クリスティーナ 第3話
クリスティーナは{player}に結婚を申し込む。抱き留めた時、胸に触った男と結婚するという幼い頃に立てた誓約を思い出したという。これを絶対に果たすと宣言するクリスティーナであった。
-------------- situation:
絶対の誓約
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
様々なトラブルを乗り越え、
{player}は無事に郵便配達の仕事を終えて帰宅した。
その翌日の出来事である。
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
失礼する!
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】副団長、
クリスティーナ・モーガンである!
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
この【サレンディア救護院】の拠点で、
{player}が暮らしているという垂れこみがあった!
彼に会いたいんだが、取り次いでくれるか?
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
って、誰もいないのか。
【chara 107111 face 4 (sad)】
不用心だな、悪者が忍びこんでも知らんぞ?
voice: vo_adv_1071003_003
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
お~い、誰かいないのか!
【chara 107111 face 1 (normal)】
火を放って燻しだしてやろうか?
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クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……む? 【chara 107111 face 1 (normal)】
おぉ、{player}くん!
また会ったなぁ、顔が見られて嬉しいよ。
voice: vo_adv_1071003_005
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
あはは。
いかにも寝起き、という顔だな……【chara 107111 face 6 (surprised)】
もう昼過ぎだぞ?
【chara 107111 face 1 (normal)】
規則正しい生活をしろ、年を取ってから後悔するよ♪
voice: vo_adv_1071003_006
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
ともあれ。
ちょっとオマエと話がしたいんだが、良いか?
voice: vo_adv_1071003_007
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
あぁ、そう身構えるな……【chara 107111 face 1 (normal)】
暴れるつもりはないよ。
この救護院はサレンのお嬢ちゃんが経営してるんだろう、
【chara 107111 face 4 (sad)】
あれの機嫌を損ねると面倒なことになる。
voice: vo_adv_1071003_008
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
迷惑はかけないから、まぁ歓迎してくれ。
voice: vo_adv_1071003_009
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
オマエは約束したとおり、無罪放免だしな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
昨日のことは『王宮』にも報告していないし、
部下にもオマエのことは他言無用にしろと命じてある。
voice: vo_adv_1071003_010
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
前科がつくこともない。
難癖をつけて絡むつもりはないから、安心しろ。
voice: vo_adv_1071003_011
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ふふん。
つまりワタシは普通に客人だ、茶の一杯ぐらい出してほしい。
voice: vo_adv_1071003_012
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
うん。有り難う、【chara 107111 face 4 (sad)】
安いお茶っ葉を使っているな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
サレンのお嬢ちゃんは相変わらずのようだ、
もっとゴージャスにも生きられるだろうに……赤貧洗うがごとし。
voice: vo_adv_1071003_013
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
ん?
【chara 107111 face 1 (normal)】
あぁ、あの子とは仕事の関係で御縁があってな……
でもまぁ、今はサレンのお嬢ちゃんのことはどうでもいい。
voice: vo_adv_1071003_014
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
ワタシと、オマエの話をしにきた。
voice: vo_adv_1071003_015
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
座れ。
【chara 107111 face 1 (normal)】
楽にしろ、茶を飲み干すまでには終わる簡潔な話さ。
voice: vo_adv_1071003_016
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
うむ。よしよし、従順だな。
では話すぞ……さすがに、微妙に言いづらいんだが。
voice: vo_adv_1071003_017
クリスティーナ:
【chara 107111 face 5 (shy)】
{player}くん。
オマエ、ワタシと結婚しろ。
voice: vo_adv_1071003_018
クリスティーナ:
【chara 107111 face 5 (shy)】
…………
voice: vo_adv_1071003_019
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
……キョトンとしているな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
まぁ仕方ない、出会ったばかりで結婚というのは早すぎる。
voice: vo_adv_1071003_020
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
そういえば、オマエは記憶喪失だったな。
【chara 107111 face 4 (sad)】
結婚ってわかるか?
voice: vo_adv_1071003_021
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
夫婦……つまり愛しあう家族になり、
永遠に添い遂げるという誓約を交わすんだよ。
voice: vo_adv_1071003_022
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
ちなみに。
記憶喪失のオマエに黙って話を進めるのは公平ではないし、
騙してしまうようで気が咎めるから説明するが。
voice: vo_adv_1071003_023
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
我が国の法律では、結婚相手はひとりしか選べない。
voice: vo_adv_1071003_024
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
結婚は、
人生における最もおおきな誓約のひとつであると言えるだろう。
voice: vo_adv_1071003_025
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
その相手に、ワタシを選んでほしいと頼みにきた。
voice: vo_adv_1071003_026
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
【chara 107111 face 4 (sad)】
……釈然としない顔をしているな。
【chara 107111 face 3 (anger)】
ワタシだって不本意だよ、
出会ったばかりの男に易々と己の人生を委ねるほど尻軽ではない。
voice: vo_adv_1071003_027
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
だが、事情がある。
ワタシの一族には一年にひとつずつ、
神の前で誓約(ゲッシュ)を立てるという習わしがある。
voice: vo_adv_1071003_028
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
この誓約(ゲッシュ)を破ることは最大の禁忌とされ、
違反者は一族総出で追い回され捕獲されて処刑される。
voice: vo_adv_1071003_029
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
馬鹿馬鹿しいと思うだろう? 【chara 107111 face 4 (sad)】
ワタシも同感だよ。
だが旧い家柄にはこういう伝統がつきものでな、
うちの団長もそのためにあんな無骨な鎧姿で生きているんだ。
voice: vo_adv_1071003_030
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
ともあれ。ワタシが愛らしい少女だったころ、
うっかり立てた誓約(ゲッシュ)がある。
『ワタシの胸に触った男と、結婚する』というものだ。
voice: vo_adv_1071003_031
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ワタシはなかなか良い家柄でね。
第二次性徴を終えたあたりから、
引っ切りなしに求婚話が舞いこむようになったのだけど。
voice: vo_adv_1071003_032
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
これも旧い家ではよくある、政略結婚さ。
voice: vo_adv_1071003_033
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
だがワタシは若かったし、まだまだ優雅な独り身を愉しみたかった。
【chara 107111 face 4 (sad)】
なのに何度も何度も馬鹿どもが群がってきて、煩わしくなってね。
voice: vo_adv_1071003_034
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
先ほど言った誓約(ゲッシュ)を立てて、
求婚者どもに言ってやったよ。
【chara 107111 face 2 (joy)】
ワタシと結婚したいなら胸を触ってみろ、とね。
voice: vo_adv_1071003_035
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
当時からワタシは最強無敵の女だったから、
当然、必死に追ってくる男どもを蹴散らしたよ。
voice: vo_adv_1071003_036
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
小綺麗なお坊ちゃんたちが、
胸を触ろうと必死になってるのが滑稽でね。
voice: vo_adv_1071003_037
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
ゲラゲラ笑えたのだけど。
やがてワタシがあまりにも難攻不落なので挑戦者もいなくなって、
すっかりその誓約(ゲッシュ)については忘れていた。
voice: vo_adv_1071003_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
だが。それを昨日、帰宅してから思いだしたんだよ。
【chara 107111 face 4 (sad)】
オマエは偶然の事故のようなものだが、ワタシの胸に触った。
【chara 107111 face 1 (normal)】
倒れこんできたのを、ワタシが抱き留めただけだがね。
voice: vo_adv_1071003_039
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
接触は接触だ。
誓約(ゲッシュ)に従い、ワタシはオマエと結婚しなくてはならない。
【chara 107111 face 2 (joy)】
わかったな、……何か文句でもあるか?
Choice: (1) あなたはそれで良いんですか?
Choice: (2) 誓約(ゲッシュ)なら仕方ない。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1071003_040
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
……良くはない。
言っただろう、不本意だと。
voice: vo_adv_1071003_041
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
だが誓約(ゲッシュ)は一族にとっても、
ワタシにとっても『絶対』だ。
voice: vo_adv_1071003_042
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
何もかも不確かな世の中で、
それすらも絶対性を失えばワタシには寄って立つものがなくなる。
voice: vo_adv_1071003_043
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
それは……
うまく言えないし、らしくないけれど怖いんだ。
voice: vo_adv_1071003_044
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
我が一族は必ず誓約(ゲッシュ)を守る、と広く公言もしている。
ワタシが破れば信用問題になる、それは避けたいんだ……
これまで家族には迷惑をかけてきたしな。
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1071003_045
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
ふむ……
気に食わんな、仕方ないだと?
voice: vo_adv_1071003_046
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
そんな気持ちで結婚されても困る。
【chara 107111 face 1 (normal)】
どうせなら、オマエからもワタシを求めさせたい。
それが対等な契約、夫婦というものだろう……【chara 107111 face 4 (sad)】
坊や?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1071003_047
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
まぁいい。
【chara 107111 face 3 (anger)】
とにかく、ワタシは誓約(ゲッシュ)を『絶対』に守る。
オマエにその気がなくても、是が非でも結婚してもらう。
voice: vo_adv_1071003_048
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
だが。
ワタシは無理やりも好きではあるが、
できるだけオマエの意向も汲みたい。
voice: vo_adv_1071003_049
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
結婚相手としてワタシに不足があるなら何でも気軽に言え、
できるだけ改善していく。
voice: vo_adv_1071003_050
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
まぁ年の差が気になる、みたいなことを言われたら困ってしまうけどな。
【chara 107111 face 1 (normal)】
ワタシは今年で27歳、オマエはまだたぶん10代の子供だろう。
普通は、結婚相手としては考えられないかもしれない。
voice: vo_adv_1071003_051
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
ただまぁ……
さすがのワタシも、年齢を変化させることはできないからな。
そんなのは魔法でも無理だ、この身に刻まれた年輪は消せない。
voice: vo_adv_1071003_052
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
しかし。何の気休めにもならないが、
親子ほど年齢が離れた夫婦も貴族には珍しくはない。
voice: vo_adv_1071003_053
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
一族のため、その繁栄のために、
適齢期になればさっさと嫁がされる。
voice: vo_adv_1071003_054
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
それが嫌で……思春期特有の反発心から、
『絶対』に破れない、
と思って立てた誓約(ゲッシュ)だったんだけどな。
voice: vo_adv_1071003_055
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
まぁいい。
突然で驚いただろうし、オマエにも頭の整理をする時間をやろう。
長くは待てないけどな、今日のところはいったん帰ることにするよ。
voice: vo_adv_1071003_056
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
明日から……
オマエと結婚するためにありとあらゆる手段を講じるから、
そのつもりでいろ。
voice: vo_adv_1071003_057
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ワタシは『絶対』に手は抜かん、
必ず結婚してもらうから覚悟しておけ。
voice: vo_adv_1071003_058
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
……はは。
我ながら、何て浪漫に欠けたプロポーズだろう?