クリスティーナ 第4話
夢の中。{player}が店番をする晶のクレープ屋にやってきたクリスティーナ。クレープを食べながら不在の晶への小言を続け、余暇の30分が経ったところで去ってゆくクリスティーナであった。


-------------- situation:
『七冠』の余暇は30分
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 誓約(ゲッシュ)に従い、クリスティーナは連日……
{player}のもとを訪れて求婚してきた。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 彼女には【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の仕事などもあり
忙しいようだが、忘れたころにふらっと訪れる。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 家庭的なところを見せるつもりか、炊事洗濯をしたり。
結婚相手のことを知るべきだと、
自分の生い立ちを語ったりしていたが……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 だんだん飽きてきたのか、
求婚の仕方も適当な感じになってきている。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 それでも彼女は週に一度は、
{player}に顔を見せにくる。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 殺伐とした日常を過ごす彼女にとって、
そんな{player}との交流は
意外なほどに心の慰めになっているようだった。

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クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 失礼する。
また会いにきたよ、坊や。

voice: vo_adv_1071004_001
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 ふふん。
今日はオマエが年下しか愛せない可能性を考えて、
ワタシがかわいい幼女だったころの写真を持ってきたよ。

voice: vo_adv_1071004_002
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 すっかり育ってしまったが、子供のころのワタシもワタシだ。
【chara 107111 face 1 (normal)】 すこしでも、今のワタシに好意を抱くきっかけになればと……【chara 107111 face 6 (surprised)】 む?

voice: vo_adv_1071004_003
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 {player}くん、
ソファに寝っ転がって熟睡しているのか。

voice: vo_adv_1071004_004
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 いつもこの時間にワタシが顔を見せるのだから、
訪れるのを予想して然るべきなのに。

voice: vo_adv_1071004_005
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 すこしは身構えでもしてくれないと、歯応えがないな。
【chara 107111 face 1 (normal)】 まぁ鬱陶しがられて、拒絶もされていないようだが。

voice: vo_adv_1071004_006
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】 状況が遅々として、思ったように進まないので苛々するな。
【chara 107111 face 4 (sad)】 いったい何が気に食わないんだろうか、
こんな美女に求婚されているというのに。

voice: vo_adv_1071004_007
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 おお? 何だ、この光は……?
【chara 107111 face 4 (sad)】 {player}くんが、
能力を発動させるときの輝きに似ているようだが?

--- Switch scene ---

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クリスティーナ:
【chara 107131 face 2 (joy)】 ハァイ、久しぶり……
クリスちゃんが遊びにきてあげたよ♪

voice: vo_adv_1071004_009
クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 って、あれ?
【chara 107131 face 1 (normal)】 そこの店番をしてるオマエ、ちょっと良いか?

voice: vo_adv_1071004_010
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 この公園のクレープ屋台に晶がいるはずなんだが、
彼女は不在?

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クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 【chara 107131 face 1 (normal)】 ふぅむ……
あいつに頼まれて、店番をしているのか。
【chara 107131 face 2 (joy)】 それはご苦労さまだな、友達として代わりに謝罪するよ。

voice: vo_adv_1071004_012
クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 しかし、晶のやつも物好きだな。
【chara 107131 face 1 (normal)】 人生を何度も遊んで暮らせるぐらいの貯金はあるだろうに、
【chara 107131 face 4 (sad)】 何でこんな安っぽい屋台で真面目くさって商売してるんだ?

voice: vo_adv_1071004_013
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 公園を行き交う普通の人々を眺めて、お得意の人間観察をして、
インスピレーションを得ているんだろうか……
【chara 107131 face 2 (joy)】 ワタシも、暇があれば真似してみようかな?

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クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 ……おや失敬、屋台の前で延々と独り言をしていたら営業妨害だな。
【chara 107131 face 1 (normal)】 クレープを一枚もらおうか、トッピングはお任せする。

voice: vo_adv_1071004_015
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 それよりも。
晶に店番を任されたということは、オマエは彼女の関係者なのか?
【chara 107131 face 4 (sad)】 う~む、どこかで見た覚えがある気もするが……?

voice: vo_adv_1071004_016
クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 おっと。
【chara 107131 face 1 (normal)】 詮索してすまないね、先にこちらから素性を明かそう。

voice: vo_adv_1071004_017
クリスティーナ:
【chara 107131 face 2 (joy)】 ワタシは、クリスティーナ・モーガン。
アメリカ人だ、今はとある企業の代表をやっている。

voice: vo_adv_1071004_018
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 本拠地は祖国にあって主にそっちで活動してるんだが、
たまたまこの国に出張する用事があってな……

voice: vo_adv_1071004_019
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 久しぶりに旧友の顔でも見ようと思って、
ここまで足を伸ばしたわけだ。

voice: vo_adv_1071004_020
クリスティーナ:
【chara 107131 face 4 (sad)】 どうも間が悪くて、会えなかったけどな。
【chara 107131 face 1 (normal)】 ワタシが得た情報は正しかったはずだが、
晶もワタシの接近を察知して雲隠れしてしまったようだ。

voice: vo_adv_1071004_021
クリスティーナ:
【chara 107131 face 3 (anger)】 ふん……
晶のやつ、『七冠』から逃げ回っているというのは本当らしい。
【chara 107131 face 4 (sad)】 友達のはずのワタシのことまで避けるとは、普通に哀しいな。

Choice: (1) クレープを渡す。
Choice: (2) 驚いて目を丸くする。
----- Tag 1 -----
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クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 ん。早いな、もう焼けたのか。
【chara 107131 face 2 (joy)】 有り難う、大事に味わわせてもらおう。

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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1071004_023
クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 ……何だその顔は。
オマエ、ワタシのことを知っているのか?

voice: vo_adv_1071004_024
クリスティーナ:
【chara 107131 face 2 (joy)】 まぁ晶たちと一緒に、
『七冠』などとまとめられて無駄に名を売ったしな。
そこそこ有名人なんだろう、ワタシも。

voice: vo_adv_1071004_025
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 あまり表舞台に姿を見せない他の連中とちがって、
ワタシはがんがん前に出るしな。
連日、TV番組や雑誌の取材に引っ張りだこだよ。

voice: vo_adv_1071004_026
クリスティーナ:
【chara 107131 face 2 (joy)】 企業のトップが商品を売るための看板になるのも有効だ、
ワタシはご覧のとおりの美女なので宣伝効果も見込めるしな。
【chara 107131 face 1 (normal)】 面倒だが仕方ない、派手に華麗に生きるよ。

voice: vo_adv_1071004_027
クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 ……む。
クレープが焦げそうだぞ、焼けたならこっちに寄越せ。

----- Tag 3 -----
--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1071004_028
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 いただきます。
もぐもぐ……
ん~、この国の料理は薄口だな。

voice: vo_adv_1071004_029
クリスティーナ:
【chara 107131 face 2 (joy)】 ただ素材は良いものを使っているようだし、
もっと立地条件や宣伝を考えれば売り上げは伸びるだろう。
良かったら助言してやろうか、そういう仕事もしているし。

voice: vo_adv_1071004_030
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 まぁ、あの晶には馬耳東風だろうが。

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1071004_031
クリスティーナ:
【chara 107131 face 6 (surprised)】 ……おっと、もう時間切れだ。
【chara 107131 face 2 (joy)】 スケジュールをやりくりして三十分ほど余暇をつくったんだがな、
あっさり使いきってしまったよ。

voice: vo_adv_1071004_032
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 晶に会えなかったのは残念だけど。
【chara 107131 face 2 (joy)】 まぁ仕事と言い張ってログインすれば、
レジェンド・オブ・アストルムのなかで相まみえることもあるだろう。

voice: vo_adv_1071004_033
クリスティーナ:
【chara 107131 face 2 (joy)】 我々がつくりあげた、永劫不滅の理想郷でね。

voice: vo_adv_1071004_034
クリスティーナ:
【chara 107131 face 1 (normal)】 ではね、ワタシは失礼する。
【chara 107131 face 2 (joy)】 愉しい時間をありがとう、{player}くん……
アデュー♪

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1071004_035
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま。

voice: vo_adv_1071004_036
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたが今、見ていたのは夢のようなものよ。
起きたら、ぜんぶ忘れちゃうわ。

voice: vo_adv_1071004_037
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 な~んて、何度も何度も同じ説明をしてるから面倒になってきたわ。
【chara 190011 face 1 (normal)】 次からは録音でもして、それを再生することにしようかしら。

voice: vo_adv_1071004_038
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 ともあれ。
あんたって、『あっち』でもあの『誓約女君』と会ってたのね。

voice: vo_adv_1071004_039
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 たまたまじゃなくて、どうも『誓約女君』にとっては
あんたと会うのも目的のひとつだったっぽいけど。
【chara 190011 face 1 (normal)】 だって、あんたは自己紹介もしてないのに名前を呼んだでしょ?

voice: vo_adv_1071004_040
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あっ、『誓約女君』っていうのはクリスティーナのことよ。
『七冠』と呼ばれる七人の超越者たちには、
マスコミなどによって二つ名がつけられてるの。

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1071004_041
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 クリスティーナが『誓約女君』で、他の六人はそれぞれ
『覇瞳皇帝』『迷宮女王』『変貌大妃』『跳躍王』
【chara 190011 face 4 (sad)】 ……あと何だっけ?

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 どれも君主、王さまっぽい名前でしょ?
だから頭に冠を抱く七人の支配者、『七冠』って呼ばれてるのよ。

voice: vo_adv_1071004_043
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 あくまでも彼らがつくったゲームのみを支配する、
なんちゃって君主のはずだったんだけどね……
【chara 190011 face 1 (normal)】 世界が『再構築』された今、名は体を表すようになってる。

voice: vo_adv_1071004_044
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 彼ら彼女らが、この世界の支配者よ。

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1071004_045
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 クリスティーナはどうも、
そんな自分の立場を忘れちゃってるみたいだけど。
【chara 190011 face 3 (anger)】 無視できない強大な存在だわ。

voice: vo_adv_1071004_046
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 できるかぎり、慎重に接触しなさい。
取扱注意よ。

voice: vo_adv_1071004_047
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 でも……意外なぐらいに、
今のあんたは彼女と素朴な交流をつづけてるわね。

voice: vo_adv_1071004_048
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 あたしは、そのまま平和な感じに仲良くなってくれたら……
って思うわ。

voice: vo_adv_1071004_049
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 『前世』では敵対して、潰しあって、
最後まであんたたちの道が交わることはなかったから。

voice: vo_adv_1071004_050
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 今こうして手を繋ぐようにして、一緒に歩いてるのが奇跡みたい。
ううん、ほんとに夢みたいだわ。

voice: vo_adv_1071004_051
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 結婚? 【chara 190011 face 2 (joy)】 良いじゃないの、
あたしは応援するし祝福するわよ……{player}♪

voice: vo_adv_1071004_052
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 どうせ、すべては泡沫の夢……
【chara 190011 face 2 (joy)】 本来は有り得なかった未来を、
人生を、思いっきり満喫しちゃいなさい。

voice: vo_adv_1071004_053
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 それじゃあね、{player}。
また夢で逢いましょう。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1071004_054
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1071004_055
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 ……んん?
ほんの刹那だが、意識が途切れていたようだな。

voice: vo_adv_1071004_056
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 それに。何だこれは、知らない記憶が蘇ってくる。
『七冠』、『誓約女君』、『乱数聖域』、【ラウンドテーブル】……

voice: vo_adv_1071004_057
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 あぁ坊や、オマエとワタシは……
『前世』では敵だったのか?

voice: vo_adv_1071004_058
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 もしもそうならば、お互い敵同士ならば……
結婚など、愛しあい寄り添うことなど、本当に夢のまた夢だな。

voice: vo_adv_1071004_059
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】 それは何だか、意外と寂しい。

voice: vo_adv_1071004_060
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】 坊や。オマエはまだ眠っているのか、
毛布もかけずに……風邪をひいてしまうぞ。

voice: vo_adv_1071004_061
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 膝枕をしてあげよう。
多少は、あったかいだろう。

voice: vo_adv_1071004_062
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】 過去がどうであれ、未来がどうであれ、
今だけは寄り添って体温を共有しようか。