コッコロ 第3話
夜更けの森でコッコロは使い鴉に手紙を託していた。{player}の傍にいられる今の幸せを、父である村の長老に伝えるのだという。鴉を操るコッコロの歌声は美しかった。
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ふるさとへの手紙
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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
~……♪
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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……おっと。
【chara 105913 face 1 (normal)】
足音がすると思ったら、主さまでございましたか。
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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。
どうしました、先にお休みになってくださいと言いましたのに。
【chara 105913 face 4 (sad)】
怖い夢でも見たのですか、よしよしってしましょうか?
voice: vo_adv_1059003_003
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
あぁ……【chara 105913 face 2 (joy)】
わたくしが夜中に、
こっそりベッドを抜けだしたので不審がられたのですね。
【chara 105913 face 1 (normal)】
気になって、追いかけてきてしまわれたのですか。
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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。
べつに夜遊びをしているわけではありませんので、ご心配なく。
【chara 105913 face 1 (normal)】
ちょっと用事があったのですよ、このエルフの森に。
voice: vo_adv_1059003_005
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ご安心ください。
主さまを置いて、どこか遠くへ行ったりしません。
voice: vo_adv_1059003_006
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
いなくなったりしませんから、わたくしは決して。
【chara 105913 face 5 (shy)】
幾久しく、主さまのおそばに……♪
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コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
はい。
わたくし、この森から使い鴉を放つつもりなのです。
voice: vo_adv_1059003_008
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
えぇっと、伝書鳩のようなものですね。【chara 105913 face 1 (normal)】
わたくしの故郷では、鳩ではなく鴉を飼い慣らして用います。
voice: vo_adv_1059003_009
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 105913 face 2 (joy)】
ええ。故郷に、手紙を送るつもりです。
【chara 105913 face 1 (normal)】
主さまと巡り会ってから今日までの出来事などを、
故郷の長老に報告する義務がありますから。
voice: vo_adv_1059003_010
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
あぁ……長老などと呼んでおりますが、わたくしの父なのです。
【chara 105913 face 2 (joy)】
娘が遠く離れて行動するなんて心配でしょうから、
定期的に連絡をとって安心させてあげないと。
voice: vo_adv_1059003_011
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ちなみに鴉って、とても賢いんですよ。
【chara 105913 face 1 (normal)】
食べ物さえ与えておけば懐いてくれますし、
こちらの言うことを理解して、簡単なお仕事をしてくれます。
voice: vo_adv_1059003_012
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
とくにこのエルフの森の動物や鳥などは、
なぜかよく人間に馴れるようで……
【chara 105913 face 2 (joy)】
定期的に餌をやりにきたりして、何羽か手懐けておいたのです。
voice: vo_adv_1059003_013
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
あとは鴉に手紙をくくりつけて、
わたくしの一族に伝わる歌を聞かせます。
【chara 105913 face 1 (normal)】
歌の音階などに意図をこめることで、かなり正確に操れるのです。
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コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
このエルフの森で育った鴉なので、
わたくしの故郷の位置がわからないと思いますし……
【chara 105913 face 2 (joy)】
そうやって、歌で目的地を明示するわけでございます。
Choice: (1) 綺麗な歌声だったよ。
Choice: (2) 鴉、好きなの?
----- Tag 1 -----
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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
あ、ありがとうございます。
【chara 105913 face 5 (shy)】
主さまにお褒めいただき、恐悦至極に存じます。
voice: vo_adv_1059003_016
コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】
歌も、がんばって修行したのです。
【chara 105913 face 2 (joy)】
使い鴉の使役以外にも、いろいろと役に立ちますからね。
エルフの歌には、特別なちからが秘められているのですよ。
voice: vo_adv_1059003_017
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
たとえば、子守歌とか……
主さまも寝付けない夜などには、歌ってさしあげますよ。
【chara 105913 face 5 (shy)】
ご迷惑で、なければ。
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1059003_018
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
はい。
鴉だけでなく、鳥や虫、動植物もすべて愛おしいです。
voice: vo_adv_1059003_019
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
エルフって、わりとそういう傾向にあるのですよ。
大自然のなかで、生きる種族ですから。
voice: vo_adv_1059003_020
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ゆえに、ランドソルは人工物だらけでごみごみとしていて……
疲れちゃいますね。
【chara 105913 face 1 (normal)】
たまに、こうして森林浴をしてリフレッシュしていますけど。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1059003_021
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。
少々お待ちくださいまし、主さま。
使い鴉をきちんと送ってから、一緒に帰りましょう。
voice: vo_adv_1059003_022
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
町の外は、危険ですしね。
【chara 105913 face 3 (anger)】
わたくし、主さまを護衛したいです。
voice: vo_adv_1059003_023
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
すみません。
出かける前に、用向きを告げておくべきでしたね。
【chara 105913 face 4 (sad)】
ご心配をおかけしました。
voice: vo_adv_1059003_024
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
この森の鴉は、夜行性なので……
夜でないと、駄目だっただけなのですけど。
voice: vo_adv_1059003_025
コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】
昼間は、できるだけ主さまのおそばにいたいですしね。
【chara 105913 face 1 (normal)】
夜なら、主さまはぐっすりお休みになっておられるので……
わたくしが独りで動くには、具合が宜しいかなと。
voice: vo_adv_1059003_026
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
次からは、なるべく主さまに心配をさせないように……
【chara 105913 face 3 (anger)】
事前に一日の予定や、行動について、
詳しくご報告とご説明をいたしますね。
voice: vo_adv_1059003_027
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。むしろ自分のことなど放っておいて、
自由に行動してもいい……と?
【chara 105913 face 1 (normal)】
世話を焼かれてばかりだと、申し訳ないのでしょうか。
voice: vo_adv_1059003_028
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
四六時中、わけのわからない、
よく知らない小娘にまとわりつかれて……
voice: vo_adv_1059003_029
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ご迷惑、でしたでしょうか。
わたくし、鬱陶しいでしょうか。
voice: vo_adv_1059003_030
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
そんなことはない、と?
【chara 105913 face 2 (joy)】
そう言っていただけるなら、報われます。
voice: vo_adv_1059003_031
コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】
わたくし……
ずうっと、主さまにお仕えすることを夢見ていたのです。
voice: vo_adv_1059003_032
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
だから今、とても幸せです。
それは、どうか疑わないでくださいまし。
voice: vo_adv_1059003_033
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
わたくし、幸せです。
言葉にできないぐらい。
voice: vo_adv_1059003_034
コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】
だって、ずうっと望んでいた……
憧れていた物語のなかで、生きているんですもの。
voice: vo_adv_1059003_035
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
主人公にも、ヒロインにもなれなくても。
せめて、愛おしいかたのおそばで……
【chara 105913 face 5 (shy)】
こうして、生きていられるんですもの。
voice: vo_adv_1059003_036
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。
すみません、よくわからないですよね……
【chara 105913 face 5 (shy)】
わたくしは『ガイド役』なのに、説明が下手で申し訳ありません。
voice: vo_adv_1059003_037
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ちょっと失礼して、歌いますね。
voice: vo_adv_1059003_038
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さまと過ごす日々が楽しくて充実しすぎていて、
手紙が分厚くなってしまって……
【chara 105913 face 4 (sad)】
使い鴉、ちゃんと飛べるか心配でございます。
voice: vo_adv_1059003_039
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
さぁ、使い鴉たち……
故郷へ、わたくしの幸福感を送ってください。
voice: vo_adv_1059003_040
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
~……♪