コッコロ 第11話
こころは、自身がミネルヴァの話し相手だった事。そして{player}を仕えるべき相手と教わった事を明かす。友達がいないと話すこころだが、ミネルヴァとの間にあった友情を認識し幸福感を得る。
-------------- situation:
こころの拠り所
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
役所からの帰り道、{player}とコッコロは
散歩ついでにのんびりと街道を歩いていた。
voice: vo_adv_1059011_000
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
よいお天気でございますね、主さま。
voice: vo_adv_1059011_001
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
こういう日は緑の芝生にのんびりと寝転がり、
お日様の温もりを全身で感じたいところです。
voice: vo_adv_1059011_002
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
おや。大きなあくびをされましたね、主さま。
【chara 105913 face 1 (normal)】
少しだけお昼寝をしていかれますか?
犬:
【chara 1811 face 1 (normal)】
わんわん!
voice: vo_adv_1059011_003
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。わんわんのほうの主さまは
元気が有り余っているようでございますね。
voice: vo_adv_1059011_004
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
では少しだけ、原っぱに行ってきてもかまいませんよ。
あまり遠くへ行かないよう、お気を付けくださいませ。
voice: vo_adv_1059011_005
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
では、人間のほうの主さまはこちらへどうぞ。
わたくしの膝を枕としてお使いください。
voice: vo_adv_1059011_006
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ。どちらも同じ呼び名で、
【chara 105913 face 1 (normal)】
わたくし、お口がなんだか忙しいです。
voice: vo_adv_1059011_007
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
馴染んだ響きですので、
何度も口にしてもいいのですけど。
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さま、主さま……♪
voice: vo_adv_1059011_008
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
そういえば、こうして主さまのことを主さまと呼び始めて、
随分と経つのですね……
voice: vo_adv_1059011_009
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
思い返してみると色々と……【chara 105913 face 6 (surprised)】
おや?
voice: vo_adv_1059011_010
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
この光は、【chara 105913 face 4 (sad)】
アメスさまの……?
ん……柔らかい草の上でよかった、です……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1059011_011
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
お呼びだてして申し訳ありません、主さま。
あなたの忠実なるしもべ、棗こころでございます。
voice: vo_adv_1059011_012
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
あ……【chara 105931 face 4 (sad)】
申し訳ありません。
人前であまり主さま、と呼んではいけないのでしたね。
voice: vo_adv_1059011_013
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
今は周りに人があまりいないから大丈夫?
【chara 105931 face 2 (joy)】
それは良かったです。
voice: vo_adv_1059011_014
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
やはり、主さまのことは主さまとお呼びしないと、
わたくし、落ち着きませんから。
voice: vo_adv_1059011_015
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
主さま……主さま♪
voice: vo_adv_1059011_016
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
それにしても、今日は暑いのですね。
周りに人が少ないのも、そのせいでしょうか。
Choice: (1) これを飲んで。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1059011_017
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
これは冷たいジュース、でしょうか?
わたくしにくださるのですか?
voice: vo_adv_1059011_018
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
……んく、んく。ありがとうございます、主さま。
【chara 105931 face 2 (joy)】
やはり主さまはお優しいかた……♪
voice: vo_adv_1059011_019
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
あ、ですがこれ一本しかございませんね。
【chara 105931 face 1 (normal)】
これでは主さまの喉が渇いてしまいます。
【chara 105931 face 4 (sad)】
かといって、主さまの気遣いを無下にするわけにはまいりません。
voice: vo_adv_1059011_020
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
ですので、このジュースは二人で半分こにいたしましょう。
わたくしは一口いただきましたので、主さま、お次はどうぞ。
voice: vo_adv_1059011_021
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
わぁ、【chara 105931 face 2 (joy)】
主さま、いい飲みっぷりでございます……♪
では、次はわたくしの番ですね──
voice: vo_adv_1059011_022
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
それでは、喉も潤ったところで、
本題に入らせていただきましょう。
voice: vo_adv_1059011_023
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
主さまは……
ミネルヴァという名前に、聞き覚えはございますか?
Choice: (2) ミネルヴァ……?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1059011_024
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
ウィズダムの本部にいた彼女は、
しばらく前に失踪してしまったのですが……
実は最近、連絡がありまして。
voice: vo_adv_1059011_025
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
その内容は、
自分は無事だ、という内容の連絡と──
voice: vo_adv_1059011_026
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
──迷宮女王のプリンセスナイトについて、でございました。
Choice: (3) もしかしてミネルヴァって……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1059011_027
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
はい。
お察しの通り……
voice: vo_adv_1059011_028
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
レジェンドオブアストルムの管理運営を司る、
AI……人工知能のことです。
voice: vo_adv_1059011_029
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
申し訳ありません。
わたくしの言葉が足りず、驚かせてしまったようですね。
voice: vo_adv_1059011_030
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
レジェンドオブアストルムを管理しているAI、
ミネルヴァを開発した一人が、わたくしの父なのです。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1059011_031
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
そしてわたくしは、父の研究の手伝いとして、
ミネルヴァとよくお話をしていた、『話し相手』なのです。
Choice: (4) 話し相手?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1059011_032
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
父曰く、人工知能を成長させるのは生きた人間との会話であると。
そこでわたくしが『話し相手』として選ばれたわけでございます。
voice: vo_adv_1059011_033
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
父の研究の一助になるならと、
わたくしはミネルヴァと何度もお喋りをしました。
ほとんどが他愛のない、日常的な会話ではありましたが……
voice: vo_adv_1059011_034
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
そういった経緯もあって、
わたくしとミネルヴァには繋がりがあるのです。
voice: vo_adv_1059011_035
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
ミネルヴァは、たびたびこう話しておりました。
わたくしには、仕えるべき存在が必要だと。
voice: vo_adv_1059011_036
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
その方から多くを学ぶことによって、
わたくしもいつしか父に比肩する存在へと
成長することができるであろうと。
voice: vo_adv_1059011_037
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
その言葉を聞いたとき、わたくしの胸は大いに高鳴ったのでございます。
voice: vo_adv_1059011_038
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
顔も知らぬ、名も知らぬ、
まだ見ぬわたくしの……【chara 105931 face 2 (joy)】
そう、主さまとなられるかたを夢見て。
voice: vo_adv_1059011_039
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
ふふ、まるで白馬の王子様を待ち焦がれる乙女のようですが……
まさにそのような心中でございました。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1059011_040
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
連絡してきたミネルヴァは言っておりました。
わたくしが仕えるべき存在を見つけた、と。
voice: vo_adv_1059011_041
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
その心は純粋にして……人を繋げる和の精神と、
困難を抱えた者に別け隔てなく手を差し伸べる行動力をあわせ持つ、
心優しき未来の勇者。
voice: vo_adv_1059011_042
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
彼ならば、きっとわたくしを高みへと導いてくれるだろうと。
voice: vo_adv_1059011_043
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
塔の頂点にたどり着く可能性すら秘めた、
迷宮女王のプリンセスナイトならば……と。
voice: vo_adv_1059011_044
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
迷宮女王に見いだされ、ミネルヴァも見初めた人物。
そのお方が、長い年月思い焦がれていた、
わたくしの主さまとなられるかた……
voice: vo_adv_1059011_045
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
わたくしは心躍る気持ちで、出会いを待ちわびていたのです。
きっと主さまは、凄いお方に違いないと。
Choice: (5) そんなことはない。
Choice: (6) 照れる。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1059011_046
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
ご謙遜なさらないでくださいまし。
【chara 105931 face 2 (joy)】
主さまはわたくしの思った通りのかたでした。
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1059011_047
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
照れたお顔も素敵でございます。
主さまはやっぱり、わたくしの思った通りのかた……♪
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1059011_048
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
わたくし……ずっと、ずうっと心待ちにしていたのでございます。
わたくしを導いてくださる存在……主さまの到来を。
voice: vo_adv_1059011_049
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
初めてお会いしたときはそのようなお伝えもなく、
さぞ不審に思われたことでしょう。申し訳ございません。
voice: vo_adv_1059011_050
こころ:
【chara 105931 face 4 (sad)】
わたくし、親しいお友達などもおりませんし、
人との接し方が不得手なもので……
Choice: (8) ミネルヴァは友達でしょ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1059011_051
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
はい……?
ミネルヴァが……?
voice: vo_adv_1059011_052
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
確かにわたくしは、
いつもミネルヴァとお話ししていて楽しいと思っておりましたし、
【chara 105931 face 4 (sad)】
いなくなってしまった時も、心配しておりましたが……
Choice: (9) それが友情だよ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1059011_053
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
これが……?
わたくし、自分にはお友達はいないと決めつけておりましたが……
voice: vo_adv_1059011_054
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
いたのですね……友と呼べる存在が。
voice: vo_adv_1059011_055
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
ありがとうございます、主さま。
こんなに心豊かな気持ちになったのは初めてでございます。
voice: vo_adv_1059011_056
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
やはり主さまは、わたくしに足りないものを学ばせてくださる、
かけがえのないかた……♪
voice: vo_adv_1059011_057
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
わたくしは、まだまだ子供でございます。
学ぶべきことがたくさんございます。
voice: vo_adv_1059011_058
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
どうかこれからも、
主さまにお仕えさせてくださいまし……♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1059011_059
アメス:
【chara 190011 face 5 (shy)】
はふぅ……
コッコロたんの笑顔は体に染み渡るわ~
voice: vo_adv_1059011_060
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
それにしても、ミネルヴァさまがお友達、ね……
voice: vo_adv_1059011_061
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ありがとうね、コッコロたんに気付かせてくれて。
誰かを想う気持ちは尊いものだわ。
voice: vo_adv_1059011_062
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そうやって一つ一つ、
大切なものに気付かせてあげてちょうだい。
voice: vo_adv_1059011_063
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
コッコロたんの主さま、【chara 190011 face 2 (joy)】
なんでしょ?
voice: vo_adv_1059011_064
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
よろしく頼むわよ、主さま♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1059011_065
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ん……顔が、くすぐったい……?
犬:
【chara 1811 face 1 (normal)】
きゅうん……
voice: vo_adv_1059011_066
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
わんわんの主さま……ああ、わたくしは眠っていたのですか。
【chara 105913 face 1 (normal)】
心配させてしまったようですね。でも顔をなめすぎてはいけませんよ。
ビショビショになってしまいます。
voice: vo_adv_1059011_067
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
人間のほうの主さまは……まだおやすみのようですね。
アメスさまとどんなお話をされているのでしょうか……?
voice: vo_adv_1059011_068
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ふふ、主さま……気持ちよさそうな寝顔。
わたくしがわんわんの主さまのようにお顔を舐めたら、
お目覚めいただけるでしょうか……♪
voice: vo_adv_1059011_069
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
…………
voice: vo_adv_1059011_070
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
わたくしはまだまだ子供で、
学ぶべきことがたくさんございます。
voice: vo_adv_1059011_071
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さま……どうかこれからも、
わたくしのことを、よろしくお願いいたしますね。
voice: vo_adv_1059011_072
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
わたくしも、いっそうの真心をもってお世話させていただきます。
わたくしの……いいえ──
voice: vo_adv_1059011_073
コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】
わたくしだけの、主さま♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
眠る{player}の頭を撫でながら、
コッコロは優しく、耳元に囁くのであった。