ホマレ 第2話
ある日ホマレに呼ばれ連れていかれたのは、ギャングのアジトだった。ホマレの本業である漫画制作を手伝いながらもギャングのボスとしての手腕を振るっており、彼女の底知れなさを感じるのだった。
-------------- situation:
ボスとないしょのおしごと
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は特に予定もないので
ギルドハウスでのんびりと過ごしていると、
ドアの向こうからホマレの声が聞こえてきた。
voice: vo_adv_1067002_000
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
こんにちは~♪
【chara 106711 face 6 (surprised)】
{player}くん、いないのかな~?
voice: vo_adv_1067002_001
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
あっ! いたいた~☆
元気にしてるみたいでよかった~
Choice: (1) お久しぶりです。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1067002_002
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
うん! 久しぶり~♪
【chara 106711 face 1 (normal)】
今日はこの間のお礼をしようと思って来たんだ。
とりあえず、私についてきてくれるかな?
voice: vo_adv_1067002_003
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
大丈夫。今から行くのは、
この間みたいな怖い所じゃないから♪
voice: vo_adv_1067002_004
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
特に支度もいらないし、
行けるならすぐに出発するよ~☆
voice: vo_adv_1067002_005
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
じゃ~ん☆ ここが私たちのアジトでーす♪
Choice: (2) 危ないところだよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1067002_006
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
え~? そんなことないよ~!
大抵の攻撃魔法じゃビクともしない造りなんだから!
【chara 106711 face 1 (normal)】
なんてね♪ そういう意味じゃなくても、危なくはないよ?
voice: vo_adv_1067002_007
ギャング1:
【chara 811 face 1 (normal)】
おかえりなさいボス!
【chara 811 face 2 (joy)】
あれ、こないだの兄ちゃんじゃないですか。
voice: vo_adv_1067002_008
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
今日はこの子に私の仕事、手伝ってもらうんだ~♪
voice: vo_adv_1067002_009
ギャング1:
【chara 811 face 1 (normal)】
そういうことですか。
【chara 811 face 2 (joy)】
兄ちゃん、ゆっくりしていきな。
【chara 811 face 1 (normal)】
ボス。後で誰かにお茶、持っていかせますんで。
voice: vo_adv_1067002_010
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
は~い。よろしくね~☆
voice: vo_adv_1067002_011
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
はいど~ぞ、入って入って♪
ここが私の部屋だよ~☆
voice: vo_adv_1067002_012
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
資料が多くてちょっと窮屈かもしれないけど……
【chara 106711 face 1 (normal)】
仕事する分には大丈夫だよね。
voice: vo_adv_1067002_013
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
それでは~、ようやく発表しま~す♪
voice: vo_adv_1067002_014
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
今から君には~……
……漫画の原稿のお手伝いをしてもらいま~す☆
Choice: (3) ……漫画?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1067002_015
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
そうだよ~☆
【chara 106711 face 1 (normal)】
ギャングの仕事かと思った? 安心して。
君にそんな危ない真似はさせないから♪
voice: vo_adv_1067002_016
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
実はギャングのボスは裏の顔っていうか、
副業みたいなもので、本業はこっちなんだ。
voice: vo_adv_1067002_017
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ランドソルで発行されてる新聞に載るイラストを描いたり、
漫画を描いたりしてるの。【chara 106711 face 2 (joy)】
どう、驚いた?
voice: vo_adv_1067002_018
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
普段はこの辺りに住んでる子どもたちの中から、
手先の器用な子に手伝ってもらってるんだけどね。
voice: vo_adv_1067002_019
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
今回は君へのお礼として、
手伝ってもらうことにしちゃいました~☆
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1067002_020
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
それじゃあさっそくそこに座って♪
私がペン入れした絵にベタ入れとか
トーンを貼ってもらうから、よろしくね~☆
voice: vo_adv_1067002_021
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
やり方はちゃんと一つずつ説明しながら
教えていくから、じっくり覚えていって♪
voice: vo_adv_1067002_022
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
まずはベタ入れからだね~
【chara 106711 face 1 (normal)】
これが私の描いた絵なんだけど、×印がつけてあるでしょ~?
voice: vo_adv_1067002_023
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
この印があるところを、筆で黒く塗りつぶしてみて?
【chara 106711 face 2 (joy)】
……そうそう! 上手上手~♪
voice: vo_adv_1067002_024
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
全部塗れたね。【chara 106711 face 1 (normal)】
そうすると~……?
【chara 106711 face 2 (joy)】
すご~い! 塗った部分が影になってる~!
voice: vo_adv_1067002_025
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
影があると、紙に描いた白黒の絵なのに、
奥行があるように見えるよね?
Choice: (4) 本当だ!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1067002_026
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ふふっ、いい反応ありがと~☆
その調子で、もっと影を塗っていっちゃえ~!
全部塗り終わったら私に教えてね~♪
voice: vo_adv_1067002_027
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
どれどれ~? 【chara 106711 face 1 (normal)】
うん、バッチリ塗り終わってるね!
【chara 106711 face 2 (joy)】
よくできました~! この絵は完成~☆
voice: vo_adv_1067002_028
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
塗りも丁寧だし、君ってば結構筋がいいんだ~♪
【chara 106711 face 1 (normal)】
よ~し、次はトーンの貼り方を教えるね~☆
voice: vo_adv_1067002_029
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
おお~☆ トーン貼りはもう合格だね~!
お見事~! ご褒美に頭なでなでしちゃお~っと♪
voice: vo_adv_1067002_030
ラーゴ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ギャオッ! ギャオ~!
voice: vo_adv_1067002_031
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
どうしたのラーゴ?
【chara 106711 face 2 (joy)】
ああ~、褒めてほしいんだ?
大人しくしてて偉いね~☆
voice: vo_adv_1067002_032
ラーゴ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ギャオ~!
voice: vo_adv_1067002_033
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
ふぅ~……【chara 106711 face 1 (normal)】
ギリギリ終わったね~……
これにて今回の原稿は無事脱稿~☆
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1067002_034
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
今日のお仕事はこれにて終了~!
お疲れさま~! 明日もよろしく♪
Choice: (5) 明日も?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1067002_035
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
そう、明日も☆ 【chara 106711 face 4 (sad)】
実はこっちのお仕事がたまっちゃってて、
しばらく手伝ってもらいたいんだけど~……【chara 106711 face 1 (normal)】
いいかな?
voice: vo_adv_1067002_036
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
はいこれ、今日の報酬。
【chara 106711 face 1 (normal)】
配達のお仕事でいうと、3日分くらいにはなってるよね?
voice: vo_adv_1067002_037
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ふふっ、いい驚きっぷりだ~♪
どうしてベタとトーンだけでこんなにって思ってる?
voice: vo_adv_1067002_038
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
漫画は誰か一人のために書かれる手紙とは違って、
印刷されて、たくさんの人の目に触れる。
voice: vo_adv_1067002_039
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
私たちが今日作ったのは印刷するための原稿っていって、
最近は私の漫画を目当てに新聞を読む人が増えたから、
原稿を作るためのお金を高くしてもらったんだ。
voice: vo_adv_1067002_040
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
ところがね、漫画が人気になったら
他にも絵の仕事の話がきちゃって、
【chara 106711 face 4 (sad)】
一人でこなすのが大変になっちゃった~……
voice: vo_adv_1067002_041
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
ただ、元々子どもたちには他の仕事を頼んでるから、
いきなりお願いしちゃうわけにもいかなくて……
voice: vo_adv_1067002_042
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
そこで君を頼っちゃおうかな~、というわけ♪
【chara 106711 face 2 (joy)】
どうかな~? 明日からしばらくの間、
手伝ってくれる~?
Choice: (6) 僕でよければ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1067002_043
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ありがと~☆ 【chara 106711 face 1 (normal)】
じゃあ明日も、
今日と同じくらいの時間に来てね。
作業はちゃんと用意しておくから。
voice: vo_adv_1067002_044
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
お疲れさま~! また明日ね~♪
voice: vo_adv_1067002_045
ギャング1:
【chara 811 face 1 (normal)】
おう兄ちゃん。お疲れ。
日が暮れちまってるから、気をつけて帰りな。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして{player}はホマレを手伝うため、
彼女の待つアジトへと通い続ける日々を送った。
そして──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1067002_046
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
今日もお疲れさま~♪
アシスタントが優秀だと仕事がすぐ片付いちゃうな~☆
voice: vo_adv_1067002_047
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ありがとね。昨日も一日中付き合ってもらったのに、
今日もずっと作業してくれて。
voice: vo_adv_1067002_048
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
おかげでイラストの仕事を増やせたから大助かりだよ~
【chara 106711 face 6 (surprised)】
このままずーっと住み込みでアシスタントする気はない?
voice: vo_adv_1067002_049
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
万が一君の仕事っぷりが他の漫画家に伝わったら、
きっと争奪戦になっちゃうから……
【chara 106711 face 1 (normal)】
今のうちに専属契約しちゃいたいな~♪
voice: vo_adv_1067002_050
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
衣食住は完備。【chara 106711 face 2 (joy)】
それ以外の欲求も、
ぜ~んぶ私が満たしてあげる……☆
Choice: (7) それ以外って……?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1067002_051
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
……それ以外は、【chara 106711 face 2 (joy)】
それ以外だよ♪
人間における生理的な欲求の中には、
衣食住で満たせるものもあるけど、そうじゃないものがあってね……
voice: vo_adv_1067002_052
ギャング2:
【chara 6311 face 1 (normal)】
ボス! お話が……!
voice: vo_adv_1067002_053
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
もう、いいところだったのに~……
【chara 106711 face 1 (normal)】
どうぞ~☆
voice: vo_adv_1067002_054
ギャング2:
【chara 6311 face 1 (normal)】
失礼します!
昨日の夕方に指示された、資金洗浄の手はずが整いました。
voice: vo_adv_1067002_055
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ご苦労さま~♪ 後はいつも通りにやっちゃっていいから。
跡を辿られないようにだけ、気をつけてね☆
voice: vo_adv_1067002_056
ギャング2:
【chara 6311 face 1 (normal)】
もちろんです! 終わり次第また報告に来ます。
それでは!
voice: vo_adv_1067002_057
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
……さっきの話はまた今度させてもらうね~♪
Choice: (8) 昨日の夕方って、たしか……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1067002_058
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
君と一緒にずっと絵を描いてた?
【chara 106711 face 2 (joy)】
そうだね~♪ その通り。ずーっと一緒だったよ。
voice: vo_adv_1067002_059
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
そんなにびっくりしないでよ~! もう~、かわいいな~♪
【chara 106711 face 2 (joy)】
……君って他者に対してものすごく鋭敏な感覚を持ってるんだね。
voice: vo_adv_1067002_060
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ほら、ギャングのボスってあんまり表立って動き過ぎたら、
【chara 106711 face 6 (surprised)】
危ないヤツだ【chara 106711 face 1 (normal)】
って王国から目を付けられちゃうでしょ?
voice: vo_adv_1067002_061
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
会合への出席みたいな重要な仕事には顔を出すけど、
それ以外の仕事とかメンバーへの指示出しは、
なるべく口頭や対面でしないようにしてるんだ。
voice: vo_adv_1067002_062
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
どうやってメンバーを動かしてるのか気になる?
【chara 106711 face 1 (normal)】
それはね~、君が今作業を手伝っているものを使ってるよ。
Choice: (9) ……絵で伝えてる?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1067002_063
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
その通り~♪
漫画やイラスト、【chara 106711 face 1 (normal)】
他にも手紙に暗号を仕込んであるの。
voice: vo_adv_1067002_064
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
メンバーたちには解読できるよう暗号の読み方を
仕込んでおかないといけないから、
最初は大変だけど、【chara 106711 face 1 (normal)】
覚えさせれば後は楽なんだ~☆
voice: vo_adv_1067002_065
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
……心配しないで。君が手伝ってくれたところに
暗号は仕込んでないから。【chara 106711 face 2 (joy)】
せっかくのお礼なのに、
危なくて汚いギャングの仕事はさせられないよ~♪
voice: vo_adv_1067002_066
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
私からの感謝の気持ちは、
純粋なものとして受け取ってほしいな~☆
voice: vo_adv_1067002_067
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
……堕ちてもらうタイミングは、
ちゃ~んと用意してあげたいし♪
voice: vo_adv_1067002_068
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
あははっ、冗談だよ冗談☆
【chara 106711 face 1 (normal)】
さあ、止まってる手を動かして~♪
今日は終わったら美味しいご飯、食べに行こっか~!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そうして二人は作業に戻っていったが、
{player}はホマレから向けられる微笑みから、
底知れない何かを感じるのだった。
still display end