ラビリスタ 第2話
街で会ったラビリスタは、最高のクレープを作るのがこれからやりたいことだと言う。一方どうすればいいのかと悩む{player}に、ラビリスタは少年なら迷いのない選択が出来ると期待を寄せる。


-------------- situation:
これからの路
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 覇瞳皇帝を狙った【レイジ・レギオン】の襲撃から数日後、
ラビリスタはランドソルでクレープ屋の仕事に精を出していた。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 いたた……
本調子にはまだ遠いなあ。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 ゼーンくんだっけか。物騒な真似してくれちゃって……
あと数日は大人しくしとくかな……

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 おや、あれは……

--- Switch scene ---

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 やあ少年! 急な話で悪いけど、
今からクレープ食べていかない?

Choice: (1) いきなりだね。
----- Tag 1 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 いきなりかな? まあいいや。ほら、特別サービス!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ……うん。この前会った時と変わらないね。
赤ん坊のようになることはもうなさそうだ。

Choice: (2) 色々あったけど、もう大丈夫。
----- Tag 2 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 そっか。なら良かった。キミが元気なら何よりだ。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ところで少年! こっちに戻って来たことだし、
アタシはこれからまたクレープ屋として一から頑張っていくよ!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 そのためにリノちゃんとシズルちゃんにも手伝ってもらうし、
世を忍ぶ仮の姿を本業にしていくことを、ここに宣言します!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ペコリーヌちゃんやユイちゃんたちと、みんなで食べに来てよ。
サービスするからさ♪

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 ……ん? どうしたの? 何か気になる?
ああ、値段かな?

Choice: (3) 【レイジ・レギオン】と戦わないの?
----- Tag 3 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 えっ……? いやいや! いやいやいや!
それはそれ、これはこれだよ!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 このクレープ屋が店長不在で先行き不透明だったのは、
この世界における損失になり得たんだから!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 それにクレープを作るのは、アタシにとってやるべきことなの!
これが世界のためなの!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 ……あれ? まだ疑われてる?
おかしいなぁ、アタシは極めて真面目だよ?

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 もう、少年ってば分かってないな〜!
食事において栄養素はもちろん大事だけど、
心を満たすかどうかが重要な時だってある!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 少年だって真那との戦いで疲れた後なんかは、
美味しいものが食べたくなったでしょ?

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 それは体よりも心が!
心の安定のために美味しいものを求めているからだよ!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 アタシもみんなの心を穏やかにする、そんな食事を作りたい……
この世界に囚われた人の心のケアを、クレープでやっていきたいって!

Choice: (4) ……本当にクレープで?
----- Tag 4 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 できるさ! こう見えてもアタシ、
あっちの世界の本業は医師だからね。
治療ならむしろ得意分野だよ?

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 あーっ、その目は信じてないね!?
アタシには分かるよ? 悲しいな……
少年なら分かってくれるって思ってたのに……

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 いや、分かってもらうまでアタシは諦めない!
さあ少年、まずはそのクレープを食べてみて!

voice: vo_adv_1068002_022
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 そうすればきっと、いいや必ず、
アタシのやりたいことが分かってもらえるはず!
これはその第一歩なんだ!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 信じてるよ、少年……!

voice: vo_adv_1068002_024
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ……お味はどうかな?

Choice: (5) ……まあまあ。
----- Tag 5 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 うんうん! それで? 本当のところは?

Choice: (6) ……普通。
----- Tag 6 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 そっかぁ……まだまだ研究不足か。一口ちょうだい。
あむ……うん、確かに最高の味には程遠いな……

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 そう、これからアタシが挑むのは、世界最高の味……
【chara 106812 face 1 (normal)】 それこそ食べたら世界の見え方が変わっちゃうくらい美味しい、
そんなクレープをみんなに食べてほしいんだ!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 アタシって天才でなんでもできちゃうからさ。
クレープはアタシが普通に憧れて普通を実現できた、
唯一のものだったんだ。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 ところが事情が変わって、
今は最高を目指さないといけなくなっちゃった。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 皮肉なもんだよ。いざ美味しくしようと思ったらできないなんてさ。
だから日々素材選びや生地の焼き加減と、真面目に格闘中……

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 つまりはこれもまた、アタシにとっての戦いなんだ!
最高のクレープで、最高の治療をしてみせるよ!
そのためには、たくさん味見が必要だよね!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ……

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 困ってる人を見捨てないのが少年だって、
アタシは信じてるから!

--- Switch scene ---

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女性1:
【chara 1211 face 1 (normal)】 すみません。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 いらっしゃい! 少年、ちょっと待っててね!

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女性1:
【chara 1211 face 1 (normal)】 チョコバナナ一つ。

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女性2:
【chara 413 face 1 (normal)】 マンゴーください。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 チョコバナナとマンゴー……少々お待ちを!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 よっ! ほっ! さささっと……

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女性1:
【chara 1211 face 2 (joy)】 すごーい!

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女性2:
【chara 413 face 6 (surprised)】 手品みたい!

voice: vo_adv_1068002_042
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 うちは目でもお客さんを楽しませる店ですから。
……はい、お待ちどうさま。

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女性1:
【chara 1211 face 1 (normal)】 美味しそう〜!

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女性2:
【chara 413 face 1 (normal)】 ありがとうございます〜!

voice: vo_adv_1068002_045
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 またどうぞ〜!

--- Switch scene ---

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 お待たせ少年! おかげで助かったよ!

Choice: (7) 何もしてないよ……?
----- Tag 7 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 いやあ、あまりにも客足が鈍いから少年を客引きに使っちゃった!
ごめんね! そしてありがとう!

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 多分他の人たちからは、
クレープを食べてあまりの美味しさに店長へ熱弁を振るう、
若きクレープ屋志望の男子に見えてたと思う。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 見てよ、さっきクレープを買っていったあの子たちの顔。
心が満たされているって感じしない?

Choice: (8) ……じゃあ、帰るね。
----- Tag 8 -----
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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 ちょっと待って! まだあと一時間くらい食べていってよ〜!

--- Switch scene ---

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 分かった! アタシが悪かった! もう引き留めない!
【chara 106812 face 1 (normal)】 最後に一つだけいいかな?

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 クレープ屋を営む、秘密結社【ラビリンス】の首領、
ラビリスタとしての話は今ので終わり。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ここから先は少年をプリンセスナイトに選んだ、
迷宮女王の模索路晶としてキミと話をさせてほしい。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 アタシやキミを狙ってる【レイジ・レギオン】は、
一筋縄じゃいかない連中だ。
【chara 106812 face 4 (sad)】 ゼーンくんにはアタシも手を焼いたよ。

voice: vo_adv_1068002_055
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 あんな厄介な相手とやり合わなきゃいけない上に、
みんなをあっちの世界へ帰すための対策も講じなきゃいけない。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 それ以外にも閉じ込められている人たちの状態を確認して、
必要なら治療だって行う。
【chara 106812 face 1 (normal)】 今言ったのが、アタシがこっちの世界に戻ってきた目的だ。

voice: vo_adv_1068002_057
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 結果としてあっちの世界には自力じゃ戻れなくなったけど、
【chara 106812 face 1 (normal)】 まあいいかなって。今のところ、こっちにしかキミはいないし。

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ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】 ……ひょっとして、どうしてそこまでって思ってる?
そうだよね……【chara 106812 face 1 (normal)】 アタシもキミの仲間と同じで、
あっちでキミに助けてもらった人間なんだ。

voice: vo_adv_1068002_059
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 記憶を失う前も、
キミがいなければアタシはずっと、孤独に戦うしかなかった……
本当に、今でも感謝してる。

Choice: (9) ……ごめん、覚えてなくて。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1068002_060
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 いいんだ。アタシが覚えておきたいだけだし。
キミの中でアタシは大勢の中の一人に過ぎないだろうけど、それでいい。
むしろそうじゃないと困るくらいだよ。

voice: vo_adv_1068002_061
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 少年はアタシだけじゃなくて、みんなを助けられる人だからね。
キミの在り方を、これ以上アタシが歪めるわけにはいかない。

voice: vo_adv_1068002_062
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 キミの在り方を決めるのは、キミであるべきだ。
かつてアタシはキミに助けてほしくて、mimiを渡した。
これからはキミが何をするかは、キミが選ぶといい。

voice: vo_adv_1068002_063
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 さて少年。真那を倒し、ようやく流転し始めたこの世界で、
キミはこれからどうしたい?

Choice: (10) ……どうしたらいいのかな?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1068002_064
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 そうだね……【chara 106812 face 1 (normal)】 願望の話をすれば、
今度こそキミと、みんなやこの世界を一緒に救いたい。

voice: vo_adv_1068002_065
ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 みんなを助けるためには、やっぱりキミが必要だ。
それが実現するなら、命がけで戦える。

voice: vo_adv_1068002_066
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】 キミを選んで巻き込んだのはアタシの責任だ。それは分かってる。
【chara 106812 face 7 (special_a)】 だからこそアタシは、自分の中での覚悟を決めてきた。

voice: vo_adv_1068002_067
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 少年の中に答えが浮かんでこないなら、探せばいい。
キミだけの答えが、きっと見つかるさ。

voice: vo_adv_1068002_068
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 アタシは少年に、自分と世界の命運を託している人間だ。
なにがあろうとも、キミとあの子たちの選択を尊重する。

voice: vo_adv_1068002_069
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 人間の生は迷宮と同じで、迷うことにこそ価値がある。
今はまだ大いに悩み、考え、間違えられるよ。

voice: vo_adv_1068002_070
ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 ただし最後にキミが行く道を選ぶのは……
少年、キミにしかできない。

voice: vo_adv_1068002_071
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 アタシはその時の少年に後悔がないよう、助けてあげられる。
できるのはそこまでだけど。

voice: vo_adv_1068002_072
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 まずは現状を整理するところから始めてみたらいい。
自分が今どこにいて、どこに向かえばいいのか。

voice: vo_adv_1068002_073
ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 そしてそれはキミだけの問題じゃない。
仲間やこの世界の人々、それぞれにおける問題だ。

voice: vo_adv_1068002_074
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 答えを探すために、みんなとも話をしてみたらいい。
世界と自分たちがどこへ進むべきか。

voice: vo_adv_1068002_075
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ちなみに、一個だけ忠告しておくと、タイムリミットは存在する。
それだけは忘れないで。

voice: vo_adv_1068002_076
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 今のはコッコロちゃんには伝えてないから、気をつけてね。
【chara 106812 face 4 (sad)】 彼女一人で背負うには大きすぎるし、重すぎる問題だ。
【chara 106812 face 1 (normal)】 他の子たちにも、話すタイミングは見極めてほしいな。

Choice: (11) ミネルヴァから聞いた。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1068002_077
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 そっか……あの子に会えたんだ。多分だけど、
あの子も困ってるはずだし、よかったら助けてあげて。

voice: vo_adv_1068002_078
ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】 確かに時間は限られてる。
【chara 106812 face 1 (normal)】 でも少年ならきっと迷いのない選択ができるって、
アタシは信じてるよ。

voice: vo_adv_1068002_079
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】 ……だって少年は、
アタシが選んだ最高のプリンセスナイトだからね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そうしてラビリスタは優しく肩を叩き、
{player}への期待を口にするのだった。