ルカ 第5話
幽霊の噂を調べるため、夜の墓地にやってきたルカと{player}。落ち着きのないルカは、実は幽霊が苦手だと白状する。だが、噂は宝石泥棒によるデマだと分かり、いつもの調子で悪を挫くルカだった。
-------------- situation:
幽霊退治はお手の物?
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──{player}はある日の街中で、
ランドソルの住人たちに囲まれて困り顔なルカを見つけた。
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ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
今回ばかりはアタシ一人じゃ難しいね……
【chara 105611 face 1 (normal)】
分かった。詳しそうなヤツを探してくるよ。それでどうだい?
voice: vo_adv_1056005_001
住人:
【chara 1411 face 4 (sad)】
それだといつになるか分からないだろう?
騎士団がまともに取り合ってくれない以上、早めになんとかしたいんだ。
voice: vo_adv_1056005_002
住人の娘:
【chara 211 face 4 (sad)】
ルカ姉ちゃん……幽霊、退治してくれないの……?
voice: vo_adv_1056005_003
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
そうじゃないけど……参ったね。
Choice: (1) どうしたの?
----- Tag 1 -----
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
ああ、お前さん。【chara 105611 face 1 (normal)】
……そうか、お前さんがいたね!
【chara 105611 face 2 (joy)】
コイツは助かった!
voice: vo_adv_1056005_005
住人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
その子はルカの知り合いか?
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ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
そうだよ。こう見えて意外と頼りになるんだ。
幽霊だってきっとなんとかなるさ。
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住人:
【chara 1411 face 4 (sad)】
実は近頃、街の中の墓地に幽霊が出るって噂になっててね。
街のみんなが不安がってる……【chara 1411 face 1 (normal)】
キミにも世話になるな。
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住人の娘:
【chara 211 face 2 (joy)】
お願いね、ルカ姉ちゃん。お兄ちゃん。
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ルカ:
【chara 105611 face 2 (joy)】
てなわけだ。頼んだよ、お前さん。
今宵は二人で、幽霊退治と洒落込むとしよう。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その夜、{player}はルカと共に墓地へ向かうため
途中の道で落ち合った。
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
お前さん! 遅いじゃないか!
【chara 105611 face 3 (anger)】
どこで油売ってたんだい。あんまり待たせるんじゃないよ。
Choice: (2) 遅かったかな?
Choice: (3) 時間通りだけど?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1056005_011
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
いやまあ、ほんのちょっとだけどね……
【chara 105611 face 3 (anger)】
それでも待たされたことに変わりはないだろう?
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----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1056005_012
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
30秒は遅れたよ。なんてことない日ならアタシも怒りゃしないさ。
でも今日は気を引き締めてもらわないと困るんだ。
----- Tag 4 -----
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ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
それに街中とはいえ夜は危ないんだ。
とにかく……まあいいや。【chara 105611 face 1 (normal)】
さっさと出発しよう。
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ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
しかし幽霊だなんて、みんな怖がりすぎだと思わないかい?
【chara 105611 face 1 (normal)】
出てきたってどうせ魔物と変わりゃしないよ。
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ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
大体ね、いやしないものをいると思うからよくないんだ。
いないものはいない! それで済む話さ。
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ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
物音がしただの人影が見えただの、みんな慌て過ぎだね。
【chara 105611 face 2 (joy)】
大方、供え物が風で動いたか、近くに虫でもいたんだろうさ。
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ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
こういうもんは大体が勘違いなのさ。お前さんもそう思わないかい?
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ルカ:
【chara 105611 face 2 (joy)】
小さな子どもならともかく、大の大人がビビるなんて、
ホント情けないったらありゃしないよ……
Choice: (5) ……何かあった?
----- Tag 5 -----
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
な、何にもないよ……どうしてそんなことを聞くんだい?
【chara 105611 face 1 (normal)】
アタシはいつもと変わらないよ。【chara 105611 face 2 (joy)】
いつも通りさ。ははは……
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
おっと、そろそろ墓地か……
【chara 105611 face 3 (anger)】
お前さん、ここからは先に行っておくれ。
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ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
アタシはほら、お前さんの背中を守るからさ。
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
【chara 105611 face 4 (sad)】
どうしたのさ? まさか背中を押さないと歩けないのかい?
【chara 105611 face 1 (normal)】
心配しなくてもアタシがついてるじゃないか。ほら、行った行った!
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ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……今のところは異常ないみたいだね。良かった……
voice: vo_adv_1056005_024
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
あっ! ちょっ、待ちなお前さん!
【chara 105611 face 3 (anger)】
いきなり早く行くやつがあるか! 【chara 105611 face 4 (sad)】
もう少しゆっくり頼むよ……!
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
じゃないとあれだよほら……【chara 105611 face 1 (normal)】
お前さんの背中を守れないだろ?
【chara 105611 face 3 (anger)】
息を合わせていかないと、何かあった時二人とも困る羽目になるよ。
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ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
それじゃあ、行こうか……
voice: vo_adv_1056005_027
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
……さあ出てきやがれ、アタシが叩き斬ってやる……!
voice: vo_adv_1056005_028
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
どこだ……? どこにいやがる……【chara 105611 face 4 (sad)】
出てきやがれ……!
voice: vo_adv_1056005_029
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ、はぁ……!
voice: vo_adv_1056005_030
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
大丈夫、大丈夫……怖くない……!
Choice: (6) 本当は来たくなかったんじゃない?
----- Tag 6 -----
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ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
ま、まさかぁ! そんなわけないだろ!
【chara 105611 face 4 (sad)】
まさかお前さん、アタシが怖がってるとでも思ってるのかい?
voice: vo_adv_1056005_032
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
馬鹿馬鹿しい。得体が知れないからって、
むやみに怖がったりするわけないだろう? はは、ははは……
voice: vo_adv_1056005_033
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
参った。降参だ。もう隠しきれないみたいだね……
分かった。本当のことを話すよ……
voice: vo_adv_1056005_034
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
お前さんの言った通り……本当はこんな所、来たくなかったよ。
幽霊なんてもんは苦手なんだ。さっきから怖くてしょうがない。
voice: vo_adv_1056005_035
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
お前さんがそばにいてくれないと、逃げ出したくなっちまう……
我ながら情けないけど、こればっかりはどうしようもなくてね……
Choice: (7) ルカの手を握る。
Choice: (8) ルカを抱きしめる。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1056005_036
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
【chara 105611 face 1 (normal)】
なんだい、励ましてくれるのかい?
【chara 105611 face 2 (joy)】
……ありがとな、お前さん。
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----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1056005_037
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
お、お前さん!? 【chara 105611 face 5 (shy)】
こ、これじゃあいつもと逆じゃないか。
……でもこれはこれで、いいもんだね……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1056005_038
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
にしてもお前さん、ちっとも動じてないんだね。
【chara 105611 face 4 (sad)】
それに比べてアタシは……
voice: vo_adv_1056005_039
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
こんな情けないままじゃ終われないね。
【chara 105611 face 2 (joy)】
まあ見てな、幽霊が出てきて
voice: vo_adv_1056005_040
???:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
……れか……ぞ……
voice: vo_adv_1056005_041
???:
【chara 105611 face 4 (sad)】
【chara 1 face 1 (normal)】
……いな……いぜ……
voice: vo_adv_1056005_042
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
聞こえたか、今の……人の声? まさか、本当に幽霊が……!?
voice: vo_adv_1056005_043
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
お、落ち着けアタシ……とにかく確かめに行こう。
voice: vo_adv_1056005_044
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
声がしたのは、あっちからだったね……
【chara 105611 face 3 (anger)】
ここまで来たら先手必勝だ! こっちから驚かせてやる!
voice: vo_adv_1056005_045
ルカ:
【chara 105612 face 3 (anger)】
やいやいやい! 出てきやがれっ!
voice: vo_adv_1056005_046
男1:
【chara 105612 face 6 (surprised)】
【chara 1011 face 3 (anger)】
うるせぇ! なにモンだお前ら!
voice: vo_adv_1056005_047
男2:
【chara 811 face 6 (surprised)】
武装してやがる……どこで嗅ぎつけてきやがった!
voice: vo_adv_1056005_048
ルカ:
【chara 105612 face 4 (sad)】
ほっ……なぁんだ、ただの人間かい……
【chara 105612 face 1 (normal)】
幽霊じゃなかったのか……
voice: vo_adv_1056005_049
男1:
【chara 1011 face 3 (anger)】
……ああ、幽霊なんかじゃねぇよ。幽霊になるのはアンタらのほうさ!
死んでもこれは渡さねぇぞ! オレらのモンだ!
voice: vo_adv_1056005_050
ルカ:
【chara 105612 face 6 (surprised)】
は? これって、アンタたちが持ってる宝石なんかのことかい?
voice: vo_adv_1056005_051
男2:
【chara 811 face 3 (anger)】
とぼけんな! どうせ商売敵の差し金だろうが!
ここが盗んだブツの取引場所だって分かって来たんだろうが!
voice: vo_adv_1056005_052
ルカ:
【chara 105612 face 3 (anger)】
盗んだ……? アンタたち、まさか……!
voice: vo_adv_1056005_053
男1:
【chara 1011 face 2 (joy)】
そのまさかだよ!
【chara 1011 face 1 (normal)】
幽霊の噂でも流せば、人が寄り付かなくなると思ったんだがな……!
voice: vo_adv_1056005_054
男2:
【chara 105612 face 1 (normal)】
【chara 811 face 6 (surprised)】
その様子じゃ知らなかったのか……? 【chara 811 face 3 (anger)】
でももう関係ねぇ!
今知っちまったんだからよぉ! テメェらは絶対に生きて帰さねぇ!
voice: vo_adv_1056005_055
ルカ:
【chara 105612 face 4 (sad)】
やれやれ……人間は人間でも、悪人とはね。
なんてオチだい。【chara 105612 face 1 (normal)】
……でもま、見ちまった以上は、やるしかないか。
voice: vo_adv_1056005_056
盗人1:
【chara 1011 face 3 (anger)】
そりゃこっちのセリフだ! 一気に二人とも片付けてやる!
voice: vo_adv_1056005_057
ルカ:
【chara 105612 face 3 (anger)】
それこそこっちのセリフさ。相手が人間なら遠慮はしないよ!
全員叩っ斬ってやる! 三の太刀、夕凪っ!
voice: vo_adv_1056005_058
盗人2:
【chara 811 face 4 (sad)】
ぎゃああああっ!
voice: vo_adv_1056005_059
盗人1:
【chara 1011 face 4 (sad)】
どわあああああっ!!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
見事に一撃で男たちを斬り伏せたルカは、
{player}と二人で男たちを騎士団へと突き出した。
voice: vo_adv_1056005_060
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
お疲れ様、お前さん。【chara 105611 face 2 (joy)】
これにて一件落着だね。
voice: vo_adv_1056005_061
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
それで……墓地でのことなんだけど。
幽霊が苦手だってのは、秘密にしといちゃくれないか?
voice: vo_adv_1056005_062
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
それこそミツキたちにでも知られたら、
とんでもないことになっちまう。な、いいだろ?
Choice: (10) どうしようかな……
Choice: (11) もっとかわいく。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1056005_063
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
お前さん……そんな意地悪言わないでおくれよ。
【chara 105611 face 4 (sad)】
本気で頼んでも、ダメなのかい?
Jump to tag 12
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1056005_064
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
か、かわいく? 【chara 105611 face 5 (shy)】
そいつはちょっと……
【chara 105611 face 6 (surprised)】
黙っとくくらいいいじゃないか。な?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1056005_065
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
お願いだよ、お前さん……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
珍しくしおらしいルカの思わぬ弱点を知れた{player}は、
不思議と少し嬉しさを感じながら、秘密にすると約束した。