ルカ 第11話
半グレ組織からの理不尽な襲撃。しかし{player}に被害が及ぶことを恐れたルカは刀を抜くことができない。サムライであるにも関わらず恋をしたせいで刀を抜けなかった自分に、ショックを受ける。
-------------- situation:
熱と侠気
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}への恋心と、
{player}との特別な縁。
その両方を認めざるを得なくなったルカ。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
揺れる心に戸惑うルカをよそに、
姉御会には新たな危機が迫っていた。
voice: vo_adv_1056011_000
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
カチコミだって?
voice: vo_adv_1056011_001
舎弟1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
へぇ! 『金魚会』って連中が、
うちを傘下に入れようと迫ってきて……
もうすぐそこまで来てます!
voice: vo_adv_1056011_002
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
うちみたいな旨味のない団体に、なんの目的だい。
voice: vo_adv_1056011_003
舎弟1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ここ最近圧力をかけてきてたんですよ。
【chara 911 face 4 (sad)】
うちを傘下にして体のいい小間使いを増やそうって魂胆です。
voice: vo_adv_1056011_004
舎弟2:
【chara 811 face 4 (sad)】
あくどい商売で儲けるギルドや貴族どもとつながってる厄介な連中です。
悪さしてつかまってもすぐに逃げやがる。
voice: vo_adv_1056011_005
舎弟3:
【chara 6311 face 4 (sad)】
姉御、ここも危ないっす!
いったんワシらが食い止めるんで──
Choice: (1) ルカは先に逃げて。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1056011_006
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
ってお前さんは今日もいるのかい!
voice: vo_adv_1056011_007
舎弟1:
【chara 911 face 2 (joy)】
……へへ。
アニキがいると、ワシらもテンション上がるっていうか。
ぶっちゃけ、大好き。毎日呼んでる。
voice: vo_adv_1056011_008
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
ああそう……
【chara 105611 face 6 (surprised)】
そ、それはいいが……
voice: vo_adv_1056011_009
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
そんな不埒なヤツらに打ちなびくわけにゃいかないね。
【chara 105611 face 1 (normal)】
ここはアタシが片付ける。みんな、下がってな!
voice: vo_adv_1056011_010
舎弟1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
でも、姉御一人じゃ──
voice: vo_adv_1056011_011
金魚会構成員:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
【chara 4511 face 1 (normal)】
いたぞ! 頭領のルカだ!
voice: vo_adv_1056011_012
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
……お見えだね。
voice: vo_adv_1056011_013
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
これはこれは、大将自らお出迎えとは話が早い。
【chara 2513 face 1 (normal)】
あなたが首を縦にふりさえすれば交渉は終わりです。
【chara 2513 face 2 (joy)】
うちの傘下に入りますよね? 姉御さん。
voice: vo_adv_1056011_014
ルカ:
【chara 105611 face 2 (joy)】
悪いが、断るよ。
voice: vo_adv_1056011_015
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
なっ!? 即答ぉお!?
voice: vo_adv_1056011_016
金魚会幹部:
【chara 2513 face 6 (surprised)】
うちに盾突くということは、
「会ごとお取り潰しにしてください」という意思表示だってことは、
【chara 2513 face 1 (normal)】
ご存じですよね?
voice: vo_adv_1056011_017
ルカ:
【chara 105611 face 2 (joy)】
どう受け取ってもらおうが、構やしないさ。
【chara 105611 face 1 (normal)】
確かにうちは、シノギもろくにねえ与太団体だからね。
voice: vo_adv_1056011_018
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
ただね。
お宅らが担いでる腐れ神輿と違って、うちは会員の誰一人にも、
お天道様に顔向けできない生き方はさせちゃいない。
voice: vo_adv_1056011_019
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
金魚のフンに成り下がる気はないんだよ。
voice: vo_adv_1056011_020
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
んだとやるかぁ!?
voice: vo_adv_1056011_021
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】
へぇ、アタシに刀を抜かせる気かい?
【chara 105611 face 2 (joy)】
計算のできないフンどもだねぇ。
voice: vo_adv_1056011_022
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
計算ができないのは、どっちでしょうねえ。
voice: vo_adv_1056011_023
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……ああ?
voice: vo_adv_1056011_024
金魚会幹部:
【chara 2513 face 1 (normal)】
そこのマントの僕ちゃん。
Choice: (2) 僕?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1056011_025
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
ああ僕です。【chara 2513 face 1 (normal)】
聞けば僕ちゃん、ずいぶんと王宮と仲良しだそうですねぇ。
その上、ギルド管理協会ともねんごろだとか?
【chara 2513 face 6 (surprised)】
ほんわかしたナリで、なかなかどーして一角の人物らしい。
voice: vo_adv_1056011_026
金魚会幹部:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
【chara 2513 face 6 (surprised)】
いやね、うちの腐れ神輿ってのが意外と重い神輿なもので。
僕ちゃんの仲良しさんたちの手足を潰すくらいのことは、
朝飯前なんですよ。
voice: vo_adv_1056011_027
金魚会幹部:
【chara 2513 face 1 (normal)】
信頼が厚いのはもちろん知ってますけどねえ。
悪いうわさが立ったら困るんじゃないですかね、
【chara 2513 face 8 (special_b)】
僕ちゃんの取引先さんもねえ?
voice: vo_adv_1056011_028
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
……っ!
汚い手を使いやがって……
voice: vo_adv_1056011_029
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
ほほう、やっと計算がおいつきましたか。
【chara 2513 face 8 (special_b)】
そうです。あなたが刀を抜けば、困るのはこの僕ちゃんです。
voice: vo_adv_1056011_030
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
もう一度だけ、聞きますよ?
刀を抜かずに傘下に入るか、刀を抜いて僕ちゃんを困らせるか。
【chara 2513 face 8 (special_b)】
ふぁい、なる、あん、さー
voice: vo_adv_1056011_031
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……くっ!
voice: vo_adv_1056011_032
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
アタシにもこの舎弟たちにも、失うものなんてありゃしない。
ましてみんな一匹狼のアタシのギルドも、だ。
voice: vo_adv_1056011_033
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
だけど。【chara 105611 face 4 (sad)】
この子は……
Choice: (3) 僕のことは気にしないで。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1056011_034
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……ああ、分かってるよ。
【chara 105611 face 6 (surprised)】
お前さんはお前さん。アタシはアタシ。
今までなら、そう割り切って鞘、ぶん投げてきたさ。
voice: vo_adv_1056011_035
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
だけど……今は……今の、アタシは……
そんなに簡単に割り切れない──
voice: vo_adv_1056011_036
金魚会幹部:
【chara 2513 face 1 (normal)】
スキができました。【chara 2513 face 8 (special_b)】
今です。
voice: vo_adv_1056011_037
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
うをっす!!
voice: vo_adv_1056011_038
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
────はっ!
voice: vo_adv_1056011_039
舎弟ども:
【chara 1 face 1 (normal)】
うわぁぁぁぁ! 姉御ッ!
voice: vo_adv_1056011_040
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
よーし。これで全員だな。
voice: vo_adv_1056011_041
舎弟1:
【chara 911 face 3 (anger)】
おい、なんでひっとらえる! 手錠なんてかけやがって!
潰すなら、さっさとタマをとりゃいいだろうが!
voice: vo_adv_1056011_042
金魚会幹部:
【chara 2513 face 8 (special_b)】
すみません。あれは方便です。
【chara 2513 face 2 (joy)】
無駄なドンパチなんかして目立つと面倒なので。
voice: vo_adv_1056011_043
舎弟1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
……え?
voice: vo_adv_1056011_044
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
さぁ、こいつで一気に仕舞いを付けましょう♪
voice: vo_adv_1056011_045
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
なんだい、そのハンコみたいなモンは。
voice: vo_adv_1056011_046
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
へっへっへ。
いったん押したら最後、一生消えない金魚印の墨スタンプだ。
金魚会の傘下に入ったという印だよ。
voice: vo_adv_1056011_047
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
こいつを押されりゃ、世間の目が変わる。
もう普通には生きられん。
voice: vo_adv_1056011_048
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
最初から大人しく言うことを聞いていたら、
ワシらみたいに、ほれ、腕や尻で済んだのにねぇ。
お前らは全員、デコにスタンプだ!
voice: vo_adv_1056011_049
舎弟2:
【chara 811 face 6 (surprised)】
デ、デコォ!?
隠せないじゃねぇか!?
いつでもどこでも丸見えじゃねぇかぁ!
voice: vo_adv_1056011_050
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
この……汚れ金魚どもが……!
voice: vo_adv_1056011_051
金魚会幹部:
【chara 2513 face 8 (special_b)】
くっくっく、吠えますねぇ。
男のために刀を抜けなかった、エセザムライが。
voice: vo_adv_1056011_052
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……っ!
voice: vo_adv_1056011_053
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
さぁ、姉御さんからです。
【chara 2513 face 8 (special_b)】
そのかわいいおデコを出してもらいましょう!
voice: vo_adv_1056011_054
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……くっ!
【chara 105611 face 6 (surprised)】
……うん? 【chara 105611 face 4 (sad)】
ま、眩しい……!?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1056011_055
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
……しかし思った以上の混み具合だね。
Choice: (4) うん。ぎゅうぎゅう。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1056011_056
流夏:
【chara 105631 face 4 (sad)】
すまないね、お前さん。
魚屋の大売り出し、手伝ってくれたお礼に
スーパー銭湯に連れてきたはいいものの。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1056011_057
流夏:
【chara 105631 face 4 (sad)】
まさか改装中で、混浴しかやってないなんて知らなくてさ。
レンタル水着なんか着せちまって……
Choice: (5) これはこれで楽しい。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1056011_058
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
そ、そうかい?
意外とキモが据わってんだね……
voice: vo_adv_1056011_059
流夏:
【chara 105631 face 4 (sad)】
アタシは気を遣うよ……
未成年のお前さんと、こんなギュウギュウの混浴風呂なんて……
voice: vo_adv_1056011_060
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
せめて背中合わせでって……
体、背けたはいいけど……
voice: vo_adv_1056011_061
流夏:
【chara 105631 face 6 (surprised)】
今度は背中と背中が密着しちまって……
【chara 105631 face 4 (sad)】
ああ、なんだかのぼせてきたよ……
voice: vo_adv_1056011_062
流夏:
【chara 105631 face 6 (surprised)】
…………っ!
voice: vo_adv_1056011_063
流夏:
【chara 105631 face 6 (surprised)】
だ、黙ってるからだめなんだ。
こういう時は、【chara 105631 face 1 (normal)】
そうだ、色気とは無縁の、アイツらの話題を……!
voice: vo_adv_1056011_064
流夏:
【chara 105631 face 4 (sad)】
き、聞いとくれよお前さん。
最近、自称舎弟を名乗る輩が、ますます増えちまってね。
どこに行くにも、大名行列みたいについてきやがるのさ。
Choice: (6) そういえば今日もいたね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1056011_065
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
だろう? 【chara 105631 face 4 (sad)】
頼んでもないのに呼び込みなんかしやがって。
あんな物騒な面構えに店先でがなられちゃ、
営業妨害にしかなりゃしないよ。
voice: vo_adv_1056011_066
流夏:
【chara 105631 face 2 (joy)】
よしよし……いい感じにクールダウンだ。
ふぅ……【chara 105631 face 4 (sad)】
はじめてアイツらに感謝するよ。
Choice: (7) でも、流夏さんが慕われるのは分かる。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1056011_067
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
……うん?
Choice: (8) 信念があるもん。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1056011_068
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
え……
偏見や保身に囚われることなく、自分の信念だけに従って
行動するところが、【chara 105631 face 6 (surprised)】
アタシの、魅力……?
voice: vo_adv_1056011_069
流夏:
【chara 105631 face 4 (sad)】
僕から見ても素敵……
慕われて当然……?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1056011_070
流夏:
【chara 105631 face 6 (surprised)】
──って、お前さん!
前触れもなく人のこと、ほ、褒めるんじゃないよ!
Choice: (9) いつもそう思ってるから。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1056011_071
流夏:
【chara 105631 face 1 (normal)】
…………っ!
voice: vo_adv_1056011_072
流夏:
【chara 105631 face 4 (sad)】
人が……
必死に気持ち落ち着けようとしてるってのに……
voice: vo_adv_1056011_073
流夏:
【chara 105631 face 5 (shy)】
…………でも。
アタシのこと、そんなふうに見てくれてたなんて……
voice: vo_adv_1056011_074
流夏:
【chara 105631 face 5 (shy)】
こりゃ、クールダウンは、無理だね……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1056011_075
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
はーい、お疲れちゃん。
voice: vo_adv_1056011_076
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
自分でも気付けていない魅力に、
誰かが気付いて褒めてくれるって、そりゃうれしいわよね。
あんたにしちゃいいことしたと思うわ。
voice: vo_adv_1056011_077
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
だけど。
問題はここからよね~
voice: vo_adv_1056011_078
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
だって考えてもみなさいよ。
自分の魅力を知るってことは、もちろん自信にもなるけど、
裏を返せば我が身を縛る呪いにもなる、諸刃の剣よ。
voice: vo_adv_1056011_079
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
え? 魅力が呪いになるってどういうことかって?
【chara 190011 face 4 (sad)】
うーん……説明が面倒ね。
voice: vo_adv_1056011_080
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
この後のルカを見守ってなさい。きっと分かるはずよ。
そしてあんたも一緒に学びなさい。
軽々しく人を褒めた罰よ。【chara 190011 face 2 (joy)】
な~んてね♪
voice: vo_adv_1056011_081
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
じゃあね~
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1056011_082
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
……はっ!
今のは……白昼夢……?
voice: vo_adv_1056011_083
金魚会幹部:
【chara 2513 face 6 (surprised)】
姉御さん、ボーっとしてる場合じゃないですよ?
【chara 2513 face 8 (special_b)】
さぁ、おデコに気合を入れて。ポンといきますよー!
voice: vo_adv_1056011_084
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
信念……
偏見や……保身に、囚われることのない……
voice: vo_adv_1056011_085
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
それが、アタシの……
voice: vo_adv_1056011_086
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
……っ!
voice: vo_adv_1056011_087
金魚会幹部:
【chara 2513 face 6 (surprised)】
おりょりょ? ハンコを撥ね退けましたか。
【chara 2513 face 3 (anger)】
男がどうなってもいいと?
voice: vo_adv_1056011_088
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
アタシが刀さえ抜かなけりゃ、この子に圧力はかけない。
そう言ったね?
voice: vo_adv_1056011_089
金魚会幹部:
【chara 2513 face 2 (joy)】
ええ、言いましたよ? 【chara 2513 face 8 (special_b)】
こう言ってはなんだが、
刀を抜かなければ、あなたなんてただの女──
voice: vo_adv_1056011_090
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
誰が……ただの女だって!?
voice: vo_adv_1056011_091
金魚会幹部:
【chara 2513 face 7 (special_a)】
うわっ!
手錠を、鞘に入れたままの刀で、砕いた……!?
voice: vo_adv_1056011_092
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】
言っとくけどね。
ただの武器なのは、刀の方さ……!
voice: vo_adv_1056011_093
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
ぎゃっ!
今度は金魚スタンプを、叩き割っ──!
voice: vo_adv_1056011_094
金魚会構成員:
【chara 4511 face 1 (normal)】
うわぁぁ! 全てのスタンプを真っ二つに!?
こんな小せぇモンを……鞘に入ったままの刀で寸分の狂いもなく……
この女……ヤベェっすよ!
voice: vo_adv_1056011_095
金魚会幹部:
【chara 2513 face 3 (anger)】
ぐっ、ぐぬぬぬぬぅ!
【chara 2513 face 4 (sad)】
いったん撤退! 【chara 2513 face 7 (special_a)】
撤退ー!
voice: vo_adv_1056011_096
舎弟2:
【chara 811 face 2 (joy)】
いやーさすがでしたね! 刀を抜かずして敵を破り、
姉御会もアニキのことも、きっちり守り切りよった。
さすが我らが頭領、姉御ですわ!
Choice: (10) ルカ、ありがとう。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1056011_097
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
…………
Choice: (11) どうかしたの?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1056011_098
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
いや…………
voice: vo_adv_1056011_099
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
ちょいと、出てくるよ。
すまないがお前さん、ここの後片付け、手伝ってやっとくれ。
Choice: (12) ……ルカ?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1056011_100
舎弟1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
姉御……!
voice: vo_adv_1056011_101
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1056011_102
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
抜け……なかった……
voice: vo_adv_1056011_103
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
抜くべき場面、だったのに。
voice: vo_adv_1056011_104
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
己の信念のみに従い、刀を振るう。
それが、アタシの生き方だ。
これまでもそうやって、仁義を通してきたんだ……
voice: vo_adv_1056011_105
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
なのに、できなかった。
仁義より、あの子の笑顔に陰りを作らないことの方を、選んだ……
voice: vo_adv_1056011_106
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】
自由に、刀を振れなくなった……?
恋をした、せいで……?
【chara 105611 face 4 (sad)】
まさか、そんな。
voice: vo_adv_1056011_107
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
こんなのは、アタシじゃない……
【chara 105611 face 3 (anger)】
サムライじゃない……!
voice: vo_adv_1056011_108
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……でも、あの子のことを、思い切るなんて……
今更、そんなこと……
voice: vo_adv_1056011_109
通行人:
【chara 311 face 6 (surprised)】
あの、大丈夫ですか?
【chara 311 face 4 (sad)】
具合でも……?
voice: vo_adv_1056011_110
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
……なぁ、教えておくれよ……
アタシは今、どんな顔をしてる……?
voice: vo_adv_1056011_111
通行人:
【chara 311 face 6 (surprised)】
え、【chara 311 face 4 (sad)】
ええ?
voice: vo_adv_1056011_112
ルカ:
【chara 105611 face 4 (sad)】
分からないんだ……
頼むよ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
サムライでありながら恋をしてしまったルカ。
見失ってしまった自分の輪郭は、
問いかけても問いかけても、掴めないのであった。