ムイミ 第5話
久々にムイミと再会した{player}は、とある豪邸の解体を手伝うことに。爆薬を満載した豪邸を天楼覇断剣で一刀両断したムイミは、盛大な大爆発とともに景気よく空へと打ち上がったのだった。


-------------- situation:
出会いと別れに爆発を
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 多くの人が行き交うランドソルの街中を歩いていた
{player}の耳に、聞き慣れた少女の
咆哮が聞こえてきた……のだが──

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ムイミ:
【chara 106113 face 3 (anger)】 天楼覇断剣~!!!

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男1・男2:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぎゃああああああ~っ!!!

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女性:
【chara 1 face 1 (normal)】 何よ今の!? 人が吹き飛ばされてったんだけど……!

Choice: (1) ノウェムちゃんが戦ってる!
----- Tag 1 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 こんなとこにしとくか。
ふふん、どうだ! 参ったか!

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男1・男2:
【chara 1 face 1 (normal)】 ま、参りましたぁぁぁ~!

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男1:
【chara 811 face 6 (surprised)】 もういいですわかりましたオレたちが悪かったですぅ~!

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男2:
【chara 911 face 6 (surprised)】 カツアゲなんてしてすみませんでした~!

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 おう! 反省してるなら許してやる!
これからは悪いヤツにならずに、いいヤツになれよな!

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男1・男2:
【chara 1 face 1 (normal)】 はいぃ~!

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ん……? 【chara 106113 face 2 (joy)】 おお! {player}~!
元気にしてたか? アタシは元気だぞ!

Choice: (2) 天楼覇断剣は街で使うと危ない。
----- Tag 2 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 それなら大丈夫だ! 手加減したに決まってるだろ?
【chara 106113 face 2 (joy)】 ……どれくらいできてたかは分からないけどな!

Choice: (3) 大丈夫かなあの人たち……
----- Tag 3 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 平気なんじゃないか? 一応ちゃんと生きてたし。
【chara 106113 face 2 (joy)】 それよりだ! オマエは何やってんだ?

Choice: (4) 戦ってるなら助けたくて。
----- Tag 4 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 アタシをか?
【chara 106113 face 2 (joy)】 ははっ! やっぱりオマエはいいヤツだな!

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 あんなヤツらにやられるアタシじゃないぞ!
でもありがとな! 気持ちだけで十分だ!

Choice: (5) ノウェムちゃんはどうしてたの?
----- Tag 5 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 あちこち旅しながら、さっきみたいに悪いヤツと戦ってたぞ!
悪いヤツを倒していけば、いつか世界で一番悪いヤツになれるからな!

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 それとあとは……【chara 106113 face 2 (joy)】 魔物を探してるな!
めちゃくちゃ強くてヤバいヤツだ!
なんか情報があれば教えてくれ! よろしく頼む!

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ……アタシがお願いするだけっていうのもあれだな。
【chara 106113 face 1 (normal)】 なあ、アタシにしてほしいことはないか?

Choice: (6) してほしいこと?
----- Tag 6 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 ああ。オマエには何回も一緒に戦ってもらった恩がある。
だから恩返しがしたいんだ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 そういうわけだ。何かあれば言ってくれ!

Choice: (7) 特にないよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1061005_019
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 そっか! じゃあまたな!

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ってウソつけぇ! あるだろなんか!
【chara 106113 face 1 (normal)】 困ってることとかさぁ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 3 (anger)】 ほら頭振ってみたりして思い出してみろ!
【chara 106113 face 1 (normal)】 ……どうだ? 【chara 106113 face 2 (joy)】 出てきたか?

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ……ない? 本当にないのか?
身の回りの世話はコッコロが大体やってくれてる?

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 そういうのじゃなくて、【chara 106113 face 6 (surprised)】 もっとこう……
【chara 106113 face 1 (normal)】 世界のピンチみたいなヤツだよ! オマエのことだし、
またロクでもないヤツの悪だくみに巻き込まれてるはずだ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】 ……なんか今のアタシ、カツアゲしてるみたいじゃないか?
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ダメだダメだ! 別にコイツを困らせたいわけじゃないのに! 

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 やっぱいいや! 今のは忘れてくれ!
【chara 106113 face 4 (sad)】 これじゃあアタシが悪いヤツみたいだ……

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ……いや、いいのか?
アタシは悪いヤツだし……

Choice: (8) 今のうちに少しずつ遠ざかる。
----- Tag 8 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 うーん……ん? 【chara 106113 face 3 (anger)】 おい! どこ行くんだー?
ひょっとしてアタシから逃げるなんて言うんじゃ……

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 そうなのか!? 【chara 106113 face 2 (joy)】 よーし、気が変わった!
オマエに困ってること教えてもらえるまで帰さないぞ!
やっぱりアタシは悪いヤツだからな!

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 おらっ! とっとと吐け!
早い方が楽になれるぞ!

Choice: (9) ……実は困ってることがあって。
----- Tag 9 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 おおっ!? なんだなんだ? 教えてくれ!

Choice: (10) 無理矢理困ってることにされそうで。
----- Tag 10 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 そうか、大変だな!
【chara 106113 face 3 (anger)】 ……おい。アタシのことだな今の!
さすがに分かったぞ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 なーんだ……
オマエってよく面倒なことになってるから
なんかあればって思ったのにな。

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 今はなんにもなしか……【chara 106113 face 2 (joy)】 まあその方がいいよな。
平和が一番だよな……

Choice: (11) これから困ることがあれば助けてよ。
----- Tag 11 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 分かった! それならまかせろ!
じゃあ今からよろしくな!
……よーし、やるぞー!

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ……どうした? 【chara 106113 face 1 (normal)】 これからって「今から」だろ?
【chara 106113 face 2 (joy)】 安心しろ! しばらくアタシが一緒についてってやるぞ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 困ってるヤツを見つけるのが得意なオマエといれば、
悪いヤツも見つけやすくなるし【chara 106113 face 2 (joy)】 ちょうどいいな!

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 いくぞ! 困ってるヤツと悪いヤツ探しに出発だ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 そういえば……オマエってさ、
いつもどうやって困ってるヤツを見つけるんだ?

voice: vo_adv_1061005_039
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 アタシもオマエみたいにたくさん悪党を見つけたいんだよ。
【chara 106113 face 4 (sad)】 でもアイツらは隠れて悪さするから難しくてさ。

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 当たり前だけど、悪党をやっつける大悪党には、
悪さをする相手がいないとなれないんだ。

voice: vo_adv_1061005_041
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 その点いいヤツってのは相手がいなくても、
【chara 106113 face 2 (joy)】 いろんなやり方でなれるのがいいよな。

voice: vo_adv_1061005_042
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 たとえば……【chara 106113 face 1 (normal)】 誰かのためにゴミを拾って道路をキレイにするとかさ。
【chara 106113 face 2 (joy)】 そういうのは自分のためにやったって、誰かのためにもなるだろ?

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 しかもオマエはこっちの世界を救った英雄なのに、
今でも困ってる人を助けたいんだな。【chara 106113 face 2 (joy)】 すごい立派だぞ!

Choice: (12) そんなことないと思うけど……
----- Tag 12 -----
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 自分から自分を小さく見せようとするなよ!
オマエは立派だぞ!

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 そういうのはほどほどにしておかないと
悪いヤツにつけ込まれて利用されるぞ。

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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 アタシは昔からでっかく見せてきたんだ。
それでも──

voice: vo_adv_1061005_047
青年:
【chara 2511 face 4 (sad)】 はぁ……

Choice: (13) ……あの人、何か困ってるのかも。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1061005_048
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 は? あの人ってあのおっちゃんか?
【chara 106113 face 1 (normal)】 家の前で突っ立ってるだけだよな?

Choice: (14) 話だけでも聞いてみるよ。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1061005_049
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 あっ! おい! 待てって!
【chara 106113 face 3 (anger)】 いきなり走りだすなよな~!

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青年:
【chara 2511 face 6 (surprised)】 なんだ、君たちは……?

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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 おっちゃん、なんか困ってることないか?
【chara 106113 face 2 (joy)】 コイツはそういう勘が利くヤツなんだ!

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青年:
【chara 2511 face 4 (sad)】 ああ、確かに困り果てていたところだよ……
あとおっちゃんはやめてくれ。まだ20代だ。

voice: vo_adv_1061005_053
青年:
【chara 2511 face 6 (surprised)】 私はこの区画一帯を整理する工事を取り仕切っていて、
【chara 2511 face 4 (sad)】 残るはこの豪邸を解体するだけなんだ。

voice: vo_adv_1061005_054
青年:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 【chara 2511 face 4 (sad)】 ところが作業途中で職人たちが病気でこれなくなってね……
次の工程が明日始まる予定だけど、他の職人は手が空いてないときた。

voice: vo_adv_1061005_055
青年:
【chara 2511 face 4 (sad)】 今から一人でだだっ広い家の解体か……と、
途方に暮れていたのさ。

voice: vo_adv_1061005_056
ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】 大変だな……
【chara 106113 face 6 (surprised)】 っていうかオマエ、ホントにすごいな……!
アタシだったら普通に通り過ぎてたぞ……

voice: vo_adv_1061005_057
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 でも今回は、オマエにどうにかできることじゃなさそうだな。
【chara 106113 face 4 (sad)】 この家めちゃくちゃ広いし、今日中に解体するのは無理じゃないか?

Choice: (15) それでもできるだけ力になりたい。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1061005_058
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 ……だよな。
オマエはやっぱそう言うよな。

voice: vo_adv_1061005_059
青年:
【chara 2511 face 4 (sad)】 私も君の善意には感謝したいが、
この場にいる私たちだけではとても終わらないよ。
大人しく工期をずらすしかない……

voice: vo_adv_1061005_060
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 だったらアタシにまかせろ!
安心していいぞ二人とも!

Choice: (16) ありがとうノウェムちゃん。
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1061005_061
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 ちゃんはいらん!
【chara 106113 face 2 (joy)】 気持ちだけ受け取っておいてやる!

voice: vo_adv_1061005_062
青年:
【chara 2511 face 6 (surprised)】 君は魔法が使えるのか? 【chara 2511 face 4 (sad)】 そうでなければ不可能だ。
何せこの家は爆破解体予定で、爆薬を搬入してあるくらいだぞ。
簡単には解体できない。

voice: vo_adv_1061005_063
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 魔法? 違うな、アタシにはコイツがある!

voice: vo_adv_1061005_064
ムイミ:
【chara 106113 face 3 (anger)】 現出せよ、天楼覇断剣──!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1061005_065
青年:
【chara 2511 face 6 (surprised)】 地面から剣が!
【chara 2511 face 4 (sad)】 しかしそれはやはり魔法なのでは……

voice: vo_adv_1061005_066
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 離れとけ二人とも! 家くらい簡単にぶっ壊してやる!
ちょうど爆薬もあることだしな! 【chara 106113 face 3 (anger)】 うおりゃああああーっ!

voice: vo_adv_1061005_067
青年:
【chara 2511 face 7 (special_a)】 ま、待った! 爆薬の量を確認してからでも──!

voice: vo_adv_1061005_068
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 えっ?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1061005_069
ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】 どひーっ!!!!

voice: vo_adv_1061005_070
青年:
【chara 2511 face 6 (surprised)】 大丈夫か~!? 【chara 2511 face 4 (sad)】 言わんこっちゃない……!
【chara 2511 face 6 (surprised)】 あ、でも家はちゃんと崩れた。
【chara 2511 face 1 (normal)】 助かった……【chara 2511 face 4 (sad)】 と言っていいのかこれは……?

voice: vo_adv_1061005_071
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 アタシは大丈夫だー!

voice: vo_adv_1061005_072
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 {player}ー!
その人を助けられてよかったなー!

voice: vo_adv_1061005_073
青年:
【chara 2511 face 6 (surprised)】 吹き飛ばされながらしゃべってるぞあの子……
【chara 2511 face 4 (sad)】 一体どうなっているんだ君の友達は……?

Choice: (17) ありがとうノウェムちゃ~ん!
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1061005_074
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 お~ぅ! またな~!!

voice: vo_adv_1061005_075
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 こうして吹っ飛んでると、
{player}たちと戦ってた頃を思い出すな……
人生何が起きるかなんて、分かんないもんだな。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ──困っている人を助ける手伝いができたからなのか
晴れやかな笑顔で彼方へと吹き飛んでいくムイミに、
{player}もまた笑顔で手を振り返したのだった。