ムイミ 第1話
【ラビリンス】の拠点でムイミを探す{player}。心配されていたことを笑い飛ばしながらムイミは、かつての相棒であるオクトーとの思い出を語る。
-------------- situation:
懐かしき物語
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ムイミによって【ラビリンス】の拠点へ案内された夜、
{player}は彼女の姿が見えないのに気付いた。
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ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
はぁ……
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ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
……ん? 【chara 106112 face 1 (normal)】
ああ、オマエか。
なんかあったのか?
Choice: (1) どこにもいなかったから。
Choice: (2) 探しにきた。
----- Tag 1 -----
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ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
探しにきたのか? 【chara 106112 face 1 (normal)】
アタシはどこにも行かないぞ?
【chara 106112 face 2 (joy)】
だいたい他に行き場所もないしな!
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1061001_003
ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
アタシを? 【chara 106112 face 2 (joy)】
アタシはここにいるぞ!
【chara 106112 face 1 (normal)】
別に、どこにも行かないし……
----- Tag 3 -----
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ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
……オマエ、もしかして心配してくれたのか?
【chara 106112 face 2 (joy)】
ありがとな!
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ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
大丈夫だ! アタシはバカじゃないからな!
仲間を置いて勝手にどっか行くなんてしないぞ!
Choice: (4) 本当に?
----- Tag 4 -----
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ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
本当だ! ウソじゃない!
voice: vo_adv_1061001_007
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
オマエたち、みーんな現実世界のこと忘れちゃってるし、
この世界の何が間違ってるかも分かってないだろ?
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ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
だから今はアタシが引っ張ってくしかないから、
色々考えなきゃいけないことが多くてさ!
気付いたらついため息ついちゃってるんだよな。
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ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
しかも他のヤツらのまとめ役なんて、
ずっと前に施設で暮らしてた時が最後だったから、
なーんかまだ慣れなくてさ。
voice: vo_adv_1061001_010
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
あのころは楽しかったなー! 毎日悪さして、
ムカつくヤツはテキトーにブチのめしてたっけ……
voice: vo_adv_1061001_011
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
自由に力が使えたから、盗んで、壊して、
暴れて、めちゃくちゃだったな……
voice: vo_adv_1061001_012
ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
ああ、ごめんな! 【chara 106112 face 1 (normal)】
最近独り言が多いんだ!
Choice: (5) もっと聞きたい。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1061001_013
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
そうか? じゃあもっとしゃべるぞ!
オマエ相手だと、前みたいに考えなくていいから、楽でいい!
他には何話そっかなー?
voice: vo_adv_1061001_014
ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
そういやオマエたちにはアタシのこと、くわしく話してないよな?
【chara 106112 face 1 (normal)】
まあしょうがないか。最後の少し前までは、敵同士だったし。
voice: vo_adv_1061001_015
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
それにオマエたち、リアルのアタシら知らないだろ?
【chara 106112 face 2 (joy)】
アタシとオクトーは、オマエたちのこと調べてたけどな!
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ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
アタシとオクトー、か……【chara 106112 face 2 (joy)】
よし、その話で決まりだ!
アタシが……アタシとオクトーがどんなことしてたかだな!
voice: vo_adv_1061001_017
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
オクトーは……クラッキングとか諜報が得意だった。
【chara 106112 face 6 (surprised)】
コンピューター……はないよな、この世界。
【chara 106112 face 2 (joy)】
道具を使って、人の秘密を盗み見るのがアイツの仕事だ!
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ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
アタシはまあ……色々だ! 【chara 106112 face 1 (normal)】
普段はゲームと実験ばっかで、
頭ん中何回も調べられまくったな~……
voice: vo_adv_1061001_019
ムイミ:
【chara 106112 face 6 (surprised)】
えーっと、能力のことはどう言えばいいんだ?
アストルムだとそうだな……【chara 106112 face 2 (joy)】
魔法でいっか。
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ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
アタシはさ、色んな魔法が使える魔法使いだったんだよ。
リアルでも、このアストルムでも。
Choice: (6) 本当はすごい人なんだね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1061001_021
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
別にスゴくなんかないぞ?
スポーツとか計算が得意なヤツのほうがスゴくないか?
voice: vo_adv_1061001_022
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
結局はアタシ、能力の使い過ぎで真那たちに捕まったし、
ここでも使えてたけど、途中で使えなくされちゃったしな。
voice: vo_adv_1061001_023
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
マジで大したことないんだよ。
勝手に矛依未なんて名前にされて、体に発信器つけられて、
ずーっとアイツらの言うこと聞かされてたアタシなんてさ……
voice: vo_adv_1061001_024
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
実験はつまんなかったけど、【chara 106112 face 2 (joy)】
ゲームは楽しかったな!
ゲームの中だと色んな面倒くさいこと、全部忘れられたし!
voice: vo_adv_1061001_025
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
この世界が今みたいに作り変えられるもっと前から、
アタシはここにいたんだ。テストプレイヤーとして。
voice: vo_adv_1061001_026
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
デバッグも嫌いじゃなかったな。
デバッグっていうのは、この世界をキレイにする仕事だ!
voice: vo_adv_1061001_027
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
テストプレイ中にもあちこち行ってたからよく覚えてるし、
今の世界が昔とどう変わったかも、よく分かるぞ!
Choice: (7) 色々教えて。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1061001_028
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
地図あるか? 書いといてやるよ!
voice: vo_adv_1061001_029
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
……これでよし。いやー、ホントあちこち行ったなー
オクトーと一緒にオマエらと戦ったり、
他のプレイヤーをボッコボコにしたり……
voice: vo_adv_1061001_030
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
オマエらと前に会った時にはもうミネルヴァと一緒に、
オクトーとあっちこっちで戦ってたんだよな……
voice: vo_adv_1061001_031
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
……オクトーと最初に会ったのも、アストルムの中でさ。
何があっても面倒くさがりで、マジでムカつくヤツだった。
voice: vo_adv_1061001_032
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
でもやらなきゃいけないことはやるし、アタシが困ったら、
文句は言うけど助けてくれる、いいヤツだったよ。
voice: vo_adv_1061001_033
ムイミ:
【chara 106112 face 1 (normal)】
だからアイツのことは助けてやりたいし、
アタシもアイツには助けてもらいたい。
voice: vo_adv_1061001_034
ムイミ:
【chara 106112 face 4 (sad)】
なのにアタシのことまで忘れやがって、オクトーのヤツ……
……【chara 106112 face 1 (normal)】
早くアイツの目、覚ましてやんないとな!
voice: vo_adv_1061001_035
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
よーし! やるぞー! アタシとオマエと、みんなでだ!
Choice: (8) 元気になってよかった。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1061001_036
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
おう! アタシはもう元気だぞ!
……ありがとな! 【chara 106112 face 5 (shy)】
やっぱいいヤツだな、オマエ!
voice: vo_adv_1061001_037
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
そろそろ戻るか! 【chara 106112 face 1 (normal)】
オマエがいないと、
ペコリーヌとコッコロが心配するだろ?
voice: vo_adv_1061001_038
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
今日はアタシが元気にしてもらっちゃったな。
もしオマエになんかあったら、今度はアタシが元気にしてやる!
voice: vo_adv_1061001_039
ムイミ:
【chara 106112 face 2 (joy)】
約束だ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ムイミはそう言って、{player}に
まばゆい笑顔を向けるのだった。