カイザーインサイト 第2話
{player}は再びおにぎりを土産に、地下深くに移送された覇瞳皇帝と面会する。新たな敵にあがく様子を嘲笑する覇瞳皇帝だったが、敗者として責任はとると{player}に告げる。
-------------- situation:
トゥモロー・ワールド
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
【レイジ・レギオン】に身柄を狙われ、
地中深くの牢獄に移送された覇瞳皇帝を、
同じ七冠である迷宮女王、ラビリスタが訪ねてきた。
voice: vo_adv_1069002_000
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
こんちゃーっす。真那、元気でやってる?
voice: vo_adv_1069002_001
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
消えなさい。
この世で二番目に殺意を覚える顔を見せないで。
voice: vo_adv_1069002_002
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
質問には答えで返してくれないかな?
【chara 106812 face 1 (normal)】
それと、一番目から降格したとは知らなかったよ。
いや、アタシと少年は一蓮托生だから、ワンツーフィニッシュ?
voice: vo_adv_1069002_003
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
そうやって人の神経を逆撫でしに来る暇があるのかしら?
【chara 106911 face 2 (joy)】
……無様ね。下っ端にいいようにやられたみたいじゃない。
voice: vo_adv_1069002_004
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
あ、分かる? そうなんだよ、マジでアイツら何者?
【chara 106812 face 6 (surprised)】
っとごめん、真那は知らないか……
『この周回』は、アンタでさえ初めてだもんね。
voice: vo_adv_1069002_005
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
愚鈍なあなたには察しもつかないでしょうね。
その程度の事態も予測できないなんて、かわいそうに……
voice: vo_adv_1069002_006
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
何を~!? アンタを敵から守るために、
本っ当~に不本意ながら色々頑張ったんですけど!?
利用されずに済んでるだけありがたいと思え!
voice: vo_adv_1069002_007
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
誰が感謝なんてするものですか。
迷宮女王が他人の迷宮は解けないなんて笑えるわ。
voice: vo_adv_1069002_008
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
態度の改善が見られないと二度目はないよ。
いいんだねそれで?
voice: vo_adv_1069002_009
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
あなたが見捨てたくても、どうせ誰かさんがいるから、
その結果に至る確率は限りなくゼロに近いわ。
voice: vo_adv_1069002_010
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
そういうところまで見透かしてるならこうなるか……
もうそろそろ反省しててほしかったんだけどな。
色々大変だから、昔みたいに協力してほしいし……
voice: vo_adv_1069002_011
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
答えなら分かっているんでしょう?
クリスやネネカはあなたより物分かりがよかったわよ。
voice: vo_adv_1069002_012
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
……あっそ。やっぱアタシじゃ説得は無理か……
【chara 106812 face 1 (normal)】
じゃあ代わりの人、お願いしまーす。
Choice: (1) こんにちは。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1069002_013
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
……晶。逆効果だと分かっていて仕掛けてるわね?
やっぱりあなたも私と同類だわ。本当に食えない女……
voice: vo_adv_1069002_014
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
アタシは一杯食わせる女だからね。そんじゃ、
後はお二人でごゆっくり~。また後でね、少年。
voice: vo_adv_1069002_015
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
……最悪な気分のところに押しかけてきて、
何がしたいのかしら、あなたは?
Choice: (2) おにぎり、また持ってきました。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1069002_016
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
……あの子も変わらず愚かなのね。
それに残念だわ。まだ世界が滅んでないなんて。
【chara 106911 face 6 (surprised)】
あら? あなた……前とは少し違うわね。
voice: vo_adv_1069002_017
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
何かを得た充実感の裏に、確かに感じるわ。
焦り、動揺、不安……怯えているのかしら?
voice: vo_adv_1069002_018
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
ふふっ、ふふふっ……
voice: vo_adv_1069002_019
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
そんな状態でまだ、
誰かのために戦おうとしているのね……【chara 106911 face 3 (anger)】
反吐が出るわ。
voice: vo_adv_1069002_020
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
ざまあみなさい♪
転換点の先に待っていたものを知って、
心の底では恐れを抱いている顔だわ……!
voice: vo_adv_1069002_021
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
本当に馬鹿ね。私を倒したからといって、
あなたたちがアレに勝てるとでも……【chara 106911 face 4 (sad)】
?
voice: vo_adv_1069002_022
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
いいえ、違うわね。まだ姿すら見せていない……?
【chara 106911 face 1 (normal)】
そうね。あなたが無事なのだものね……
voice: vo_adv_1069002_023
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
まあいいわ。今度のあなたの敵は厄介よ。
【chara 106911 face 1 (normal)】
あがくだけ無駄ね。諦めて楽になりなさい。
Choice: (3) ……諦めたら楽になった?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1069002_024
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
ふふっ、今のはカチンとくる問いかけだったわ。
あなただって何度も楽になろうとした身だし、
私の気持ちくらい分かるんじゃないかしら?
Choice: (4) 僕が楽に……?
----- Tag 4 -----
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1069002_025
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
……そう。ならいいわ。
全てが無駄になった気分なんて、
今のあなたにはまだ分からないのね。
voice: vo_adv_1069002_026
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
誰も吹き込もうとしないのも変だけど……
あなたか、別の誰かに配慮でもしてるつもりなのね。
voice: vo_adv_1069002_027
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
あいつに対しての惨めなあがきを、
特等席で楽しませてもらうわ。
voice: vo_adv_1069002_028
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
その結果、私がまた繰り返し
抗うことになるとしても……
Choice: (5) ……あなたはどうしてあんなことを?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1069002_029
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
……あの戦いであなたが聞いたことが全てよ。
voice: vo_adv_1069002_030
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
あちらの世界は、私を救えなかった。
私の望む、願いのままの世界を手に入れたかった。
voice: vo_adv_1069002_031
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
ヒトの身に魂を囚われたままでは、
私は……
Choice: (6) やっぱりあなたにも理由が……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1069002_032
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
同情しやすくなったとでも?
【chara 106911 face 2 (joy)】
ふふふっ、私も安く見られたものね。
voice: vo_adv_1069002_033
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
私は完全な神として君臨するつもりだった。
そのはずだったのに、思わぬ邪魔が入ったわ……
voice: vo_adv_1069002_034
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
晶とあなたたちよ。大人しくしていれば無事で済んだのに、
余計なことばかりしてくれたわ。
voice: vo_adv_1069002_035
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
おかげで私の計画は狂いに狂って、
その結果がこれよ……
voice: vo_adv_1069002_036
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
魔法のランプは壊れてしまって、
中の魔神もまともじゃなくなった……
voice: vo_adv_1069002_037
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
この世界を支配している存在には、
たとえ本当に千夜と一夜
物語を語り聞かせても首をはねられる。
voice: vo_adv_1069002_038
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
ただ一人、あなた以外は……
認めがたい事実だったわ。
Choice: (7) 僕が……?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1069002_039
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
当然じゃない。考えてみなさい。
あなた以外の誰が死んでも、この世界は巻き戻らない。
私も、晶も、他の誰だってみんな同じ。
voice: vo_adv_1069002_040
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
あの戦いの最中によみがえった時、
理解したと思ったのだけど、違ったのね……
voice: vo_adv_1069002_041
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
あいつが私たち七冠を狙う理由と、
あなたが戦う理由が同じかは知らないわ。
voice: vo_adv_1069002_042
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
私の知っている敵の目的はあなたよ。
voice: vo_adv_1069002_043
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
……違ったわね。
もう一人いたわ。あの子は……
Choice: (8) 誰のことですか?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1069002_044
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
さあて、誰だったかしら……?
ここに囚われてから長くてもう忘れてしまったわ。
Choice: (9) 教えてください! お願いします!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1069002_045
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
……少し考えれば分かることを
私に聞かないでちょうだい。
voice: vo_adv_1069002_046
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
その直情的な判断がどれだけ迷惑だったか……
初めて会った時からずっとそうだったわ。
voice: vo_adv_1069002_047
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
それに、私の言葉が嘘かもしれないと、もっと疑いなさい。
【chara 106911 face 1 (normal)】
そうして迷い苦しむところをもっと見せなさい。
Choice: (10) ……嘘なんですか?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1069002_048
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
さあ……? 今の私にはどちらでもいいわ。
あなたたちの未来に私は興味がないの。
自分が手にできないものを気にしても意味がないもの……
voice: vo_adv_1069002_049
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
……過去はどうあれ、私は負けてあなたたちは勝った。
敗者として自分の行いに対する責任はとるわ。
voice: vo_adv_1069002_050
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
あなたとの無駄話もその一つとして、
あの生意気赤メガネが勘定するのかは知らないけど。
voice: vo_adv_1069002_051
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
こき使われて摩耗しないようあなたも気をつけなさい。
【chara 106911 face 1 (normal)】
……私に心配されているようだと、先は暗いわよ?
Choice: (11) ……おにぎり、食べてくださいね。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1069002_052
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
懲りないわね、あの子……相変わらず馬鹿なの?
私は食べないから、捨てられるか腐敗するだけよ。
voice: vo_adv_1069002_053
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
それを持って帰りなさい。
話す気が失せたわ。
Choice: (12) ……また来ます。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1069002_054
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
……いつになったら
私の願いを叶えてくれるかしらね。
voice: vo_adv_1069002_055
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
……少年がその気になることはないんじゃない?
voice: vo_adv_1069002_056
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
盗み聞き? 相変わらず趣味が悪いわね。
voice: vo_adv_1069002_057
ラビリスタ:
【chara 106812 face 7 (special_a)】
真那。アンタが神になろうとしたのなら、誰に対しても、
何もしてやるべきじゃなかったんだよ。神様の行動なんて、
人間にとっては大体が迷惑なんだからさ。
voice: vo_adv_1069002_058
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
カウンセラーはお断りよ。出ていきなさい。
voice: vo_adv_1069002_059
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
オーケイ、出ていくとも。……それに少年は、
アンタに示したいんじゃないかな。バッドエンドのその先をさ。
倒した責任をとりたいのは、彼も同じかもしれないよ。
voice: vo_adv_1069002_060
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
……誰も頼んでないわよ、そんなの。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
覇瞳皇帝のつぶやきを耳にしたラビリスタは、
かつての仲間の態度に苦笑しながら、
牢獄を後にするのだった。
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