたいに、恥ずかしいことされて
喜ぶ女の子を目指さないと……
voice: vo_adv_1055009_025
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ううん、それだけじゃない。
【chara 105511 face 1 (normal)】
{player}先輩が好きそうな性格やしゃべり方は全部調べて、
どんどん取り入れていこう!
voice: vo_adv_1055009_026
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あっ、また別の子と話してる……!
【chara 105511 face 4 (sad)】
マホマホ王国……? どすえ……?
メモメモ……【chara 105511 face 3 (anger)】
メモメモ……!
voice: vo_adv_1055009_027
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
この子はこういう性格で……あっちの子はああいう性格で……
【chara 105511 face 1 (normal)】
うん、{player}先輩も楽しそう。
【chara 105511 face 6 (surprised)】
プリン……魔法少女……アイドル……おにーたん……メモメモ……!
voice: vo_adv_1055009_028
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ちぇるちぇる、ちぇちぇるぱ、ちぇるるるん……?
なにしてるんだろう、魔物の鳴き真似かな?
とりあえずメモメモ……
voice: vo_adv_1055009_029
アユミ:
【chara 105511 face 3 (anger)】
メモメモ……【chara 105511 face 6 (surprised)】
メモメモ……【chara 105511 face 1 (normal)】
メモメモ……!
voice: vo_adv_1055009_030
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
つ、疲れた~……!
【chara 105511 face 1 (normal)】
でも、{player}先輩が好きな子の特徴が
すごく具体的に分かった気がする……!
voice: vo_adv_1055009_031
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
メモした内容を全部組み合わせれば、
{player}先輩にとって完璧な女の子になれる……
【chara 105511 face 1 (normal)】
つまり……
voice: vo_adv_1055009_032
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
いつもお腹ペコペコで辱められるのが趣味で、
お小遣いをくれたり幼児退行したりしつつ、【chara 105511 face 4 (sad)】
プリンを求めてさまよう
歌って踊れるマホマホ王国の魔法少女……【chara 105511 face 6 (surprised)】
あいさつはちぇるーん。
voice: vo_adv_1055009_033
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
これが、{player}先輩の理想の女の子……!
【chara 105511 face 4 (sad)】
女の子……だと思うけど……
voice: vo_adv_1055009_034
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
これって、いったいどんな人なの!?
自分でメモを取っておいてなんだけど、全然想像できないよ……!
【chara 105511 face 6 (surprised)】
そもそも、マホマホ王国とかちぇる~んって一体なに……!?
Choice: (1) なにをしてるの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1055009_035
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ひゃいっ!?
{player}先輩、いつからそこに……!?
voice: vo_adv_1055009_036
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
わ、私がすごく困ってる顔をしてたから声をかけた……?
【chara 105511 face 4 (sad)】
ええっと、その、トラブルとかがあったわけじゃないんです!
ただ、その~……ええっと……!
voice: vo_adv_1055009_037
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
うぅ……こんな調子じゃダメだよ……!
こういうオドオドしてて、地味な雰囲気を変えたいから
たくさんメモを取ったのに……!
voice: vo_adv_1055009_038
アユミ:
【chara 105511 face 3 (anger)】
や、やらなくちゃ……変わらなくちゃ!
{player}先輩の理想の……
個性的で明るくて、存在感のある女の子になろう!
voice: vo_adv_1055009_039
アユミ:
【chara 105511 face 3 (anger)】
すぅ~っ……!
voice: vo_adv_1055009_040
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
ちぇる~ん♪
voice: vo_adv_1055009_041
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
心配させてごめんなの♪
【chara 105511 face 1 (normal)】
なんだかお腹ペコペコで、プリンを食べること以外何も
考えられなくなってただけですぞ~、【chara 105511 face 2 (joy)】
やばいどすえ☆
voice: vo_adv_1055009_042
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
ご心配をおかけしたお詫びに、あとでお小遣いを差し上げます。
【chara 105511 face 6 (surprised)】
……反応がありませんね?
【chara 105511 face 2 (joy)】
おにーたん、おきてゆ? だいじょうぶ? アイドルステップふむ?
voice: vo_adv_1055009_043
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えっ、まだ反応がない……{player}先輩?
【chara 105511 face 4 (sad)】
もし怒らせるようなことを言ってしまったのなら……その……!
voice: vo_adv_1055009_044
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
思う存分、気が済むまで容赦なく私を罵りつつ、
社会的に終わっちゃうくらい大勢の人たちの前で辱めてくだひゃい~!!
voice: vo_adv_1055009_045
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
……ちぇるん。
Choice: (2) えぇ……
Choice: (3) 怖すぎる。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1055009_046
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
どうしよう、勢いに任せてしゃべっちゃったけど……
【chara 105511 face 4 (sad)】
今まで見たこともないくらい、{player}先輩が
困った顔になっちゃってる……
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1055009_047
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
どうしよう、【chara 105511 face 4 (sad)】
勢い任せにしゃべっちゃったけど……
{player}先輩、完全に怯えちゃってる……
すごい勢いで目が泳いでるし、涙も滲んでるような……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1055009_048
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
よく考えたら……【chara 105511 face 6 (surprised)】
ううん、よく考えなくても、
私、取り返しのつかないことをしてしまったんじゃ……
【chara 105511 face 4 (sad)】
{player}先輩に嫌われちゃったかも……!?
voice: vo_adv_1055009_049
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
うぅっ……ぐすっ……ごめんなさい~!
全部、なかったことにしてくだひゃい~!
voice: vo_adv_1055009_050
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
……取り乱して、すみません。
完全に{player}先輩に嫌われちゃって、
もう二度と口をきいてもらえないかもって思っちゃいました……
voice: vo_adv_1055009_051
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
どうして、あんなことしたのか……ですか?
【chara 105511 face 4 (sad)】
そうですよね、気になっちゃいますよね……はぁ……
voice: vo_adv_1055009_052
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
その……私って、地味で影が薄いじゃないですか?
【chara 105511 face 6 (surprised)】
髪型も普通だし、着てる服も派手ってわけじゃないし、
【chara 105511 face 4 (sad)】
なにか特別なことができるわけでもないし……
voice: vo_adv_1055009_053
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
だからせめて、性格やしゃべり方を個性的にして、
もっと{player}先輩からの印象を
よくしたいなって考えたんです。
voice: vo_adv_1055009_054
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
そ、それで……{player}先輩と楽しそうに話している
女の子の特徴を、全部真似しようとしちゃって……
ああいう恥ずかしい結果になりました……
Choice: (5) いつものアユミの方がずっといい。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1055009_055
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えっ……!?
でも、いつも誰にも気づいてもらえないくらい存在感ないですし、
{player}先輩も個性的な人と過ごす方が楽しくないですか?
voice: vo_adv_1055009_056
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
みんながいつも通りに接してくれたらうれしいけど、
逆に無理して強がっていたり、元気がなかったりすると悲しい……?
困ってないか、心配になる……?
voice: vo_adv_1055009_057
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
じゃあ、女の子と話してるときに笑顔だったのは……
【chara 105511 face 6 (surprised)】
好みの子だからとかじゃなくて、何事もなく過ごしてることに
安心して笑ってたってこと……?
voice: vo_adv_1055009_058
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
……私、ずっと見てたはずなのに。
{player}先輩の気持ち、よく分かってなかったんですね。
【chara 105511 face 4 (sad)】
だから、困らせるようなことをしちゃってたみたいです……
voice: vo_adv_1055009_059
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
もう、無理して他人の性格を真似したりするのはやめます。
地味で、影も薄いかもしれませんけど……【chara 105511 face 6 (surprised)】
その……
もっと、私と仲良くしてくれますか……?
Choice: (6) もちろん!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1055009_060
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
えへへ……♪
ありがとうございます、{player}先輩♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして多少の空回りはあったものの、アユミはいつもの自分のまま
{player}と絆を深めることができたのだった。