ラビリスタ 第4話
{player}を診察に来たラビリスタは謎の光に包まれる。夢の中で晶はとある少年と出会う。目覚めたラビリスタは自分を救ってくれたその少年を、今後も支えていこうと強く思うのだった。
-------------- situation:
迷宮に射す光
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
【レイジ・レギオン】に戦いを仕掛けられてから何日かたったある日、
【美食殿】のギルドハウスへラビリスタがやって来た。
voice: vo_adv_1068004_000
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
やあ少年! 元気にしてるかな?
白衣のエンジェルが診察にきたよ♪
Choice: (1) ……間に合ってます。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1068004_001
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
ちょっと待ってよ!
せっかくネネカに代わってもらって会いに来たんだから!
あと赤いじゃんってツッコミも禁止! いい?
voice: vo_adv_1068004_002
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
今日は少年の診察と、新作クレープの試食をお願いしに来たんだ。
診察はごくごく真面目にやるから、安心して♪
voice: vo_adv_1068004_003
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
なんたって少年は、アタシのプリンセスナイトだからね。
他の人にまかせっぱなしにしてられないよ。
Choice: (2) 僕があなたのプリンセスナイトなの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1068004_004
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
それを改めて聞かれるとは思わなかったな。
【chara 106812 face 1 (normal)】
そりゃそっか。まだ思い出せてないよね。
そうだよ。キミはアタシのプリンセスナイトだ。
voice: vo_adv_1068004_005
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
キミの仲間を強化できる力はアタシがあげたもので、
そういった特別な力を持っているのは、アタシが選んだキミや、
ネネカと一緒にいるマサキなんかの、プリンセスナイトだけだよ。
Choice: (3) どうして僕を選んだの?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1068004_006
ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】
……それは、【chara 106812 face 1 (normal)】
もう随分と前の出来事がきっかけだね。
実は……
voice: vo_adv_1068004_007
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
【chara 106812 face 6 (surprised)】
……ごめん、やっぱなし!
【chara 106812 face 4 (sad)】
ほとんど、いや、99.9%くらいは覚えてるんだけどね。
0.1%の変化はとても大きいからね。100%にしてからじゃないと。
voice: vo_adv_1068004_008
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
それに、誰が選んだかは関係ない。
たとえアタシが選ばなくても、キミは必ず、誰かに選ばれてた。
voice: vo_adv_1068004_009
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
はい、この話はこれで終わり! それじゃあそこに座って。
まずは事前に体の細かいデータから取らせてね。
voice: vo_adv_1068004_010
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
……あれ? 何この光?
なんで急に、眠気が……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1068004_011
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
はぁ……やっと一息つけそう。
voice: vo_adv_1068004_012
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
日本、久しぶりだな……
voice: vo_adv_1068004_013
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
父さんの法事じゃなかったら、帰って来なかったのに。
母さんめ、研究室にまで電話してこないでよ……
voice: vo_adv_1068004_014
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
どうせ親戚の前に顔だけ出せばいいんでしょ?
ああいう集まり、正直興味ないんだけどな……
voice: vo_adv_1068004_015
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
この調子だと、成人式にも帰ってこいって言ってくるんだろうな。
友達も知り合いもほとんどいないし、出る意味ないんだけど……
voice: vo_adv_1068004_016
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
チェックインの時間までは……結構あるな。
お腹空いたし、どっかでご飯にしよう。
voice: vo_adv_1068004_017
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
うわ……人多いな……失敗した。
voice: vo_adv_1068004_018
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
トランク、コインロッカーに置いてくれば良かった。
店に入っても邪魔になりそう。くそっ……
voice: vo_adv_1068004_019
男性1:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
いってーな。どこ見て歩いてんだよ。
voice: vo_adv_1068004_020
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
はあ……
voice: vo_adv_1068004_021
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
そっちこそどこ見て歩いてるんだよ……
voice: vo_adv_1068004_022
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
あーあ、人間なんて大嫌いだ……
いっそAIと過ごすほうがまだマシかもね。
voice: vo_adv_1068004_023
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
地球上の色んな国に行ったけど、
みんな自分のことしか考えてないどころか、
本当は他人のことなんてどうでもいいと思ってる。
voice: vo_adv_1068004_024
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
善意は薄れて、悪意が蔓延るこんな世界、【chara 106834 face 3 (anger)】
大嫌いだ。
いっそなくなってしまえばいいのにさ。
voice: vo_adv_1068004_025
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
父さんが生きてた頃も、死んでからもこの気持ちは変わらない……
【chara 106834 face 4 (sad)】
父さん。人類に生きてる価値なんて、本当にあるのかな……?
voice: vo_adv_1068004_026
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
父さんは医師としてたくさんの人を救って、
みんなから尊敬されてた。
【chara 106834 face 4 (sad)】
……でも結局は、人に裏切られて死んだ。
voice: vo_adv_1068004_027
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
父さんに憧れて医学は修めたけど、
アタシには人間を救うことに意味があるとは思えないよ……
Choice: (4) お姉さん、ちょっとこっちきて!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1068004_028
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
え? ちょっと待って、なに? っていうかキミは誰?
voice: vo_adv_1068004_029
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
ねえ、キミってば!
voice: vo_adv_1068004_030
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『おお、あの少年が誰か連れてきたぞ。言葉は通じるのか?』
voice: vo_adv_1068004_031
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
国外からの旅行者……?
voice: vo_adv_1068004_032
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
『言葉なら通じるよ。この子は誰? あなたたちの知り合い?』
voice: vo_adv_1068004_033
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『実はこのガイドブックに載ってない
ラーメンを食べたいと思ってたんだ』
voice: vo_adv_1068004_034
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
……ラーメン?
voice: vo_adv_1068004_035
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『たまたま通りがかったこの子に声をかけてみたんだけど、
言葉が通じなかったみたいでさ。でもこの子は、
話せそうな人に声をかけ続けてくれたんだ』
voice: vo_adv_1068004_036
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
『へえ……』
voice: vo_adv_1068004_037
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
ラーメンか。早く食べられそうだしいいかも。
よし、今日の昼はラーメンに決定っと。
voice: vo_adv_1068004_038
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『なあおい! どこへ行くんだ?』
voice: vo_adv_1068004_039
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
『ラーメン食べに行くの。悪い?』
voice: vo_adv_1068004_040
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『なんだって!? なあ、キミについていってもいいかな?』
voice: vo_adv_1068004_041
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
『アタシは一人で食べる。ついてきたけりゃ勝手にしなよ』
voice: vo_adv_1068004_042
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『おお! ありがとう! 助かるよ!
みんな、彼女について行こう!』
voice: vo_adv_1068004_043
旅行者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
『イエーイ!!』
voice: vo_adv_1068004_044
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
ラーメン、ラーメン……
Choice: (5) ありがとうお姉さん!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1068004_045
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
いや、別にあの人たちを助けたつもりなんてないから。
ばいばい。
voice: vo_adv_1068004_046
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
……子どもがたまたま親切心を発揮したってところか。
今時でも純粋な子っているもんなんだ。
voice: vo_adv_1068004_047
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
うわ、こんなに店あるの? どこにしよう……
voice: vo_adv_1068004_048
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『いやあ、本当に美味しかったよ! やはりラーメンは素晴らしい!
連れてきてくれてありがとう!』
voice: vo_adv_1068004_049
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
『勝手についてきただけでしょ。それじゃ』
voice: vo_adv_1068004_050
旅行者:
【chara 1 face 1 (normal)】
『ありがとうー!』
voice: vo_adv_1068004_051
旅行者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
『ありがとうー!!』
voice: vo_adv_1068004_052
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_1068004_053
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
やっと静かになった。早くどこかで一人になりたい……
voice: vo_adv_1068004_054
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
まだ全然時間余ってるな。【chara 106834 face 7 (special_a)】
しばらく散歩でもするか。
最近研究ばっかりで運動はさっぱりだったし、ちょうどいいでしょ。
voice: vo_adv_1068004_055
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
買い物って気分でもないし、駅前から離れてみようかな。
ホテルにはタクシーで行けばいいし。
voice: vo_adv_1068004_056
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
おっと、信号変わっちゃうな。危ない危ない……
voice: vo_adv_1068004_057
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
間に合った……
voice: vo_adv_1068004_058
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
はあ、はあ、はあ……
voice: vo_adv_1068004_059
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
はあ、はあ……う、ううう……
voice: vo_adv_1068004_060
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
え、ちょっ……マジで?
Choice: (6) おばあちゃん、大丈夫?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1068004_061
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、ああ……ちょっとめまいがね……
voice: vo_adv_1068004_062
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
さっきの少年じゃん。また走ってきちゃって……
【chara 106834 face 7 (special_a)】
ああ、このおばあちゃんの孫なんだ。
Choice: (7) お姉さん、手伝って!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1068004_063
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
また人助け? 悪いけどそういうのはまだ勉強中なんだよね。
ていうかそのおばあちゃんとは知り合い? 【chara 106834 face 6 (surprised)】
え、違う……?
voice: vo_adv_1068004_064
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
……さっきは旅行者で、次は見ず知らずの老婆を助ける?
何この子? 人助けが趣味だったりするの?
voice: vo_adv_1068004_065
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
はあ……はあ……
voice: vo_adv_1068004_066
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
……誰かを助けるなら一人でやってよ。
それじゃ……
voice: vo_adv_1068004_067
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
ああ、ごめんね……大丈夫だよ、坊や。
大丈夫だからね……
Choice: (8) お姉さん……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1068004_068
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
……ああもう、分かった。分かったから。
ちょっとどいて。アタシが診るよ。
voice: vo_adv_1068004_069
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
えーっと対光反射は〜……? 問題ないね。
次は息を吸って〜。吐いて〜……呼吸も大丈夫か。
脈は……大きな異常はなさそう。
voice: vo_adv_1068004_070
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
めまいが症状として出るのってなんだっけ……?
良性発作性頭位めまい症でしょ? あと脳梗塞、不整脈、
メニエール病……? 色々あるし……
voice: vo_adv_1068004_071
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
でも意識はハッキリしてるし、会話にも支障はない……
いたって健康って感じだ。つまりこれは……
voice: vo_adv_1068004_072
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
貧血からくる、よくあるめまいだと思う。
ちゃんと食事には気をつけてる?
それと適度な運動してる?
voice: vo_adv_1068004_073
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
運動かい?
この年になると、どうもねえ……
voice: vo_adv_1068004_074
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
運動しないと食事量が落ちて貧血になりやすいから、気をつけて。
ただしめまいは何かしらの兆候の可能性が十分考えられるし、
あとで必ず病院に行って、ちゃんと診察してもらうこと。分かった?
voice: vo_adv_1068004_075
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
はあ……お嬢ちゃん、すごいねえ。
お医者さまなのかい……?
voice: vo_adv_1068004_076
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
そんなんじゃないって。ちょっと聞きかじっただけ。
【chara 106834 face 7 (special_a)】
いきなり道路に座り込んだら、そりゃあ子どもは心配するよ。
voice: vo_adv_1068004_077
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
そうだねえ、気をつけるよ……
まだまだ元気だと思ってたんだけど、年には勝てないね……
少し休んだら、だいぶよくなってきたよ……
voice: vo_adv_1068004_078
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
大丈夫そうだし、アタシはもう行く。
少年、後はまかせた。
もしもまためまいがするなら、救急車を呼んであげな。
voice: vo_adv_1068004_079
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
ああ、お待ちなさい、お嬢ちゃん。
何かお礼を……
voice: vo_adv_1068004_080
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
いいよ、別に。【chara 106834 face 7 (special_a)】
礼ならそっちの少年にしてあげて。
voice: vo_adv_1068004_081
老婆:
【chara 1 face 1 (normal)】
……ありがとう。
voice: vo_adv_1068004_082
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
いいって言ったんだけど……それじゃあ。
Choice: (9) お姉さん、また助けてくれたね!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1068004_083
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
……おおごとにならなくて良かったね、少年。
でも人間なんてみんないつかは死ぬんだからさ。
いちいち助けてたらキリがないし、ほどほどにしときなよ。
Choice: (10) そんなことないと思うけど……
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1068004_084
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
そんなことあるんだよ……
大体、助けたところでキミにとっては何にもならないでしょ。
voice: vo_adv_1068004_085
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
キミさ、こんなこと続けてたらいつか痛い目に遭うよ。
助けた人からひどい仕打ちを受けるとか、
騙されるって考えたことないの?
Choice: (11) 助けてから考える!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1068004_086
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
何それ……? ズルいって、その返しは。
【chara 106834 face 7 (special_a)】
もういいよ。じゃあね。
voice: vo_adv_1068004_087
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
……なんでアタシ、こんな子どもにムカついてるんだろ?
これじゃあまるで逃げてるみたいじゃん……
voice: vo_adv_1068004_088
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
あの少年、さぞかし親の教育が行き届いてる子なんだろうな……
ああいう子の家に生まれたら、今より平穏な人生だったのかも。
voice: vo_adv_1068004_089
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
アタシも普通のほうが、毎日が楽しかったのかな。
天才であることが、幸福とは限らないよね。
voice: vo_adv_1068004_090
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
人より能力を持ってしまうのは、不幸だとも言える。
【chara 106834 face 4 (sad)】
アイツらを見てると、心からそう思うよ……
voice: vo_adv_1068004_091
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
結局はアイツらが、アタシの一番の理解者なんだよね……
みんな元気にしてるかな……
voice: vo_adv_1068004_092
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
ふーん、川沿いも結構整備されてるんだ。
これくらい落ち着ける場所がもっとあればいいのに。
voice: vo_adv_1068004_093
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
のんびり釣りをするおじさん、仲良く元気に駆け回る子どもたち。
平和だなあ……
voice: vo_adv_1068004_094
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
しばらくここでボーッとしようっと……
voice: vo_adv_1068004_095
男の子1:
【chara 131 face 1 (normal)】
待てー!
voice: vo_adv_1068004_096
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
やだねー!
voice: vo_adv_1068004_097
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……鬼ごっこってヤツか。元気だねえ……
voice: vo_adv_1068004_098
男の子1:
【chara 131 face 1 (normal)】
タッチ!
voice: vo_adv_1068004_099
男の子2:
【chara 131 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
おっと! へへーん! こっちこっち!
鬼さんこーちらー!
voice: vo_adv_1068004_100
男の子1:
【chara 131 face 3 (anger)】
あーっ! 川の中に逃げるなんてずるいぞー!
voice: vo_adv_1068004_101
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
石の上だからセーフだよ!
くやしかったらここまでおいでー!
voice: vo_adv_1068004_102
男の子1:
【chara 131 face 3 (anger)】
よーし! いくぞー! あっ!
voice: vo_adv_1068004_103
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
大丈夫か!?
voice: vo_adv_1068004_104
男の子1:
【chara 131 face 4 (sad)】
あぶっ! た、助けて! おれ、泳げない……!
voice: vo_adv_1068004_105
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
ど、どうしよう……!
voice: vo_adv_1068004_106
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
……通りがかった大人が助けてくれるでしょ。
voice: vo_adv_1068004_107
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
……あれ? またあの少年だ。
今度こそあの子たちとは友達、だよね……?
voice: vo_adv_1068004_108
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
……まさかとは思うけど少年、
飛び込むつもりじゃ……?
Choice: (12) 待ってて! すぐ助けるから!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1068004_109
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
おまえ、誰……? おい、危ないぞ!
待てって!
voice: vo_adv_1068004_110
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
やっぱり飛び込んだ!
そして友達でもなんでもなかった!
voice: vo_adv_1068004_111
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
やっと分かった……あの少年にとって人助けは趣味なんかじゃない!
彼の本心からの、当たり前の行動なんだ……!
voice: vo_adv_1068004_112
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
少年一人じゃあの子は助けられない!
間違いなく二人とも溺れる!
voice: vo_adv_1068004_113
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
何か浮くもの……! トランクだ!
中身を全部出せば……!
voice: vo_adv_1068004_114
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
そこのおじさん! 釣竿借りるよ!
voice: vo_adv_1068004_115
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
ちょっと! 何するんだよ!
voice: vo_adv_1068004_116
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
あそこで川に入ってる男の子、溺れてるんだよ!
助けるの手伝って!
voice: vo_adv_1068004_117
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、ああ! 何をすればいい?
voice: vo_adv_1068004_118
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
このトランクを浮き輪代わりにする。釣り糸にくくりつけて、
男の子たちのいる場所へ一緒に投げよう。
voice: vo_adv_1068004_119
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
分かった! まかせてくれ!
voice: vo_adv_1068004_120
男の子1:
【chara 131 face 4 (sad)】
ぷあっ! ぶはあっ! うう、うえ〜ん……
Choice: (13) 頑張って!
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1068004_121
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
少年! これにその子と一緒に掴まって!!
いくよおじさん! せーのっ!
voice: vo_adv_1068004_122
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
それっ!
voice: vo_adv_1068004_123
晶:
【chara 106834 face 3 (anger)】
二人とも、掴まった!? こっちに引っ張るよ!
Choice: (14) お願いします!
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1068004_124
男の子1:
【chara 131 face 4 (sad)】
うう、ううう……
voice: vo_adv_1068004_125
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
無事で良かったよ。そっちのキミもな。
voice: vo_adv_1068004_126
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
ホントに良かった……
voice: vo_adv_1068004_127
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……ははっ、まさかアタシが自分から他人を助けるなんてね……
そんなつもり、これっぽっちもなかったのに……
voice: vo_adv_1068004_128
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
少年に付き合わされたせいかな。つい体が動いちゃった。
本当に人を助けるのにためらわないから、心配になるレベルだよ……
voice: vo_adv_1068004_129
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
っていうかこの子、小学生だよね?
今までに見たことのない生き方してるんですけど……
voice: vo_adv_1068004_130
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
ほら、二人ともこっちきて。タオルで拭いてあげるから。
なんとなく持ってきてたけど、こんな使い道があるとはね……
voice: vo_adv_1068004_131
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
少年、これ着て。サイズは大きいけどあげるよそれ。
この子を助けたご褒美だ。
Choice: (15) いいの!? ありがとう!
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1068004_132
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
いや、シャツ一枚で喜ばれても……
【chara 106834 face 1 (normal)】
まったく、スゴいねキミは。
voice: vo_adv_1068004_133
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
ちょっと少年。あちこちすりむいてるよ。
あそこの公園で手当てしてあげる。
voice: vo_adv_1068004_134
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
あの、ありがとうございました!
voice: vo_adv_1068004_135
男の子1:
【chara 131 face 1 (normal)】
ありがとうございました!
voice: vo_adv_1068004_136
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
どういたしまして。
キミたち、これからは気をつけて遊びなよ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1068004_137
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
しみるかもしれないけど我慢してね……【chara 106834 face 6 (surprised)】
ああ、動かないで。
【chara 106834 face 1 (normal)】
この絆創膏、今日お風呂に入るまではつけてていいから。
voice: vo_adv_1068004_138
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
はい、応急手当て終わり。
【chara 106834 face 1 (normal)】
さっきはよく頑張ったね。
voice: vo_adv_1068004_139
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
……不思議だ。アタシの中にもまだ、
あんなことをするくらいには良心が残ってたんだ。
voice: vo_adv_1068004_140
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
最近はもう、なくなったと思ってたんだけどな……
そっか。アタシ、まだ誰かを助けたかったんだ……
voice: vo_adv_1068004_141
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……あのさ、聞いてもいいかな?
voice: vo_adv_1068004_142
晶:
【chara 106834 face 7 (special_a)】
少年ってさ……
世界中の人を助けたいって思ってる?
Choice: (16) そんなことできないよ!
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1068004_143
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
ああ、そこは意外と現実的なんだ。
ふふっ。面白いなキミは。
Choice: (17) ホントは助けたいけど……
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1068004_144
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
ぷっ! あはははははっ!!
voice: vo_adv_1068004_145
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
自覚はあるのに、諦めたくないんだ!
いいね、気に入った!
そうだよね……助けたいよね、世界中の人!
voice: vo_adv_1068004_146
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
少年は自分にできるやり方で、世界を変えようとしてる。
目の前の困った人を助けることで、少しずつ、着実に……
voice: vo_adv_1068004_147
晶:
【chara 106834 face 4 (sad)】
アタシはまだ世界だけじゃなくて、
人間とも向き合う覚悟ができてなかった。
怖かったし、そんな自分が情けなくて、斜に構えるしかなかった。
voice: vo_adv_1068004_148
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……良かった。こんなに純粋な子を助けられて。
助けたアタシまでうれしくなってる……
voice: vo_adv_1068004_149
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
そうだよね……人を助けるのって、
こんなにうれしくなれることなんだよね。
なんで忘れてたんだろう、アタシ……
voice: vo_adv_1068004_150
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……実はアタシさ。
さっきまでこの世界も人間も、大嫌いだったんだ。
voice: vo_adv_1068004_151
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
でも少年のおかげで少し……ほんの少しだけど、
人間も世界も、好きになれた気がする。
キミがアタシに見せてくれた、優しさのおかげだよ。
Choice: (18) 僕まだ、何もしてないよ?
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1068004_152
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
そんなことない。そんなことないよ……
voice: vo_adv_1068004_153
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……父さん。父さんがいなくなってから、
ずっと目を背けてたけど……
これからはアタシ、ちゃんと向き合えそうだよ。
voice: vo_adv_1068004_154
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
少年。キミみたいな存在が一人でもいるのなら、
人間はまだ捨てたものじゃないのかもしれない。
voice: vo_adv_1068004_155
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
でも少年みたいな存在は、世界中からも大切にしてもらいたい。
この子の小さな善意は、次の善意を生んで、
やがて世界をよりよくしていく。
voice: vo_adv_1068004_156
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
そんなつながりが生まれていくようにしてあげたい。
そうすればきっと世界はいい方向に変わっていく……
voice: vo_adv_1068004_157
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
ねえ少年。キミにもしも何か大変なことがあったら、
アタシが助けてあげる。その代わり、
アタシが困ったら少年も助けてくれるかな?
Choice: (19) 当たり前だよ!
----- Tag 19 -----
voice: vo_adv_1068004_158
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
ありがとう。聞かなくても分かってたけど、うれしいよ。
Choice: (20) 命の恩人にはお礼しないと!
----- Tag 20 -----
voice: vo_adv_1068004_159
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……いいや、恩人はキミのほうだよ、少年。
キミはね、アタシを導いてくれたんだ。
voice: vo_adv_1068004_160
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
進むべき道を、光を照らして教えてくれたのさ。
おかげで分かったよ。アタシがこれから、何をしたらいいのか。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1068004_161
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
もうこんな時間……ホテルにチェックインしないと。
voice: vo_adv_1068004_162
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
じゃあね少年。もう会うことはないかもしれないけど……元気でね。
Choice: (21) きっとまた会えるよ!
----- Tag 21 -----
voice: vo_adv_1068004_163
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
うん。そうだといいね。
voice: vo_adv_1068004_164
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……まさかあんな子に会えるなんて思わなかったな。
日本に帰ってきてよかった。
voice: vo_adv_1068004_165
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
アタシも少年みたいに、できることからやってみようかな。
【chara 106834 face 4 (sad)】
何から始めればいい……?
voice: vo_adv_1068004_166
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
そうだ、ちょうどいいや。えーっと……
voice: vo_adv_1068004_167
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
ヤッホー。長老、元気にしてる?
前に誘ってくれた国連の仕事、やってもいいよ。
voice: vo_adv_1068004_168
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
驚かなくてもいいじゃん!
【chara 106834 face 1 (normal)】
……アタシもさ。世界中の人を助けてみたくなったんだ。
voice: vo_adv_1068004_169
晶:
【chara 106834 face 6 (surprised)】
変わった? アタシが?
【chara 106834 face 1 (normal)】
そうだね……変わったよ。これからのアタシは、一味違うから!
voice: vo_adv_1068004_170
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……うん。詳しくは今度ね。それじゃ!
voice: vo_adv_1068004_171
晶:
【chara 106834 face 1 (normal)】
……これからはアタシも、できるだけみんなを助けていくよ。
まずは助けてみてから考える。そうだよね、少年──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1068004_172
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_1068004_173
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
……ふふっ、懐かしいな。
やっぱり少年はあの頃と、ちっとも変わってない。
voice: vo_adv_1068004_174
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
自分が選ばなくてもなんてさっきは言ったけど
やっぱりキミを選んでよかった……
voice: vo_adv_1068004_175
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
アタシを救ってくれたキミになら、
あの子やアストルムを託せる。そう思った。
voice: vo_adv_1068004_176
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
だからアタシは、必死に世界中を逃げ回ってでも、
もう一度キミに会いたかったんだ……
voice: vo_adv_1068004_177
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
……ちょっと待って。えーっと……
少年。今の「夢」のこと、全部覚えてる?
Choice: (22) あんまり覚えてない。
----- Tag 22 -----
voice: vo_adv_1068004_178
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
そっか……記憶を失う前のキミも覚えてなかっただろうけど、
さっきの「夢」みたいに、アタシはキミに救われたんだ。
Choice: (23) ラビリスタさん、なんか若かった……
----- Tag 23 -----
voice: vo_adv_1068004_179
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
若かったじゃない! 今も十分若いから!
【chara 106812 face 4 (sad)】
そりゃあの頃はピッチピチの十代だったけどさぁ……
voice: vo_adv_1068004_180
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
よし、診察の続き続き! ちゃっちゃと終わらせて、
今日こそ最高のクレープを作ってあげるからね、少年!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
かつての思い出を{player}と共有したラビリスタは、
自分を変えてくれた恩人をこれからも助けていこうという
思いを強くするのであった。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──2030年代。VRを用いたネットワークデバイス
「mimi」の登場でVR技術が世界中に普及した。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
日本でも女性がメインユーザーの
VRネットゲーム、「アストルム」が大流行している。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アストルムには、
最初にゲームをクリアしたプレイヤーの
願いが叶うという噂があった。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
少女たちはアストルムの世界を救う存在
<プリンセス>を目指して、頂点を競い合う。
--- Switch scene ---
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──とある休日の昼下がり。
{player}はベンチに座り、ため息をついていた。
voice: vo_adv_1068004_181
???:
【chara 106831 face 1 (normal)】
──やっと見つけたー! 急な話で悪いけど、
キミに今からアストルムを始めて欲しいんだ。
voice: vo_adv_1068004_182
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
……今だけは信じてよ。
キミと出会うために、
世界中を逃げ回ったんだからさ。
voice: vo_adv_1068004_183
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
──どうかあの子たちを、
ソルの頂上に導いてあげて。
……キミに、太陽と星の祝福を。
voice: vo_adv_1068004_184
晶:
【chara 1 face 1 (normal)】
──あの日、キミをアストルムにログインさせたことを
アタシは絶対に後悔しない。
voice: vo_adv_1068004_185
晶:
【chara 1 face 1 (normal)】
どんなに困難な旅でも、キミなら必ずみんなを、
世界をハッピーエンドに導いてくれるって、アタシは信じてるから。