ジータ 第2話
配達仕事の道すがらジータは{player}に、騎空団への入団理由を尋ねる。{player}は「失われた記憶の手がかりをつかむため」、そして「ジータの願いを叶えるため」だと答える。
-------------- situation:
黄昏の空に思いを馳せて
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}はある日ジータから、
騎空団へ仕事が入ったと呼び出された。
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ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
おーい! こっちこっちー!
【chara 105711 face 1 (normal)】
今日はよろしくね!
voice: vo_adv_1057002_001
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
今回は、遠くの街に色んなものを配達する仕事だよ。
日暮れまでに街へ着ければいいんだって。
配達するものは、これくらいなら二人で背負えば十分だよね。
voice: vo_adv_1057002_002
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
途中で何かあるかも知れないけど、
その時は一緒に頑張ろう! 準備が出来たら出発するよー!
voice: vo_adv_1057002_003
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
いい天気だね。これなら雨に降られる心配もなさそう。
voice: vo_adv_1057002_004
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
……ねぇ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?
Choice: (1) 答えられることなら。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1057002_005
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
えっとね、どうして騎空団に入ってくれたのかなーって……
voice: vo_adv_1057002_006
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
騎空艇もないし、団員は私一人だし……
あの時は勢いで誘ったから、断られると思った。
voice: vo_adv_1057002_007
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
騎空団をギルドとして王国に届け出れば、支援も受けられるし、
規模が大きい仕事を紹介してもらえるんだ。
voice: vo_adv_1057002_008
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
だからいつかは、ギルドとして認めてもらいたいんだけど……
団員はこの間まで私だけだったし、まだ騎空艇も持ってないから、
騎空団に入ってくれる人もいなくって……
voice: vo_adv_1057002_009
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
それでも……あなたは騎空団に入ってくれた。
【chara 105711 face 3 (anger)】
それって何か、理由があるんじゃないかって、気になって。
voice: vo_adv_1057002_010
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
訳があるなら、教えて欲しいんだ。
【chara 105711 face 4 (sad)】
……ダメかな?
Choice: (2) もっと遠くまで行ってみたい。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1057002_011
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
遠くに……どうして?
Choice: (3) 記憶の手がかりがあるかも。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1057002_012
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
記憶って、あなたの……?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ジータはその後の会話の中で、
{player}が記憶を失っていると知った。
voice: vo_adv_1057002_013
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
そうだったんだ……
【chara 105711 face 1 (normal)】
ありがとう、話してくれて。
voice: vo_adv_1057002_014
ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
騎空艇を買って、世界中を冒険できるようになれば、
きっとどこかで、あなたの記憶の手がかりも見つかるよ!
voice: vo_adv_1057002_015
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
私も一緒に探すよ、あなたの記憶!
【chara 105711 face 2 (joy)】
団長として、団員が困ってるなら、力にならなきゃ!
Choice: (4) 理由はそれだけじゃない。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1057002_016
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
他にもあるの? それって……
voice: vo_adv_1057002_017
???:
誰か─! たーすけてくれー!
voice: vo_adv_1057002_018
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
……? 今、あっちから声が……
【chara 105711 face 3 (anger)】
行ってみよう!
voice: vo_adv_1057002_019
商人:
【chara 1411 face 4 (sad)】
はぁ……こんなに誰も通らないなんて……
どうすりゃいいんだ……
voice: vo_adv_1057002_020
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
こんにちは。どうしたんですか?
voice: vo_adv_1057002_021
商人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
おお……! 良かった、人が通りがかってくれて……!
【chara 1411 face 4 (sad)】
この先の街へ荷物を運んでたんだが、運悪く魔物が現れたんだ。
それで驚いた馬が、馬車を置いて逃げ出したんだよ……
voice: vo_adv_1057002_022
商人:
【chara 1411 face 4 (sad)】
魔物は必死に追い払ったけど、
馬車を動かすことが出来なくなってね。
途方に暮れてたってわけさ……【chara 1411 face 2 (joy)】
たはは。
voice: vo_adv_1057002_023
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
そんなことが……
……【chara 105711 face 4 (sad)】
ねぇ、この人のこと、私たちで助けてあげられないかな?
Choice: (5) 助けてあげよう。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1057002_024
ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
うん! 【chara 105711 face 3 (anger)】
あの……私たちがなんとかします!
voice: vo_adv_1057002_025
商人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
本当かい!?
【chara 1411 face 4 (sad)】
だが……見たところ、君たちも仕事の途中じゃないか。
迷惑をかけるわけには……
voice: vo_adv_1057002_026
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
うっ……それは、そうなんですけど……
【chara 105711 face 3 (anger)】
でも、困ってる人を見捨てたら、
一人前の騎空士にはなれませんから!
voice: vo_adv_1057002_027
ジータ:
【chara 105711 face 3 (anger)】
私がランドソルに戻って、馬を借りてきます。
【chara 105711 face 1 (normal)】
それまでは彼が守ってくれますから、安心してください。
voice: vo_adv_1057002_028
商人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
騎空士……! まさか地上で騎空士に会うとはね。
【chara 1411 face 4 (sad)】
すまないが、よろしく頼む……!
voice: vo_adv_1057002_029
ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
はい!
……【chara 105711 face 1 (normal)】
じゃあ行ってくるね! あなたも気をつけて!
ナレーション:
【chara 1411 face 2 (joy)】
【chara 0 face 1 (normal)】
それからしばらくして、ジータは無事に
ランドソルから馬を引き連れて戻ってきた。
voice: vo_adv_1057002_030
ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
おーい! ただいまー!
voice: vo_adv_1057002_031
商人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
あの子が戻ってきた! それに馬が……!
voice: vo_adv_1057002_032
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
お待たせしました! 【chara 105711 face 4 (sad)】
魔物にあっても逃げないくらい、
気の強い馬を貸してくれる人が、なかなか見つからなくて……
voice: vo_adv_1057002_033
商人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
そこまで考えてくれたのか……!
【chara 1411 face 2 (joy)】
ありがとう!! 本当にありがとう!!
voice: vo_adv_1057002_034
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
いえ、そんな……【chara 105711 face 1 (normal)】
こっちは大丈夫でしたか?
voice: vo_adv_1057002_035
商人:
【chara 1411 face 1 (normal)】
魔物は現れなかったが、
それでも彼は警戒を怠らずにいてくれた。
【chara 1411 face 2 (joy)】
おかげで、安心してキミを待つことが出来たよ。
voice: vo_adv_1057002_036
ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
そうですか……よかった。
【chara 105711 face 1 (normal)】
無事に馬も調達出来たし、私たちはこれで……
voice: vo_adv_1057002_037
商人:
【chara 1411 face 1 (normal)】
待ってくれ。君たちはどこまで行く予定なんだ?
voice: vo_adv_1057002_038
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
えっと、高山の近くまでです。
【chara 105711 face 1 (normal)】
日没までに配達しないといけなくて。
voice: vo_adv_1057002_039
商人:
【chara 1411 face 1 (normal)】
そこならちょうど近くを通る。
【chara 1411 face 2 (joy)】
二人とも、馬車に乗っていってくれ!
君たちの荷物も一緒に運んでしまおう!
voice: vo_adv_1057002_040
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
いいんですか?
voice: vo_adv_1057002_041
商人:
【chara 1411 face 1 (normal)】
これくらい、君たちのしてくれたことに比べたら安いもんだ!
【chara 1411 face 2 (joy)】
早く出発しよう!
voice: vo_adv_1057002_042
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
はい! よろしくおねがいします!
【chara 105711 face 2 (joy)】
……やった! 誰かを助けると、いいことがあるんだね!
voice: vo_adv_1057002_043
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
お疲れ様。今日は大変だったね。
ちゃんと日没までに配達出来て良かったよ。
【chara 105711 face 2 (joy)】
あの人のことも助けられたし!
voice: vo_adv_1057002_044
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
連れてきた馬も山道に強かったから、
【chara 105711 face 6 (surprised)】
馬車を下りたらすぐ着いちゃったのは驚いたなー
【chara 105711 face 2 (joy)】
……全部無事に済んで、本当に良かった。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1057002_045
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
……ここね、私のとっておきの場所なんだ。
夕日が沈んで暗くなっていく空に、星が輝きはじめるのを見てると、
いつも思うことがあって……
voice: vo_adv_1057002_046
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
騎空艇であの星に向かって飛んでいったら。
どんな所に行けるのかなって……
voice: vo_adv_1057002_047
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
そうだ。あの人に会うまで話してたこと、覚えてる?
あなたが騎空団に入ってくれた、もう一つの理由。
【chara 105711 face 1 (normal)】
……教えてくれる?
Choice: (6) ジータの願いを叶えたい。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1057002_048
ジータ:
【chara 105711 face 6 (surprised)】
私の……?
voice: vo_adv_1057002_049
ジータ:
【chara 105711 face 2 (joy)】
……ありがとう! そのために騎空団に入ってくれるなんて……
【chara 105711 face 1 (normal)】
あなたって、とっても優しい人だね!
voice: vo_adv_1057002_050
ジータ:
【chara 105711 face 4 (sad)】
でも本当にいいの……?
私、あなたのために何も……【chara 105711 face 6 (surprised)】
そうだ!
【chara 105711 face 2 (joy)】
ねぇ、こうしない?
voice: vo_adv_1057002_051
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
私は、あなたが記憶を取り戻すのを。
あなたは、私が父さんみたいな騎空士になるのを。
【chara 105711 face 2 (joy)】
お互いで、お互いを助け合っていこうよ!
voice: vo_adv_1057002_052
ジータ:
【chara 105711 face 1 (normal)】
そうしたらきっと今日みたいに、またいいことがあると思うんだ!
【chara 105711 face 2 (joy)】
あなたも……そう思うよね?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は夕暮れの中で笑うジータに、
力強くうなずいてみせた。